【i】セメント中の無機物の定量 +00 2.00 +00 5.00 +00 150.0 140.0 0.00 TG 120.0 100.0 1.00 -2.04 % 80.0 -11.59 % 60.0 Weight/% DTG/%/min 0.00 -20.00 DTG 40.0 20.0 0.0 -1.00 -30.00 DTA -20.0 466.1 ℃ -2.00 -40.0 750.2 ℃ -40.00 -60.0 -80.0 -3.00 -50.00 50.0 -100.0 200.0 400.0 600.0 Temperature/℃ 800.0 1000.0 +00 セメントの TG-DTA 測定データです。 450℃付近から Ca(OH)2 の脱水による吸熱ピークを伴う減量が見られます。その後 500℃ 付近から 800℃付近までに CaCO3 の脱炭酸による吸熱ピークを伴った減量が見られます。 これらの減量値より、Ca(OH)2 の含有量は全体の約 8.4%、CaCO3 は約 26.3%と計算され ます。 Heat Flow/μV -10.00 【ii】Ca(OH)2 の炭酸化 +00 5.00 +00 5.00 0.00 TG 0.00 +00 150.0 +00 140.0 150.0 140.0 7 日間放置後 TG 120.0 120.0 - 9 .2 4 % 100.0 - 9 .2 4 % -10.00 100.0 -10.00 80.0 - 2 2 .7 9 % オリジナル Weight/% Weight/% -20.00 80.0 - 2 2 .7 9 % 60.0 - 1 .3 1 % - 1 .3 1 % 60.0 1 40.0 1 -30.00 - 2 6 .0 1 % -30.00 20.0 0.0 2 DTA -40.00 40.0 20.0 - 2 6 .0 1 % DTA 0.0 2 -20.0 1 -40.00 Heat Flow/μV Heat Flow/μV -20.00 2 -20.0 1 2 -40.0 -50.00 -40.0 -50.00 -60.0 -60.0 -80.0 -60.00 30.0 -60.00 30.0 200.0 200.0 400.0 600.0 800.0 400.0 Temperature/℃ 600.0 Temperature/℃ 800.0 1000.0 -80.0 +00 1000.0 +00 Ca(OH)2 の TG-DTA 測定結果です。 密栓した状態から取り出した試料の測定結果(original)では 400℃付近に脱水による吸熱 ピークを伴う減量(-22.8%)が見られます。 25℃ 60%RH の状態で 7 日間放置した後測定した結果(7days)では 400℃付近の脱水に よる減量が少なくなっており (-9.2%) 、600℃付近に減量(-26.0%)が見られます。これは、 放置している間に空気中の CO2 を吸収し Ca(OH)2 の一部が CaCO3 に変化することにより 400℃付近の脱水による減量が少なくなり、600℃付近の CaCO3 の脱炭酸による減量が起 こることを示しています。 また、original 測定結果においても 600℃付近にわずかに減量(-1.3%)が見られており、 保存中において一部炭酸化が進行していることが考えられます。
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