矢高祭閉幕にあたって 岡山県立矢掛高等学校 校長 川上 公一 台風、秋雨前線の影響で大雨警報・洪水警報が発令される中、雨雲をかいくぐっての矢 高祭でした。 本番だけでなく予行や準備の段階から、多数の保護者の方、地域の方にお越しいただ き矢高祭が開催できましたことを心よりお礼申し上げます。「地域とともにある開かれ た学校づくり」をめざす本校にとって、大変心強く感じさせていただきました。校内秩 序維持・安全管理の立場から、本年度からチケット制を導入したため、ご不自由をおか けしたかも知りません。気がつかれたことがありましたら、是非ご一報ください。 矢高祭、今年のテーマは「Flower ~咲かせ、笑顔の花~」です。短い準備期間・練 習期間にも関わらず、生徒諸君は精一杯精進してくれました。その成果をいかんなく発 揮して笑顔の花を咲かすことができましたい。大切なことは、伝統を守りつつ、常に新 しいものを取り入れようとすること。進取の精神は若者の特権です。 さて、近年若者が自ら命を絶つ悲しい出来事が続いており無念でなりません。生きて いることは、それだけで素晴らしいのです。つらいときもあります。苦しいときもあり ます。だけど流した涙は、流した汗は、いつかきっと必ず報われるのです。「今このと きを大切にすること」それは、「今がよければ 今さえ楽しければ」ということとは全 く反対の考え方です。あなたの周りには素晴らしい仲間がいます。あなたたちをしっか り支える大人もいるのです。笑顔の花は、きっと咲きます。 「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は…俺は今なんだよ。」スラム ダンク桜木花道の言葉です。今を大切に、生かされている命に感謝し、全身全霊で、今 日を一日一日を充実したものにしましょう。そんなきっかけになる矢高祭であったと信 じています。 保護者の皆様、地域の皆様、生徒たちの健やかな成長には、学校、家庭、地域の連携 が不可欠です。矢掛高校の教育活動に対しまして一層のご支援をお願い申し上げます。 最後になりましたが、学校周辺の皆様、体育会の練習に際しては、大変お騒がせし、 ご迷惑をおかけいたしました。どうかご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。 平成25年9月
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