~夜の活動~ キャンプファイヤー 1.活動概要 夜空の下で火を囲み、仲間と歌や出し物・ゲーム等を行い、 友情を深めます。楽しい思い出を作るとともに研修のまとめを行う活動です。 2.ねらい ○仲間と協力し楽しい思い出を作るとともに、友情と親睦を深める。 ○静かな雰囲気の中で炎を眺めながら、自己の振り返りや自分たちの研修のまとめを行う。 ○夜の自然の中で、炎の神秘さによる感動を体験し、豊かな情操を育む。 3.準備 【1】準備物 学校・団体:トーチ(棒の先端に布を巻き付け、針金等で固定したもの)、マッチ、衣装 軍手(薪組みや灰の清掃を行うときに使用するため) 児童・生徒:出し物等に必要なもの 海 の 家:マイク(ハンドマイク1+ピンマイク1)、アンプ、CD(MD)ラジカセ キーボード、延長コード、衣装(ただし、予備程度) 薪(薪代は団体負担です。料金は下記を参照してください。) 灯油、清掃道具(十能、ほうき、灰入れ缶等) 薪代 セット大:丸太4本、薪6束 2,720円 セット小:丸太4本、薪3束 1,904円 追 加:丸太1本、薪1束 各273円 【2】利用団体指導者の役割 ○活動の進行・補助やレクリエーションの指導 ○安全指導(特に火の取り扱い) ▼トーチ ①布を巻く 【3】班編制 レクリエーションの内容や出し物によっては必要 ②布が外れないよう に針金で固定する 液だれ防止のため、 2箇所に布を巻き 4.実施上の留意点 つけることが望ま 木等の棒 ○雨天や強風の場合は、実施不可となる。 しい ○冬季に実施する場合は、防寒対策を十分に行う。 ○火の取り扱いには十分気をつけ、安全に配慮する。 ①炎に近づかない ②火の粉を避ける ③トーチの持ち方を指導する(持ち方は次頁参照) ○火災防止のため、炎の高さやトーチの本数等に配慮する。 (トーチの本数は5本程度が望ましい。) ○トーチを作る際は、次の点に注意する。 ①棒の長さは1m 以上のものを使用する ②竹は使用しない ③化繊の布は使用しない ○マイク、アンプ、CD ラジカセ等、貸し出し物の数に限りがある。 ○児童・生徒が中心となって、薪組み等の準備や後片付けを行う。 ※基本的に、薪組み等の準備は活動前の空き時間を利用して行う。 後片付けについては、当日は消火とアンプ等の片付けのみ行って、灰の清掃は翌朝に行うこと が多い。また、これらはキャンプファイヤーの係が中心となって行うことが多い。 - 132 - 5.事前学習 ○活動の計画(進行のしかた、役割分担、レクリエーションの内容、所要時間等)を立てる。 ○レクリエーションの打ち合わせをする。 6.事後学習 ○感じたこと、よかったこと、反省点等を話し合う。 a.対象学年:小学生以上 b.関連教科:体育、音楽、図工、総合的な学習の時間 c.実施可能時期:通年 d.実施可能な天候:晴れ e.所要時間:〈1日目〉1時間程度(準備30分、当日の後片付け10分を除く) 〈2日目〉翌日の後片付け30分 f.実施場所:大ファイヤーサークル(300人程度) 中ファイヤーサークル(200人程度) 小ファイヤーサークル(100人程度) 西ファイヤーサークル(50人程度) ▲大ファイヤーサークル 7.活動のながれ 区分時間 事前準備 (30分) ◎・・・利用団体指導者の動き 活動内容 ○・・・子ども達の動き 留意点 ◎薪組み等、準備の指導をする。 ◎トーチを持参し、灯油をつける。 ●灯油は児童・生徒は取り扱わない。 ●トーチは先端にのみ灯油をつける。 ●薪組みが腰の位置より高くならないように ○薪組みを行う。 する。 ○アンプ等を運び、準備する。 活動 ◎ファイヤーサークルへ引率する。 ●けがのないように安全管理を行う。 (1時間程度) ◎進行の補助をする。 ●トーチを持つ児童・生徒には両手で持ち、 斜め前方に掲げるよう指導する。 ○点火する。 ●レクリエーションに熱中して、炎に近づき すぎないように気をつける。 ○ゲームをしたり、歌ったりする。 当日の後片付け (10分) ●火災防止のため、十分に水をかける。 ◎片付けの指導をする。 ◎水をかけ、残り火を消す。 ○アンプ等の片付けを行う。 ○海の家の貸し出し物がある場合 は、事務室へ返却する。 翌日の後片付け (30分) ●燃えかすを集める際は、灰入れ缶に砂が 入らないようにする。 ●ほうきでファイヤーサークル内の石の上を ○燃えかすを灰入れ缶に入れる。 