感染症媒介蚊生息実態調査 [PDF 494kB]

感染症媒介蚊生息実態調査
調査の概要
調査目的: 蚊の成虫の捕集手技を習得するとともに、採集された蚊を
同定し、県内の感染症媒介蚊の生息状況の把握に資する。
調査期間: 平成27年7月6日~28日
実施機関: 調査の企画・結果の集約・・・保健医療課
蚊の捕集・・・岐阜県の7保健所
蚊の同定検査・・・岐阜県保健環境研究所
調査方法: 方法1・・・人囮法(30匹を目途に採集)
方法2・・・ライト/CO2トラップ法(24時間トラップ設置)
各保健所管内で方法1及び方法2により採集した蚊を調
査地点ごとに計数・同定
調査結果
人囮法
ライト/CO2トラップ
~捕獲された蚊の種類と数~
人囮法
0
5
10
15
20
25
調査地点A(各務原市)
調査地点B(大垣市)
調査地点C(大垣市)
調査地点D(大垣市)
調査地点E(関市)
調査地点F(美濃加茂市)
調査地点G(多治見市)
調査地点H(恵那市)
調査地点I(恵那市)
調査地点J(高山市)
調査地点K(高山市)
捕獲された蚊の割合
(数字は全調査地点の捕獲総数)
アカイエカ
カラツイエ
群1
カ1
ヤマトヤ
ブカ 9
ヒトスジ
シマカ
130
トラフカク
ライト/CO2トラップ法
0
5
10
15
20
25
30
35
ヤマトヤ イカ 2
ブカ 4
調査地点L(各務原市)
調査地点M(大垣市)
ハシカ
カ 10
2
ヒトスジシ
マカ 32
調査地点O(美濃加茂市)
コガタアカ
調査地点P(多治見市)
イエカ 24
調査地点Q(恵那市)
アカイエカ
調査地点R(高山市)
群 24
調査地点S(高山市)
■アカイエカ群
ラナガ
カラツイエ
調査地点N(美濃市)
■ヒトスジシマカ
キンパ
■コガタアカイエカ
■カラツイエカ
■ヤマトヤブカ
■トラフカクイカ ■キンパラナガハシカ
 県内7圏域において人囮法及びライト/CO2トラップ法による蚊の捕集を行ったところ、7種類の蚊が捕獲された。ヒトスジ
シマカは7圏域全てで生息が確認された。
 人囮法で捕獲された蚊の92%はヒトスジシマカ、6%はヤマトヤブカであった。ヤマトヤブカは高山市内の調査地点での
み捕獲された。
 ライト/CO2トラップ法で捕獲された蚊の割合は、調査地点ごとに大きく異なっていた。全体では、ヒトスジシマカが33%、
アカイエカ群とコガタアカイエカがそれぞれ24%、カラツイエカが10%、ヤマトヤブカが4%であった。
岐阜県保健環境研究所