黒部市

~北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅 間もなく開業!~
平成 27 年 2 月 26 日改訂
黒部市
元気とやまマスコットきときと君
新幹線開業PRマスコットぶりと君
北陸新幹線は、国土の均衡ある発展に不可欠な国家プロジェクトです。
また、東海道新幹線のバイパス機能を有するとともに、安全性、定時性及び車内の快適性に優れた、人と地球環境
にやさしい 21 世紀にふさわしい高速交通機関です。
現在、既にほとんどの区間が開業又は着工しており、長野、新潟、富山、石川、福井と東京・大阪の2大都市圏を
結ぶ「もう一つの新幹線」として着々と建設工事が進んでいます。
■北陸新幹線の概要
北陸新幹線は、東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井等の主要都市を経由し、大阪に至る延長約 700 ㎞
の路線です。
・区間
東京-大阪間
・設計最高速度 260 ㎞/h
・総延長 約 700 ㎞(内、東京-高崎間の
105 ㎞は上越新幹線と共用)
■駅間の距離
・東京-長野間 約 223 ㎞
・長野-金沢間 約 228 ㎞
・東京-金沢間 約 451 ㎞
・富山-金沢間 約 59 ㎞
・黒部宇奈月温泉-金沢間 約 93 ㎞
・黒部宇奈月温泉-富山間 約 34 ㎞
・黒部宇奈月温泉-新高岡間約 53 ㎞
・黒部宇奈月温泉-長野間 約 135 ㎞
富山県ホームページより 出典:北陸新幹線建設促進同盟会
・黒部宇奈月温泉-東京間 約 358 ㎞
・黒部宇奈月温泉-上越妙高間 約 77 ㎞
・黒部宇奈月温泉-糸魚川間 約 40 ㎞
■北陸新幹線の経緯
・昭和 48 年 11 月 整備計画決定
・平成 9 年 10 月 高崎-長野間開業
・平成 10 年 3 月 長野-上越間着工(フル規格)
・平成 13 年 5 月 上越-富山間着工(フル規格)
・平成 17 年 6 月 富山-金沢間着工(フル規格)
・平成 24 年 8 月 金沢-敦賀間着工(フル規格)
■長野-金沢間の新幹線駅の整備
長野-金沢間には、長野駅を除き 7 駅の新幹線駅が設置されます。そのうち 3 駅が分離駅で新たに新駅が設けられ
ます。上越妙高駅、黒部宇奈月温泉駅、新高岡駅の 3 駅です。その他は現駅との併設駅であり、飯山駅、糸魚川駅、
富山駅、金沢駅の 4 駅となっています。
■金沢以西の整備
金沢以西の整備については、平成 24 年 6 月に金沢-敦賀間(113 ㎞)が、11 年後の平成 37 年度末開業に向けて新
規着工の認可がなされ、工事着手されています。
■敦賀以西の整備
敦賀以西の整備については、ルートを含め未定であり、大阪までの全線開通には時間がかかりますが、実現されれ
ば東京-大阪間約 700 ㎞が3時間半(現在、約 6 時間 35 分)で結ばれます。1日も早い全線開通が期待されています。
1
■北陸新幹線(長野-金沢間)の運行計画発表
北陸新幹線は、平成9年の長野オリンピックに合わせて開業し、通称「長
野新幹線」として東京-長野間で運行されていますが、平成 27 年 3 月 14
日には、長野―金沢間が開業します。
JR 東日本及び JR 西日本は、平成 26 年 8 月 27 日に開業日、運行本数等
運行計画の概要を、10 月3日には運賃・特急料金(上限額)について、国
土交通大臣に認可申請した旨を発表し、また、開業の約 3 か月前の 12 月
19 日にはダイヤ等の詳細な運行計画を発表しました。
《運行計画の概要発表》
・開業日
平成 27 年 3 月 14 日(土)
・運行本数
「かがやき」10 往復
「はくたか」14 往復(この他に長野―金沢間 1 往復)
「つるぎ」18 往復
「あさま」16 往復
・停車駅
「かがやき」…大宮、長野、富山、金沢に停車。
上野は一部通過。
「はくたか」…上野、大宮停車、高崎~上田まで
の 5 駅は一部通過駅。
長野~金沢までは飯山の一部通
過を除き各駅停車。
長野―金沢間の 1 往復は各駅停車。
(長野発早朝便・金沢発最終便を想定)
「つるぎ」……富山~金沢間全駅停車。
《運賃・特急料金(上限額)発表》
東京―黒部宇奈月温泉駅間の運賃・料金は、普通車自由席で片道 11,340 円、普通車指定席で 11,860 円、グリー
ン車で 15,460 円、グランクラスで 23,680 円となるとのことです。現行の黒部駅又は魚津駅―東京間の料金と
比べ、普通指定席料金で 490 円高くなるとのことです。
乗継割引、往復切符割引、企画切符などの料金については検討中とのことで、詳細についてはこれからとなりま
す。
「サンダーバード」や「しらさぎ」の大阪・名古屋方面については、金沢駅で乗換が必要となりますが、乗り
継ぎ割引や往復割引などが適用され、現行の運賃・料金とほぼ同額の料金が設定される予定とのことです。
(対象:大人、単位:円)
東 京
普通車自由席
黒 部
宇奈月
温 泉
富 山
新高岡
金 沢
普通車指定席
グリーン車
グランクラス
(シートのみ)
5,940
グランクラス
運 賃
5,940
運 賃
5,940
運 賃
5,940
運 賃
特急料金
5,400
特急料金
5,920
特急料金
9,520
特急料金
13,640
特急料金
17,740
運 賃
5,940
合計(片道)
11,340
合計(片道)
11,860
合計(片道)
15,460
合計(片道)
19,580
合計(片道)
23,680
往 復
22,680
往 復
23,720
往 復
30,920
往 復
39,160
往 復
47,360
運 賃
6,480
運 賃
6,480
運 賃
特急料金
5,730
特急料金
6,250
特急料金
10,880
特急料金
15,000
特急料金
19,100
6,480
運 賃
6,480
運 賃
6,480
合計(片道)
12,210
合計(片道)
12,730
合計(片道)
17,360
合計(片道)
21,480
合計(片道)
25,580
往 復
24,420
往 復
25,460
往 復
34,720
往 復
42,960
往 復
51,160
運 賃
6,800
運 賃
6,800
運 賃
特急料金
6,260
特急料金
6,780
特急料金
11,410
特急料金
15,530
特急料金
19,630
6,800
運 賃
6,800
運 賃
6,800
合計(片道)
13,060
合計(片道)
13,580
合計(片道)
18,210
合計(片道)
22,330
合計(片道)
26,430
往 復
26,120
往 復
27,160
往 復
36,420
往 復
44,660
往 復
52,860
運 賃
7,340
運 賃
7,340
運 賃
特急料金
6,260
特急料金
6,780
特急料金
11,410
特急料金
15,530
特急料金
19,630
7,340
運 賃
7,340
運 賃
7,340
合計(片道)
13,600
合計(片道)
14,120
合計(片道)
18,750
合計(片道)
22,870
合計(片道)
26,970
往 復
27,200
往 復
28,240
往 復
37,500
往 復
45,740
往 復
53,940
2
黒部宇奈月温泉駅~各駅までの座席(車両)別料金表
(対象:大人、単位:円)
黒 部
宇奈月
温 泉
普通車
指定席
東 京
上 野
大 宮
熊 谷
本 庄
早稲田
高 崎
安 中
榛 名
軽井沢
佐久平
上 田
長 野
飯 山
上 越
妙 高
運 賃
5,940
5,940
5,620
5,080
4,750
4,430
4,000
3,670
3,350
3,020
2,270
1,940
1,320
670
特急料金
5,920
5,710
5,710
4,960
4,960
4,960
4,960
4,960
4,080
4,080
4,080
3,760
2,360
2,360
合計(片道)
11,860
11,650
11,330
10,040
9,710
9,390
8,960
8,630
7,430
7,100
6,350
5,700
3,680
3,030
往 復
23,720
23,300
22,660
20,080
19,420
18,780
17,920
17,260
14,860
14,200
12,700
11,400
7,360
6,060
糸魚川
富 山
新高岡
金 沢
580
970
1,660
2,360
2,360
2,360
2,940
3,330
4,020
5,880
6,660
8,040
《ダイヤ発表》
停車本数については、
「かがやき」の臨時便が 3 往復設定され、うち 1 往復が新高岡駅に停車することとなりま
す。黒部宇奈月温泉駅には「かがやき」は停車しませんが、
「はくたか」が東京―金沢間が 14 往復、長野―金沢間
1 往復停車します。概要発表と変わらず増便は叶わなかったことは残念ですが、
「はくたか」の準速達型の便が設
定されました。東京―黒部宇奈月温泉駅間の所要時間は、東京からは最速で 2 時間 14 分(573 号)
、東京へは最速
で 2 時間 17 分(564 号)という便が 1 便ずつ設定されました。最速を含め 2 時間 10 分台が 3 往復、2 時間 20 分台
の便が 3 往復、2 時間 30 分台が 5 往復、2 時間 40 分台が 3 往復設定されています。
また、2 時間 40 分程度の便のうち 2 往復は長野駅で「かがやき」に乗りかえれば 20 分程度短縮されるように設
定されています。また、本市としても要望しておりました大阪方面への利便性の確保についても、きちっと設定さ
れています。金沢駅での乗り継ぎが生じますが、これまでと同様に、10:39 には大阪に到着することができますし、
