NPO法人 - 都市と農山村交流スローライフセンター

NPO法人
No.17
2007.12
スローライフ
特定非営利活動法人
都市と農山村交流スローライフセンター
07年度間伐応援団(森林塾)
OBが研修と交流
「再びお会いし、交流と学習を…」ということで11月
17日(土)には、OBの方12人、10時から勘八にある
市有林で林分調査と間伐の実習をし、午後3時からのオイ
スカ中部研修センター会議室で相談会。スタッフは当NP
Oの山本と松田進さん、清水紀子さん、そして森林組合の
中尾真季さんの4人で努めさせていただきました。
林分調査と間伐の実習後の相談会では、いろんな感想や
ご意見がでました。「手紙をみて、復習なんか…と思って
いた。でも、実際とりかかってみるとすっかり忘れてしまっ
ていていることに気づき、やっぱり月に一・二度はやらない
と身に付かないなーって思う。」「チェンソーメンテナンスが学びたいと思っていたんですが。し
かし、森林塾で学んだ事をくりかえしやってみて、みんなとも親睦を深め、それからグループとし
て活動していけたらいいと思う。」
「自分の山で作業するならよくわかるが、なぜ人
の山で作業するのがいいのかなと考えていた。今
日みなさんといっしょに作業してみて、こういう
のも楽しいなと実感しました。月に一回。でも、
地域の行事とかがあって、むずかしい。空いてい
る時はぜひ参加したい。」「今活動している『先
輩』のグループのところへも行って、どんな活動
をしているか知りたい。」「グループ結成には賛
成。」「今日はグループ結成の日かなと思ってい
たが…。」など。
和気あいあいの相談のなか、次回は12月1日
(土)9時から足助こうろげの森クラブのフィール
ドで間伐実習をすることに決まりました。1月1
4日(月・祝)と2月16日(土)は勘八の市有
林で9時から実習をする予定です。連絡係りとし
て佐野さんと宗さんが決まりました。今後の自主
活動が期待されます。(山)
「2030ごみゼロ」実行委員会結成イベント
12月23日(日)午後1時30分エコットで予定。エコットは豊田市渡刈町大明神39-3
渡刈クリーンセンター内にあります。くわしくは同封の別紙をごらんください。
1
矢作川森の健康診断
inおとがわプレ:岡崎
来年6月7日(土)第4回矢作川森の健康診断開催に
当たり、地元サポーター、自然観察サポーターをして頂
く方々と関係機関の方々が、森の健康診断を体験する。
そんな体験のイベントが11月18日(日)旧額田町
役場構内森の駅に、炭焼きの会、林業クラブ、北山湿地
保護の会、自然観察指導員など地元で活動されているグ
ループの方々、市の水道関係、森林組合、自然共生課な
ど行政関係の方達、約70人の地元の方が集まり、岡崎市額田地区の市有林にて実践されまし
た。午前中は10班に分れ森に入り、矢森協のリーダーについてそれぞれ森の健康診断を行い、
午後に会議室でレクチャーが行われました、進行を務めた矢森協の丹羽代表は「効率を追わず、
楽しく、ちょっと為になり、都市の人たちと交流し、人工林の現状を理解してもらう」森の健
診の目的を強調していました。(松)
岡崎市での「人工林整備」講習会、当NPOが講師派遣
「愛知県 水循環再生モデル事業」で岡崎市の「おと川水源の森づくり事業」のひとつとし
て「森の駅きこり塾」が開催されている。人工林整備を
促進するための人材育成及びリーダー養成のための全6
回の講座である。
そのうち第2回10月27日には「森林インストラク
ター 山本薫久」が講師として人工林の林分調査につい
て午前中講義し、午後からスタッフの橋本幸太郎さん
(足助あやど森林クラブ)清水紀子さん(足助きこり塾)
も加わって3班で現地実習をした。あいにくの雨の中で
の実習ではあったが、帰ってからの検討会では調査地の
特徴について活発な意見が交わされ、参加者の積極さと
探究心が感じられる充実した講習会となった。
第3回11月4日(土)には当NPOがコーディネートして、島﨑山林塾企業組合の藤原祥雄
さんを講師に保残木マーク法の実践とチェンソーの取り扱いとメンテナンスについて講習した。
スタッフとして山本薫久(山仕事実践の会)西川早人さん(小原こだまの会)安井賢悟さん
(足助きこり塾)宮島長生さん(小原こだまの会)若松弦夫さん(とよた杣人会)が5班のチェ
