社会を知る学校 連続ゼミ 13 ޟᣂߒ⚻ᷣቇࠍޠߐ߆⼾ޟߣޠቇ߱ 世 界 を 知 る 学 校 ֣ࡠ࡚ࠞࠪࡦㆇേߩℂ⺰ߣታ〣߆ࠄ 現在、持続可能な社会を目指して、地域に根差した生活を取り戻す「ローカリゼーション運動 」が世界各地で 広がっています。これらローカリゼーション運動の世界的な普及にはオルタナティブ・テクノロジー、ニュー・ エコノミクス、補完通貨など、1970 年代以降に市民派経済学者たちによって提案されている「新しい経済学 」 の影響も大きくあります。このクラスでは、「新しい経済学 」の主要理論を学ぶとともに、脱消費主義的な地 環 境 と 暮 ら し の 学 校 域経済をつくる運動、エネルギー消費を抑えたライフスタイルの実践例などを学ぶことで理論と実践の双方 からローカリゼーション運動の理解を深めます。より大きく、より多くを浪費する生活から、より小さく、 より少なくを消費する暮らしに戻したとき、これまでとは違った「豊かさ」のあり方が見えてきます。 ● 2015 年 6 月∼ 12 月 ●原則として土曜日 14:00 ∼ 16:00 ●全 8 回/定員 20 名 ●受講料:23,000 円 ※出かける回は交通費・食費が別途かかります。 ◆講師&コーディネーター:中 野 佳 裕 (国際基督教大学社会科学研究所助手・研究員) 国際基督教大学社会科学研究所助手・研究員。専 門は社会発展思想、平和学。近年、脱成長や連帯 経済の理論的研究を行っている。 ●共著:『脱成長の道─分かち合いの社会を創る』コモンズ 2011 ●翻訳書:セルジュ・ラ トゥーシュ著『〈脱成長〉は、世界を変えられるか ? 贈与・幸福・自律の新たな社会へ』作品社 2013 /同著『経済成長なき社会発展は可能か ? ─〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学 』作品社 2010 /ジャン = ルイ・ラヴィル著『連帯経済 その国際的射程 』生活書院 2012 、など多数。 ▶ 6/13 「新しい経済学」の展開(1) ᣂߒ␠ળㆇേ߆ࠄޓޓޓޓޓޓޓޓޓޓ ⚻ߩߟ৻߁߽ޟᷣࠨࡒ࠶࠻ޠ 㧒61'5㧓߹ߢ 「新しい経済学 」を構成する主要理論と主要な運動が形成されてきた 歴史を、1960 年代の「新しい社会運動 」が起こった社会背景から、 1970 年代のオルタナティブ・テクノロジー運動やエコロジー運動 の台頭、そして1980 年代の「もう一つの経済サミット」 (TOES)や ニュー・エコノミクス・ファウンデーション(NEF)の設立までを概 観して紹介します。 ▶ 7/4 「新しい経済学」の展開(2) ቢㅢ⽻ㆇേ߆ࠄ⣕ᚑ㐳߳ 1984 年に開催された「もうひとつの経済サミット」 (TOES)でカナ ダの補完通貨システムが紹介されてから、補完通貨はニュー・エコ ノミクス運動の中心的なツールとして世界中に普及し始めました。 第 2 回目は、補完通貨の基本的考え方と実践例をいくつか紹介し、 2000 年代に入ってトランジション・タウンや脱成長運動などの新し いローカリゼーション運動へとつながってきた歴史を紹介します。 ▶ 7 / 1 8 実践から学ぶ(1) ࠻ࡦ࡚ࠫࠪࡦ࠲࠙ࡦ ゲスト講師:平 山 恵(明治学院大学国際学部 教員) ご自身もトランジション・タウン運動に関わっているゲスト講師か ら国内外の実践例を学びます。その中でトランジション・タウンの 基本的な考え方と歴史もうかがいます。 ▶ 8/8 「新しい豊かさ」とは何か? ᚲਛᔃ߆ࠄ㑐ଥਛᔃߩ⼾߆ߐ߳ 「新しい経済学 」で議論されている「豊かさ」はどのようなものでしょ うか。オルタナティブ・テクノロジーやエコロジー運動で議論され ている「節度ある社会 」 「身の丈の経済 」 、補完通貨運動やトランジ ション・タウンで議論されている「関係の豊かさ」をキーワードに検 討していきます。 ▶ 9 / 1 9 実践から学ぶ(2) 栃木県那須町を訪問する 㕖㔚ൻᎿᚱ߇ታ〣ߔࠆޓޓޓޓޓޓޓޓޓ ࠝ࡞࠲࠽࠹ࠖࡉ࠹ࠢࡁࡠࠫ 適正な技術を用いた非電化家電を制作する実践者(非電化工房)のア トリエを訪問します。道具を手作りし、手足を使い、技を磨くこと を愉しむ、ホドホド便利でエコロジーな生活スタイル。 「早い・快適・ 便利 」とは異なる新しい豊かさを肌で感じてください。 ▶ 1 0 / 2 4 実践から学ぶ(3) ࿖ౝᄖߩ⼾߆ߥၞߠߊࠅ ̅ၞߩ⺖㗴ࠍၞ␠ળోߢขࠅ⚵ 表 現 の 学 校 社 会 を 知 る 学 校 ゲスト講師:大 江 正 章(コモンズ代表/ PARC 共同代表) 地域の資源を活かし、住民たちの地道な話合いと協働で小さな生業 を生み出す内発的発展のモデルを紹介する。そこには地に足がつい た連帯経済と民が担う公共の萌芽が見られる。 ●主著:大江正章『地域に希望あり─まち・人・仕事を創る』岩波新書 2015 /『政治の発 見 (7) 守る─境界線とセキュリティの政治学 』 (共著)風行社 2011 ●参考文献:大江正 章『地域の力─食・農・まちづくり』岩波新書 2008 /小田切徳美・藤山浩『地域再生のフ ロンティア─中国山地から始まるこの国の新しいかたち』 (共編)農山漁村文化協会 2013 ▶ 1 1 / 2 8 国際社会の議論 ಽ ߆ ߜ ว ߩ ␠ ળ ࠍ ⋡ ᜰ ߔޓޓޓޓޓޓ ᭽ߥޘ࿖㓙⊛⼏⺰ߩ⚫ こ と ば と 文 化 の 学 校 ピケティの主張する格差社会の克服や、経済成長主義を克服するた めの脱成長運動、社会的連帯を再生する連帯経済運動など、様々な 国際的な議論を紹介します。 ▶ 1 2 / 1 9 現代日本の課題 ᣂߒ⚻ᷣቇࠍታ〣ߔࠆ 現代日本で新しい経済学を実践していくために、わたしたちは市民と してどのような行動をとっていけばよいか。多様な文脈をすり合わせ る 「対話 」の文化の成熟と市民主体の経済の発達を考えてみましょう。 Pacific Asia Resource Center Freedom School 27 畑 の 学 校
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