帰りの夜の便につきましても、これまでの魚津着サンダーバード便よりも 1 時間程度長く大阪に滞在することがで
きるようになります。
首都圏方面への便数が 12 本から 14 本に増えたこと、上越妙高駅から新潟方面への特急列車「しらゆき」が新設
されたことなど、利便性を損なわない配慮も随所にみられ、乗り継ぎの解消、時間短縮などが図られ、確実に利便
性が向上するものと考えています。
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉―東京 間のダイヤ及び所要時間
(3/14JRダイヤ改正)
《東京方面》
列車名
《金沢方面》
黒部宇奈月温泉
長野
東京
所要時間
列車名
東京
はくたか591号
あいの風とやま鉄道 黒部5:42発-富山6:11着
長野
黒部宇奈月温泉
6:11
所要時間
7:01 (金沢7:38着)
※所要時間
2時間10分台
かがやき500号
6:19 (富山発)
8:32
2:13
かがやき501号
6:16
(富山着) 8:26
2:10
2時間20分台
はくたか552号
6:47
9:20
2:33
はくたか551号
6:28
9:00
2:32
2時間30分以上
はくたか554号
7:59
8:50
10:40
2:41
はくたか553号
7:52
10:11
2:19
かがやき504号 (長野乗換)
8:53
10:20
2:21
はくたか555号
8:12
8:57
9:47
11:32
2:35
かがやき505号
8:36
10:58
10:04 (長野乗換)
2:46
はくたか556号
かがやき506号 (長野乗換)
9:50
11:16
2:19
はくたか557号
9:44
12:18
2:34
10:08
2:22
はくたか558号
9:57
12:28
2:31
はくたか559号
10:52
13:22
2:30
はくたか560号
11:08
13:28
2:20
はくたか561号
11:44
14:05
2:21
はくたか562号
12:08
14:28
2:20
はくたか563号
12:56
15:36
2:40
はくたか564号
13:11
15:28
2:17
はくたか565号
13:56
16:12
2:16
はくたか566号
14:10
16:28
2:18
はくたか567号
14:56
17:36
2:40
はくたか568号
14:53
17:12
2:19
はくたか569号
15:52
18:18
2:26
はくたか570号
15:49
18:12
2:23
はくたか571号
17:08
18:54
19:44
2:36
はくたか572号
17:20
20:00
2:40
かがやき513号
17:24
18:50 (長野乗換)
はくたか574号
18:12
20:52
2:40
はくたか573号
18:04
20:18
2:14
はくたか576号
18:43
21:16
2:33
はくたか575号
18:40
21:17
2:37
はくたか578号
20:22
22:52
2:30
はくたか577号
20:12
22:34
2:22
かがやき518号
21:20 (富山発)
23:32
2:12
かがやき519号
21:04
(富山着) 23:15
2:11
はくたか590号
22:11
23:02 (金沢21:35,富山21:58発)
あいの風とやま鉄道
■駅間の所要時間
・東京⇒富山間
・長野⇒富山間
・上越妙高⇒富山間
・東京⇔金沢間
・富山⇔金沢間
2:20
富山23:30発-黒部23:59着 約 3 時間 11 分⇒2 時間 8 分(かがやき 509 号・514 号、最速達)…約 63 分短縮
約 3 時間 11 分⇒2 時間 27 分(はくたか 573 号、準速達)…約 44 分短縮
約 2 時間 39 分⇒46 分(かがやき 509 号・514 号、最速達)…約 113 分短縮
約 2 時間 39 分⇒59 分(はくたか 573 号、準速達)…約 120 分短縮
約 1 時間 2 分⇒40 分(はくたか 573 号、準速達)…約 22 分短縮
約 3 時間 42 分⇒2 時間 28 分(かがやき 509 号・514 号、最速達)…約 74 分短縮
約 3 時間 42 分⇒2 時間 50 分(はくたか 573 号、準速達)…約 52 分短縮
約 35 分⇒20 分(かがやき 509 号・514 号、最速達)…約 15 分短縮
3
約 35 分⇒23 分(はくたか 573 号、準速達)…約 12 分短縮
約 35 分⇒22~23 分(つるぎ、シャトル便)…約 12~13 分短縮
・黒部宇奈月温泉⇔金沢間
黒部駅から普通で約 1 時間 21 分⇒36 分~37 分(はくたか 573 号・564 号)…約 45 分短縮
魚津駅から特急で約 55 分⇒36 分~37 分(はくたか 573 号・564 号)…約 19 分短縮、魚津駅までの時間除く
・黒部宇奈月温泉⇔富山間
黒部駅から約 34 分⇒13 分(はくたか 564 号・573 号、準速達)…約 21 分短縮
・黒部宇奈月温泉⇔長野間
黒部駅から普通で約 3 時間 12 分⇒46 分(はくたか 564 号・573 号、準速達)…約 146 分短縮
黒部駅から特急・普通で約 2 時間 33 分⇒46 分(はくたか 564 号・573 号、準速達)…約 107 分短縮
・黒部宇奈月温泉⇔東京間
黒部駅から特急・新幹線で約 3 時間 8 分⇒2 時間 14 分~2 時間 17 分
(はくたか 573 号・564 号、準速達)…約 51~54 分短縮
魚津駅~特急・新幹線で 2 時間 55 分⇒2 時間 14 分~2 時間 17 分
(はくたか 573 号・564 号、準速達)…約 51~54 分短縮、魚津駅までの時間除く
■臨時「かがやき」春期間毎日運転
・ 春機関(開業から 6 月末まで)は、
「新しい新幹線に乗ってみたい」といった開業効果により、多くのお客様の
利用が予想されることから、この期間中は定期列車に加えて臨時「かがやき」が 3 往復程度毎日運転され、そのう
ち 1 往復は新高岡駅に停車します。
★ 北陸新幹線の開業の 1 年後の平成 27 年度末に開業する北海道新幹線(新青森―新函館北斗間)用の車両「H5系」
の列車名が、平成 26 年 11 月 20 日、
「はやぶさ」と「はやて」に決定しました。また、
「H5系」を使った試験走行
が、平成 26 年 12 月1日から始まり、北海道新幹線開業に向け着々と準備が進められており、国民の関心が北海道新
幹線に向けられることから、北陸新幹線開業後の沿線自治体の連携した取り組みが重要となってきます。
北陸新幹線 新型車両の概要
■新型車両のデザイン
高速で走行するための造形と日本の伝統的な色使い、
新幹線が走行する沿線の風景を融合させ、スピード感
と精悍さを表現しています。先頭部はスピード感のあ
る流線型で、車体に高岡銅器など伝統工芸をイメージ
した銅色のラインと空色を配し、内装デザインも「和」
が演出されています。伝統工芸と東京を結ぶ路線であ
ることが意識されています。
■新型車両の輸送能力
新型車両は 12 両編成で定員が 934 名となっていま
す。
内訳がグランクラス 18 人、グリーン車 63 人、普通
車 853 人となっています。「特急はくたか」が 9 両編
成で 536 人の定員ですので、一度に 400 人ほど多く運
べます。
現行の「あさま」と同等の本数が運行されたと想定すると、新幹線開業後は年間約 1,700 万席+α(往復)、現行
の「はくたか」+「北越」は年間約 600 万席ですから、3 倍の輸送能力となります。
■列車タイプ及び名称
列車タイプは 4 つあり、東京-金沢間を最速の 2 時間半で結ぶ速達タイプの「かがやき」、各駅停車タイプの「は
4
くたか」、富山-金沢間を往復するシャトルタイプ「つるぎ」、東京-長野間を往復する長野新幹線タイプの「あさま」
があります。
■車両設備
・ 車内は、バリアフリー設備が充実しているほか、電源コンセントが全席に設置され、トイレには温水洗浄機能付
き便座が設置されます。
・ 「かがやき」「はくたか」には、プレミアムブランド「グランクラス」が導入され、グランクラス専任アテンダ
ントが、軽食や飲み物のサービスを提供します。長野-金沢間運転の「はくたか」には専任アテンダントによるサ
ービスはありません。シートのみ料金でご利用いただけます。
・ 「かがやき」には、12 号車の「グランクラス(アテンダント車内サービスあり」、11 号車の「グリーン車」の
ほか、普通車(10 号車~1 号車)は全席指定席です。「はくたか」は、「グランクラス(アテンダント車内サービ
スあり)」、「グリーン車」のほか、普通車は一部車両が指定席(5 号車~10 号車))で、自由席(1 号車~4 号
車)があります。
「つるぎ」は指定席の 8 号車~10 号車及びグランクラスの 12 号車を利用することはできません。
・ 列車の車内は、すべて禁煙となっています。駅ホームなどに設置されている喫煙ルームをご利用ください。
北陸新幹線E7 系/W7 系車両 座席種別一覧表
←東京方
金沢方→
列車名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
かがやき
指
指
指
指
指
指
指
指
指
指
●
★
はくたか
自
自
自
自
指
指
指
指
指
指
●
★
つるぎ
自
自
自
自
指
指
指
―
―
―
●
―
【凡例】自=普通車自由席、指=普通車指定席、●=グリーン車指定席、★=グランクラス
(注)
「つるぎ」の 8 号車~10 号車及び 12 号車はご利用いただけません。
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅の概要
