InfoWorksICM v5.5 新機能リスト

InfoWorks ICM v5
5.5 の新機能
この資料では、
この資料では、InfoWorks
InfoWorks ICM v5.5 に新しく搭載された追加点と改善点をご覧いただけます。
汚濁負荷シミュレーションパラメータのデフォルト
汚濁負荷シミュレーションパラメータのデフォルト設定が変更に
が変更に
汚濁負荷パラメータダイアログ内の ⽔理計算に浸⾷
⽔理計算に浸⾷/沈殿を反映
沈殿を反映 と ネイティブの掃流ルーティング オ
プションのデフォルト設定が変更され、推奨される使⽤法が反映されました。
(以前のデフォルト設定は、
これらのオプションの導⼊当時には適切でしたが、汚濁負荷シミュレーションの機能が進化したため推奨
されるデフォルトが変更されました。
)
⽔理計算に浸⾷/沈殿を反映:: デフォルトでチェックされるようになりました。汚濁負荷
⽔理計算に浸⾷/
モデルからの堆積厚の変動が⽔理モデルにフィードバックされます。(チェックしない場
合、⽔理モデルは汚濁負荷モデルの活性堆積物を考慮しません。
)
ネイティブの掃流ルーティング
ネイティブの掃流ルーティング: デフォルトでチェックされるようになりました。掃流の
デフォルトでチェックされるようになりました。掃流の
計算に⽔理流出ルーティングモデルが使⽤されます。(チェックしない場合は、掃流を追
跡するのに Desbordes モデルが使用されます。
)
これらの変更は、新しく作成されたランのみに影響します。既存ランの 汚濁負荷パラメータ の設定は変
更されません。
ランの設定画面にて「
ランの設定画面にて「QM を使用」
をチェックし、
「汚濁負荷パラメー
タ」ボタンをクリックすると、汚濁
負荷パラメータダイアログが表示さ
れます。
ASCII グリッドフォーマットでの浸水コンターのエクスポートが可能に
ESRI の .SHP、MapInfo
MapInfo の .MIF/ .TAB フォーマットに加えて、浸水コンターが ESRI の ACSII グ
リッド(
リッド(.ASC)フォーマットにエクスポート可能にとなりました。
)フォーマットにエクスポート可能にとなりました。
結果 メニューから 浸水コンターのエクスポート / ESRI ASCII グリッドファイルへ オプションを選
択します。
択します。※1
※1
浸水コンターは、
浸水コンターは、2D
シミュレーション結果と地形モデルをメインウィンドウに開き、
「浸水」テー
マを用いて、メッシュの水位と地形モデルの地盤高との差をテーマ表示している際にのみ、エクスポート
可能です。エ
可能です。エクスポートは、メインウィンドウに表⽰しているタイムステップにて⾏われます。
クスポートは、メインウィンドウに表⽰しているタイムステップにて⾏われます。
結果メニュー内にある「浸水コンターのエクスポート」
メッシュレベルゾーン
新しい 2D モデリングオブジェクトが追加されました。
メッシュレべルゾーンオブジェクトを使用すると、メッシュ要素面積の高さを地形モデルの高さ、あるい
はユーザー定義の値を基に修正するためのエリアを 2D ゾーン内に複数定義することが可能となります。
前のバージョンでは、メッシュゾーンを使用して 2D メッシュ内の特定のエリアの地盤⾼修正を⾏うこと
が可能でした。メッシュレベルゾーンはメッシュゾーンよりもフレキシブルであり、道路や堤防などの構
造物をより詳細に表示することが可能となりました。
メッシュゾーンでは、内部の⾼さ値を⼀律にする、ある値だけ⾼くする/低くする、もしくはある上限/下
限値よりも小さくすることが可能でしたが、メッシュレベルゾーンでは、ゾーンを構成する境界線のポイ
ント値を直接編集することが可能です。任意の値を指定したり、特定の区間だけ線形補間したりすること
が可能です。
メッシュレベルゾーン
定義されたメッシュレベルゾーンのプロパティシートと頂点データダイアログ
頂点データダイアログでは、各ポイントデータを独自に設定するのか、前後のポイントから線形補間するのか、地
形モデルから抽出するのか選択することが可能です。ポイントに設定された値から内部のメッシュの高さ値も補間
されて決定されます。メッシュ⽣成後に⾏った変更は、2D ゾーンを選択し、
