広島市立己斐上中学校 第3学年「理科」シラバス

広 島市 立己 斐 上 中学 校
第3学年 「理科 」シラバス
学年の目標
自然の事物・現象 に進んでか かわり 、目的意 識をもっ て観察、実 験などを 行い、科 学的に探 究する能 力の基礎 と態度を育て るととも に自然の 事物・現 象につい
ての理解を深 め、科学 的な見方 や考え方 を養う。
月
4
学 習 内 容(時数)
生命の 連続性 (19)
つながる生 命
5
1章
生物 の成長
2章
生物 のふえ方 と遺伝
学 習 の ね ら い
○生物の成長 や生殖を 細胞のレ ベルで捉 えさせ 、親か ら子へ形質が 伝わるこ とによっ て、生 命の連続 性が保 たれて
いることを理 解させる とともに 、生命を 尊重する 態度 を育てる。
・卵細胞と 精子、5 種類の動 物の親子 、染色体 の顕微 鏡写真をもと に、親 から子へ の生命の つながりが 広く 生物界
で起こってお り、今、わたした ちがいる ことはど うい うことかを改 めて思い 起こさせ、生 命はつな がってい るとい
うことへの関 心を高め させる。
・細胞のつ くりを思 い起こさ せ、種子 から根の のびる 様子を観察さ せたり 、細胞分 裂の観察 を行わせて 、生 物の成
長を細胞の分 裂と関連 づけて捉 えさせる 。
・身近な生物のふ え方を観 察させて、無 性生殖と 有性 生殖の特徴を 見いださ せるとと もに、生物が ふえてい くとき
染色体にある 遺伝子を 介して親 から子へ 形質が伝 わる こと、そしてそ の伝わり 方に規則 性がある ことを理 解させ
る。
いろいろな 細胞の源 -幹細胞
化学変 化とイ オン (29)
6
果物でモー ターが回 る
○水溶液の電 気伝導性 や電気分 解の実験 を行い、その 実験結果から、イ オンの概 念を形成 させる。また、電 池、酸
・アルカ リの性質 や中和の 実験の結 果をイオ ンのモデ ルと結びつけ て考える ことので きる科学 的思考力 を身 につけ
させる。
・生徒にと って意外 性のある 果物電池 でモータ ーが回 っている写真 を大きく 提示し 、電池を より身近 なもの として
とらえさせる 。さらに 、探究活 動を設定 し、科学 の方 法の一例を提 示する。
1章
水溶 液とイオ ン
・まず水溶液に電 流を通す 実験を行 い、水溶液に は電 流を通すもの と通さな いものが あること を見いだ させ る。次
に電気分解の 実験より 、イオ ンの存在 を見いだ させ、イオンの生成 が原子の 成り立ち に関係す ることを 理解 させる
また、電池の 実験を行 い、電池 は化学エ ネルギー が電 気エネルギー に変換さ れている ことに気 づかせる とと もに、
イオンのモデ ルを用い て電池の 原理が説 明できる よう にする。
2章
酸・ アルカリ と塩
・まず酸や アルカリ の水溶液 を用いた 実験を行 い、酸 やアルカリの それぞれ の特性が 水素イ オンと水 酸化 物イオ
ンによること を見いだ させると ともに、電離 の様子を イオンのモデ ルを使っ て説明で きるよう にする。次に 、中和
反応の実験に より、酸とアル カリが反 応すると 水と塩 ができること を見いだ させると ともに 、中和反 応をイ オンの
モデルを使っ て説明で きるよう にする。
7
細胞内では たらくイ オン
9
運動と エネル ギー (37)
どのような とき運動 がはじま るのだろ
うか
1
0
1
1
○日常生活と の関連を はかりな がら、物体に はたらく 力と運動の間 の規則性 について 理解させ る。また、エ ネルギ
ーにはいろい ろな種類 があり、 それらが 移り変わ って もその総量 が保存さ れること を理解さ せる。
・いろいろな物体 が運動を 始めると きのスト ロボ写真 を紹介し、運動が 始まる原 因を考え させるこ とにより 、運動
とエネルギー の学習へ の興味・ 関心を高 めるよう にす る。
1章
力の つり合い と合成・ 分解
・2力が つり合う 条件を見 いださせ、2 力のつり 合い を理解させる。次 に、合力を導 入し、作図に よって合 力を求
めることがで きるよう にする。 最後に、 分力の求 め方 を理解させ る。
・記録タイマーや ストロボ 写真をも とに、物体の 速さ や運動の様子 を調べる 方法を身 につけさ せ、物体には たらく
力と運動との 関係を理 解させる 。
・仕事の量の 求め方を 理解させ 、仕事の 原理を見 いだ させる。また 、仕事を する能力 としてエ ネルギー を定 義し、
位置エネルギ ーや運動 エネルギ ーの大き さと物体 の高 さや質量、速さ との関係 を見いだ させる。最後 に、まさつ
力や空気の抵 抗がなけ れ ば力 学的エネ ルギーが 保存 されることを 理解させ る。
2章