■駅名の決定
新川地域の 3 市 2 町の行政、
経済界及び学識経験者で構成する駅名選定委員会で選定した 5 点の駅名候補の中から、
平成 25 年 6 月 7 日「黒部宇奈月温泉駅」に決定されました。
漢字にして 7 文字、カタカナにして 11 文字、ア
ルファベットにして 18 文字という全国で一番長
い新幹線駅の名称となりました。
■黒部宇奈月温泉駅の位置
黒部市に設置される新幹線新駅の位置関係で
ありますが、黒部市に整備される黒部宇奈月温泉
駅は、JR黒部駅からは約 4km、市街地からは
約 3km、北陸自動車道黒部インターからは 0.7
キロ南に位置します。
■駅舎デザインコンセプト
駅舎のデザインコンセプトは、黒部市の駅周辺整
備コンセプトである「森の中の駅」に基づいて、「見え
ない駅、魅せる駅」とされており、清冽な水の流れる
黒部峡谷をイメージし、駅舎は透明感があり周囲の
森と水の風景に溶け込み、駅内部から富山湾、立山
連峰が一望できるよう整備されています。
5
提供:鉄道運輸機構
■駅舎デザインのイメージ
駅外観は、黒部の自然(風や水、雲、立山の山並み
等)を幾重にも重なる軽やかなウェーブラインで表現
し、山の残雪の白色を基調色としながら、黒部の散居
村の屋根瓦の黒をアクセントとしています。ホーム階
からは、立山連峰と日本海の風景をパノラマ的に自然
色のまま一望できます。また、外観部分には黒部のア
ルミ建材によるガラリ、サッシ枠など地場産材が使用
されています。
■駅舎内部のデザインイメージ
駅舎内部は、ユニバーサルデザインに配慮された「わかりやすい」、「安全」、「移動しやすい」、「使いやすい」
施設となっています。また、駅舎内部には新川産材の立山杉や蛭谷和紙のほか、1階待合室やトイレの壁面には、国
会議事堂でもおなじみの地元下立産のオニックスマーブル(大理石)が使用されています。
駅舎ホーム階イメージ:鉄道・運輸機構提供
駅舎 1 階イメージ:鉄道・運輸機構提供
■駅舎概要
・駅舎の高さ:約 22m ・ホーム延長:312m ・ホーム高:13.15m ・ホーム形式:相対式 2 面 2 線
・駅本屋位置:高架下、面積 2,000 ㎡
・階段:各ホーム 1 か所
・エレベーター:各ホーム 1 基
・エスカレーター:各ホーム 2 基
■黒部宇奈月温泉駅の工事状況
平成 24 年 5 月着工、平成 26 年 10 月末完成。保守基地
は平成 26 年 1 月に完成済み。
■長野―黒部宇奈月温泉駅間の試験走行
平成 25 年 12 月 1 日~平成 26 年 3 月 28 日、夜間を中心に 1
長野-黒部宇奈月温泉駅間試験
日 1~2 往復、新幹線電気・軌道総合観測車イースト・アイ及び
走行
営業車両のE2 系列車による試験走行が行われました。富山県内を初めて走る 12 月 2 日には、黒部宇奈月温泉駅で
歓迎式や歓迎イベントが開催され、1,800 人を超える人々がイースト・アイをお迎えしました。
■北陸新幹線E7 系新型列車試乗会
平成 26 年 2 月 7 日~9 日までの 3 日間、長野―大宮駅間において、延べ 5 回の走行で 3,500 人が試乗されました。
■白山総合車両所オープン・W7 系新型車両順次納入・レール締結式開催
昭和 48 年の計画決定から 41 年、悲願であった北陸新幹線(長野―金沢間)開業に向けて、着々と準備が進められ、
平成 26 年4月 1 日には白山総合車両所がオープンし、1 編成 12 両のW7 系の新型列車 10 編成が、順次納入されてい
ます。また、平成 26 年 5 月 24 日には北陸新幹線(長野-金沢間 228 ㎞)レール締結式が行われ、先行開業した東京
―長野間を含め 454 ㎞のレールが 1 本につながりました。
6
■長野―金沢駅(白山総合車両所)間の試験走行
平成 26 年 8 月 1 日から 10 月 31 日までの間、長野駅・金沢駅間において、
試験走行が行われています。主に黒部宇奈月温泉駅~金沢駅(白山総合車両
所)間が主な対象区間ですが、全区間を対象とした試験も行われています。
走行本数は夜間の走行を中心に 1 日 1~3 往復。走行車両は新幹線電気・
軌道総合検測車のイースト・アイ、W7 系及びE7 系列車が使用されていま
す。高岡市、黒部市では、W7 系新型列車が県内を初めて走る 8 月 5 日に、
富山市では 8 月 10 日に、各駅において富山県と連携して歓迎セレモニーが
実施されました。
黒部宇奈月温泉駅には 11 時 42 分にW7 系新型列車が到着し、公募抽選に
より選ばれた 250 人の一般参加者を含め、約 500 人の駅勢圏の住民の皆さん
がW7 系新型列車をお迎えしました。
W7 系新型列車歓迎式
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅の周辺整備概要
■基本コンセプト
駅周辺整備基本設計(H20.7 千葉大学大学院栗生明教
授の監修を受け、策定)の中で、観光客、ビジネス客、
地域住民、広域住民をターゲットとして、新川地域を
代表する 4 つの魅力「~名水・名勝・名山・名産 に
いかわシンフォニー~来訪者を魅了する観光と交流の
拠点」を基本コンセプトとして謳い、求められる機能
を「便利で快適なアクセス性を確保した駅」、「美し
い富山を感じる駅」、「県東部の観光拠点となる駅」、
「本物だけを扱う駅」として、このコンセプトをもと
に駅周辺整備を進めてきました。
■駅乗降者数の予測
2,700 人/日(大阪まで全線開通時)
駅周辺整備の基礎データーとして新幹線駅乗降客数を 1 日あ
たり 2,700 人(在来線からの転換 1,900 人、富山空港からの転換
100 人、
自動車からの転換 300 人、
駅周辺整備による誘発 400 人、
そのうち、75%が東京方面、25%が大阪方面と想定)として、駅
周辺整備計画等を策定しています。2,700 人は、H13 年度に富山
県が策定した「新駅周辺地域交通計画調査」で試算された数値で
す。
北陸経済研究所では、
新川地区の在来線の乗降客数 299 万人の
うち、69 万人が新幹線利用に変わり、さらに飛行機・自動車利
用者と新幹線誘発を在来線利用者の 10%の 30 万人と見込み、黒部宇奈月温泉駅乗降客数を 99 万人と試算(H23 年
度)されており、これも 1 日あたり約 2,700 人とされています。この予測を超える乗降客数となるような施策の展開
が重要となります。
■駅東口広場
駅を出て東側には駅東口広場を整備し、この広場には乗り継ぎの利便性を確保するための路線バス(バス乗降場 1
台につき年額 15,000 円)やタクシー(タクシー待機場 1 台につき年額 10,000 円)等許可車両専用の円形ロータリー、
黒部川扇状地をイメージした水景施設を整備しています。なお、ツアーバスや観光バスは駅西側駐車場や地鉄新黒部駅
広場内のバス乗降場の利用となります。
7
■駐車場・一般車用ロータリー
一般車両の利便性を確保するため、新幹線の開業時に
は約 610 台分のP&R駐車場
(内約 80 台分は有料駐車場)
と駅舎南口高架下横にはK&R駐車スペースと一般車送
迎用のロータリーを整備しています。
有料の第 1 駐車場の料金は 1 日 500 円、24 時間を超え
て 12 時間ごとに 200 円の追加料金となります。
■地域観光ギャラリー・ふれあいプラザ
駅舎の両側には、地域観光ギャラリーとふれあいプラ
ザの施設を整備しています。
■地域観光ギャラリー
地域観光ギャラリーは、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅が県東部の駅と位置づけられていることから、県東部地域へ
の来訪者をアテンドするための施設としています。来訪者の利便性を高めるため、観光案内窓口のほか、ATM、駅
レンタカーサービス窓口並びに地域産品等の物販機能も備えます。また、黒部川流域を中心とした地域全体をフィー
ルドミュージアムとしてとらえ、県東部地域の観光地や施設などの場所を訪れてもらうための展示空間を地域観光ギ
ャラリー内に設置しており、入館料は無料となっています。
半地下の床面(7m×7m)には県東部全体の航空写真地図を配し、地図上の情報端末で観光スポット等の情報を
得ることができます。また、その上部には、マイナス 1,000mの海底から 3,000m級の立山連峰までの高低差 4,000
mを実感できる新川地域全域のジオラマ模型を配置しています。
■ふれあいプラザ
ふれあいプラザは、黒部宇奈月温泉駅の休憩・
待 合、あるいは駅周辺のにぎわい創出のための
イベントにも活用できるスペースを備えた施設で、
24 時間対応のトイレも備えています。駅西側駐車
場から北陸自動車道下の駅西連絡通路を通って、
新幹線駅舎西口までの誘導を図るための屋根つき
の通路として整備しています。
8
■地鉄新黒部駅及び広場
地鉄新黒部駅は、乗り継ぎの利便性を高めるために、新幹線新
駅の南側の県道黒部宇奈月線を跨いで富山地方鉄道の新駅とし
て整備しています。1 面 1 線、ホーム延長 85m(最大 4 両対応)、
ホーム上屋 45m(2 両対応)、ホーム幅 3m の規模で整備してい
ます。南側の第 3 駐車場からの誘導のため、構内踏切を設置して
います。また、駅舎となる地鉄新黒部駅広場待合所は、観光情報
や道路情報など利用者の利便を考慮した休憩施設、雑庫、トイレ
を備えた施設です。
トイレは外部からも利用可能な 24 時間対応となります。
なお、
地鉄新黒部駅広場にはトロッコ電車のオブジェ、自転車駐輪場
(48 台収容可能)、電気自動車の急速充電器を設置しています。
黒部峡谷鉄道トロッコ電車オブジェのイメージ
■地鉄新駅東側利用者利便ゾーン