「モデル」メニューの「メッシュ生成」
から「2D ゾーンの高さ値を再計算」を選ぶと、メッシュの高さ値に反映することが可能です。メッシュ要素のプ
ロパティダイアログには、調整された後の地盤高が「Ground level (mAD)」フィールドに⼊⼒されます。
リスクインパクトゾーン
リスク分析ランで使用可能な、新しいネットワークオブジェクトタイプが追加されました。
リスクインパクトゾーンを使⽤すると、個々の被害レセプタからのリスク結果を地理的なエリアに集約す
ることが可能となります。この機能を使用すると、被害レセプタのレベルだけでなく、エリアごとにリス
ク結果データを調査、分析し、被害をより現実的に表示することが可能となります。
リスク分析結果オブジェクトを表⽰している際には、リスクインパクトゾーンの年被害額結果を使⽤する
ことが可能です。インパクトゾーン結果を要約するリスク分析レポートは、CSV にエクスポートするか、
あるいはグリッドビューフォーマットで生成することが可能です。
2D ノードに対し 2D ゾーンへの溢⽔量結果が追加に
2D ノードに新しく結果フィールドが追加され、そのノードから 2D ゾーンへの溢⽔量がレポートされる
ようになりました:
2D ゾーン上の浸水量 - 2D ノードから 2D ゾーンへの溢水量の時系列結果。
(流下⽅向
が 2D ゾーンから 2D ノードの場合、結果はゼロになります)
。
Max 2D ゾーン上の浸水量 - シミュレーション中に⾒られた 2D ゾーンへの最大溢水
量。
2D ゾーン上の累計浸⽔量 - ノードからの流出量の積分量として計算される、そのノード
から 2D ゾーンへの合計流量。
ノードの結果グリッドウィンドウに追加された結果
フィールド。各ノードから 2D ゾーンへ流⼊した⽔量
を確認することが可能です。(左図では、グリッドの
列を並べ替えていますので、実際の列の順序とは異な
ります。
)
結果ポリゴンに浸水範囲面積の結果が追加に
ネットワーク結果ポリゴン(2D)オブジェクトに新しい結果フィールドが追加され、浸水範囲の面積を表
示することが可能になりました:
浸水深に対する浸水面積 - (2D パラメータダイアログの「⾼度なオプション」タブにて
指定された)「浸水深のマッピング閾値」を上回っている水深を持つ結果ポリゴン境界線
内の 2D メッシュ要素の要素⾯積の合計として計算される時系列結果。また、浸⽔範囲の
最大/最小面積の結果フィールドも追加されました。※2
浸水深に対する浸水合計面積 - シミュレーション中に水深が浸水深のマッピング閾値を
上回ったポリゴン境界線内の 2D メッシュ要素の面積の合計。(要素内では浸水が同時に
発生しなかった可能性があります。
)
また、浸水深に対する浸水面積 の時系列結果は、結果分析ポリゴンに対しても使⽤可能です。ネットワ
ーク結果ポリゴンは、ネットワーク内に定義可能なオブジェクトであり、シミュレーションに使用される
ものとなります。これに対し、結果分析ポリゴンは、シミュレーション結果に対して定義可能なオブジェ
クトであり、特定の範囲について結果を抽出するのに使用することが可能です。結果分析ポリゴンは、結
果分析ツリーアイテム内に保存可能です。
※2
2D パラメータダイアログにて指定可能な
パラメータダイアログにて指定可能な「浸水深のマッピング
「浸水深のマッピング閾値
閾値」は、デフォルトでは
は、デフォルトでは 0.01 と
なっており、
なっており、この値よりも大きな値が得られたメッシュの面積を合計して上記の結果フィールドに数値が
この値よりも大きな値が得られたメッシュの面積を合計して上記の結果フィールドに数値が
⼊ります。必要に応じて、ここの設定を変えてシミュレーションを繰り返し⾏うことで、浸⽔深毎の浸⽔
面積を算出することが可能です。
ポリゴン結果グリッドウィンドウに追加さ
れたネットワーク結果ポリゴンの結果フィ
ールド。浸水面積の確認が可能です(左図
では、グリッドの列を並べ替えていますの
で、実際の列の順序とは異なります。)
この値を変更してシミュレーションを⾏う
と、上記の結果フィールドはここで定義され
た浸水深を超えた面積値に変わります。ただ
し、これにより、メッシュ要素の結果フィー
