安 全 デ ー タ シ ー ト

2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン)/ TNI 00446/ 20150101
安
全 デ ー タ
シ ー ト
整理番号 TNI 00446
作成日 2005/12/1
最終更新日 2015/1/1
1. 化学物質及び会社情報
会
社 :大陽日酸株式会社
住
所 :〒142-8558
東京都品川区小山 1-3-26 東洋 Bldg.
担当部門 :SI 事業部
担 当 者 :平
博
司
電話番号 :03-5788-8695
FAX 番号 :03-5788-8710
緊急連絡先:SI 事業部(電話番号 03-5788-8550)
メールアドレス: [email protected]
ホームページアドレス:http://stableisotope.tn-sanso.co.jp
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化学物質
2,2,4-トリメチルペンタン
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製品名
イソオクタン-d18
* 安定同位元素で標識された化合物は、標識核種及び位置により製品名称が異なります
が、安全性データは非標識化合物と同一とみなします。従って、特に指定しない限り
本シートに記載されているデータは、非標識化合物のデータを採用しています。
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2. 組成・成分情報
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単一の化合物
化学名 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,2,4-トリメチルペンタン
別名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ イソオクタン
含有量 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 99.0%以上
化学式又は構造式 ・・・・・・ C8H18
官報公示整理番号 ・・・・・・ 化審法:
(2)-8
CAS番号 ・・・・・・・・・・・・ 540-84-1
国連分類番号 ・・・・・・・・・・ 3.2(中引火点引火性液体 P.G 2)
国連番号 ・・・・・・・・・・・・・・
1262
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3. 危険有害性の分類
分類の名称 ・・・・・・・・・・・・ 引火性液体。
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危険性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 可燃性液体、液体は非常に速く気化し、蒸気は発火しやすい。
又、蒸気は空気と爆発性混合ガスを生じる。混合ガスは空気よ
り重く、地表に沿って這うように動き、発火の際、遠い距離を
バックファイアーすることがある。
有害性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 蒸気は眼、鼻及び皮膚を刺激する。高濃度の蒸気は麻酔作用が
あり、心臓律動障害を起こさせる。多量吸入、誤飲すると頭痛、
めまい、嘔吐、呼吸困難になり、急性肺水腫を起こすことがあ
る。
環境影響 ・・・・・・・・・・・・・・ 難分解性ではあるが、高濃縮性ではないと判断される物質
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4. 応急措置
目に入った場合 ・・・・・・・・ 直ちに清浄な水で15分間以上眼を洗浄した後、眼科医の手当
を受ける。洗眼中はまぶたを開いたままにし、水が眼とまぶた
にゆきわたるようにする。
皮膚に付着した場合 ・・・・ 汚染された衣類、靴等を速やかに脱ぎ捨てる。触れた部分を直
ちに多量の水と石鹸で洗い流す。皮膚に炎症を生じた場合は、
医師の手当を受ける。
吸入した場合 ・・・・・・・・・・ 直ちに新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の手当をうける。
呼吸が停止している場合には人工呼吸を行い、呼吸困難な場合
には酸素吸入を行う。
飲み込んだ場合 ・・・・・・・・ 水でよく口の中を洗浄する。無理に吐かせず、医師の診察を受
ける。
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5. 火災時の措置
消火剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 泡、粉末、二酸化炭素
消火方法 ・・・・・・・・・・・・・・ 周辺火災の場合は、速やかに容器を安全な場所へ移す。移動不
能の場合は、容器及び周囲に散水し冷却する。着火した場合は、
火元への燃焼源を断ち、消火剤を用いて消火する。
消火活動上の注意事項 ・・ 消火作業は風上から行い、消火を行う人は場合により、呼吸保
護具を着用する。
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6. 漏出時の措置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 作業の際、保護具を着用し、風上から作業する。下水等に入り
込まないように注意する。少量の場合には、土砂、おがくず、
ウエスなどに吸収させる。多量の場合には、漏れが生じた区域
に関係者以外は立入らないようにする。土砂等で流れを止め、
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安全な場所に導いて回収する。回収した液やウエスは焼却炉で
安全に焼却する。
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7. 取扱い及び保管上の注意
取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・ 吸い込む、眼、皮膚及び衣服に触れる等がないように、適切な
保護具を着用し、できるだけ風上から作業する。漏洩、飛散を
防止する。作業終了後は手洗いを十分に行い、作業衣等に付着
した場合は着替える。取扱い場所では、火気、火花、アークを
発する物、又は高温点火源を使用しない。容器を転倒させる、
落下させる、衝撃を加える、又は引きずるなどの粗暴な取扱い
をしない。
保管 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ボイラー等熱源のある場所を避け、通風をよくし、換気の良い
場所に貯蔵する。
(高温多湿を避ける。)強酸性物質との接触を
避ける。漏れ、蒸発を防ぐ為、容器を密閉する。その他、該当
法規に従って取扱い及び保管をする。
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8. 暴露防止及び保護措置
管理濃度 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
許容濃度 ・・・・・・・・・・・・・・ 日本産業衛生学会:データなし。
ACGIH:データなし。
NIOSH REL(1987)
:TWA 350mg/m3
保護具 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 状況に応じ、保護手袋、保護めがね、保護マスク、保護衣など
を着用する。
設備対策 ・・・・・・・・・・・・・・ 蒸気の発生源を密閉する設備、又は局所排気装置を設ける。取
扱い場所で使用する電気機器は防爆構造とし、機器類は静電気
対策を講じる。取扱い場所の近くに安全シャワー、手洗い、洗
眼設備を設け、その位置を明瞭に表示する。
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9. 物理及び化学的性質