駅利用者の利便性の向上及び駅周辺の賑わいを創
商業施設の立地イメージ
出のため、物販、飲食、サービス店舗等の利便施設
の整備を図ることとして、地鉄新駅東側利用者利便
ゾーン(3 区画 1,007 ㎡)において、物販、飲食、サー
ビス店舗等の商業施設を公募したところ、3 店舗が立地
することが決定し、平成 26 年 11 月 7 日安全祈願が行
われ工事着手され、3 月 14 日の北陸新幹線開業に間に
合うよう整備が進められています。
西側の店舗(株式会社ぱぱパンの店)は、パン・洋菓子製造販売業で、黒部市産の米粉を使用したパンの製造販売、
手作りパン、焼き菓子の販売及び焼き菓子製造工房の事業が展開される店舗です。
中央の店舗(LENS株式会社、テナント:日産レンタカー)が、共同出店という形態で再生可能エネルギーの生
成、活用、コンサルティング及びレンタカー事業が展開される店舗です。EV車(電気自動車)等のレンタル、風車
による発電及び低速8輪電気コミュニティビークルEMU(エミュー)による東口広場から松桜閣等までのデモンス
トレーション走行が検討されています。東側の店舗(食彩処 仁助)は、地元特産品の販売や飲食の店舗です。
■駅西連絡通路・広告掲示板
駅西連絡通路の外観イメージ
駅西連絡通路(休憩所、トイレ、広告掲示板、歩行
者通路)は、北陸自動車道に分断された東西地区を連
駅西連絡通路内の通路・広告掲示板
絡するもので、西側の第 2 駐車場から黒部宇奈月温泉
駅への歩行アプローチ路として、24 時間開放された施
設として、平成 25~26 年度の 2 か年で整備しました。
広告掲示板(H1,245 ㎜×W1,795 ㎜、B1サイズ
2枚分) の使用料は、商品等の営業広告の場合は、1区画月額 3,240 円です。
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■デジタルサイネージシステム
これら地域観光ギャラリー、ふれあいプラザ、地鉄新黒部駅においては、来訪される皆様への情報発信手段
として、42 インチ大型デジタルサイネージシステムを整備し、黒部市をはじめ新川地域の観光情報や交通情報
などを案内いたします。さらに、スマートフォンやタブレット端末でも容易にアクセスできる無料のワイファ
イ環境も整備し、新幹線駅周辺における情報発信を進めます。
北陸新幹線開業を見据えた 主な関連整備
◆黒部宇奈月温泉駅からの交通ネットワーク網整備
黒部宇奈月温泉駅を核とした黒部市内の交通ネット
ワーク機能のあり方でありますが、まず、便利で快適
なアクセス性を確保した駅を目指す上で、富山地方鉄
道などによる公共交通ネットワークが大変重要となり
ます。
新川地域に来訪された皆様が、快適にストレスなく
目的地に移動できるよう地鉄新駅を整備しています。
現 JR 黒部駅と黒部宇奈月温泉駅間の連絡性の向上
も大変重要であると考えており、バスによるアクセス
交通を開業に合わせて整備することとしています。
魚津市、入善町、朝日町からは路線バス(入善町)
、
予約制乗合タクシー(魚津市、朝日町)の運行が計画
されております。
アルペンルートや宇奈月温泉、黒部峡谷への観光ゲ
ートウェイ機能を確立する上で多様な交通モードを配
置し、利便性を高めるため立山室堂行きバス路線を整
備します。
10
◆予約式観光乗合タクシー
平成 27 年 3 月 14 日の北陸新幹線開業に合わせ、交通利便性の向上と来訪者等の新川地域への周遊機会を拡大し、
地域観光の活性化を図るため、予約式観光乗合タクシー「にいタク」を運行します。
「にいタク」は、事前予約式の
観光乗合タクシー方式で、起点を黒部宇奈月温泉駅
と富山地鉄宇奈月温泉駅とし、予約の受け付けを 3
月 1 日から開始します。
魚の駅育児、海の駅蜃気楼、宇奈月麦酒館、ヒス
イ海岸、まいぶんKAN、杉沢の沢杉等めぐる 7 コ
ースに絞り込み運行します。利用料金は 2 時間コー
ス 2,000 円/人、2.5 時間コース 2,500 円/人、3 時間
コース 3,000 円となっています。
◆北陸観光周遊の結節点
黒部宇奈月温泉駅の立地環境的な特徴として、北陸自動車道の黒部 IC からわずか 0.7km の近接した位置にあるこ
とがあげられます。
新川地域はもとより県内への移動は、高速道路が大きな影響力を持っていることから、これを最大限活かす取組み
として、新川地域の観光地、立山黒部アルペンルート、高山、金沢、能登などの北陸観光周遊の結節点として黒部宇奈
月温泉駅を位置づけたいと考えています。
上記の図は、立山黒部アルペンルートの入口「立山駅」までのアプローチを「黒部宇奈月温泉駅からの場合」と「富
山駅からの場合」とで、対比して示したものです。
東京から「立山駅」へ行く場合、富山駅を利用するより黒部宇奈月温泉駅で下車して立山室堂直行バスに乗り継い
で高速道路を利用して行く方が、富山市街地の渋滞に巻き込まれる心配もありません。
現在、大辻や(旧黒部あるぺん村)から魚津イ
ンター、立山国際ホテル、室堂までのルートで運行しています。行きは 2 時間 50 分、室堂滞在 2 時間半、帰り 2 時
11
間半というものです。
このことから、関東方面から見た場合、黒部宇奈月温泉駅がアルペンルートへの「ターミナル駅」として十分活用
できる環境にあると考えており、現在、民間事業者で運行されている立山室堂直行バスについて、宇奈月温泉から黒
部宇奈月温泉駅を経由して立山室堂まで運行することとして関係機関と調整中です。
◆新川地域の観光資源
新川地域内には、黒部川、黒部峡谷、宇奈月温泉、生地の清水めぐり、蜃気楼、富山湾といった美しい自然環境の
他、YKKなどの先端産業や発電事業、ホタルイカ、カワハギ、黒部名水ポーク、黒部米など、全国に発信できる新
川地域の魅力がたくさんあります。
新川地域全体での開業準備も加速しており、123 体験型観光商品が開発されています。このような新川地域の観光
資源と合わせると観光への波及効果が期待できます。
◆観光戦略
これら恵まれた観光資源や立地環境を活かすソフ
ト面での取組みも大変重要になってまいります。
平成 23 年 4 月には、従来の黒部・宇奈月温泉の観
光を強化するとともに、より幅広い産業と連携を図
り、自ら旅行商品等の開発、提供が可能となる「第
2種旅行業」の免許を取得し、市場に参入できる観
光局が設置されたところであります。
今後の観光戦略の中枢を担う機関として、産業観
光やエコ、エネルギー関連事業とのタイアップ商品
の開発にも積極的に取組み、観光に一層の磨きをか
け、新幹線効果を最大限に高める努力を行っていき
ます。
観光局では、地域内のみどころをつないだツアー
商品や、この地ならではの思い出が作れる体験商品など、さまざまな観光商品の企画や販売を行っていきます。
◆立山黒部ジオパーク認定
富山市を含む県東部の 9 市町村で、日本ジオパーク認定に向けた取り組みを活発に展開された結果、平成 26 年 8
月 28 日に「立山黒部」がジオパークに認定されたところであり、私たちのふるさとの、山から海まで高低差 4,000m
を有する雪と氷の大地の悠久の営みが、まさにお墨付きをいただいたのであります。今後、誘客に弾みがつくものと
期待が高まっています。
その地域資源活用の1つとして、黒部峡谷の大自然の魅力と電源開発の歴史を体感できる「黒部峡谷パノラマ展望
ツアー」を売り出します。トロッコ電車の終点“欅平駅”から、竪坑エレベーターで 200m を登り、新たに整備した
12
パノラマルートを楽しむもので、平成 26 年年 11 月に
富山で開催された全国宣伝販売促進会議においても、
多くの観光事業者等から好評を得たところです。
竪坑エレベーター周遊ルート
◆企業誘致
この図は北陸新幹線が開業すると、速達タイプで東京
駅から黒部宇奈月温泉駅まで約2時間 30 分程度で結ばれ
ることから、企業誘致を図っていく必要があるというも
のです。
新幹線開業は、観光面のみならず、ビジネス面においても
大きな変革のポイントとなるものと認識しており、黒部宇奈
月温泉駅を利用される乗降客をいかに増やし、その方々への
おもてなしの取り組みが、今後重要になってくるものと考え
ています。
◆ この他にも、企業の本社機能の一部移転やエコロ
ジーなパッシブタウン構想、小水力や地熱などの新
エネルギーなど、黒部市には他にはない強みがあり
ます。この強みをしっかりと受け止め、まちづくり
にいかしていかなければなりません。
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平成 26 年度「北陸新幹線建設と現況」
参考資料
■北陸新幹線に係る近況
●駅名の決定
県東部の駅として位置づけ整備されている北陸新幹線(仮称)新黒部駅の名称については、駅勢圏である滑
川市、魚津市、黒部市、入善町、朝日町の 3 市 2 町の行政及び経済界の代表で構成する駅名候補選定委員会で、
全国公募の 1,608 件の中から 5 つの駅名候補(北アルプス黒部、黒部、黒部宇奈月温泉、新黒部、にいかわ黒
部)を選定し、平成 24 年 12 月 17 日に JR 西日本に要望したところ、平成 25 年 6 月 7 日にJR西日本が「黒部
宇奈月温泉駅」に決定した旨発表され、漢字にして 7 文字、カタカナにして 11 文字、アルファベットにして
18 文字という全国で 1 番長い新幹線駅の名称となりました。この新しい駅名が県東部の玄関口として地域の皆
様に親しまれる駅になるよう、そして、地域の魅力が全国に発信できる駅になるよう、観光PRや道路案内標
識の整備に努めていきます。
●新幹線列車名の決定
「北陸新幹線の列車名」については、平成 25 年 10 月 10 日、JR東日本とJR西日本は、「かがやき」「は
くたか」「つるぎ」「あさま」の 4 つに決定しました。