ンソーワークを指導した。25名ほどの参加者が藤原さんの講習に熱心に参加し、いままでチェ
ンソーをつかっていた方でも「なるほど!」とうなずいていた。(山)
第3回森の健康診断報告会
6月3日第3回森の健康診断が長野県平谷村、恵那市上矢作、設楽町、など矢作川上流で行
われましたが、その結果報告会が、11月の3日JAあいち豊田本店ホールで行われました。
会場には約100人の参加者が集まり、熱心に報告を
聞かれました。会場内では、第3回健康診断報告書、
関係図書の販売、健診グッズ(Tシャツ、タオル)、
設楽町紹介の手拭い、などの販売も
行われました。
開会挨拶で、代表 丹羽健司さん
は「第3回矢作川森の健康診断を終
え約3年半の間に森の健康診断が全
国に広がり始めている。又、矢作川
でも第四回に向け準備が (次へ)
2
進行している」と報告し、森林課・森林組合の皆さんがスタッフに徹して活躍し、参加できる方
を増やしたことに感謝と御礼があった。
第一部は参加者の報告と地元からの挨拶を平谷、恵那、設楽の順に、森の健診の結果を研究者
グループの洲崎さんから発表された。今回の特徴は平谷ではカラマツ林が多く、スギ・ヒノキに
比べ林内も明るく下層植生が豊かで、被服率も高いが標高のせいも有り種数は少なかった事、植
栽密度はスギ・ヒノキに比べ半分の 800本/
haである事などが報告された。
次に、3年間でわかってきたこと。①密度が高
くなるほど下層植生、腐食層の被服率が落ちる。
②サイズの大きいスギ林で過密な割合が多きい。
③標高が低いほど過密な林が増える傾向にある。
以上をグラフを使って詳細な説明があった。
第二部のパネルディスカッションでは、愛知県
森林組合連合会会長の村松さん、研究者の蔵冶さ
ん、矢森協の山本さん、丹羽さんらが人工林、林
業などについて語った。
「豊田市は2万5千haを10年で間伐の計画が
ある、非常に難しい数字だ、反面外材が入りにくくなり国産材のニーズが高まって来ている」
「間伐の危険性、人材の不足、問題点は多々あるが、解決策を考え間伐を進めなければ人工林は
崩壊してしまう」「森の健康診断は市民に人工林の実態を知ってもらう良い機会だ。知った以上
は見過ごすわけにはいかない。市民に出来る事は何でもやっていこう」等々、人工林と林業の現
状に付いて討議された。
最後に、フロアー発言として、岡崎市環境共生課 木俣課長から「来年は矢作川支流のおと川
流域で森の健康診断を」との提案があった。(松)
第7回足助炭やき塾開講、受講者募集開始
炭焼きの全工程を体験していただきます。たんなる「体験」ではあり
ません。木を切って(伐倒)、割って(薪割り)、入れて(炭材搬入)、
点火と着火…。あなたがすべて立会い、作業し、わかる…。
炭焼きの楽しさ、奥の深さを味わって、究極のリサイクル。きっと
人生観にも影響します。お昼ご飯も薪と炭でつくって食べます。(昼
食つき)そんな3日間がやってきます。
①2008年2月2日(土)アベマキ、カシの木の伐採。薪割り。炭材づくり。
②2008年2月9日(土)炭材の炭焼き窯への搬入。点火。
③2008年2月10日(日)炭焼き窯の着火。 里山散策。
※10日以上たってからでき上がった炭を炭窯からだします。これはオプション参加可。9
時から16時。昼食つきで一日3000円。リピーター(過去3日間参加)の方は1500円。申込み者
に地図など要項をお送りします。
NPO法人スローライフへ問合せてください。
ログ・クラブ復活します!
自分の頭と手で木を倒して、引っ張ってきて、加工して、組んでいきます。
やり方、忘れちゃいましたが、思い出しながら、ゆっくとすすめます。
教えることはしません。お相手もしません。遊びです。「何やればよかったかなー?」と考
えつつ、ゆっくりと作業をしますので、気の短い方はご遠慮ください。
興味のある方はお越しください。お構いはしません。自分のお弁当もっ
てきてください。
場所は当NPOの住所。連絡先も同様。
12月6日〈木〉10時から、12月20日〈木〉9時から、1月10
日〈木〉17日〈木〉24日〈木〉9時からの予定。参加ご希望者は前
日までに連絡をねがいます。保険もかけませんので、自己責任でやって
ください。(山)
3
ゆったり暮らし食日記
「西村自然農園さんの冬」参加者募集
急に寒くなってきました。いよいよ冬が来るぞ~!
