NEWS LETTER 2014.10 No.56

キリスト者学生会北陸地区協力会
NEWS LETTER 2014.10
No.56
発行日/2014年 10 月 発行責任/北陸地区協力会
連絡先/北陸地区 KGK:〒933-0013 富山県高岡市三女子 26
◆変わらないKGK、変わらない夏期学校◆
吉澤恵一郎(日本伝道福音教団・新潟聖書教会)
2014 年北陸地区KGK夏期学校にお招きくださり、学生たちに福音を語る機会を頂い
たことを心から感謝します。夏期学校直前に夏風邪を患
ってしまい、声が出ないまま夏期学校を迎えてしまいま
した。主事や学生たちに心配と迷惑をかけてしまい申し
訳なく思っています。私自身も不完全燃焼の悔しさを残
していますが、それでも神様が語るべきことは語らせて
くださったとの感謝を強く感じています。
かつて、主事をしていた私には、久しぶりに出会った
学生たちのライフスタイルは、ずいぶん様変わりしてい
るようにも見えました。遠距離にいる学生たちは普段は、
スカイプで、祈り合い、励まし合っているとのこと。パ
ワーポイントを駆使して、活動報告やKGKの理念を説
明する様子など、驚かされました。
しかし、新しいツールを取り入れて、活用するという
のは、昔から学生たちの専売特許であり、普遍的な学生
気質も感じました。
何より、夏期学校という短期間の中で、急激に交わり
が深まり、成長していく学生たちの姿というのは、いつ
の時代も変わらないKGK運動の真髄であり、夏期学校の真骨頂です。久しぶりに、その
ような時間を共有することができ、年甲斐もなく、興奮し、感激しました。
夏期学校の準備委員たちは、この準備を通じて大きく成長したと思いますが、夏期学校
期間中に、奇跡的な成長やチームワークの深まりを経験したと思います。それは、夏期学
校という非日常の中でしか起こり得ない、神様の特別な恵みと言えるでしょう。
夏期学校初日には、戸惑っていた一年生や初参加者たちの交わりの深まり、加速度的な
信仰の成長や変化も見逃せません。そして、恐らく、学生たちは自分の変化には、まだ気
がついていないでしょう。学生たちが集まって、主体的に神様に向かっていく時にこうい
うことが起きます。これこそ、変わらないKGKであり、変わらない夏期学校だと思いま
した。私が学生だった頃も、主事をしていたあの頃も、そして今も、それは変わることが
ありません。私は、伝道者として、この出来事に勝る喜びを知りません。
元主事である私にとって、北陸地区には特別な思いがあります主事時代に、春期学校に
-1-
呼んで頂いたことも忘れられない思い出ですが、私が主事となった 1997 年は、北陸地
区に在住の主事を立てた記念すべき年でした。北陸地区に主事を立てた、いきさつについ
ては、主事会に入る以前のことですので詳しくは知りません。しかし、北陸地区が規模も
小さく、学生数も少ないこと。KGKの財源も豊かではなく、多くの地区が主事を必要と
していることなど、北陸地区に主事を送ることに、賛否両論あったことは想像に難くあり
ません。実際に主事が立てられた直後も、その評価は容易ではありませんでした。
あれから、20 年近くなります。こうして、北陸地区KGKの活動に参加して、学生た
ちに会って、北陸地区の主事を立てたKGKの決断、そして主事を立て続けたKGKの判
断は本当に正しかったと確信します。そして、今後も働き人を立て続けなければなりませ
ん。KGKには北陸地区で開始された学生伝道を完成させる使命があります。現状、主事
は非常勤という立場での働きとなっています。それは、諸事情を鑑みてということでしょ
う。しかし、一日も早く、フルタイムの主事が立てられることを祈ります。きっと、KG
Kは近い将来、あの時のように決断するでしょう。
北陸地区KGKは着実に前進しています。2014 年の夏に、私は、それを、この目で見
ることができ感動しました。そして、この良い働きを始められた主が、必ず完成させてく
ださることを堅く信じようと思います。
(ピリピ 1:6)
KGKタイムズ
◆夏期学校の証し◆
窪恵基(KS 大学)
今年の北陸地区夏期学校のテーマは「栄光観測~
見えないモノを見落とさない」というテーマでした。
このテーマはロックバンド BUMP OF CHICKEN
の「天体観測」という曲からきています。この曲の