「かがやき」は、東京-金沢間を最速の 2 時間半で結ぶ速達タイプに使用。立山開山伝説の白いタカにちな
む「はくたか」は各駅停車タイプ、剱岳をイメージした「つるぎ」は、富山-金沢間を往復するシャトルタイ
プに採用。
東京―長野間を往復する長野新幹線タイプは現行の「あさま」を継続します。
この列車名の決定で、開業に向けた機運が一気に加速すると期待しています。
●長野・黒部宇奈月温泉駅間の試験走行
平成 25 年 12 月 1 日から平成 26 年年 3 月 28 日までの間、長野駅・黒部宇奈月温泉駅間において、安全に走
行することができるよう設備等の点検のための試験走行が行われました。
走行本数は夜間の走行を中心に 1 日 1~2 往復。走行車両は新幹線電気・軌道総合検測車のイースト・アイ及
び営業車両のE2 系列車が使用されました。
黒部市では、12 月 2 日に新幹線が初めて県内を走り、黒部宇奈月温泉駅にやって来るという歴史的な記念す
べきこの機会を捉えて、富山県及び新幹線開業くろべ市民会議と連携協力して歓迎式典や歓迎イベントを実施
しました。
式典には駅舎工事期間中ということもあって、ヘルメット着用、200 人限定という制約がありましたが、一
般参加の公募には 10 倍を超える 825 人の応募がありました。
駅東口広場で行われた歓迎イベントには一番列車を一目見ようと 1,500 人が集まったほか、写真撮影の絶好
の展望ポイントである宮野山には 300 人を超える人が集まりました。
また、12 月 6 日には東北新幹線で営業運転されているE2 系の「やまびこ」を使用して試験走行が開始され、
黒部宇奈月温泉駅に初めてやって来ました。
●北陸新幹線新型列車E7 系試乗会
北陸新幹線の新型車両「E7 系」の試乗会が平成 26 年 2 月 7 日から 9 日までの 3 日間、延べ 5 回の走行で、
約 3,500 人が試乗されました。参加者は、214,306 人の応募者の中から抽選で選ばれた方々で、何と 61 倍の競
争率であったとお聞きしており、関心の高さがうかがえます。
●新幹線線戦略とやま県民会議(新川地域会議)
新幹線線戦略とやま県民会議が平成 24 年5月 21 日に設置され、北陸新幹線の開業効果を最大限に生かし、
観光の振興や交流の促進、賑わいの創出につながる対策が効果的に展開されるよう、官民一体となってその戦
略について協議がされてきましたが、平成 26 年 3 月 7 日に第 5 回の全体会議において、これまでの議論を踏ま
え開業までの 1 年間の取り組みについて報告されました。
また、YKK会長の吉田忠裕氏が会長を務める新川地域会議では、黒部宇奈月温泉駅で降りれば、山、川、
海の多彩な体験型観光を楽しむことができる 123 の観光商品を開発することや、首都圏旅行客から注目される
ための魅力的な商品、6 次商品の開発観光物産展の開催、旅行客の交通の利便性を高めるためのタクシー車両
を活用した観光地周遊実証実験、地域外の観光地(立山黒部アルペンルート、五箇山、能登など)と直結する
高速バス等の誘致などの具体化に向けた取り組みについて報告されました。
14
●機運醸成のためのソフト事業の展開
「新幹線開業に向けた機運の醸成」については、黒部市の横断的庁内組織
である「まちづくり戦略推進会議」の中でも、開業前イベントの実施につい
て検討してきました。
また、黒部市内でも、官民連携して機運醸成を図ることを目的として、
平成 25 年 7 月 3 日に、経済団体や市民団体など 51 団体で構成する「新幹
線開業くろべ市民会議」が設立されました。
機運醸成のためのイベントとしては、富山県と連携し同年 12 月 2 日には北陸新幹線試験列車歓迎イベントが
実施されました。
●開業 1 年前イベント
平成 27 年春の北陸新幹線開業に向け、平成 26 年 3 月 2 日に富山県主催
ではありますが、新幹線開業くろべ市民会議の皆さんとも連携されて、北
陸新幹線開業1年前イベント「かがやき!とやまフェスタ」新川会場が国
際文化センターコラーレにおいて開催され、約 2,000 人の方々が来場され
ました。
俳優・気象予報士の石原良純さんによるトークショーをはじめ、会場に
は最上級客室「グランクラス」の座席や新幹線新駅のジオラマ、新型車両
の模型が展示されるなど多彩な企画を通して、開業への期待が一層高まりました。
●白山総合車両所オープン・W7 系新型車両順次納入・レール締結式開催
昭和 48 年の計画決定から 41 年、悲願であった北陸新幹線(長野―金沢間)開業に向けて、着々と準備が進
められております。平成 26 年4月 1 日には白山総合車両所がオープンし、1 編成 12 両のW7 系の新型列車 10
編成が、順次納入され、11 月中にはすべて完了します。
また、同年 5 月 24 日(土)には北陸新幹線(長野-金沢間)レール締結式が行われ、先行開業した東京―長
野間を含め 454 ㎞のレールが 1 本につながりました。
●まっすぐ黒部 田んぼアート
平成 27 年春の北陸新幹線開業をPRしようと、黒部市の農家の若手有志でつ
くる「農楽黒(のらくろ)ハーベスト」が田んぼアートを企画されました。黒部・
宇奈月温泉観光局が考案したロゴを、7種類の稲で描かれており、平成 26 年5
月下旬に桜井高校の生徒が田んぼを測量して目印を付け、若栗小学校の児童らが
6月上旬に田植えをしたものが、稲の生育とともにデザインがくっきりと浮かび
上がるようになり、完成が近づく黒部宇奈月温泉駅と併せて人々の目を楽しませ
ています。
●北陸新幹線長野・金沢駅(白山総合車両所)間の試験走行
平成 26 年 8 月 1 日から 10 月 31 日までの間、長野駅・金沢駅間において、安全に走行することができるよう
設備等の点検のための試験走行が行われています。主に黒部宇奈月温泉駅~金沢駅(白山総合車両所)間が主な
対象区間でありますが、全区間を対象とした試験も
行われます。9 月中旬までは日中の走行が中心で、そ
れ以降は夜間の走行が中心となります。
走行本数は夜間の走行を中心に 1 日 1~3 往復。走
行車両は新幹線電気・軌道総合検測車のイースト・
アイ、W7 系及びE7 系列車が使用されています。
高岡市、黒部市では、W7 系新型列車が県内を初め
て走る平成 26 年 8 月 5 日に、富山市では 8 月 10 日
に、各駅において富山県と連携して歓迎セレモニー
が実施されました。黒部宇奈月温泉駅には 11 時 42
分にW7 系新型列車が到着し、公募抽選により選ばれ
た 250 人の一般参加者を含め、約 500 人の駅勢圏の住民の皆さんで W7 系新型列車をお迎えしました。
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●北陸新幹線開業カウントダウン(夏)イベント
北陸新幹線開業に向け、W7 系新型車両などで試験走行が行われて
いる期間にあわせて開業機運の醸成を図るとともに、市内及び新川地
域の活性化を図るため、平成 26 年 8 月 23 日(土)に新幹線開業くろ
べ市民会議の皆さんが、地域の組織・団体・企業などが連携し、
「新
幹線でつながる○○(まるまる)
」を宮野運動公園で開催されました。
多数の方々が来場され、
W7 系新型車両の到着の様子を見学したり、
列車戦隊トッキュウジャーショー、レールマウンテンバイク、物販、
飲食コーナーなどを楽しまれました。
●北陸新幹線(長野―金沢間)の開業日等運行計画発表
平成 26 年 8 月 27 日にJR東日本及び西日本が、開業日をはじめ運行本数などの運行計画概要を発表されま
した。開業日は平成 27 年 3 月 14 日(土)。速達タイプの「かがやき」が 1 日 10 往復(長野、富山、金沢停車)。
東京―富山間が 2 時間 8 分、東京―金沢間が 2 時間 28 分で結ばれます。「かがやき」は速達性が重視され、新
高岡、黒部宇奈月温泉駅には停車しません。各駅停車の「はくたか」は東京―金沢間を 14 往復。長野駅からは
飯山駅の一部通過を除きすべて停車します。長野―金沢間の 1 往復(すべて停車)と合わせて 15 往復します。
ダイヤ、料金等の詳細発表は開業の3カ月前に決定される予定です。
・開業日
平成 27 年 3 月 14 日(土)
・運行本数
速達タイプ「かがやき」10 往復
停車タイプ「はくたか」15 往復(うち、長野―金沢間 1 往復)
シャトルタイプ「つるぎ」18 往復
現長野新幹線タイプ「あさま」16 往復
・停車駅
「かがやき」…大宮、長野、富山、金沢に停車。上野は一部通過有り。
「はくたか」…上野、大宮停車、高崎~上田までの 5 駅は一部通過駅。
長野~金沢までは飯山の一部通過を除き各駅停車。
長野―金沢間の 1 往復は各駅停車。
(長野発早朝便・金沢発最終便を想定)
「つるぎ」……富山~金沢間全駅停車。
●所要時間予測
黒部宇奈月温泉駅には、停車タイプの「はくたか」が全部停車し、速達タイプの「かがやき」は停車しません
が、金沢まで 2 時間 28 分で来ることができるという最速達の魅力は、一人でも多く北陸に足を運んでもらうと
いう意味では大切なことであり、飛行機との競争という観点からJRの戦略は理解できます。ダイヤの詳細発表
は開業 3 か月前に発表されますが、「はくたか」は、高崎から上田までの 5 駅と飯山駅が一部通過駅とされたこ
とから、これらの駅すべてを通過すると、東京―新高岡間が約 2 時間 40 分という試算を富山県がしていること
から、東京駅から黒部宇奈月温泉駅までの所要時間は、最速で 2 時間 20 分程度ではないかと予測しています。
※ 真鍋 JR 西日本社長と板倉北日本新聞社の開業 100 日前記念対談において、停車タイプの「はくたか」の群