という感じがしてワクワクします。皆さんはいかがで
すか?
さて、先日西村自然農園の研修生Jさんに「湯豆袋」
を教わり、作りました。布袋に小豆を入れてチクチク
縫いあわせます。電子レンジで 1分半程温めるとホカ
ホカのあったかさ!首の後や腰、お腹や目にあてると
とても気持ちよく。今年の冬はこれと湯たんぽで、ホ
カホカ暮らしを送ろうと思います。
12月2日(日)西村自然農園さんの冬
キウィの収穫、ほうとううどん作りを予定していま
す。現在14名予約いただいております。のんびり冬の一日ご一緒しませんか。あたたかい服装
でおこしください。(安)
西村自然農園(豊田市小原北町42)にて
10時集合15時ごろ解散。
参加費3000円(予定)もちもの: エプロン(三角巾)、軍手、長靴。
申込み問合わせ:[email protected] 080-3645-2641(安達)* 11/25迄に申込み下さい
とよた森林学校
間伐技術ステップアップ講座
(セミプロ林業作業者養成講座合同)合宿
11月23日(金・祝)~25日(日)、豊田市旭町
の 旭 高 原 で 、 こ の講座が行われ森林ボランティアの人々
が着実に技術・技を磨きました。この講座はこの合宿の
前に3回座学が行われ、「森林の仕組みと働き」「野生
の植物」「間伐の必要性」などを学びました。そして、
この後にも12月に2度の実習、1月に最後のまとめが
予定されています。(セミプロ講座は、ここまで合同で
12月からは実習が9回おこなわれます)
天気は、3日間とも晴天で最高の条件で講座を進めることができました。今回の特徴は、9名の
受講者を経験別に4名と5名の2班に分け、内容も少しずつ変えて行われたことです。従来は、
経験が違っても同じ内容の中で講師が指導するやり方でしたが、今回は講座内容自身を変えて行
われました。一 つの班は1日目に打ち合わせの後すぐ山に調査にでかけ、もう一つは午前中ゆっ
くりと座学してから山の調査にでるなどの変化をもたせ、受講者からは好評でした。
今回の目的はあくまでもステップアップすることです。「毎月、ボランティアで作業をしてい
てもつい自分だけのやり方で、ずるい様にやってしまうので、こういう場があってよかった」
「やはり基本をもう一度思い出す。忘れていることが多く・・反省さ
せられる」などそれぞれの方には、よい講座になったようです。
1日目の内容は、調査分析です。山の調査をし、木の状況を見て現
状を把握し自分たちで今後の方針を立てます。山に出かけて調査プロッ
トを決め木の高さや直径などを計り、部屋に戻り混み具合などを計算
します。「計算自身忘れていたが、この意味を思い出せた」「電卓に
数字は出てくるが何を意味するのか、今回よくわかった」との感想が
だされました。
2日目は、チェーンソーの目立てです。自分のチェーンソーの歯を丸ヤスリなどを使い切れる
様にします。「チェーンソーは刃物だから切れなければ意味がない。安全性のためにも貴重な技
術」という講師の言葉が身にしみる。皆、もくもくと磨き上げていました。3日目は木を切るた
めの受け口づくりや枝払いなどの練習でした。結局この講座のなかでは伐倒以前の準備の貴重さ
を実感したものになったようです。(西)
4
とよた森林学校「森林ふれあい講座」に
参加しました(投稿)
全6回講座の5回目。間伐の目的を再度復習し、注意事項
と方法を学び午後はいよいよ間伐体験です。
作業ひとつずつ確認しながら進めます。受け口追い口を
手鋸で切る作業。普段使わない筋肉を使いました。水平に
切るのが難しかったです。木が倒れる瞬間。ユサユサと音
がし「倒れる…」と思った瞬間からしばらくの間があって
ドーンという音とともに倒れました。見上げると先ほどと
は違う空間。この間が何ともいえない感覚でした。
切り口を触るとしっとり木の香り。年輪を数えると20歳
の木です。実際に森の中に入り、五感をフルに使いながら
の作業は自分の中の何かが切りかわるような体験でした。(安達)
平成19年度「森づくりの日」イベントがありました
豊田市は10月26日を「とよた森づくりの日」、10月を「とよた森づくり月間」と定め、森
づくり構想を推進するため森林全般に関する情報や市の施策に関する情報を各種イベント等を通
じて提供し、市民への普及啓発に努めています。いくつかのイベントを紹介します。
