98.13 点をたたき出すも惜 - PACIFIC RACING TEAM

2015.7.3
NEWS RELEASE
PACIFIC RACING TEAM「NAC ラブライブ!R34 with FALKEN R・
Y・
O」
98.13 点をたたき出すも惜しくも単走予選敗退
#3 NAC ラブライブ! R34 with FALKEN R・
Y・
O レース結果
2015D1 GRAND PRIX SERIES Rd.3 TSUKUBA DRIFT
6 月 27 日[土] 単走日 コース:ウェット→ドライ
野村謙選手 最終成績:単走予選敗退
レースレポート
2015 年 D1GP 第 3 戦は筑波サーキットでの開催となる。筑波サーキットでの開催は 2005 年以
来約 10 年ぶりだが、今回はその当時とはちがうコーナーを審査区間とするため、D1GP としては
初のコースレイアウトだ。それもあって金曜日には任意参加の練習日が設けられ、3 ヒートの練習
走行が行われた。最初のヒートはドライだったが、その後雨が降りだし、2 ヒートめ、3 ヒートめ
は、より滑る路面での練習走行となっていった。
コースは通常とは逆回りで使用する。第 2 ヘアピンを立ち上がって加速し、ドリフトで 80R に飛
び込む。ダンロップコーナーに向けて振り返し、さらにもういちど振り返して第 1 ヘアピンをまわ
ってフィニッシュというレイアウトだ。
野村選手は、今回スカイラインのサスペンションのスプリングを、前後 7kg/mm からフロント
12kg/mm、リヤ 6kg/mm に変更してきた。これはリヤにより荷重がのりやすくすることで、ア
クセルを踏んで旋回していけるようにという狙いだった。そのセッティング変更の成果も上々で、
まずまずの手ごたえを持って練習日を終えた。ただ、競技本番の審査は機械審査システム「DOSS」
によるため、DOSS を装着して行う単走日の練習走行までじっさいの走りの良し悪しは判断できな
い。
そして土曜日の単走予選日、天候は朝から雨。ウエット路面で DOSS を装着しての練習走行が行
われたが、野村選手の計測値では、80R 飛び込みでの得点は良好なものの振り返しの区間の点がや
や低い。しかしどういう走りをしたら点が伸ばせるのかがつかみきれないまま練習走行が終了して
しまった。マシンの感触は悪くないので、走りかたを考えて本番走行に臨むしかない。
練習走行が終了してから本番までのあいだに、雨はほぼ止み、路面はしだいに乾いてきていた。
コース上は滑るところとあまり滑らないところが混在するむずかしいコンディションになった。
前半のグループで走行した野村選手は、1 本目ややスピードが足りないものの、リズムよく審査
コーナーを抜け、98.13 という得点。この時点ではまずまずだ。2 本目はさらに得点を伸ばしてお
きたい。こんどはやや車速も上がり、リズムよく抜けたように見えたが得点は下がってしまい 97.18
点。けっきょく 1 本目の得点が採用されることになった。
しかしこのあと、路面はどんどん乾き、後半に走る選手は車速も上がり 100 点オーバーが連発す
る争いとなった。しかし最初のグループに走行したゴーチャ選手が 100 点を獲得していたこともあ
って点数調整は行われず、野村選手は 39 位で単走予選敗退となってしまった。
なお、そのあとの単走決勝では、Team 広島トヨタ with DRoo-P の古口美範選手が優勝。追走
トーナメントでは、Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING の川畑選手真人選手が優勝し
た。
野村謙選手コメント
ウォームアップ走行ではまだ濡れてたので、比較的乾いている真ん中を走らなきゃいけないなぁと
思って走ったんやけど、あの路面のなかではできたほうだと思うし、今回練習走行から見ても自分
としてはいちばん DOSS の点数はよかったと思います。1 本目は普通に走ってそこそこの点数を出
しておいて、2 本目はもう少し高得点を狙おうかと思って走って、自分では手ごたえがあったんや
けど、点数はあまり芳しくなく……。そのあと路面は徐々に乾いていって、最後の走行では 100 点
がバンバン出るようになって、運が悪いなぁという面もありました。でも、この下位クラスを早く
卒業しないといけんね。次回はミッションを替えることができると思うので、それをつけたら、も
う少し走り込まなきゃいけないと思っとるとです。