馬、長野両県の 6 駅の停車駅を絞り込むことで、速達タイプの「かがやき」に近い「準速達」運行体系を検討
している旨を明らかにされています。
●黒部宇奈月温泉駅駅舎見学会
鉄道運輸機構のご協力のもと、平成 26 年 10 月 4 日
(土)には駅舎見学会を実施しました。
駅勢圏の滑川市から朝日町の 3 市 2 町の住民の皆様
から 921 人からの応募があり、抽選の結果、250 人の当
選者を含め約 450 人の皆様が参加されました。
●北陸新幹線運賃・料金
JR東日本及び西日本が平成 26 年 10 月 3 日、北陸
新幹線長野-金沢間に係る特急料金の上限について、国
土交通大臣に認可申請手続きをされました。
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東京―黒部宇奈月温泉駅間の運賃・料金は、普通車自由席で片
道 11,340 円、普通車指定席で 11,860 円、グリー車で 15,460 円、
グランクラス(アテンダント付き)23,680 円が上限とされてい
ます。今後割引等の企画切符が検討されています。
●カウントダウンボード除幕式
JR西日本では、北陸新幹線(長野―金沢間)開業に向け、平
成 26 年 10 月 11 日に高岡駅、富山駅、黒部駅、10 月 13 日に糸
魚川駅にカウントダウンボードを設置し、除幕式が行われました。
●県道黒部宇奈月線バイパスの開通
都市計画道路「新駅中新線」は、北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」を起点とし、国道 8 号を経由して、国道 8
号入善黒部バイパス(平成 27 年 3 月開通予定)に至る基幹道路で北陸新幹線開業までの供用に向けて整備され
ておりますが、このうち、平成 12 年度から事業着手されていました国道8号から黒部宇奈月温泉駅までの延長
2.4 ㎞の「県道黒部宇奈月線バイパス」が、平成 26 年 11 月 26 日に開通しました。国道 8 号から国道 8 号入善
黒部バイパスまでの 2.3 ㎞については、平成 27 年 2 月 26 日に開通しました。
●北陸新幹線開業 100 日前イベント
平成 27 年 3 月 14 日の北陸新幹線開業に向け、開業機運を高めるとともに、JR から運営があいの風とやま鉄
道に引き継がれることを PR するため、開業 100 日前の平成 26 年 12 月 4 日早朝に、富山県、新幹線駅設置市、
あいの風とやま鉄道が共同して、JR 富山駅、高岡駅、黒部駅の 3 駅で北陸新幹線開業 100 日前イベントが開催
され、駅利用者にちらしなどが配付されました。
また、黒部市では新幹線開業くろべ市民会議の皆さんが、平成 26 年 12 月 6 日(土)には黒部市のクロにちな
んで開業 96 日前イベント「新幹線 de GO!!」が宇奈月国際会館セレネで開催されました。本来は 98 日前であ
りましたが、皆さんの参加しやすい日ということで 12 月 6 日に行われました。あいにくの大雪で足元が悪い日
でありましたが、約 1,000 人の皆さんが来場されました。
●北陸新幹線(長野―金沢間)開業に向け JR による試験運転列車の運行
JR 東日本及び西日本 2 社が、平成 27 年 3 月 14 日の開業に向けて、平成 26 年 12 月 8 日~平成 27 年 3 月 13
日までの間、車両走行試験、乗務員訓練、ホーム可動柵や放送設備、雪害対策設備などの各種設備確認等のため、
試験運転列車の運行を行っています。
・ 上越妙高駅―白山総合車両所は、W7系車両で 1 日あたり最大 14 往復
・ 長野駅―上越妙高駅は、E7系車両で1日あたり最大 25 往復
●黒部宇奈月温泉駅発車メロディの決定
平成 26 年 12 月 9 日、JR 西日本が北陸新幹線(長野―金沢間)の各駅における発車メロディについて発表さ
れました。黒部宇奈月温泉駅では、新幹線くろべ市民会議が開業を記念してメモリアル大合唱を行う予定の推奨
曲である「煌(きらめき)~水の都から~」が選定されました。この曲は、シンガー・ソングライターの高原兄
さんが北日本放送の番組「黒部~水と暮らす未来へ~」のテーマ曲として作詞作曲されたもので、富山ゆかりの
歌手、Tomomi さんが歌われているものです。JR西日本がその曲を編曲し発車メロディとして使用します。
●金沢―長野間の W7 系新型車両試乗会の一般公募
平成 26 年 12 月 9 日、開業前の平成 27 年 2 月 7 日~8日の2日間にかけて、金沢―長野間でE7系とW7系
新型車両による試乗会が計4回(金沢発着 2 回、長野発着 2 回)実施されます。その試乗会には 2,800 人の参加
募集(応募期間は 12 月 9 日~12 月 16 日)がされましたが、応募は全国 47 都道府県から 85,407 件、216,319 人
から応募があり、何と 77 倍の競争率という狭き門となりました。
●あいの風とやま鉄道の上限運賃申請
あいの風とやま鉄道が平成 26 年 10 月 27 日、運賃の上限
について、国土交通大臣に認可申請手続きをした旨、平成
26 年 10 月 28 日に発表しました。
当初5年間はJRの水準に比べ運賃、通勤定期をそれぞれ
12%、通学定期を3%引き上げられます。富山-高岡間でみ
ると、運賃は現在より 40 円高い 360 円、通勤定期(1カ月)
が 1,170 円高い 10,890 円、高校生の通学定期(同)が 220
円高い 7,110 円となります。
17
富山-魚津間が 560 円(現行 500 円)、富山-泊間が 960 円(同 840 円)、富山-石動間が 660 円(同 580 円)。
距離に応じて 20~200 円引き上げられます。
運賃は、あいの風が経営を維持できるよう、県並行在来線対策協議会が 2013 年にまとめた経営計画概要に基
づき設定されています。開業 5 年目までは激変緩和措置として引き上げ幅を抑え、6 年目以降は運賃、通勤定期
が 19%、通学定期が 5%上がる見通しとなっています。抑制の財源としては、県と市町村、民間企業が 65 億円
を拠出して設けた経営安定基金や、県による開業後の投資の一部の追加支援を活用する予定になっています。
●北陸新幹線ダイヤ等運行計画の詳細発表
JR東日本及びJR西日本が、北陸新幹線ダイヤなどの運行計画の詳細について、平成 26 年 12 月 19 日発表
しました。
① 臨時便の設定
・ 停車本数については、
「かがやき」の臨時便が 3 往復設定され、うち 1 往復が新高岡駅に停車すること
となります。
② 「はくたか」に準速達型便設定
・ 黒部宇奈月温泉駅には「かがやき」は停車しませんが、
「はくたか」が東京―金沢間が 14 往復、長野―
金沢間 1 往復停車します。概要発表と変わらず増便は叶わなかったことは残念ですが、
「はくたか」の準
速達型の便が設定されました。
③東京―黒部宇奈月温泉駅間の所要時間
・ 東京―黒部宇奈月温泉駅間の所要時間は、東京からは最速で 2 時間 14 分(573 号)
、東京へは最速で 2
時間 17 分(564 号)という便が 1 便ずつ設定されました。
・ 最速を含め 2 時間 10 分台が 3 往復、2 時間 20 分台の便が 3 往復、2 時間 30 分台が 5 往復、2 時間 40
分台が 3 往復設定されています。
・ 2 時間 40 分程度の便のうち 2 往復は長野駅で「かがやき」に乗りかえれば 20 分程度短縮されるように
設定されています。
④ 大阪方面への利便性確保
・ 大阪方面への利便性の確保についても、きちっと設定されています。金沢駅での乗り継ぎが生じますが、
これまでと同様に、10:39 には大阪に到着することができますし、帰りの夜の便につきましても、これま
での魚津着サンダーバード便よりも 1 時間程度長く大阪に滞在することができるようになります。
⑤ 首都圏・新潟方面への利便性確保
・ 首都圏方面への便数が 12 本から 14 本に増えたこと、上越妙高駅から新潟方面への特急列車「しらゆき」
が新設されたことなど、利便性を損なわない配慮も随所にみられ、乗り継ぎの解消、時間短縮など図られ、
確実に利便性が向上するものと考えています。
●あいの風とやま鉄道ダイヤ等運行計画の概要発表
平成 26 年 12 月 19 日のJR東日本及びJR西日本の北陸新幹線ダイヤの発表を受けて、同日あいの風とやま
鉄道が、開業時の列車運行ダイヤ等の詳細な列車運行計画を発表しました。概要は以下のとおりです。
① 運行本数を増やす。
② 泊~金沢間に快速タイプの列車を運転する。
③ 泊方面最終列車の発車時刻を繰り下げる。
④ 富山駅で始発と最終の「かがやき」に接続させる。
⑤ 富山駅での直通列車を増やす。
⑥ JR城端線との直通運転を継続する。
⑦ IRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道と直通運転をする。
⑧ 泊駅で糸魚川方面と富山方面の列車が乗継となる。
⑨ 日中の時間帯にワンマン運転を行う。
⑩ 特急列車の通過待ちがなくなり、到達時間が改善される。
⑪ 城端、氷見、高山線の接続について、乗り継ぎの円滑化に努める。
●あいの風とやま鉄道ダイヤ等運行計画の詳細発表
あいの風とやま鉄道が、平成 27 年 1 月 8 日に開業時の列車運行ダイヤ等の詳細な列車運行計画を発表しまし
た。
① 現在のJRの運行本数を維持した上で、
朝の通勤通学時間帯に富山-高岡で1往復を追加し、
泊-金沢
(一
18
部泊-富山)に快速列車「あいの風ライナー」を3往復運行します。
・ 泊-金沢で平日に1日1本走る現行の特急「おはようエクスプレス」と魚津発着の大阪方面へのサン
