平成26年度学校関係者評価委員会報告書

平成 27 年 8 月 18 日
平成 26 年度学校関係者評価委員会報告
学校法人平成医療学園 なにわ歯科衛生専門学校
学校関係者評価委員会
学校法人平成医療学園 なにわ歯科衛生専門学校 学校関係者評価委員会は、平成 26 年度自
己評価報告書に基づき、学校関係者評価を実施し、以下の通り報告いたします。
記
1 学校関係者評価委員
① 小谷 泰子
(医療法人美和会 平成歯科クリニック院長 大阪府歯科医師会 理事)
② 藤川 みどり (五條歯科医院 事務長・歯科衛生士)
③ 宮内 修平
(みやうちデンタルクリニック 院長
④ 品田 和子
(公益社団法人 大阪府歯科衛生士会 常務理事)
⑤ 吉岡 宏之
(株式会社ヨシオカ 代表取締役社長)
⑥ 亀岡 伸行
(株式会社ヨシオカ 取締役 営業部部長)
日本歯科審美学会 会長)
(事務局)
岡田 光司
(なにわ歯科衛生専門学校 統括長)
雫石 聰
(なにわ歯科衛生専門学校 校長)
渕端 孟
(なにわ歯科衛生専門学校 名誉校長)
松本 啓子
(なにわ歯科衛生専門学校 教務顧問)
中西 久美江
(なにわ歯科衛生専門学校 教務主任)
吉岡 裕美子
(なにわ歯科衛生専門学校 教務主任)
2 学校関係者評価委員会の開催状況
開催日:平成 27 年 8 月 1 日(土)16 時 00 分~18 時 00 分
開催場所:なにわ歯科衛生専門学校 2 階会議室
3 学校関係者評価委員会報告
別紙のとおり
以上
別紙
Ⅰ 重点目標について
歯科医療を含めた医療現場では、高齢化などの社会的要因や疾病の多様化といった状況
があり、日々新しい知識を取得すること、進歩した技術を身に付けることが重要である。研究や
技術は日々進歩しており、医療従事者としては常に取り組むことが重要である。
学校の目標としても、これらの知識力・技術力の向上を上げており、自己評価報告でも、臨床
現場でのニーズや業務内容の深化に対応する姿勢であることが窺える。現状に甘んじることな
く、新たな取り組みや指導を行うことで、より実践的な教育に繋げてほしい。
また「優れた人間性を備えた人材の育成」という目標からは、学校創立時からの躾教育の流
れが見られる。医療人としての姿勢を後進に受け継げるよう指導にあたってほしい。
なにわ歯科衛生専門学校は、現在過渡期を迎えている。ここ数年、経営移管、校舎移転、3
年制移行・定員増と続き、今年度はいよいよ夜間部が完成年度となる。
現場では昼間部・夜間部での教育の整合性や学生層の違いによる指導方法など課題が出
ているようだが、夜間部完成を機に、学校としての方向性を再度打ち出すことが重要だと考え
る。
昼間部夜間部を合わせ、毎年多くの卒業生を輩出することからも、教育機関としての責任を
持ちながら指導に当たってほしい。
Ⅱ 各評価項目について
項 目
評 価
基準1
開校以来 30 年余に渡って人材育成に力を入れており、多くの卒業生が
教育理念・目的・
第一線で活躍している現状からも、それは伺える。夜間部も完成年度を向
育成人間像
かえ、更に多くの卒業生を輩出することからも、今まで以上にきめ細やか
な指導を行うことを期待したい。
基準2
学校運営
基準3
教育活動
各種委員会や会議により、学校運営は組織的に円滑に行われていると思
われる。学校法人としても、医療系人材育成に注力していることが伺える。
教育については、各種規則に則り運営が行われている。授業評価の体制
など、まだ出来上がっていない部分については早期に取り組んでほしい。
以前より教職員も増え、学科も昼夜となり、現場の体制が大きく変わりつつ
ある。情報の共有や伝達をはじめ、学校運営が支障なく行えるよう、再度
見直しを図ってほしい。
基準4
学修成果
国家試験の合格状況や就職状況など、経常的に高い数字を出しているこ
とは評価できる。以前より国家試験対策用のカリキュラムや定期的な模擬
試験を組込んでおり、今後も全員合格に向けた体制を取って頂きたい。
基準5
学生支援
担任制や教務・事務間での連携による支援体制を行っており、特に担任
が学生への面談を綿密に行っていることは評価できる。
しかし退学者も出ており、昨今の様々な事情(経済問題、学生のメンタル
ヘルス、家庭や友人間の問題など)に対する学校としての取り組みを具体
的に検討してほしい。
基準6
教育環境
校舎の老朽化については、年次計画を立て、学生の教育環境に支障が
出ないよう対応してほしい。特に安全面に関する部分は優先的な対応を
お願いしたい。
また学生が女性主体であることから、女性ならでは設備や環境にも注視し
て頂きたい。学生の声も参考にしてプランを立ててみてはどうか。
基準7
学生の募集
と受入れ
基準8
財 務
基準9
学校見学会や個別相談、また高校でのガイダンスなど入学前の対応もで
きており、入試についても基準に則って遂行されている。また WEB 媒体
など新しい試みも積極的に行っている。
大学ホームページ上で学園全体の財務状況が公開されており、内容に関
して特に問題はないと思われる。
法令遵守に則った運営を行っており、今後も継続していくことが望まれる。
法令等の遵守
基準 10
長年に渡って、地域での歯科診療実習などを行っており評価できる。社会
社会貢献
貢献的なもの(ボランティア活動など)があまり見られないので、今後はこう
・地域貢献
いった部分にも積極的に携わってほしい。
その他
国際交流
ロサンゼルス研修における現地での交流が何年も続いており、学生にとっ
て良い経験になっていると思われる。ロサンゼルスの講師や学生との交流
が研修時の一時的なものではなく、通年で交流や情報交換ができれば、
より良くなるのではないか。
Ⅲ 学校関係者評価結果の活用状況
学校関係者評価結果は、外部から見る本校の客観的な状況として捉え、今後の学校運営を考
える大切な情報であると認識している。よって学校関係者評価結果は、それらの内容に応じた部
門で共有され、各部門会議(運営者会議、教務委員会、教職員会議等)により、今後の課題の
抽出や対応策の検討に役立てられている。
項 目
基準3
教育活動
基準4
評 価
今までも各種会議を定期的に行っているが、昼間部と夜間部また教務と事務
で意思の疎通が行われるよう、随時打ち合わせの場を設けるようにしている。
国家試験対策プログラムの設定。模擬試験の実施計画を作成。
学修成果
基準5
学生支援
学生へのメンタルヘルスについてはカウンセラーを、経済的問題については
専門のアドバイザーを配置もしくは招聘する計画である。その際の学生の個
人情報取り扱い等の課題を検討している。
基準6
教育環境
基準7
学生の募集
実技教室に視聴覚設備としてモニターを設置予定。空調整備や館内補修を
随時行っている。
WEB媒体(ホームページ、LINEなど)を有効活用し、その他の媒体について
も順次検討している。
と受入れ
基準 10
大阪市北区の津波災害等の避難施設として登録申請中である。
社会貢献
・地域貢献
その他
国際交流
7 月にロサンゼルス研修でお世話になっている現地の講師が来日した際に、
同窓会卒後研修での特別講演を行った。
以上