ルド「浸水開始時間」の値が変わります。こ
のフィールドには、
「浸水深のマッピング閾
値」で定義された浸水深が超過された時間が
シミュレーション開始からの秒数としてレ
ポートされます。ご注意ください。
2D 浮遊堆積物結果が追加に
2D 浸食
浸食-堆積のモデリングを含んだ汚濁負荷シミュレーションに対して、新しい
堆積のモデリングを含んだ汚濁負荷シミュレーションに対して、新しい 2D ゾーン結果フィー
ルドが追加されました
ルドが追加されました:
Sediment depth(堆積厚)depth
- 堆積物フラクションの深さの合計として計算される合計堆
積厚
Volumetric erosion rate(体積浸⾷速度)
rate(体積浸⾷速度)(体積浸⾷速度) 体積浸⾷速度(堆積物フラクション毎に、
合計速度として表⽰されます)
Dimensionless concentration
concentration(無次元濃度)
(無次元濃度)- 1 m3 の水堆積混合物毎の堆積物 m3
とした無次元の濃度(堆積物フラクション毎に、合計濃度として表⽰されます)
Deposited sediment depth
depth(沈殿堆積厚)
(沈殿堆積厚) - シミュレーションの開始から浸食された
/沈殿した物質の総量(堆積物フラクション毎に、合計沈殿厚として表⽰されます)
沈殿した物質の総量(堆積物フラクション毎に、合計沈殿厚として表⽰されます)
。
2D 堆積物結果 - 浸⽔断⾯ウィンドウに時系列の地盤⾼の表⽰が可能に
浸水断面ウィンドウが改善され、2D 堆積物結果が表示されるようになりました。
結果の地盤⾼を表⽰するトレースが時系列の活性層の⾼さを表⽰するようになりました。
前のバージョンでの結果の地盤高トレースでは 2D メッシュ要素の固定の地盤高が表示されていました。
2D 河床土砂堆積物の輸送機能が追加に
2D ネットワークにて河床土砂堆積物の輸送がモデル化できるようになりました。
河床土砂の輸送をモデル化するには、シミュレーションの設定時に汚濁負荷パラメータダイアログにて
2D 河床土砂をモデル化 オプションにチェックを入れます。
浸食-堆積の計算で使用されるパラメータは、ネットワークの汚濁負荷と堆積物パラメータにて指定されま
す。
中国降⾬ジェネレータ
新しい計画降⾬ジェネレータが追加され、中国の集⽔域での使⽤に適切な降⾬プロファイルを⽣成するこ
とが可能となりました。中国降⾬ジェネレータモデルは、Keifer and Chu (1957) によって説明されてい
るアプローチに基づいています。
ReFH/FEH 降⾬ジェネレータが改善 - 複数の集水域のグラフ化が可能に
前のバージョンでは、ReFH/FEH 計画降⾬をグラフとして開くと、最初の集⽔域のみがグラフ化されてい
ました。
このバージョンでは、降⾬イベントに複数の集⽔域が定義されている場合には、グラフ化する集水域を選
択することが可能となりました。
カスタムグラフに「観測を表示」オプションが追加
1 ページ当たりのオブジェクトのカスタムグラフに観測データを表示するオプションが追加されました。
カスタムグラフビューのレイアウトページにある 観測を表示 ボックスにチェックを入れると、グラフ化
される各オブジェクトに対し TVD コネクタの比較結果が表示されます(TSDB データを使用しているシ
ミュレーションを表示している場合にのみ適用されるため、TSDB オプションをお持ちのユーザー様のみ
が使用可能です)
。
2D ゾーンテーマが改良
ジオプランテーマの機能が強化され、シミュレーション結果が存在しない場合にも 2D 要素をテーマ表示
することが可能となりました。
2D ゾーンのレイヤーテーマエディタにある フィールド ドロップダウンボックスに新規フィールドが追
加され、要素⾯積、レベル、粗度ゾーン、粗度値でメッシュ要素をテーマ表⽰することが可能となりまし
た。
2D メッシュ三角形に関するパラメータの選択が可
能となりました。これにより、例えば⾯積が⼩さく
合併されるメッシュの抽出などが可能となります
(下図参照)。
SWMM5 インポータが更新され SWMM v5.1 ファイルがサポート可能に