ダーバードの代替として、平日に快速列車を早朝1本と夕方から夜の 5 本の計 6 本を運行します。
・ 停車駅は泊、入善、黒部、魚津、滑川、富山、小杉、高岡、石動、金沢の 10 駅に絞り、泊-金沢の
所要時間は普通列車より 15~20 分短縮されます。
・ 朝の快速は金沢方面行きで、泊を午前 6 時 36 分に出て富山に 7 時 16 分、高岡に 7 時 31 分、金沢に
8 時 1 分に着きます。
・ 所要時間は 85 分で、「おはようエクスプレス」並みの速達性が確保されています。朝のみ4両編成
(216 席)で、その他は 2 両編成(108 席)となります。
・ 乗車の際は運賃や定期のほかに、座席指定料金として乗車区間に関係なく 300 円が必要で、列車内と
県内の停車駅で「ライナー券」が販売されます。
② 富山止まりの列車を減らし直通運転を倍増するほか、隣県の三セクとも相互乗り入れします。
・ 富山止まりが多い運行体系から、直通列車を 12 本増の 23 本設定されます。乗り換えの必要がなくな
り、高齢者や障害者に配慮されています。
③ 泊方面への終電は 33 分繰り下げ、県東部の乗客の利便性に配慮されています。
・ 県東部の要望に応え、泊方面行き終電を現行の午後 10 時 57 分発から 11 時半に繰り下げられます。
④ 快速列車を除く運行本数が増便されます。
・ 快速列車を除く運行本数は、金沢-高岡が現行と同じ 57 本、高岡-富山が 2 本増の 79 本、富山-黒
部が現行維持の 62 本、黒部-泊が 2 本増の 54 本、泊-糸魚川が現行と同じ 38 本。
・ 朝の通勤通学客の利便性向上と混雑緩和のため、富山午前 7 時 54 分発と、高岡午前 8 時 20 分発の各
1本を増便します。
●富山地方鉄道新黒部駅開業及びダイヤ改正の発表
平成 27 年 1 月 23 日、J富山地方鉄道が北陸新幹線ダイヤの発表を受けて、
「地鉄新黒部駅」を 2 月 26 日から
新設開業させるとともに、鉄道線ダイヤを改正する旨発表しました。概要は以下のとおりです。
① 新黒部駅開業
・ 北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」と接続する「地鉄新黒部駅」を長屋から舌山間に 2 月 26 日から新
設開業します。
② 増発
・ 西魚津-新黒部-宇奈月温泉間で 10~15 本増発し、黒部方面のアクセス向上につなげるほか、北陸
新幹線乗り継ぎの利便性を高めるとともに、北陸新幹線のすべての列車に接続するよう配慮されていま
す。
・ 西魚津-電鉄黒部間を 11 本、電鉄黒部-新黒部間を 15 本、新黒部-宇奈月温泉間を 10 本それぞれ
増発されます。
・ 新黒部駅は北陸新幹線・黒部宇奈月温泉駅に隣接しており、新幹線の待ち時間を 10~30 分程度に収
めるよう配慮されています。
③ 特急列車停車駅の見直し
・ 新規開業の新黒部駅を特急列車の停車駅とし、合わせて、電鉄黒部駅~宇奈月温泉駅間では新黒部駅
のみ停車とすることで、電鉄富山~宇奈月温泉駅間の到着時間を平均 2 分程度早くなります。
④ その他
・ 「新魚津駅」で、あいの風とやま鉄道が運行する 68 本の列車と接続します。
・ 新幹線開業で立山・黒部アルペンルートへ訪れる人の増加に対応するため、宇奈月-立山間を結ぶ「ア
ルペン特急」の停車駅見直しも行い、速達性を向上させます。
・ 「新黒部駅」には当面の間、昼間帯に案内のためのアテンダントを配置し、P&R用駐車場が黒部市
により(206 台)整備されています。
●金沢―長野間の W7 系新型車両試乗会
開業前の平成 27 年 2 月 5 日~22 日までの間において、富山県内の報道、県、沿線自治体、経済界、沿線町内
会、各種団体等の関係者向け試乗会が金沢―長野間あるいは大宮間でE7/W7系新型車両による試乗会が、一
般公募の試乗会とは別に実施されました。
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■北陸新幹線開業に向けた今後の予定
●鉄道運輸機構・JR西日本の予定イベント
・金沢―長野間のW7系新型車両の出発式の開催
平成 27 年 3 月 14 日には W7 系新型車両の出発式が実施され、黒部宇奈月温泉駅においてもセレモニーの実
施が検討されています。
●駅周辺施設の完成式典の開催
北陸新幹線開業まで、本日《H27.2.26》であと 16 日となり、残すところ 2 週間余りとなり、いよいよカウン
トダウンの状況となりました。
黒部市が進めている駅周辺整備については、路線バスやタクシーの公共交通の乗降場となる円形シェルター、
新川地域の観光案内機能やフィールドミュージアムの玄関口としての展示機能などを備えた地域観光ギャラリ
ー、朝市や特産品の販売、郷土芸能発表など賑わい創出のためのイベントが開催できるスペースや待合室を備え
たふれあいプラザ、駅東公園、駅西公園、公共交通ネットワーク(乗り継ぎ)の利便性を確保するための地鉄新
黒部駅、黒部川扇状地をイメージした水景施設、無料駐車場(一部有料)等を整備しています。
その駅周辺全体の完成式を市道新堂中新線開通式や地鉄新黒部駅開業式に合わせて、
平成27 年2 月26 日
(木)
に開催したところです。
●富山県内しゅん功開業記念式・祝賀会の開催
開業日の平成 27 年年 3 月 14 日には、新幹線開業、あいの風とやま鉄道開業、城端線新高岡駅の供用開始な
どが予定され、富山県内しゅん功開業記念式・祝賀会が開催されます。
●新幹線開業くろべ市民会議による開業祝賀イベント
平成 27 年 3 月 14 日の北陸新幹線開業を祝して新幹線くろべ市民会議では、3 月 13 日~15 日までの 3 日間、
開業祝賀イベントとして「黒部宇奈月温泉駅 サクラ咲く・フェスタ 2015」が開催されます。開業前日には前
夜祭、開業当日には「北陸新幹線開業祝賀祭」
、開業翌日には「メモリアル音楽祭」が黒部宇奈月温泉駅周辺で
行われます。メモリアル音楽祭の中で、新川 3 市 2 町から集まった約 430 人の皆さんが、シンガー・ソングライ
ターの高原兄さんと富山ゆかりの歌手、Tomomi さんが、北日本放送の番組「黒部~水と暮らす未来へ~」のテ
ーマ曲として作詞作曲した「煌(きらめき)~水の都から~」を大合唱し、開業をお祝いします。
■新幹線建設(鉄道運輸機構)に係る工事関係
● 鉄道運輸機構が進めている新幹線建設関係ですが、平成 24 年 5 月に着工し、平成 26 年 6 月末には建築主体工事
が完了しています。外構工事や電気設備工事を終えて同年 10 月末には駅舎が完成し、11 月には事前使用許可では
ありますが、JRに引き渡されたところです。
● 黒部宇奈月温泉駅の駅舎新築工事(駅舎延長 312m、ホーム高 13.15m、駅舎高さ約 22m)は、駅舎のデザイン
コンセプトを「見えない駅、魅せる駅」として整備されております。
駅舎内部には新川産材の立山杉、蛭谷和紙の他、1階待合室(48 ㎡)やトイレ(18 ㎡)の壁面には、国会議事
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堂にも使用されている地元下立産のオニックスマーブル(大理石)が貼り付けられています。駅の外観部分には
アルミ建材によるガラリ、サッシ枠など地場産材が使用されています。
● 高速道路黒部インター付近で、線路の保守のための車両や資材を留め置きするための保守基地の新築工事(保
守・検査用車庫、油庫、塵芥置き場、管理事務所)が、平成 H26 年 1 月に完成しています。
■事業用地の確保状況
● 新幹線、高速道路用地を除く事業区域約 6ha のうち、市道、農道、用排水路を除き駅周辺整備に必要な事業用地
は 50,583 ㎡(約 5ha)であります。平成 20 年度から用地交渉に取り組んできていますが、関係の皆様のご理解・
ご協力を賜り、現在まで 39,598 ㎡(78.3%)を取得し、借地面積 8,391 ㎡(16.6%)を含めますと 47,988 ㎡ 94.9%
の用地を確保した状況です。
■駅周辺整備に係る工事関係
● 黒部市が進めています黒部宇奈月温泉駅周辺整備の整備状況については次のとおりです。
① 駅東口広場⇒ 平成 27 年 3 月 14 日(土)~ 使 用 可
①の駅東口広場は、交通広場、消雪施設、キャノピー、案内板、照明施設を整備します。また、黒部川扇状地
をイメージした三角の部分に、円形ロータリーと水景施設を整備しています。
H26 年度には舗装、植栽、サイン、照明、防犯カメラ、トロッコ電車のデザインを施したシンボル的な時計の
設置や一般公募によるメモリアルタイル、シートスクリーン、黒四ダムをイメージした水飲み場などを設置してい
ます。円形ロータリーの東口交通広場は、公共交通である路線バス及びタクシー等許可車両(使用料あり)のみ乗
り入れることができますが、一般車両については、地鉄新黒部駅広場及び南口の一般車乗降場を利用していただく
ことになります。
21
② 多目的広場⇒ 平成 27 年 3 月 14 日(土)~ 使 用 可
②の多目的広場は、芝張り工事及び黒部に生育する樹木を植栽しています。平成 26 年度には、シンボルツリー
としてタブノキを植栽しています。
③ 新幹線駅東線
③の新幹線駅東線は、市道荻生若栗線の迂回路として暫定的に供用しており、平成 26 年度に歩道舗装、案内標
識の整備をしています。
④ 市道荻生若栗線
④の市道荻生若栗線は、電線共同溝、道路改良などの整備を行ってきており、平成 26 年度には舗装工事、石碑
の移設のほか、電線管理者の配線工事が行われています。
⑤ 地鉄新駅東側利用者利便ゾーン
⑤の地鉄新駅利用者利便ゾーンは、公募の結果、3 社から参加表明があり出店が確定しました。業種はパン・洋
