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研究用試薬
シリーズ
染色体が無傷で外来遺伝子フリーの
iPS細胞作製用センダイウイルスベクターキット
内胚葉系
GATA4
中胚葉系
シリーズ
の3つの特長
α-Actinin
外胚葉系
癌化リスクの少ない
L-MYC を搭載した
iPS 細胞誘導キットを
発売中!
β3-Tubulin
染色体に傷を付けない
誘導因子を残さない
幅広い細胞に遺伝子導入できる
■ 細胞質型 RNA ベクターと従来型のベクターとの違い
SeVベクターは
(1)分裂細胞・非分裂細胞に関わらず、ほとんどの哺乳類細胞に遺伝子導入が可能である
(2)細胞質型のRNAウィルスベクターであるため、染色体に外来遺伝子が組み込まれない
などという特性を持っているため、CytoTune®-iPSはホストゲノムを傷つけずにiPS細胞を作製することが可能です。
SeVベクター
他のベクター
・RNAゲノムを持ちDNA相がない
・細胞質に局在、核に入らない
・ヒトを始め、多様な動物種細胞に使える ・遺伝子発現レベルが高い
・遺伝子発現レベルの制御が可能
・遺伝子発現期間の制御が可能
・ベクターを容易に除去できる
・DNA型ベクター/DNA相を経る
・染色体への組込みの可能性
SeVベクターは、他社のベクターと比べて遺伝子を細胞内に送り込む効率が極めて高く、また短時間の細胞との接触で十
分な遺伝子導入が可能です。SeVベクターは細胞質型RNAベクターであり、DNA相を有する他の従来型ベクターと異な
り、その生活環を通じて核に入り込むことはありません。従って遺伝毒性は理論的に存在しません。
また、細胞質において、効率よく複製・転写・翻訳を行いますので、目的とする遺伝子産物を大量に得る事が可能です。
http://ruo.mbl.co.jp/
■ わずか 2 継代で 80% 以上のコロニーがベクターを消失します
%
100
ベクター消失した iPS コロニーの割合
(BJ 細胞での実施例)
75
50
25
0
1
2
3
4
5
継代数
センダイウイルスベクターは、細胞
質内で複製を続けるため持続的に存在
しましたが、IDファーマ社開発の新技
術により細胞内から消去することが可
能になりました。CytoTune®-iPSを用
いて誘導したiPS細胞は継代に伴い、
徐々にCytoTune®-iPSが消えていき
CytoTune®-iPSが残存しないiPS細胞
になります。
また38∼39°
Cで培養することによ
り、この消去を早めることが可能です
(より完全に消去するには、誘導後ク
ローニングをお薦めします)。
CytoTune®-iPS 1.0
CytoTune®-iPS 2.0
■ CytoTune®-iPS2.0 シリーズにおける SeV ベクター構成
ΔF
Leader
KLF4 Oct3/4 SOX2
NP
P
M
HN
L
Trailer
TS12
ΔF
Leader
KLF4
NP
P
M
HN
L
Trailer
TS
ΔF
Leader
NP
P
M
HN c-MYC
or
L-MYC
L
Trailer
TS15
CytoTune®-iPS 2.0シリーズに使用されている SeVベクターは、NP、P、M、F(活性化済み)、
HN、L の構成蛋白質とF 遺伝子を欠失させたSeVゲノムより構成されています。広範な細胞への遺伝
子導入能を維持している他、SeVゲノム上よりF 遺伝子を欠失させて、遺伝子導入細胞から感染可能な
ウイルス粒子が産生されないよう工夫されています。また、温度感受性変異などアミノ酸レベルの変
異を導入してベクターを除去しやすいよう設計されています(SeV/TSΔF および SeV/TS15ΔF)。
■ L-MYC を搭載した iPS 細胞誘導キット 「CytoTune®-iPS2.0L」
癌化リスクの少ないL-MYCを搭載したiPS 細胞誘導キットを発売しています。
このキットは、各リプログラミング遺伝子の搭載法や温度感受性ベクターの組み合わせについて最適
化されています。
L-MYCを用いたiPS細胞誘導効率は、c-MYCを用いた時とほぼ
同程度であることを確認しました。
2.43±0.67%
2.64±0.58%
CytoTune®-iPS 2.0
(c-MYC)
CytoTune®-iPS 2.0L
(L-MYC)
BJ細胞(ヒト繊維芽細胞株)にCytoTune®-iPS 2.0(左)と
CytoTune®-iPS 2.0Lを用いて作製したiPS 細胞のコロニー。
上部の数字は誘導効率を示します。
臨床応用に向けた ID ファーマ社の取り組み
最近ハーバード大のグループにより複数のリプログラミング法を比較した論文が
発表されました。
SeVベクター法が有用な方法の一つとして推奨されていますが、課題として臨床
応用への対応が挙げられていました。再生医療新法の制定や iPS 細胞を用いた臨床
試験開始を背景にIDファーマ社では既にこの課題に取り組んでいます。SeVベク
ター自体は、遺伝子治療や遺伝子ワクチンを目的に既に臨床試験に用いられており
一定の安全性が担保されています。
IDファーマ社では、このような遺伝子治療開発で培ったベクター製造技術とノウ
ハウを活用し、臨床用キットを開発中です。
■ 製品情報
製品名
内容量
CytoTune®-iPS 2.0※1
CytoTune®-iPS 2.0L※2
アカデミア
コードNo.