力と 物体の運 動
3章
仕事 とエネル ギー
4章
いろ いろなエ ネルギー とその移
り変 わり
・身のまわ りにある いろいろ なエネル ギーにつ いて気 づかせ、そ れらのエ ネルギー はどのよ うに移り 変わる か理解
させるととも に、エネ ルギーの 総量は一 定に保た れる ことを理解さ せる。
5章
エネ ルギー資 源とその 利用
・人間は多 様なエネ ルギー資 源を消費 して活動 してい ることを知る とともに 、将来 にわたっ てエネル ギー資 源を確
保し、安全で 有効な利 用と環境 保全をは かること の重 要性を認識さ せる。
多様なエネ ルギーを 求めて
地球と 宇宙 (26)
○太陽系の一 員として の地球の 特徴を理 解させ、 その 運動による日 周運動、 年周運動 、季節の 変化を理 解さ せる。
また、太陽系 外の宇宙 について 認識し、 時間と空 間の 概 念を習得 させる。
宇宙の謎を 追って
1
2
1章
2章
地球 の運動と 天体の動 き
太陽 系の天体
3章
恒星 の世界
・大昔から 太陽や星 の動きを もとに暦 をつくっ て生活 しているよう に、天 体の動き は わた したちの 生活と 密接に
結びついてい ることに 気づかせ る。現在 では、望 遠鏡 や 探査衛星 によって 、惑星や より遠い 宇宙の構 造や 誕生、
地球外生命の 探査が行 われ て いること を捉えさ せて 、宇宙への関 心を高め させる。
・太陽や星の 見かけの 動きから 、地球の 自転や公 転と いう運動を見 いださせ る。
・太陽系の天 体の特徴 を知ると ともに、 惑星の動 きや 見え方、月の 満ち欠け と日食・ 月食に ついて理 解さ せる。
・太陽の特徴を知 るととも に、太陽系は 銀河系に 属す ること、銀河系の 外には別 の銀 河 が多数存 在するこ とを理
解させる。
宇宙からの 光,それ はタイム カプセル
自然と 人間 (29)
1
○自然環境を 調べ、自然界に おける生 物相互の 関係や つり合いにつ いて理解 させると ともに 、自然と 人間と のかか
わり方につい て認識を 深め、自然環 境の保全 と科学技 術の利用の在 り方につ いて科学 的に考察 し判断す る態 度を養
う。
かかわり合 う自然
2
1章
自然 界のつり 合い
2章
人間 と環境
3章
自然 と人間の かかわり
4章
科学 技術と人 間
5章
科学 技術の利 用と環境 保全
3
かけがえの ない地球 のために
※
・「 環境」とい う用語を 定義する とともに「環境要 因 」について理 解させる 。そして、生物はこ れらの環 境 と影響
し合って生活 している ことに気 づかせ、 環境への 関心 を 高める。
・植物、動 物および 微生物を 栄養摂取 の面から 相互に 関連づけて捉 えるとと もに、自然界で は、これ らの生 物がつ
り合いを保っ て生活し ているこ とを見い ださせる 。
・学校周辺 の身近な 自然環境 について 調べ、人間の生 活が自然環境 に影響を 及ぼして いること を理解さ せる ととも
に、自然環境 を保全す ることの 重要性を 認識させ る。
・日本の自 然につい て、今ま で学習し てきたこ とを思 い出させ、さらに地 域の自然 を調査し 、自然か らの恵 みと災
害についての 理解を深 めさせる。自 然現象の 監視や防 災・減災などにつ いても調 べ、自然との 共生の在 り方 につい
て考えさせる 。
・科学技術の発展 の過程に ついて、どの ようなも のが あるかを理解 させ、さまざ まな科学 技術の利 用によっ て人間
の生活が豊か で便利に なったこ とを認識 させる。
・科学技術の 発展と人 間生活と のかかわ り方、自 然と 人間のかかわ り方につ いて多面 的、総合 的にとら えさ せる。
さらに、自 然環境の 保全と科 学技術の 利用のあ り方に ついて科学的 に考察さ せ、接 続可能な 社会をつ くって いくこ
とへの重要性 を認識さ せる。
進度によ り、単元 の実施時 期は前後 します。
評 価 の 方 法
①自然事象 への関心 ・意欲・ 態度 ………… …定期テ スト,実験態 度,宿題 (長期休 業日の宿 題),授 業態 度(忘れ物な ど),実 験プリン ト,授業 ノート
②科学的な 思考・表 現 ………… …………… ………… ……………… ………… ………… ………… ………… 定期 テスト,中テ スト,実 験プリン ト,授業 発表
③観察・実 験の技能 … ………… …………… ………… ……………… ………… ………… ………… ………… 定期 テスト,中テ スト,実 験プリン ト,実験 操作
④自然事象 について の知識・ 理解 ………… ………… ……………… ………… ………… ………… ………… …… ………… 定期テ スト,中 テスト, 学習ノート