2015年春闘は、3月11日の集中回答日をうけ、翌日と

労
組 名
県医労連
要
求
40,000円以上
回 答
平均4,422円 1.76%
山形地区医労組
5,000
2.00
庄内医療生協労組
5,000
2.01
本間病院労組
4,800
1.98
小白川至誠堂病院労組
4,400
1.65
篠田病院労組
4,254
1.57
二本松会病院労組
4,337
1.58
山形済生会病院労組
6,068
2.51
かけはし労組
1,523
1.29
通信労組
県農協労
正規 30,000円以上
加給、成果手当、扶養手当改
非正規 時間給250円以上
定 1人平均2,400円
27,000円、30,000
ひまわり分会
2,235円
1.2%
円、5.0%等
建交労 近物レックス支部
62,300円
・本人給、職務本給、職能手当引
上げ
・奨励金上乗せ
2015年春闘は、3月11日の集中回答日をうけ、翌日と翌々日(12日∼13日)
を最大の山場の統一行動と位置づけ、大幅賃上げとともに、労働法制大改悪阻止と戦争す
る国づくり反対の三課題、および重税反対の課題とを結合し、県内でも各地で統一ストラ
イキや職場集会などが取り組まれました。集中回答日では、民間労組は団体交渉に積極的
に取り組み、前進回答引き出しに奮闘しました。県医労連傘下のほとんどの単組は、生活
改善要求を無視した回答として、怒りの半日ストライキを決行しました。また、介護施設
である「かけはし」では、政府による介護報酬の大幅引き下げをうけた低額回答が示され、
半日ストを決行。引き続き、たたかいの強化が求められます。
2015春闘の全国統一行動(50万人総行動)となった3月12日、県2015年国
民春闘共闘委員会は、県商工会議所連合会(清野伸昭会長)と県経営者協会(黒澤洋介会
長)に対し、雇用の安定と賃金引き上げなどの要請を行ないました。濱田藤兵衛代表幹事
らがそれぞれの事務所を訪れ、懇談しました。
要請内容は、①安定雇用の維持・拡大②積極的な賃金引き上げ、非正規労働者の時給 1000
円を目標とした改善③労働法令の遵守・長時間労働の解消④政府に対する中小企業支援の
拡充の要望など7項目。
濱田代表幹事や勝見事務局長が、消費税増税や物価高騰で実質賃金が低下している中、
景気回復には賃上げで消費を拡大することが重要だとし、会員企業に賃金引き上げを要請
することを求めました。
商議所連で応対した三澤栄治事務局長は「全国の動向を見ながら会員が判断する。賃上
げができる環境づくりが大切だ。要請は会員事業所に伝える」と答えました。
経営者協会で応対した丹哲人専務理事に対し、山形県による「県民経済計算(平成 24 年
度)」の資料を示し、雇用者報酬がマイナス0.9ポイント、7年連続の減少となる一方、
企業所得はプラス5.6ポイント、3年連続の増加となっていることは、企業所得が労働
者に適正に還元されていないのではないかと質しました。丹氏は「雇用者報酬が7年も減
少していたとは以外だった」としつつ、
「企業側は先行きが見えない中で、一定のたくわえ
をせざるを得ないのではないか」との認識を示しました。
(商工会議所要請)