菓子製造販売(株式会社ぱぱパンの店)
、再生可能エネルギー(レンズ式風車)の生成・活用及びEV車のレンタ
ル(LENS株式会社、テナント:日産レンタカー)
、飲食店舗(食彩処 仁助)の3社です。統一的なデザイン
等運営面で細部協議を重ねられ、平成 26 年 11 月 7 日に安全祈願が行われ工事着手され、平成 27 年年 3 月 14 日の
北陸新幹線開業に間に合うよう整備されています。
⑥ 地域観光ギャラリー⇒ 平成 27 年 3 月 13 日(土)~ 使 用 可
⑥の地域観光ギャラリーは建屋が完成しており、平成 26 年度に
フィールドミュージアムの玄関口としての展示空間を整備してお
り、同年 12 月末に完成したところです。
地域観光ギャラリー内には、ATM、JR駅レンタカー窓口、新
川地域の観光地等の観光案内所、物品販売、トイレの機能を備える
とともに、黒部川扇状地を中心とした山・川・海に関する情報が展
示で紹介されます。
⑦ 地鉄新黒部駅⇒ 平成 27 年 2 月 26 日(木)~ 使 用 可
⑦の地鉄新黒部駅は、平成 25 年度に栗寺踏切の改修や軌道勾
配修正のうえ、ホーム、スロープやホーム上屋などを整備してお
り、平成 26 年度には安全柵や構内踏切及び待合所等を整備し完
了します。駅施設の整備後は、富山地方鉄道施設として管理され
ますが、待合所は 24 時間対応のトイレのほか、待合室(午前 5
時から午後 12 時まで使用可)と兼ねて道路交通情報や観光情報
などの提供ができる市有施設として運営します。富山地方鉄道と
の協定では無人駅としていますが、開業後当面は案内のためのア
テンダントが配置されます。
⑧ 地鉄新黒部駅広場⇒ 平成 27 年 2 月 26 日(木)~ 使 用 可
⑧の地鉄新黒部駅広場は、排水施設や路盤整備、消雪設備、車道舗装まで完了しており、平成 26 年度は、舗装
工事をはじめ、誘導案内のサイン整備、キャノピー、駐輪場、EVステーション(平成 27 年 3 月 14 日~ 使 用 可 )、
トロッコ電車のオブジェの設置しています。
この広場は、K&R 駐車場を備えた一般乗用車両及び路線バス以外のマイクロバスの送迎用のロータリーと位置
付けており、車両の乗り入れには許可は要りません。大型・中型ツアーバスや観光バスなどは黒部宇奈月温泉駅西
側のバス駐車スペースをご利用ください。
⑨ 駅西駐車場(第Ⅰ~第5駐車場)⇒ 第 1 駐車場を除き平成 27 年 2 月 26 日(木)~使用可
⑨の駅西駐車場については、
当初計画では全体で約500 台分の駐車スペースを確保することとしていましたが、
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一人でも多く乗降客数を確保するため、設計を見直しし一般開放する駐車場を 615 台としました。置きっぱなし
の駐車で満車状態となり乗り遅れたということのないよう、第1駐車場を有料とするほか第2駐車場に満空表示
を設置しています。
・第 1 駐車場 84 台(有料、消雪設備)…1 日 500 円、24 時間を超え、12 時間ごとに 200 円追加
⇒平成 27 年 3 月 14 日(土)~ 使 用 可
・第 2 駐車場 162 台(無料、機械除雪)…満空表示
・第 3 駐車場 206 台(無料、機械除雪)
・第 4 駐車場 116 台(無料、機械除雪)
・第 5 駐車場 47 台(無料、機械除雪)
合計 615 台
⑩ ふれあいプラザ⇒平成 27 年 3 月 14 日(土)~ 使 用 可
⑩のふれあいプラザは、建屋が完成し、26 年度に備品整備します。
トイレ(24 時間対応)
、待合室(午前 9 時~午後 7 時利用可)
、イベントスペースを備えた屋根付き通路として
整備しております。イベントスペースについては、朝市や芸能発表など賑わい創出のためのイベントのために使用
する場合など利用の承認が必要となります。
現在、開業後のイベント等による賑わい創出のための専用利用について、平成 27 年 3 月 16 日から 5 月 31 日ま
での予約受付を始めたところです。
⑪ 新駅西側利用者利便ゾーン
⑪の新駅西側利用者利便ゾーンの民有地においては商業施設等の誘致が市との共同開発という形態で進められ
てきていましたが、新幹線開業後の乗降客数等の状況を見ないと進出の判断ができないとして様子見の状況とな
っています。市有地においては、駐車スペースや公園整備など必要な整備は、関係者と調整しながら開業に間に
合うよう進めています。
⑫ 市道舌山栗林線
⑫の舌山栗林線は、平成 26 年度には管理道整備、南口広場における一般車ロータリーの整備、照明設備工事、
キャノピー(屋根付き歩行者用通路)整備工事、関係者用駐車場(北駐車場)舗装工事、施設整備工事を行って
います。
⑬ 市道舌山大越線
⑬の舌山大越線は、平成 25 年度で踏切の拡幅改良、消雪工事を実施しております。栗寺踏切は平成 26 年 4 月
23
28 日から供用開始しています。松桜閣への誘客を図るため一部道路の拡幅工事を実施する予定です。
⑭ 駅西連絡通路⇒平成 27 年 3 月 14 日(土)~ 使 用 可
⑭の駅西連絡通路(休憩所、トイレ、広告掲示板、歩行者通路)は、北陸自動車道に分断された東西地区を連絡
するもので、西側の第 2 駐車場から黒部宇奈月温泉駅への歩行アプローチ路として、24 時間開放された施設とし
て、平成 25~26 年度の 2 か年で整備しています。
なお、8基の広告掲示板は、商品等の広告宣伝のための使用の場合は有料(月額 3,240 円)となります。現在公
募中で、首都圏や長野県の観光宣伝に活用してもらえるよう営業活動を展開しています。
● その他
・案内標識
駅アプローチ道路の案内標識を整備しています。
・駅南口広場ロータリー
高架下横の駅南口広場のロータリーは、K&R駐車場を備えた一般車送迎用の乗降場となっています。
・鉄道警察隊の詰所
黒部宇奈月温泉駅の中に鉄道警察隊の詰所が設置されます。常駐ではありませんが、駅舎内の犯罪に速やかに
対応するとともに、犯罪予防対策、地域の安全確保のために駅周辺のパトロール強化に努められます。高架下南
口出入り口付近にパトカーの駐車スペースを提供しています。
・トイレ整備状況
①地域観光ギャラリー 大 5(多目的 1、男 1、女 3) 小 3(男 3)⇒H27.3/13~使用可
②ふれあいプラザ
大 8(多目的 1、男 2、女 5) 小 3(男 3)⇒H27.3/14~使用可
③地鉄新黒部駅待合所 大 2(多目的 1、男 0、女 1) 小 1(男 1)⇒H27.2/26~使用可
④駅西連絡通路
大 3(多目的 1、男 1、女 1) 小 1(男 1)⇒H27.3/14~使用可
⑤黒部宇奈月温泉駅
大 8(多目的 1、男 3、女 4) 小 3(男 3)⇒H27.3/14~使用可
合計
大 26(多目的 5、男 7、女 14) 小 11(男 11)
・県道黒部宇奈月線バイパスの開通
都市計画道路「新駅中新線」は、北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」
を起点とし、国道 8 号を経由して、国道 8 号入善黒部バイパス(平成
27 年 3 月開通予定)
に至る基幹道路で北陸新幹線開業までの供用に向
けて整備されていますが、このうち、平成 12 年度から事業着手され
ていた国道8号から黒部宇奈月温泉駅までの延長 2.4 ㎞の「県道黒部
宇奈月線バイパス」が、平成 26 年 11 月 26 日に開通しました。
・市道新堂中新線の開通
都市計画道路「新駅中新線」のうち、国道 8 号から国道 8 号入善黒部バイパスまでの 2.3 ㎞については、平成
27 年年 2 月 26 日、黒部宇奈月温泉駅周辺施設等完成式に合わせて開通式が行われ、午後 3 時に供用開始されま
した。
1期
2期(今回開通区間)
延
長
L=1,250m
L=1,050m
区
間
国道8号~市道三日市出島線
市道三日市出島線~国道8号バイパス
幅
員
W=30m(暫定2車線)
W=14.5m(暫定2車線)
工
期
平成 10 年度~平成 27 年度
平成 21 年度~平成 27 年度
約 18.1 億円
約 17.5 億円
事業費
・規格等
構造規格:3 種 2 級、標準幅員 30m
・補助メニュー 社会資本整備総合交付金、2 期分からは新幹線新駅関連市道整備補助金(県)も活用
・国道 8 号入善黒部バイパスの開通
国土交通省富山河川国道事務所は平成 27 年 1 月 13 日、国道 8 号入善黒部バイパスが 3 月 1 日に、黒部市古御
堂-魚津市江口(7.3 キロ)の区間が暫定 2 車線で開通すると発表しました。北陸新幹線のアクセス道路の位置
付けで整備されてきており、この区間に開通により、黒部宇奈月温泉駅へのアクセスが向上します。
入善黒部バイパスは全体で 16.1 ㎞の道路で、この開通により新設の入善町上野-魚津市江口(14 ㎞)の全区
間が開通することになります。
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北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅・周辺アラカルト
作 成
作成日
改訂日
黒部市都市建設部新幹線交通政策課
TEL 0765-54-2111 FAX 0765-54-4461
E-mail
[email protected]
平成 26 年 8 月 27 日
平成 27 年 2 月 26 日
元気とやまマスコットきときと君
新幹線開業PRマスコットぶりと君
黒 部 市
※本アラカルトは、富山県、鉄道・運輸機構、JR西日本及び東日本等より資料提供していただき作成しました。