平和な未来を求めて

 平和な未来を求めて
夢を叶えるには
それがぼくの夢
いつまでも平和に暮らす
だれにでも尊敬され
ぼくには夢がある
幸せだったはずなのに
戦争さえなければ
決して 決して
忘れてはいけない現実
忘れたくない過去
やがてはつき果ててしまう
国頭村立佐手小学校 六年 上地 光琉
人とのつながりが大切である
愛情が寄りそい
だれかの支えがあり
だけど戦争の恐ろしさは知っている
ぼくは戦争を知らない
戦争という名の悪夢
人はひとりでは生きていけない
生きている
兄がいて 妹がいる
平和 平和
お父さんがいて お母さんがいる
平和 平和
おじいちゃんがいて おばあちゃんがいる
決して終わらない
人々が目を覚まさない限り
悪夢はまだ続いている
戦争を体験した人にしかわからない
その真実は
どんなに人を恐怖におとしいれるのか
どれだけ人を苦しめ
平和 平和
ぼくの生まれたこの島は
青く澄んだ空
広い大地に 大きな海
当たり前である
ぼくにとっての平和であり
家族がいることが
平和 平和
何か変わるにちがいない
そうすれば きっと
立ち上がろう
さぁ、今こそ手と手をつなぎ
心と心を結ぶ絆だけ
手と手をつなぐ勇気だけ
必要なのはにぎり固めた拳を広げ
拳も武器も権力も何もいらない
先生がいて 友達がいる
緑豊かな 美しい地
人々を苦しめ 地獄に突き落とす
大きな 大きな 戦があった
人々の思いを 願いを
希望を持ち 未来にたくそう
未来に夢をつなげていこう
言葉のかべ 心のやみ
泣き叫び もがき 悲しむ
ぼくたちの手で
ここ沖縄で 昔 戦があった
心も身体も ぼろぼろになり