EPA SWMM v5.1 ファイルのインポートをサポートするため、SWMM5 インポータが更新されました。
以下のフィーチャのサポートが追加されました:
浸透タイプ Modified_Horton: Horton の 地表⾯流出量タイプ としてインポートさ
れます。
SWMM5 貯留オブジェクトの浸出率: InfoWorks 貯留ノードの 浸透損失係数 フィール
ド内にインポートされます。
SWMM5 管渠の浸出率: InfoWorks 管渠の 底部からの浸透損失係数 フィールド内にイ
ンポートされます。
GIS エクスポートの機能強化 - 選択テーブルのみエクスポート可能に
GIS ファイルフォーマットにエクスポートする際に、エクスポートを選択テーブルのみに制限することが
可能となりました。
選択テーブルのみをエクスポートするには、GIS エクスポートダイアログの 選択テーブルのみをエクス
ポート オプションにチェックを入れます。テーブルは、GIS エクスポートダイアログの テーブル ボタ
ンをクリックして表示されるリストから選択することが可能です。
ネットワークや結果を GIS
ファイルにエクスポートす
る際に、チェックボックス
をチェックし「Table」ボ
タンを押すと、対象とする
データを選択することが可
能です。
2D メッシュ結果の GIS エクスポートが改善
2D ゾーン結果の GIS エクスポートについて、以下の改善が⾏われました:
メッシュ要素のエクスポートが可能に
要素を構成するメッシュ三角形ではなく、メッシュ要素をエクスポートすることが可能となりました。メ
ッシュ要素とは、メッシュの面積が「最小仮想要素面積」を満たさない場合に周辺のメッシュと合併され
て生成されるものとなります。
ピンク色の境界線を持つものが「メッシュ
要素」となります。灰色の境界線で表示さ
れているのは、三角形メッシュとなります。
計算は、メッシュ要素単位で⾏われます。
SQL 式をエクスポートする機能が追加
2D ゾーンメッシュ要素のエクスポートに SQL 式を含めることが可能となりました。
SQL 式は GIS エクスポートダイアログから作成、編集されます。エクスポートされる 2D ゾーンテー
ブルに式を含めるには、エクスポートダイアログの 式をエクスポート オプションにチェックを入れます。
GIS フォーマットへの最大結果値のエクスポートが一括で可能に
複数のシミュレーションから最大結果値を GIS フォーマットへエクスポートすることが可能となりまし
た。
(前のバージョンでは、⼀度に 1 つのシミュレーションからのみ最大結果値をエクスポートすること
が可能でした。
)
エクスポートするシミュレーションは、結果 / 最大値を GIS にエクスポート サブメニューからオプシ
ョンを選択することによって表示される、最大値を GIS にエクスポートダイアログにて選択されます。
最小/最大結果を CSV にエクスポート可能に
CSV エクスポートダイアログが改善され、サマリー結果を CSV ファイルにエクスポートすることが可
能となりました。
選択した属性の最小/最大結果をエクスポートするには、最小/最大 タイムステップオプションを選択し
ます。
タイムステップボックス内のオプ
ションを 最小/最大 に設定する
と、
最小/最大結果がエクスポートさ
れます。 結果 オプションにする
と、従来どおり時系列の結果値がエ
クスポートされます。 ゲージ オプ
ションは、ゲージタイムステップに
て結果が保存されたオブジェクト
についてゲージタイムステップで
のエクスポートが可能です。
堤防があるネットワークについてエンジンが改善
堤防を含んでいるネットワークに対してシミュレーション時間を⼤幅に削減する可能性がある改良がシ
ミュレーションエンジンに対して⾏われました。
(堤防の数値の感度によってこのバージョンと前のバージョンでの結果にわずかな違いが⽣じる場合が
あります。ご注意下さい。
)
空間時系列データベース - 予測レーダーデータフォーマットとして NIMROD が追加に
空間時系列データベースを設定する際に予測データファイルフォーマットとして NIMROD を選択する
ことが可能となりました。
ハウスキーピング処理が改善 - PRN サマリー結果の削除
