12JU 奥脇 友理子

2014 年度申ゼミ
ゼミ生の声
ゼミ生の声をご覧の皆さん、初めまして。2014 年ゼミ生の奥脇友理子と申します。
申ゼミは、現在法律 5 名、消費 5 名の合計 10 名が所属しています。今ゼミ生の声をご
覧の皆さんは、どのゼミに入るかを検討している最中だと思います。2015 年度の募集
はしないとのことですが、ここでは申ゼミでどのようなことを学び、どのような形式で
ゼミを進めていくのかをご説明したいと思います。
研究内容
申ゼミでは、国際私法という分野を学んでいきます。国際私法というのは、国際的な
私人間で紛争が起きたときにどの国の法を適用して解決していくのか、ということを決
めるためのものです。例えば、商社に就職して世界を飛び回りたいという方はもちろん,
「外国人の奥さん or 旦那さんを見つけて国際結婚をしたい!!」という方や、「老後はハ
ワイに家を建ててゆっくり過ごしたい!!」という方、この他にも iPhone 等の外国製の
製品を使っている方もいずれも国際私法が関わってくる可能性があります。このように
日本にいても海外とのつながりを絶つことは難しく、国際私法は遠いようで意外と身近
な法律なのです。このゼミは国際私法ゼミということですが、ゼミを進めていく過程で
間接的に日本の民法や民事訴訟法、条約についても学ぶことがあるので、幅広く学びた
いという人にもおススメです!!
ゼミの進め方
以下の表は今年度のスケジュールです。
時期
活動内容
①4~5 月
国際私法について大まかなことを学ぶ
②6~7 月
合同ゼミの過去問を使って討論
③8~10 月
合同ゼミの問題を検討
④10 月
6 大学合同ゼミに参加(in 福岡)
⑤10~12 月
・国際取引法についての理解を深める
・過去の合同ゼミの問題についての討論会(予定)
今年度ゼミは、6 大学合同ゼミに参加することを中心に進みました。国際私法は、3
年次から学べるようになる科目なので国際私法の基本的な事項についてペアに分かれ
て発表をしました(①)。国際私法についてのベースの知識がついた頃から、前年度の合
同ゼミの問題を解き、それについて2つのグループに分かれて討論会を二回開きました
(②)。合同ゼミの問題は毎年とてもハイレベルなので、国際私法への理解が一気に深ま
り合同ゼミがどのような形で進んでいくのか体感できてよかったと思います。そして、
夏休み中から 10 月初めにかけて合同ゼミの問題に取り組みました(③)。10 月初めの合
同ゼミに参加(④)した後は、財産法(国際取引法)や過去の合同ゼミに出題された問題を
検討し、ゼミ内で討論会を開く予定です(⑤)。
合同ゼミについて
前述のとおり申ゼミでは、ほぼ毎年福岡で行われる国際私法ゼミが集まる合同ゼミに
参加しています。今年は、学習院大学、九州大学、西南学院大学、同志社大学、福岡大
学、明治学院大学の 6 大学で行われ、家族法分野と財産法分野に分かれて討論をしまし
た。ちなみに今年は人数が少なかったため,申ゼミは家族法分野のみの参加でした。
合同ゼミの問題は、ハイレベルで合同ゼミの直前は毎日のようにみんなで図書館にこ
もって問題と向き合っていました。問題は難しく大変でしたが、ゼミ生と毎日のように
顔を合わせるので、一気にゼミ生同士の距離が縮まりました。
討論会では、それぞれが事前に出題された問題についてどのように考えたのか、とい
うことを発表し、その後ディベートを行いました。大学によって問題をどのように考え
たのかが異なったりするので、とても新鮮でした。また、討論を進めていく過程でどの
ように話を進めていくか、どのように話すと説得力が増すかなど、同世代の大学生の話
し方をみて学ぶことが多く、とてもよい刺激になりました。
合同ゼミに参加できる魅力は討論会だけにとどまりません。合同ゼミの後に行われる
他大学の学生との懇親会では、合同ゼミのときとは違った雰囲気で交流をすることがで
きます。普段関わることが難しい地方の学生とも親睦を深めるよい機会だったと思いま
す。
福岡での滞在日数は短いものでしたが、合同ゼミ以外にもラーメンを食べに行ったり、
飲み会をしたり、太宰府天満宮に行ったり、水炊きを食べたり、、、などとても内容の
濃いものでした。以下の写真は、直前準備の風景と太宰府天満宮での集合写真です。
ゼミの雰囲気
ゼミの雰囲気は、一言で表すとマイペースです。しかし、普段はマイペースな人が多
いですが、いざというときは雰囲気がガラッと変わります。特に印象的だったのは、ゼ
ミ内で行われた初めての討論会のときです。なぜなら普段のゼミ中には発言が控えめな
ゼミ生が、ディベート中に積極的に発言していたからです。そこでいざというときには
やる、というこのゼミのよさに気がつきました。このゼミの担当である申先生は授業と
授業外の区別をはっきりされているので、その影響もあるのかな、と思っています。
先ほど話題にあがった申先生は、とても生徒想いで親しみやすい先生です。先生は怖
いというイメージを持たれる、とよくおっしゃっています。礼儀には厳しいですが,一
人一人の生徒のことをよく考えてくだったり,頑張った時にはそれを思いっきり認めて
くださったりと,とても素敵な先生です。実際に話してみるととても面白い先生ですの
で、先生の授業を受ける機会があったら、ぜひ話しかけてみてくださいね。
ラーメンを全員に奢ってくださったり、
おなかを空かせたゼミ生にサプライズ
で梅ヶ枝餅を買ってきてくださったり
と太っ腹な面もあります(笑)