平成21年度 豊橋市立牟呂中学校 学校名 牟呂中学 校 学級数 24 生徒数 教員数 48 人 748人 内 数 内 数 自己評価用紙 ABCDの4段階評価 通常学級21 特別支援学級3 常勤 41 非常勤 7 ◆教育目標 ・深く考え自ら学ぶ生徒 ・礼儀正しく心豊かな生徒 ・実践力のあるたくましい生徒 ■経営重点目標■ ①教職員と生徒との信頼関係を深め、活力ある学校づくりに努める。 ②基礎基本の徹底と、自ら学ぶ意欲の育成に努める。 ③豊かな心を育てるための教育活動を充実させ、やさしく思いやりのある生徒の育成に努める。 ④健康教育を充実・発展させ、心身ともに健康でたくましい生徒の育成に努める。 ⑤教職員の研修を計画的・組織的に行い、指導力や資質の向上に努める。 ⑥地域の教育力を生かした教育活動を推進し、開かれた学校づくりに努める。 1 学 習 指 導 評価項目 確かな学力 の保証 (生徒の学 力) 教 科 教師の力量 向上 (教師の授 業力) 評 価 A B 経営目標 達成状況・成果 課題と改善点 毎時間、学習目 標を明確に示す と同時に振り返り を重視し、基礎 基本の徹底と学 力の向上を図る。 基礎基本の充実を図るため、毎日の 家庭学習の働きかけや計画的なコン クールを実施することで生徒の学力 の基礎を固めることができた。生徒の 真剣な授業への取り組みが 70%未満 に留まっていることから今後の取り組 みを探っていきたい。 現職研修において魅力ある授業を創 造するための取り組みを行った。「わ かりやすい」と答えた生徒は 70%未 満、保護者の評価は 55%に留まり、 低い評価であった。さらなる工夫と、 保護者への周知が必要であると思わ れる。 基礎基本の充実のためには、まず授業 規律の確立が重要である。年度当初に 授業を受ける姿勢について各学年で十 分生徒に伝え、年間を通して指導を続 ける。また、各種コンクールへの取り組 みを徹底する。あわせて、課題の取り組 み方についても検討していく。 研究授業を通して、個々の授業のレベ ルアップを図る。そのためには、中堅以 上の教員によるリーダーシップが重要で ある。教科部会を基本単位とした魅力あ る授業開発に取り組み、発問の工夫や 課題の提示について研究を進める。 現職研修や教科 部会で授業力を 向上させ、生徒 にわかる・できる 楽しさを味わわ せる教師集団を めざす。 2 生 徒 指 導 ・心 の 教 育 評価項目 評 価 豊かな心の 育成 生徒指導 A 道徳の充実 道徳 A キャリア教育 の推進 進路指導 C 経営目標 達成状況・成果 課題と改善点 あらゆる場面で 生徒と共に活動 し、善悪の判断 ができ自主的に 行動できる生徒 を育成する。 豊かな心を育てるために、毎日の教 育活動や行事における生徒と一体と なった取り組みを行った。生徒指導が 対処療法的な取り組みとならないた めにも、「大志」で共通理解を図る取り 組みを行った。保護者アンケートにお いて 70%を超える評価をいただくこと ができた。 先を見越した生徒指導に一層取り組ん でいきたい。特に、学校外での生徒の 様子において、地域に迷惑をかける行 動や些細なことがきっかけで起きる争い ごとが目立つ。地域の声に耳を傾け、問 題行動には素早い対応を心がける。生 徒の心を育てる道徳教育や集会活動に も力を入れる。 年間を通して道 徳の学習時間を 確保するととも に、教育活動全 般において道徳 心の育成に心が ける。 年間計画に従って、計画的な取り組 みをめざしてきた。道徳の必要性は 強く感じている教員がほとんどではあ るが、タイムリーな資料が手近に無か ったり、学年内での組織的な取り組み ができなかったなど反省点も多い。 心を育てる道徳の授業では、扱う資料が 重要である。年間を通して授業に役立 つ資料の収集が必要である。タイムリー な話題や生徒の心を揺さぶる資料を学 年体制で収拾したい。道徳心の育成の ため、今後も教育活動全般の取り組み を進める。 3年間を見通した キャリア教育を計 画・実践し、体験 的活動をとおして 将来の夢や職業 観を育む。 2年生で行う職業体験では、事業所 の選択から体験、そしてまとめに至る 活動の中から自分の将来を見つめる 活動となった。そこに至る1年生での 他との関わりを大切にする取り組み や、3 年生での進路選択までの教育 活動に全校で取り組んできた。「夢を もっている」生徒が 65%に留まってい る。 2年生で実施している職場体験は、生徒 の自己を見つめなおす良い機会となっ ている。様々な問題を自分の力で克服 することは、人間形成に大いに役立って いる。また、3年生の修学旅行で震災学 習を取り入れることで、自分の存在を見 つめなおす機会となった。これらの取り 組みの意義を一層啓発していきたい。 3 健 康 安 全 指 導 評価項目 評 価 自己の健康 管理能力の 育成 保健 A 安全な教育 環境づくり 安全 達成状況・成果 課題と改善点 自分の体に関心 をもたせ、健康づ くりを自主的・主 体的に実践する 力を養う。 三校合同キャンペーンにおいて「早 寝早起き朝ごはん」の実践を計画的 に実施した。生徒 65%が健康の維持 増進に向けた取り組みを実践してい る。 三校合同キャンペーンの結果を基に、 基本的生活習慣の確立を進めていく。 その場合、学校だけでは定着しないこと が予想されるため、保護者の理解を図る ため、学校保健委員会やたより等を活 用することで、学校と保護者が一体とな った取り組みをめざす。 計画的に校舎の 改修を進め、望 ましい学習環境 を保証する。 