時系列結果ファイルを削除する際に、PRN サマリー結果ファイルも削除されるようになりました。
クロスネットワーククエリーを実⾏する際の資産ネットワークの選択が改善
クエリーの実⾏ダイアログの 資産ネットワーク ドロップターゲット上に資産グループをドロップする
ことが可能となりました。資産グループは、そのグループ内に含まれているネットワークによって選択ボ
ックス内で置き換えられます。このプロセスは、帰納的ではありません。すなわち、グループのトップレ
ベルに置かれているネットワークに対してのみ機能します。ご注意下さい。
これらの変更により、クエリーの実⾏ ダイアログの 資産ネットワーク ドロップターゲットの名前が
Asset networks and groups(資産ネットワークとグループ) に変更されました。
定期的に変更を確定するよう促すオプションが追加に
オプションダイアログの全般ページに バージョン管理アイテムを閉じる前に確定を確認 オプションが
追加され、ユーザーに対して⾏った変更をマスターデータベースに定期的に確定し、他のユーザーにも使
用可能にするようメッセージが表示可能になりました。このオプションはユーザー毎に設定可能であり、
デフォルトでは無効になっています。有効にすると、以下の操作のいずれかが⾏われた場合に確定を促す
メッセージが表示されます:
ローカルで修正されたバージョン管理アイテムを閉じる場合。
ローカルに修正されたバージョン管理アイテムが 1 つ以上の存在する際に InfoWorks
ICM を閉じる場合。
データベースアイテムの一括削除が可能に
複数のデータベースアイテムを同時に削除することが可能になりました。一括削除するには、単にエクス
プローラーウィンドウにて複数のアイテムを選択し、そのうちのいずれかを右クリックしてポップアップ
メニューから 削除 を選択するか、あるいは DELETE キーを押します。
この機能は、(移動可能データベースではなく)マスターデータベースに対して使用可能であり、トップ
レベルのマスターデータベースやごみ箱を含んだ選択に対しては複数のデータベースアイテムを削除す
ることはできません。ご注意下さい。
SQL オブジェクトタイプフィールド
読み取り専用の変数 OTYPE を使用して、オブジェクトのタイプを返すことが可能です。Otype オプショ
ンは、SQL ダイアログの SQL ページ にある フィールド リストから使用可能です。
ユーザーパーミッションが改善
ICMLive のユーザーパーミッションが合理化され、明確さや使い易さが向上しました。(ICMLive のライ
センスをお持ちの方にのみ関係します。
)
Change Manifest Mode(マニフェストモードの変更)、Set / Reset Alert Trigger(アラートトリガ
ーの設定/リセット)、Create Manual Run(マニュアルランの作成)、Change Action State(操作状
態の変更) 操作ロールが新しい ライブコントロールルームマネージャー ロール内にグループ化され、
個々のパーミッション操作として使用することができなくなりました。ライブコントロールルームマネー
ジャー ロールが割り当てられたユーザーは、ICMLive Configuration Manager と ICMLive Operator
Client 両方において日々の操作から必要とされる全てのタスク、例えばマニフェストの変更や展開等を実
⾏することが可能となります。
これらの変更の⼀部として、Edit Manifest(マニフェストの編集) と Deploy Manifest(マニフェス
トの展開) ロールも廃止されました。これらは、ライブコントロールルームマネージャー、ライブユー
ザー、ライブビューワー ロールに含まれるようになったため、関係がなくなりました。その他のロール
はそのままとなります。
オブジェクトプロパティウィンドウのレイアウト設定の共有機能が追加に
ワークグループデータベースの全ユーザーに対してオブジェクトプロパティウィンドウのレイアウトを
共通にすることが可能となりました。レイアウト設定はマスターデータベース全体のプロパティとなりま
す。
構築 ツールバーアイコン(
