安 全 デ ー タ シ ー ト

水素化リチウムアルミニウム/ TNI 00342/ 20150101
安
全 デ ー タ
シ ー ト
整理番号 TNI 00342
作成日 2005/12/1
最終更新日 2015/1/1
1. 化学物質及び会社情報
会
社 :大陽日酸株式会社
住
所 :〒142-8558
東京都品川区小山 1-3-26 東洋 Bldg.
担当部門 :SI 事業部
担 当 者 :平
博
司
電話番号 :03-5788-8695
FAX 番号 :03-5788-8710
緊急連絡先:SI 事業部(電話番号 03-5788-8550)
メールアドレス: [email protected]
ホームページアドレス:http://stableisotope.tn-sanso.co.jp
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化学物質
水素化リチウムアルミニウム
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
製品名
重水素化リチウムアルミニウム
* 安定同位元素で標識された化合物は、標識核種及び位置により製品名称が異なります
が、安全性データは非標識化合物と同一とみなします。従って、特に指定しない限り
本シートに記載されているデータは、非標識化合物のデータを採用しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2. 組成・成分情報
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単一の化合物
化学名 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 水素化リチウムアルミニウム
含有量 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 95.0%以上
化学式又は構造式 ・・・・・・ LiAlH4
官報公示整理番号 ・・・・・・ 該当なし
CAS番号 ・・・・・・・・・・・・ 16853-85-3
国連番号 ・・・・・・・・・・・・・・
1410
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
3. 危険有害性の分類
分類の名称 ・・・・・・・・・・・・ 自然発火性物質、禁水性物質。
危険性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 水、湿った空気との接触、もしくは摩擦により発火することが
ある。
1/4
水素化リチウムアルミニウム/ TNI 00342/ 20150101
有害性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 目、皮膚、粘膜を刺激し、炎症を起こすことがある。(火傷)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4. 応急措置
目に入った場合 ・・・・・・・・ 速やかに清浄な水で最低15分間の洗浄を行い、医師の手当て
を受ける。
皮膚に付着した場合 ・・・・ 汚れた衣類や靴等を脱ぎ、製品をできるだけ払い落とした後、
多量の水で洗い流す。
吸入した場合 ・・・・・・・・・・ 直ちに新鮮な空気の所に移し、医師の手当てを受ける。
飲み込んだ場合 ・・・・・・・・ 水でよく口の中を洗浄する。可能であれば、指をのどに差し込
んで吐き出させ、直ちに医師の手当てを受ける。被災者に意識
のない場合は、口から何も与えてはならない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
5. 火災時の措置
消火剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 塩化ナトリウム、乾燥した粉末状の石灰石など。水、炭酸ガス、
ハロンは不可。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6. 漏出時の措置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 粉塵、又はミストの皮膚接触、あるいは吸入を避けるため、保
護眼鏡、革手袋、保護マスク等を着用し、飛散したものを掃き
集めて、密閉できる乾燥した鉄製空容器に回収する。パラフィ
ンオイルのような高沸点の不活性溶媒で覆う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
7. 取扱い及び保管上の注意
取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・ 水、酢酸エチル、アセトニトリルとの接触を避ける。取扱い時
には、上記の保護具を着用する。
保管 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 気密容器に入れ、窒素ガスを封入し、通風換気のよい乾燥した
場所に保管する。静電気の発生を防止する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
8. 暴露防止及び保護措置
管理濃度 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
許容濃度 ・・・・・・・・・・・・・・ 日本産業衛生学会(1980年度版)
:データなし。
ACGIH(1980年度版)
:データなし。
保護具 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 必要に応じて、防塵マスク、保護眼鏡、革手袋、保護衣を着用
する。
設備対策 ・・・・・・・・・・・・・・ 作業場所には、必要に応じて局所排気装置を設ける。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2/4
水素化リチウムアルミニウム/ TNI 00342/ 20150101
9. 物理及び化学的性質
外観等 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 白色もしくは灰色がかった粉末。
比重 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.92(20℃)
溶解度 ・・・・・・・・・・・・・・・・ エーテル:30/100
発火性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 摩擦により発火。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
10. 安定性及び反応性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 水、及びアルコ-ルと反応し水素を発生する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
11. 有害性情報
急性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・ 不明
(参考値:水素化リチウム)
TLV 0.025mg/m3(ACGIH)
刺激性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 刺激を受ける可能性は大きい。
皮膚腐食性 ・・・・・・・・・・・・ 水と反応して水酸化物を形成するため、腐食性は高いと思われ
る。
感作性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
がん原性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
変異原性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
生殖毒性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
催奇形性 ・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
12. 環境影響情報
分解性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
蓄積性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
魚毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・ データなし。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
13. 廃棄上の注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少量の場合、屋外の安全な場所で焼却する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
14. 輸送上の注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 運搬に際しては、容器に漏れのないことを確かめ、転倒、落下、
損傷がないよう積み込み、荷くずれの防止を確実に行う。その
他、消防法などの法令に定めるところに従う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
15. 適用法令
消防法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第3類自然発火性物質及び禁水性物質、金属の水素化物
3/4
水素化リチウムアルミニウム/ TNI 00342/ 20150101
航空法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 施行規則第194条危険物告示別表第1可燃性物質類・水反応
可燃性物質
船舶安全法 ・・・・・・・・・・・・ 危規則第2、3条危険物告示別表第1可燃性物質類・水反応可
燃性物質
港則法 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 危険物・水反応可燃性物質
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
16. その他の情報
【参考文献】
The Sigma-Aldrich Library of Chemical Safety Data ed.2
Merck Index (11th edition)
産業中毒便覧(増補版)
化学品法規制検索システム
医歯薬出版(株)(1981)
日本ケミカルデータベース
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
* この安全データシートは、各種の文献などに基づいて作成していますが、必ずしもす
べての情報を網羅しているものではありませんので、取扱いには十分注意して下さい。
また、含有量、物理及び化学的性質、危険有害性などの記載内容は、情報提供であり、
いかなる保証をなすものではありません。なお、注意事項は通常の取扱いを対象とし
たものであり、特殊な取扱いをする場合には、その用途・用法に応じた安全対策を実
施して下さい。
4/4