歌詞の一節に「見えないモノ」とあります。歌詞の
意味とは関係はありませんが「見えないモノ」を見
落とさないとはどういうことかと考えました。この
世の楽しみに目を向けて生きていくことは、一見す
ごく自由そう、そして楽しそうに見えるものですが、
実際は一時的な楽しみ、欲に身を任せている、まさ
に罪の奴隷になっているのではないのかというこ
とがこのテーマを決めるうえで、気づいたことです。
私は高校時代に「洗礼を受けたくない」と思ってい
たのですが、それは「洗礼を受けると色々な規則に
縛られて自由に生きていけない」という理由だった
ことを思い出します。あのときの自分はまさしくそ
れは罪の奴隷だったなと感じました。このことから夏期学校に参加してくれた皆さんには
目に見えないモノに目をとめてほしいと願って次の御言葉をテーマ聖句として掲げまし
た。
私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一
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時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。Ⅱコリント 4:18
そして夏期学校は始まりました。
今年の夏期学校は例年とは違い日程の関係で参加者がとても少なく、ご存じのとおり赤
字を出してしまうほど会計は厳しいものになってしまいました。しかしその中でもこの夏
期学校で受けた恵みはとても大きなものでした。私は去年の夏期学校の時に自分に罪人で
ある自覚がないことに気づきました。それから 1 年間そのことを考えていました。そのこ
とを思いながら夏期学校の 3 日目の主題講演のメッセージを聞きました。その時のメッセ
ージの内容はイエス様が十字架にかけられた時の状況のことでした。イエス様は目に見え
なかった神様を目に見えるものとして地上に遣わしてくださりました。しかしそのイエス
様を自分たち人間は十字架にかけた。その時のイエス様は通常では考えられないぐらいの
辱めを受けていました。しかしその状況にあるにも関わらずイエス様は「喜びがある」と
言われました。その神様の「喜び」とはなんだったのか?それは今生きている自分たちが
誰一人として地獄に落ちることなく永遠の命を持ち神様と天国でともに過ごすことを見
越しての発言だったと教えられました。私はその時にやっと自分が罪人である自覚がない
ということを深く悔い改めました。自分に罪がないと思ったことはありませんでしたが、
自覚してないということは結果はとして同じなのではないかと思います。この夏期学校で
そのメッセージを聞けて本当に良かったと感じています。こんな形で気づかせてくれる神
様は本当にすごいなと改めて感
じました。
また話は変わりますがこの夏
期学校の中で 1 年生が同期のみ
の祈り会を開いていたことにも
驚きました。1 年生が燃やされ
ている姿を見ることができたこ
ともよかったと感じています。
今回、証しすることは自分が受
けた恵みのほんの一部です。ま
だまだ書き足りないですが。
卒業生のページ
上野
麻実(FK 学校卒業)
北陸地区のみなさん、はじめまして!そしてお久しぶりです。月日が経つのは本当に早
いもので、私が KGK 活動に参加を始めたのが今から12年前にもなります。FK 学校を
卒業し、助産師資格取得のために新潟大学へ編入しました。北陸地区から東北地区へ引っ
越しをして二つの地と交流を持ち、いまでも連絡を取り合い、支え合えるクリスチャンの
友人がたくさん与えられたことは大きな恵みです。
私と KGK 活動の出会いは教会員に大学で働く方がおり紹介されたことがきっかけでし
た。総合大学のキャンパスの中で行われていた聖書の学びと交わりはとっても新鮮で、な
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により近い年齢の学生がこんなに真剣に神様の言葉に向き合っている姿に感動したこと
を覚えています。一緒に食事をしたり、温泉に行ったり、ドライブに行ったり普段の普通
の交わりの中で神様のことを語り合い、将来の夢について真剣に聴いて祈ってくれる。こ
のような経験ができたことは大きな宝であったと感じています。また春期学校、夏期学校、