)の レイアウト メニューオプションに マスターデータベースから全て
更新 と マスターデータベースに全て転送 オプションが追加されました。マスターデータベースから全
て更新 オプションを使用すると、オブジェクトプロパティウィンドウの現在のレイアウトをマスターデ
ータベースのもので上書きすることが可能となります。一方で、マスターデータベースに全て転送 を使
⽤すると、マスターデータベースのレイアウトをユーザー独⾃のものに更新することが可能となります。
マスターデータベースから全て更新
オブジェクトプロパティウィンドウのレイアウトをユーザーがローカルで編集した場合に、マスターデー
タベースから全て更新 オプションを選択すると、ローカルのレイアウトがマスターデータベースのレイ
アウトで上書きされます。この操作を⾏うと、⾏ったローカルな変更が上書きされることを知らせる警告
メッセージが表示されます。
レイアウトがローカルで編集されていない場合は、更新が⾏われた時にソフトウェアが開かれていたかど
うかによって、次にオブジェクトプロパティウィンドウにアクセスした際に、あるいは次に InfoWorks
ICM を起ち上げた際にレイアウトがマスターデータベースから⾃動的に更新されます。
マスターデータベースに全て転送
独自のローカルレイアウトでマスターデータベースのレイアウトを上書きするには、マスターデータベー
スに全て転送 オプションを選択します。これを選択すると、既存のマスターデータベースのレイアウト
が上書きされ、全てのマスターデータベースユーザーに影響を及ぼす可能性があることを知らせる警告メ
ッセージが表示されます。
データベースに対してユーザーとパーミッションが実⾏されている場合に、データベースオーナーのみが
データベース全体の設定を変更可能 オプションを有効にすると、データベースオーナーでないユーザー
はマスターデータベースに対してレイアウトを転送することはできません。
これらの機能拡張の一部として、InfoWorks についてダイアログも更新され、オブジェクトプロパティウ
ィンドウのローカルタイムスタンプとマスタータイムスタンプの両方が表示されるようになりました。
グリッドを含んだダイアログやビューが改善
タブの順序にて 1 つ 1 つグリッドから次のアイテムや前のアイテムに移動するのに、F6 キー /
SHIFT+F6 ショートカットキーを使用することが可能となりました。
MapXtreme 7.2 へのアップグレードが可能に
InfoWorks では、MapXtreme バージョン 7.2 がサポートされるようになりました。
データベースのツリーオブジェクト名の変更を無効にすることが可能に
これまでのバージョンでは、オブジェクト名をクリックして新規名を⼊⼒することにより、エクスプロー
ラーウィンドウのツリービューにてデータベースオブジェクトの名前を直接変更する機能が常にオンに
なっていました。
オプションダイアログの全般ページに追加された ツリー内のオブジェクト名の変更を許可 オプション
のステータスを設定することによって、この名前の変更機能のオン/オフを切り替えることが可能となりま
した。ツリービュー内のオブジェクト名をうっかり変更してしまうことを避けるため、この機能を無効に
するには、このオプションのチェックを外します。それでも、データベースオブジェクトを右クリックし、
ポップアップメニューから 名前の変更 を選択すると、名前の変更を実⾏できることがあります。
このオプションの変更を適⽤するには、エクスプローラーウィンドウを閉じて再度開くか、InfoWorks
ICM を再開することが必要になる場合があります。ご注意下さい。
ネットワークオブジェクトのグリッドウィンドウが改善
ネットワークオブジェクトのグリッドウィンドウの列ヘッダー上にマウスカーソルを置くと、ツールチッ
プが表示されるようになりました。このツールチップには、関連するオブジェクトデータフィールドに関
する情報が含まれます。
ネットワークグリッドウィンドウ内のタブを切り替えるキーボードショートカットが使⽤
可能に
左右方向にタブを切り替えるのに CTRL+PAGE UP と CTRL+PAGE DOWN が使用可能になりました。