1 pack
DV-0304A
3 pack
DV-0304-3A
1 pack
DV-0305A
3 pack
DV-0305-3A
営利機関※3
価格(税別)
コードNo.
価格(税別)
¥70,000
DV-0304
¥140,000
DV-0304-3
¥360,000
DV-0305
¥140,000
DV-0305-3
¥360,000
¥180,000
¥70,000
¥180,000
※1 CytoTune -iPS 2.0
山中 4 因子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)の、Oct3/4、Sox2、Klf4 の 3 因子 を 1 ベクターに搭載したもの、Klf4、c-Myc の 2
因子を各ベクターに搭載したものの 3 種類のベクターから構成されています。
ヒト線維芽細胞株 BJ 細胞を用いた場合、1x106 の細胞に対して1回の実験が可能です(moi=5)。
※2 CytoTune®-iPS 2.0L
Oct3/4、Sox2、Klf4 を 1 つの温度感受性の SeV ベクターに搭載(KOS ベクター)したもの、Klf4、L-Myc の 2 因子を各ベクター
に搭載したものの 3 種類のベクターから構成されています。
※3 営利団体様向けには創薬等の商業目的利用ライセンスは撤廃されております。
®
カルタヘナ法該当品
ご購入前に各機関における機関内承認が必要になります。
■ 関連製品
誘導因子の脱落の確認に
プライマーセット
コードNo.
製品名
内容量
価格(税別)
IDT-DV0304
CytoTune -iPS 2.0用
iPS Transgene/SeV検出用プライマーセット
各1 nmole(400PCR反応分)
¥10,000/セット
IDT-DV0301
iPS Transgene/SeV検出用プライマーセット
各1 nmole(400PCR反応分)
¥10,000/セット
®
プライマーの配列情報等は、CytoTune®-iPSのデータシートをご覧ください。
抗体
コードNo.
製品名
クローン
使用法
容量
PD029
Anti-Sendai Virus pAb
Polyclonal
WB, IC
50 μL
蛍光マーカー搭載 センダイウイルスベクター
PlasmEx®-AG
製品名
DV-0003-1
¥48,000
PlasmEx® シリーズ
ベクター感染の確認や、moi 値の最適化用に
PlasmEx®-BFP
コードNo.
価格(税別)
内容量
価格(税別)
PlasmEx®-AG
100 μL × 2本 (5 × 106 CIU以上/100 μL)
¥13,000
DV-0003-2
PlasmEx®-AGc
100 μL × 2本 (5 × 107 CIU以上/100 μL)
¥65,000
DV-0004-1
PlasmEx -BFP
100 μL × 2本 (5 × 10 CIU以上/100 μL)
¥12,000
DV-0004-2
PlasmEx -BFPc
100 μL × 2本 (5 × 10 CIU以上/100 μL)
¥60,000
®
®
6
7
DV-0003-2 および DV-0004-2 の製品名の c は高濃度品であることを示しています。
ベクターマップ情報は、ホームページまたはデータシートをご確認ください。
カルタヘナ法該当品
Copyright
ご購入前に各機関における機関内承認が必要になります。
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http://ruo.mbl.co.jp/
◎基礎試薬グループ
〒460-0008 名古屋市中区栄四丁目5番3号 KDX名古屋栄ビル10階
TEL :(052)238-1904 FAX :(052)238-1441
E-mail : [email protected]
2015.10
147183-15101002N