gh01_us201503

平成27年第3回グループホームいこいの森町運営推進会議プログラム
●日程表 平成27年7月13日(月)PM2:00~
□開 会
□5月~6月の行事報告
<参考資料Ⅰ-A>
□7月~8月の行事予定
<参考資料Ⅰ-B>
□5月からの介護事故報告
<参考資料Ⅰ-C>
□離設防止の取り組み
<参考資料Ⅱ>
□閉 会
<参考資料Ⅰ―A>5月~6月の行事報告
月
5月
6月
行
事
おんちゃん合唱団
わんぱーくこうち、スシロー
北川さんギター演奏会
あじさい見学
あじさい見学、スシロー
備
考
13日(合唱団300回記念)
26日、お寿司食事会(2F)
5日
8日(2F)
10日(3F)
<参考資料Ⅰ―B>7月~8月の行事予定
月
行
7月
土佐市蓮見学
8月
よさこい祭り
<参考資料Ⅰ―C>介護事故報告
無し
事
備
施設来訪
考
■離設防止の取り組み
・事故の概要
福井 GH 管理者から 5 月 15 日に発生した離設事故について再報告があった。対象者は普段から常に帰宅願望
があり、願望を少なくするために様々なことを試したが現在も帰宅願望が聞かれている状態。普段から玄関にお
られることが多かったので、職員は特に注意(外に出て行かれないか)をしていた。
事故当日は外食に出かけており、普段とは違い特別な日であった。当日勤務の職員の話では本当にふとした間
にいなくなられたとのこと、姿が見えなくなって 10 分後に交番、およびタクシー乗車の可能性があるのでタク
シー会社に連絡。その後に代表が各事業所(デイ等)に職員に協力を要請。付近を捜索している時に捜索中の職
員が近隣にパトカ-がいるのを発見し、かけつけるとご本人がおられた。いなくなられた時からの時間経過は 45
分であった。
尚、パトカーは対象者が玄関を開けて入ってこられようとしていた住人の方が、知らない方がドアを開けられ
ようとしていたことから通報されたとのことであった。
ご家族に報告後にとにかくご家族から自動ドアの開閉センサーの位置を変えて欲しいとの強いご要望があり、
センサーを上部に取り付け変更した。代表からこのことはセンサ-が下部にあると玄関を開ける意思がなくても
あいてしまうということを防止する意味合いで設置した旨の報告をした。
予測離設ルート
・施錠について(インターネットから)
当ホームは,地域のなかで暮らしてもらうことを大切にしているため,商店街に毎日出かける入居者や,清掃活
動など自治会の活動に参加する入居者が多くいます.また,地域に開かれたホームであり,小学生が遊びに来る
こともあります.このよう に,当ホームの入居者は比較的自由に外出でき,地域の人との交流をもちやすい環
境にありますが,現在,ある入居者の対応をめぐって,スタッフの意見が分か れています.
入居者の A さんが,スタッフが気づかない間に外出し,帰って来られなくなることが 2 週間で 3 回ありました.
先日は,近所に住む人から,
「A さんがひとりでバス停に立っていた」との連絡を受け,スタッフが迎えに行き
ました.こうした A さんの行動 に対し,あるスタッフからは,
「気づかない間に外出されて事故が起こっても責
任を取れないから,施錠させてほしい」という意見が出ています.その一方で, 「地域に開かれた施設として
のよさを生かしていくことが大切だ.施錠はすべきではない」という意見もあります.私は管理者として,どの
ような対応をすべきでしょうか.みなさんのご意見をお聞かせください.