シンポジウムの開催
10月27日(土)午後「みんなではじめよう!これか
らの森づくり」 ~森と人との新しいかかわり方~と題し
て、産業文センター 小ホー ルでシンポジウムがありま
した。研究者、全国森林組合関係、市民、森林課などから
それぞれの意見が出されました。皆、豊田での森づくりに
期待をし、それぞれの立場で奮闘することが話し合われま
した。(西)
いくつかのイベント
10月28日(日)(自然観察)
森作りフェスティバルの内、自然観察のプログラムをと
よた森林学校の「自然観察リーダー養成講座」OBで組織
する「森もり会」が担当しました。10/24に下見準備を行い、張り切っていたのですが、紅葉し始
めた旭高原で気持ちの良い一日でした。
(手のこ間伐体験)
「ヨイショ、ヨイショ・・・・やったー、倒れた!」緊
張した面持ちで森の中に入り、初めてののこぎりで木を切
り始めた子供たち。汗をかきかき、一生懸命にのこぎりを
動かし、やっとの思いで切り終えたと思ったら、今度は枝
かかり。力を合わせてロープを引っ張り、ついにやり遂げ
た、初めての間伐体験。
はじめは大人しかった子供たちも木と格闘するうちに
次第に元気もりもり。「もう一本倒したい!」といううれ
しい声が…。立派な森の応援団の誕生です。木々の間から
差し込む光を見上げながら、もっと多くの人に(次へ)
自然観察会(北岡さん関係)
①面の木倶楽部自然観察会
12/16田原市泉福寺 旧渥美町役場駐車場10:00集合
(日程の変更があるので電話にて確認を)
②海上の森自然観察会
毎月、第4日曜。 10:00集合
愛知県環状線山口駅
5
問い合わせ0561-84-2953
こんな体験を味わってもらいたい、そう思わせる間伐体験でした。(安)
10月28日豊田市森づくりイベント(森林ボランティアなど24人協力)
このイベントにために多くの皆さんに協力を頂きました。ありがとうござい
ました。(敬称略)
手のこ間伐・・ 橋本、伊坂、原田、安井、藤井、清水、若松、九鬼、稲垣、
馬渕、梅村、西川
森林自然観察・・ 松田、芳野、福山、相良、荒井、中泉、岩月、藤田、
大江、山本
書籍販売コーナー・・ 林宏、佐野和男
「大洞市民の会」構想検討委員会開催
豊田市森林課は、「広く市民に森林の様々な姿や多面的機
能を理解頂く為、{市民との共働による森づくり}を進めよ
うと小原地区の大洞市有林(約63ha)を活用したい」と
検討会を開きました。午前中は森を見学し、午後に話し合い
が行われ 、 「NPOや各種関係団体があつまって協議できる
場があるとよい」「市民と行政が新しい関係をきずける内容
になることを期待する」などなど意見がだされました。
また、車座懇談会も行われ20名ちかい方のいろんな期待
や願い、意見が出されました。(西)
北岡ゼミ
9月は「ブナ帯文化」第6章「ブナの森の民と生活技術」と題して、昔から気づかれてきた
採集と狩猟をかねた生活文化を学びました。春夏秋冬、ほんとに季節により生活が変わります。
まず、そのことに驚きました。当時の人は季節によりそい生きています。人間だけ特別な気は
しません、他の動物・植物と生きています。「ブナのあがりこ」「熊の
胆(イ)」「山菜」「薬草」「湯治」などなど、東北の地で工夫をしな
がら生活をしていたようです。考えさせられることが多いです。
10月は「木地屋の世界」でした。(西)
次回は12月7日(金)午後7時、第7章「マタギの世界」です。
NPO法人「都市と農山村交流スローライフセンター」
各講座参加申し込み、入会申し込み、資料請求、情報提供、問合せ
℡&fax 0565-62-4011
携帯 090-5453-6411
メール[email protected]
〒444-2407
豊田市桑田和町日面71-1
山本薫久
会員以外でも講座など参加できますので、お申し込みください。
会員1口3000円、賛助会員1000円
口座 豊田信用金庫 足助支店 番号8905400
特定非営利活動法人都市と農山村交流スローライフセンター
トクヒ)トシトノウサンソンコウリユウスロ
年会費納入ありがとうございました
(スローライフ会費納入・新入会の方)
会員・・佐野 和男さん、
賛助会員・・
引き続き会費納入は行っていきますので、まだの方はご協力お願いします。
6