外観等 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 無色透明の液体で、ガソリン様の臭がある。
沸点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99℃
融点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ -107℃
比重 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.69
溶解度 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 水には殆ど溶けない。エタノールには少し溶け、ベンゼン他多
くの有機溶媒に溶ける。
蒸気圧 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 6578Pa(25℃)
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蒸気密度 ・・・・・・・・・・・・・・ 3.93(空気=1)
引火点 ・・・・・・・・・・・・・・・・ -8℃
発火点 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 415℃
爆発限界 ・・・・・・・・・・・・・・ 下限:1.0 vol%
上限:6.0 vol%
揮発性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ あり。
可燃性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ あり。
爆発性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 蒸気は、空気と爆発性混合ガスを生じる。
その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・ この物質は、静電気帯電する傾向があるので注意する。
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10. 安定性及び反応性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 通常の取扱いでは安定である。
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11. 有害性情報
急性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・ 吸入 マウス LC40 20~30g/m3
LC100
50g/m3
2時間
2時間
刺激性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 蒸気は、眼及び皮膚を刺激する。粘膜の炎症や、湿疹状発疹が
起こることが稀にある。ヒトでは、1g/m3の濃度を5分間
吸入させると、眼及び上気道に刺激が現れた。
慢性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・ 反復または長期間の皮膚との接触は皮膚炎を起こす事がある。
がん原性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
変異原性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
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12. 環境影響情報
分解性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 分解度: 0% by BOD(経産省既存化学物質安全性点検)
蓄積性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 濃縮倍率:440~580(濃度 10μg/l)
:460~650(濃度 1μg/l)
(経産省既存化学物質安全性点検)
魚毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ LD50/48時間 190mg/l
その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 本品は揮発性が高い為、蒸気となり分散しやすい。
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13. 廃棄上の注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 廃棄は法令に基づき焼却により行う。又は、産業廃棄物認定処
理業者に委託する。
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14. 輸送上の注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 取扱い及び保管上の注意の項の記載による他、引火性液体に関
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する一般的な注意による。その他、消防法などの法令に定める
ところに従う。
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15. 適用法令
労働安全衛生法 ・・・・・・・・ 名称等を通知すべき有害物
危険物・引火性の物
消防法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第4類引火性液体、第一石油類非水溶性液体
大気汚染防止法 ・・・・・・・・ 揮発性有機化合物 法第2条第4項
有害大気汚染物質
バーゼル法 ・・・・・・・・・・・・ 廃棄物の有害成分・法第2条第1項第1号イに規定するもの
航空法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 施行規則第194条危険物告示別表第1引火性液体
船舶安全法 ・・・・・・・・・・・・ 危規則第2、3条危険物告示別表第1引火性液体類
港則法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 危険物・引火性液体類
外為法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 輸出貿易管理令別表第ニ
輸入貿易管理令第4条第1項第2号
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16. その他の情報
【参考文献】
危険物ハンドブック
シェフリンガー・フェアラーク東京 (1991)
THE SIGMA-ALDRICH LIBRALY OF CHEMICAL SAFETY DATA (2). (1989)
産業中毒便覧 増補版
医歯薬出版 (1982)
THE MERCK INDEX ELEVENTH EDITION
Phillips Petroleum Company Material Safety Data Sheet on normal octane
化学品法規制検索システム
日本ケミカルデータベース
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* この安全データシートは、各種の文献などに基づいて作成していますが、必ずしもす
べての情報を網羅しているものではありませんので、取扱いには十分注意して下さい。
また、含有量、物理及び化学的性質、危険有害性などの記載内容は、情報提供であり、
いかなる保証をなすものではありません。なお、注意事項は通常の取扱いを対象とし
たものであり、特殊な取扱いをする場合には、その用途・用法に応じた安全対策を実
施して下さい。
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