(施錠に関する考え方:
【例1】兵庫県介護保険課)
・施錠が身体抑制に当たるかどうかの意識調査(GH 協会資料から)
・離設予防策
①普段の生活リズムの把握
②玄関ドアにチャイム、センサー取り付け
③職員同士の声かけ、コミュニケーションを活かす
④法改正による手厚い人員配置基準
⑤自動ドアのセンサー位置の改良
⑥マニュアル作成
⑦認知症ケアについての十分な研修の実施
・離設起こった場合の対応
①職員連絡網による離設情報の伝達・参集
②捜索ルートの把握・人員配置
③警察への連絡
④タクシー会社への連絡
・離設という言葉について(和田
行男:高知県出身・グループホームケアの第一人者)
僕が棲む「介護業界」には不可解な言葉がある。最近よく耳にするのが「離設」である。
どんな時に使うかと言えば、介護職員に内緒で施設から出て行ったときに使うようで、あきらかに「外出」とは
一線を画した言葉である。
離床は「寝床を離れる、起きる」という意味で、辞書にも掲載されている一般的な言葉であり、本人の側から
の言葉である。
離設は、それに合わせてどなたかがつくった造語だろうが「施設を離れる、出ていく」といった意味であろう。
言葉の意味はどうあれ、離設は明らかに介護者側からの言葉であり、それは介護者の意思に反した時に使われ
る言葉だ。
つまり「出ていくな」と介護者は思っているのに、利用者・入居者等が施設を「出て行ってしまった」ことに
対して使う言葉で、同じ「離れる」という意味の言葉を使ってはいるが、離床とはわけが違う。
今でも使っている人がいるが「脱走」や「脱園」と同義語ではないか。
しかも面白いのは、
「グループホームは施設じゃない」と言っている人の口から「離設」という言葉が出てく
ることだ。
離設の「設」は明らかに施設の「設」と思えるのだが、節操のない話である。
こういった言葉のもつ背景に大きな課題を感じているのは僕だけではないはずだ。
自分の意思を行動に移す(施設等から出ていく)と介護者の意思に反するため「問題者扱い」して「脱走者」
「離設者」とするのは「人権思想の欠落」で、認知症という状態になった者が施設等に入った時点から「人では
ない」と施設等の介護者が思っている証である。
どうしてもそういう言葉を使いたいのなら「家出」が良いのでは。
僕も子どものころによく家出をしていたが、
「家出」は本人の側からの言葉であり、辞書でも「1
帰らない
つもりでひそかに家を出ること。2 外出すること。3 僧になること。出家」とあり、適切な言葉ではないか。
以前にも書いた「拒否」の使い方もそうだけど、介護者にとって不都合なときに使う言葉に、「収容所とか刑
務所のにおい」を感じてしまうのは「過ぎた話」だろうか。
そういった言葉を平気で使っている人たちも「他人に閉じ込められた生活」「自分の意思を行動に移すことを
制限される生活」を強いられたとき初めて、自分の人権を守ろうとすることだろう。
グループホームいこいの森
平成27年第3回グループホームいこいの森 運営推進会議議事録
開催日時
平成27年7月13日
開催場所
月曜日
グループホーム 3F
午後14時00分~午後15時00分
議事進行 議事進行 森 裕
出席者
(敬称略)
欠席者
(敬称略)
検討テーマ
町内会長(菅井)、家族の代表(吉井)、地域包括支援センター職員、施設の代表(森)、管理
者(武田)
検討内容
・行事報告
5月:おんちゃん合唱団訪問、スシロー食事会
6月:あじさい見学
・行事予定
7月:蓮見学、8月:よさこい
・事故報告※無し
・離設予防策
系列のGHにて5月に離設事故があり、それを教訓に旭GHでも予防策や対応方法を話し合うことにした。
離設時の概要、離設ルートの確認、警察への連絡およびタクシー会社への連絡を行なった旨。その後、
系列DS従業者へ応援を頼んだ旨。離設後45後にパトカーを発見し対象者を発見した旨、無事であった
旨。ご家族の強い要望により自動ドアのセンサー位置を改修。(上部に位置を変更)この改修は外出に意
思がないのに自動ドアが開くと離設を予防するという意味合いでの設置であることを報告。昼間に外出を
妨げる玄関施錠は身体抑制であるという兵庫県の見解を報告し当施設でも同様に夜間で防犯の理由で
の施錠以外は行わないことを報告。予防策として施設周辺の把握、並びに探索ルートを決定するようする
旨を報告し万一の離設時に対応する旨。町内会長から個別に対応すべき例えばその方が出て行く時に
はいつもと違う音がなる(センサー音)、GPS機器等を導入して予防してはどうかとの意見があり、そのよう
な方法が実現可能か調べるということを施設側が申しでた。
行事報告、離設予防策
活動に対する 外出等適切に行えている。
評価
事業所に対
する要望
特になし
事業所に対
する助言
離設の危険性が高い方は個別に対応すべき(ハイテク機器の導入等)
継続
検討課題
離設防止マニュアルの作成
次回日程
平成27年9月