毎月 1 度の安全点検を実施し、安全 な教育環境づくりに心がけてきた。本 年度、校舎の大改造に伴い、工事現 場の責任者との情報交換を密にし、 生徒の安全な教育活動に努めた。 新しい校舎への移動が行われ、来年度 は新たな環境での教育活動がスタート する。これを機会にもう一度生徒の安全 な環境づくりを見直していく。校舎内で の生活や廊下の歩行など自己やけがの ない使い方についても年間を通じて指 導をする。 栄養職員の指導 を導入し、食に関 する正しい知識と 望ましい態度を 育てる。 学校新聞6月号において栄養職員の 山口先生を取り上げ、保護者への食 に関する取り組みを伝えた。山口先 生による食に関する指導を、全ての 学級で実施した。 三校合同キャンペーンの結果をまとめ、 朝ごはんや給食のとり方を調査し、望ま しい食生活について指導をしていく。引 き続き山口先生の助言を受けながら、将 来にわたって生きて働く食育の実践を 行う。 A 望ましい食 生活の啓発 食育 経営目標 A 4 家庭・地域連携と開かれた学校づくり 評価項目 評 価 PTA活動 保護者 A 情報発信 地域 A 地域の学校 支援 地域 B 経営目標 達成状況・成果 課題と改善点 PTA活動をとお し、保護者の学 校教育への協 力・参画の機会 を増やし、学校 への理解を深め る。 PTAによる一品バザーへの協力をは じめ、体育祭でのPTA種目参加や教 職員と共に年間3回のあいさつ運動 などで連携を深めている。また、学校 保健委員会や各種行事においてPの 役割を明確にした取り組みを進めて いる。 本校のPTAは非常に本校の教育活動 に協力する体制が整っており、全理事 が常に生徒のためになることを考えてい る。今後も、PTAの組織を最大限いか し、連携を図りつつPTA活動を進めて いく。 ホームページや 学校新聞を充実 させ、ひろく情報 を発信する。 年間2回の学校新聞の発行をはじ め、学年・学級新聞を適宜発行し、本 校の教育活動の様子を保護者にお 知らせしている。また、ホームページ は機会を見てタイムリーな内容となる よう、書き換えを行っている。保護者 アンケートによると 65%以上の保護者 には好評である。 本年度より、緊急情報を発信するための メール配信システムを導入した。新型イ ンフルエンザへの対応には大いに威力 を発揮した。台風時には操作等の不慣 れで期待に応えられなかったが、来年 度に向けては加入率を高め効果を上げ る。なお、学校新聞・ホームページは引 き続き読みやすい内容を心がけていく。 教育活動に地域 の教育力を活用 し、家庭・学校・ 地域が三位一体 となって生徒を育 てる。 地域との連携行事となっている「牟呂 用水清流化運動」が本年度新型イン フルエンザの流行のため未実施とな った。保護者アンケートによる「信頼 できる開かれた学校」については、7 0%を超える支持が得られている。 教育活動は地域に広く呼びかけて公開 することが、学校理解に繋がると考える。 そこで、来年度は、年2回の学校公開 (開放日)を設定し、保護者や地域の 方々に教育活動を見ていただく機会を 設ける。また、「牟呂用水清流化運動」 は土曜日開催として地域と一体とした取 り組みにしていく。 5 その他 評価項目 評 価 教育相談 生活サポー ト A 生徒会活動 経営目標 達成状況・成果 生活サポート委 員会を中心にチ ームを組み、援 助・指導にあた り、いじめ・不登 校を減少させる。 毎月1回生徒理解の会を設けて、全 教員で問題行動等への共通理解を 深めている。また、定期的に生徒のア ンケート調査を実施し、問題行動の早 期発見に努めている。生活サポート 主任を中心とした生活サポート委員 会を開催し、問題行動への組織的な 対応を行っている。 特別活動 A 生徒主体の生徒 会活動を展開 し、自主的・実践 的な態度を育成 する。 A 個人の適正・能 力を伸長し、忍 耐力・協調性・社 会性を育成する 部活動を展開す る。 部活動指導 課題と改善点 生活サポートの基本は一人一人に寄り 添った指導をすることである。不登校に 陥る生徒を出さないためにも、生徒の声 に耳を傾ける教育相談活動を進めてい く。目標を新たな一人を出さないことと し、学級における居場所づくりに取り組 まなければいけない。現職研修に位置 づけ、教員のカウンセリング能力を高め ていきたい。 定期的に委員会を設けることで計画 本校生徒は、場を与えることで大きな力 的な委員会活動となっている。生徒 を発揮する。現在の生徒会執行部は健 会執行部が中心となって、「あいさつ」 全な問題意識をもち、自分たちの学校 や「掃除」をテーマに生徒総会を実施 を自分たちの力でよくしていこうとする姿 している。また、本年度は地域のお年 が見られる。この力を学校運営の大きな 寄りに送る年賀状の取り組みに対して 柱の一つとして位置づけられるよう、全 「青少年賞」を受けた。 教員でバックアップする体制を整える。 部活動 全校体制で部活動に取り組ませること ができ、総合体育大会・新人戦共に 大きな結果を残すことができた。生徒 は日々の活動に真剣に取り組んでお り人間形成の重要な役割を果たして いる。 「部活動の牟呂中」は市内でも定着しつ つある。これは、生徒と教員が真剣な態 度で部活動に取り組んできた成果であ る。今後も今の取り組みを継続し、先輩 から学ぶことを伝統としたい。なお、部活 動の姿が普段の生活に生きない生徒も 見受けるため、担任と顧問の連携も密に した取り組みとする。
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