掃き、石を元通りに並べる。 ○清掃用具を軽く水洗いし、元の ●忘れ物がないことを確認する。 場所に戻す。 ◎片付けの指導をする。 - 133 - キャンプファイヤーの進め方の例 (オリエンテーション) (1)集 合 薪組みなどの準備をし、「つどいの広場」に集合する。 (2)諸注意 簡単にファイヤーの意義についての話、歌の練習や諸注意をする。 (3)移 動 静かにファイヤーサークルに移動する。 【第1部 迎え火のつどい】 (1)整列 火床を囲んでサークルを作り、静かに座らせる。 (2)はじめのことば (司会進行)キャンプファイヤーの開会を告げる。 ことば例:「ここ青少年海の家にも、夜のとばりがおりてきました。しばらく、波の音 や風の音に耳を傾けてみましょう。(間) この静かで、恵まれた自然の中で、友達の豊かな心を確かめ合い、友情を 深めていきましょう。」 (3)歌 (「遠き山に日は落ちて」・「夕焼け小焼け」など)2番からはハミング (4)火の神入場 ハミングに入ると、衣装を着けた火の神が点火したトーチを持って入場 し、サークル内を1周する。 (5)火の神のことば キャンプファイヤーの目的、意義などについて話す。 ことば例:「みんなの心を一つにし、共に囲む理想の火、それがキャンプファイヤーで す。星空の下、自らを焦がして明るく、暖かく赤々と燃える炎はどんなにか 多くの感動を私たちに与えてくれることでしょう。 今夜はこの火を囲み、歌い、踊り、ゲームを楽しんで今よりもっと仲の良 い友達になってください。『心を開き、心を結び、大きな大きな友達の輪を』 そんな願いをこめてキャンプファイヤーを盛り上げていきましょう。」 (6)点火 (火の神)火床に直接点火、または代表者に分火する。 (「誓いのことば」を入れてもよい。) (7)歌 (「燃えろ燃えろ」・「星の世界」など)歌は省いてもよい。 【第2部 交歓のつどい】 全員で楽しく歌う、ダンス、ゲームをする 班、クラスから出しもの(歌、踊り、スタンツなど) 【第3部 送り火のつどい】 (1)歌 (「山賊の歌」など)歌は省いてもよい。 (2)火の神のことば つどいのまとめを、短いことばにして話す。 ことば例:「あんなに赤々と燃えていた火も、今は静かに大地に帰ろうとしています。 でも、皆さんの胸の中には赤々と燃える炎が見えるはずです。目を閉じると 一生懸命燃えている火と、その周りで楽しそうに歌っている皆さんの顔が見 えてきます。その1枚の絵を、この素晴らしい宿泊学習の体験と共に生涯も ち続けてください。」 (3)歌 (「今日の日はさようなら」)2番からはハミング (4)火の神退場 (5)おわりのことば (司会進行)キャンプファイヤーの閉会を告げる。 ことば例:「私たちのキャンプファイヤーも終わる時を迎えました。このつどいで築い た友情と力を明日からの生活の中に生かしてください。 皆さんが、1つにまとまり、大きく発展していくことを願いながら、 キャンプファイヤーを終わります。」 (6)退場 静かに退場する。 * 留意事項 (1)大まかなつどいの流れについてあらかじめ説明しておく。 (2)司会進行を児童・生徒にさせる時は、事前に指導をしておく。 (3)みんなで歌う歌は、事前に十分練習をしておく。 (4)火守り役は、基本的には大人が行う。 (5)司会進行、火の神との間の連絡をしっかりしておく。 (6)第2部(交歓のつどい)のプログラムは事前にしっかりとたてておく。 - 134 - ■ ①大ファイヤーサークル(大 FC) ■ ②中ファイヤーサークル(中 FC) 300 名程度で活動することが 可能です。 200 名程度で活動することが 可能です。 ■ ③小ファイヤーサークル(小 FC) ■ ④西ファイヤーサークル(西 FC) 100 名程度で活動することが 可能です。松林の奥にあるため あまり風の影響を受けません。 50 名 程 度 で 活 動 す る こ と が 可 能 です。段差が無いので車椅子の方々 も利用し易い場所です。風の影響を 受け易いため、荒天時の計画準備も しっかりと行ってください。 ※延長コードを使用することにより全ての キャンプ場で電源を取ることが出来ます。 4 2 風 空 星 WC 駐車場 1 多目的 WC WC 3 島 海 - 203 -
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