所沢市生涯学習推進センター - 都市農山漁村交流活性化機構

全国廃校活用事例集 (都市農山漁村交流活性化機構/H22.3 作成)
所沢市生涯学習推進センター
旧学校名
所在地
施設名称
管理運営主体
並木東小学校
埼玉県所沢市並木6-4-1
所沢市生涯学習推進センター
所沢市
施設の特徴
「人材育成」「ふるさと研究」「教育臨床研究」の各エリアで構成され、市民の生涯学習に関する各種学習事業や研究・展示事業、相談事業等を行っている。
開館時間
休館日
午前8時30分
祝日・年末年始
●一般市民を対象に行う学習講座(講義形式・セミナー形式 等(大学連携セミナー、市民教養講座、資格取得講座、人材バンク活用講座 ほか)、●オープン記念に
関する事業(記念式典、各種企画展示、講演会)、●ふるさと研究事業(常設展示、企画展示、郷土歴史講座 ほか)、●教育臨床研究事業 (各種相談、子育てセミ
ナー ほか)、●施設貸出事業 (学習室、多目的室、パソコン研修室、体育室等の貸出)
年間利用者数 8,400 人 (2008 年度実績)
http://www.tokorogaku.jp/current/index.htm
主な事業内容
利用状況
備考
2006年3月閉校(廃校)
2008年9月オープン
■活用に至る経緯
昭和59年に開校した並木東小学校は、児童数の減少により他校との統合が決定し、平成18年3月に廃校
となった。
所沢市では、平成16年度より全庁的な委員会を設置し検討を重ね、その結果、教育委員会にて施設利用
に関する方向性を決めることで合意した。
教育委員会では、平成18年12月、教育財産として引き続き管理することを確認し、活用方策についての
「基本方針」をまとめた。以降はこれに従って、市全体の合意を得ながら方策の具体化をすすめた。
一方、幅広い市民からの意見や各専門分野からの意見要望を吸い上げるため、「旧並木東小学校活用基
本計画策定協議会」を立ち上げた。ここでの協議結果は、平成19年6月に「旧並木東小学校活用基本計画
に関する報告書」としてまとめられた。
これらを踏まえて、所沢市では平成19年9月、「旧並木東小学校活用基本計画」を策定し、以降、これに従
って施設整備等がすすめられた。
■事業化に際して苦労した点、工夫した点
‰ 旧小学校の建築物であるため、改修を実施しても部屋の用途決定や利用において制限されてしまうケースが少なくない。たとえば、「施設が広く冷暖房効果が保てない」、「照
明・電気系統が細分化されていない」、「大人数を収容できる部屋が作れない」、「床が下足対応になっていない」、「施設が車利用者へ配慮した造りではない」など
■活用による社会的・経済的効果
‰ 市民一般を対象とした各種学習事業を実施したため、団塊世代をはじめ多くの市民の生きがいづくりや居場所づくりにつながった
■現状の課題
‰ 旧小学校のイメージが強く、新施設が開設されたことを知らない市民も多い。更なる周知に向け、強いアピールをしていくこと
‰ 公民館をはじめとする社会教育施設や他の公立のコミュニティ施設等と、実施事業の面で差別化を図っていくこと
■今後の展望
‰ 各事業に「高度」、「専門的」、「職能や資格取得につながる」など当施設固有のイメージが定着させられれば、施設の存在意義が明確になり重要も増加する
<建物の概要>
建設年次
校舎
<施設の改修(整備)>
時期
2008 年度
実施主体
所沢市
構造
鉄骨造
規模
その他
主な内容
一般利用に向けた整備・改修
建築面積
2013㎡
延床面積
5393㎡
費用
372,960 千円
施設の利用状況
全てを利用
備考