ミニチュアリニアガイドシリーズ ミニチュアリニアガイドシリーズ 2. 技術資料 2.5 負荷能力と寿命 基本動定格荷重C100B 等価荷重と速度 等価速度 基本動定格荷重Cとは荷重を受ける大きさ及び方向が変わらないラジアル方向の荷重を言います。 リニアベアリングがこの荷重を受けた時にその定格寿命は理論上100kmの走行距離に達すること が出来ます。(上記はISO14728-1による) 荷重と速度が一定でない場合は寿命に影響 が出ます。実際の荷重と速度を考える必要 があります。 速度の変動がある場合、等価速度は下 記公式(7)によって計算します。荷 重と速度が共に変動する場合、等価速 度は下記公式(8)によって計算します。 50km走行距離を定格寿命の基準にする場合、ISO14728-1定めた基準より20%以上高くなり ま す 。 こ の 2 種 類 の 定 格 荷 重 を 換 算 し て 、比 較 す る 場 合 、下 記 公 式 ( 2 ) 、 (3)をご参照ください。 等価荷重 荷重のみ変動する場合、等価荷重は下記公 式(6)によって計算します。 寿命計算 等価荷重及び速度計算 等価荷重 走行100kmの定格寿命 ストロークの百分比 定格寿命 個別ロード ステップ 基本動定格荷重 等価速度 等価荷重 個別スピード ステップ 単-ストローク リニアガイドに作用する荷重 毎分の往復回数 平均速度 垂直方向の外部ダイナミック ロード 水平方向の外部ダイナミック ロード 作用力方向基本静荷重 静モーメント 作用力方向基本静モーメント 定格寿命L 一般的な品質と運転で一連のリニアガイドを同じ条件の下で走行させた時そのうちの90%が金属 疲労が起こる事無く走行できる総走行距離。(上記はISO14728-1による) 定格寿命の計算 等価荷重と平均速度が変わらないとする場合の計算公式が上記(4)、 (5)の通りです。 合成等価荷重 モーメントが伴う合成等価荷重 リニアガイドが任意の角度から荷重を 受けて、作用力の方向が水平又は垂直 方向と異なる場合、等価荷重の計算公 式じは上記(9)によって計算します。 リニアガイドが同時に荷重とモーメン トを受ける場合、等価荷重の計算公式 は上記(10)の通りです。 ISO-14728-1の説明によれば、 P 0 . 5 C と P C 0時 、 確 実 な 寿 命 計 算 値を求められます。 ブロックにトルクを負荷した場合 構 造 設 計 様 々 な 負 荷 を 受 け る 時 、 ブ ロ ッ ク に M p, M y 方 向 の ト ル ク を 負 荷 し な け れ ば 為 ら な い 場 合 、 ブロック走行がスム-ズ場合、トルクは靜トルクの0.3~0.1倍をも耐えられます。また、与圧が 大きい場合、負荷も大きくなります。 設計に関するご質問、ご不明な点につきましては弊社技術部までお問い合わせ下さい。
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