ほかにも女性合宿や伝道訓練合宿、祈祷会 etc 私自身の信仰の成長につながる行事も多
く、忙しい学生生活でしたが本当に充実した日々を送ることができました。
私が高校生のときに描いていた夢は『助産師になって困っている人の助けになりたい』
ということでした。新潟大学を卒業し大阪市にある淀川キリスト教病院で6年勤務し、今
年の10月から半年間国境なき医師団の派遣を受け中東のイエメンで医療援助活動をし
てきました。本当に神様は恵み深く、いつも私たちを祝福しようと待っておられます。1
0年前の私自身を振り返ってみると家族と、教会、学校だけの世界の中で生きてきました
が社会人となり、国際医療に携わるようになってわたしの視野はおおきく広がりました。
小さく小さく祈っていたことも神様は見逃さず忘れられないということを体験していま
す。
今の私の夢は命の大切さを聖書のメッセージとともに子供たちや思春期の若者に届け
るということです。助産師という立場だから語ることのできる命の尊厳、人の命の尊さ、
美しさをどのように伝えることができるか?人の命が軽視されている傾向にあることは
青少年の事件や学校でのいじめ、中絶の問題、性感染症の問題からも明らかです。まだま
だ試行錯誤、失敗をしながらではありますが教会学校や中学、高校で話をさせていただく
機会を与えていただいています。神様がこのビジョンをどのように取り扱ってくださるか
期待していきたいと思います。
このように卒業したいまでも北陸地区の皆さんとつながることができることに感謝し
ています。北陸地区 KGK 活動が守られ、一人でも多くの学生が神様のみ言葉に出会うこ
とができるように祈っています。
主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
詩編118:1
会計報告 (2014, 6-8)
)
つき)
≪会計担当者
高木雄基 ≫
主の御名を賛美します。
先日、GNC(卒業生全国集会)に参加してまいりました。前回の GNC
から 14 年ぶりの開催ということもあり、準備をする側としてはどのよ
うな雰囲気になるか気がかりなところも多々ありました。しかし、みこ
とばに聞いて、世代や地域、あらゆる壁を超えて交わりを築き、祈りへ
と導かれるその姿は学生時代と何ら変わらないものだと思わされます。
期間中、学生時代の自らの思い出を今の学生たちへの思いに変え、委
ね託していく卒業生の方々と出会えたことが印象的でした。今与えられ
ている主事としての働きの重みを感じます。普段いただいている献金に
は献げてくださった方々の確かな思いが込められています。その思いをも受け取ることが
できることは、神様からの豊かな恵みであると改めて思わされる感謝な機会となりました。
さて、すっかり秋の様相が深まる季節になりました。KGK 事務局は会計上で言う、い
わゆる期末へとゆるりと突き進んでおります。お祈りに覚えていただけましたら幸いです。
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≪祈りの課題(会計担当から)≫
・北陸地区の経済的必要がすべて満たされるように。多く
の支援者が起こされますように。
(8 月時点、収入の予算
達成率は 34%です。
)
・2015 年度の予算作成のために。
・夏の疲れを覚えている各地区の主事に癒しが与えられて、
後期も学生の活動を励まし、寄り添っていくことができ
るように。
お知らせ
◆ 協力会 ◆
KGK クリスマスコンサート
ピアノとバイオリンの演奏とお証
日 時:11 月29日(土)開場 14:30 開演 15:00
会 場:金沢聖書キリスト教会 〒920-0002 石川県金沢市千木 1-13
演 奏:デュオ・ウィスタリア(Duo・Wistaria)
( 桐藤友妃子(ピアノ)平田仁美(ヴァイオリン) )
※ 入場無料、席上自由献金あり
◆ 卒業生会 ◆
富山県卒業生会
日 時:毎月第3週の金曜日 PM8:00~
石川県卒業生会
月に一度集まり聖研をしたり、交わりをもったりしています。
※ 開催場所および日程は事務所までお問い合わせください
※都合のつく方は、諸集会に是非ご参加ください。
また、諸集会の祝福のためにお祈り頂ければ幸いです。
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