ソフトボール通信(№7)発行

ソフトボール部通信
緑丘商業高等学校
No.7
~何かを与える役割になろう~
勉強というと覚えたり、新しい知識を得たりということと思っている人が多いと
思います。授業で教わったことを理解することだけが勉強ではありません。教わっ
た内容を友達に教えることが出来て完全に理解したといえます。学んだことが本当
に意味を持つのは、行動に移した時です。
~心に火を~
「牛乳を飲む人より、牛乳を配る人のほうがよっぽど丈夫だ」
「 心に火を 」缶コーヒーのキリン「FIRE」のキャッチコピーです。以前放送
された CM はとても素晴らしい作品でした。
陸上の高橋尚子さんなど名ランナーをたくさん輩出してきた、小出監督の言葉で
す。
「与えられるよりも、他人に与えた方がよい結果が得られる」という意味に取れ
ます。
「打ち方を教えて欲しい」
「取り方を教えて欲しい」
「走り方を教えて欲しい」
と求めることは必要です。しかし、求めることよりも与えることのほうが身につく
のです。私が部員に何か伝えようとすると今までの経験と新たに勉強し、しっかり
と調べて準備をしてから指導します。よくよく考えれば、教えることによって私自
身が成長させてもらっています。学んだことをまた別の人に伝えていく。それこそ
が、学習だと思います。どれだけ知識を持っていても、どれだけ経験を積んでいて
もそれを行動に移せないのであれば、意味がありません。行動して学びましょう。
些細なことでもわからないことはまず聞いて学び、そして理解したら周りの人に伝
えて学びましょう。1人が理解をし、それが9人に伝わればどれだけ大きな力にな
るでしょうか。今日も学ぶ気持ちを忘れず多くのことを吸収し、伝えるという行動
を起こしましょう。
部員紹介
No.1
三森 彩加 主将( 大治中 )
私はキャプテンでピッチャーを務めています。野球好きな父親の影響で、中学か
らソフトボールを始めました。すぐにソフトボールの楽しさを感じて、のめり込ん
でいきました。この三年間で沢山の喜び・悲しみ・辛さを学びました。高校になり
自分の意思でソフトボール部に入りたいと思い入部しました。私は中学時代、ファ
ーストしか守った経験がありませんでしたが、今ではピッチャーをやらせてもらっ
ています。そんな初心者同然の私でも楽しく目標を持って毎日過ごしています。
部活動では他では味わえないことがたくさんあります。今の私
の思いは、最後までこのメンバーで一緒にソフトをして、最後の
最後に笑いたいです。チームの目標である「後悔しない為に常に
全力プレー」を忘れず、精一杯努力したいと思います。そして社
会に出て、恥ずかしくない人間になれるよう心がけていきます。
少しでも興味がある中学生のみなさん、是非緑丘商業ソフトボー
ル部を見に来てください。
「息子へ・春」編
お母さんから聞いた。
新しいチームでお前がピッチャーになれなかったこと。
でもな、ライトにはライトにしかできない仕事がある。
その仕事をお前はチームから任されたんだ。
誰しもが4番バッターやピッチャーになりたいという思いで練習をしていると思
います。ですがそれは目標であってゴールではありません。
私が求めることは、全員が大声で声援を送ること。凡打でもベストランを当たり
前にすること。悪送球を想定してカバーをし続けること。そして勝つことを信じる
ことです。どんな仕事でも任させることは光栄なことです。任された仕事に責任を
持ってやりきりましょう。
「君たちしか出来ない仕事がある」
同じく「FIRE」のCMで別の作品を紹介します。
「息子へ」編
父さんはホームランを打たない。
ゴールネットも揺らさない。
でも仕事にはバントをする人が必要だ。
パスを出す人が必要だ。
父さんは見えない仕事に誇りを感じている。
色んな役割の人がそれぞれの役割をこなしているから世の中は回っています。そ
して誰しもがその仕事に誇りを感じています。心に火をつけたものは強い。そして
その火を灯し続けよう。私は「負けたくない」という気持ちで常に燃えている。