うえるねす第56号 - 札幌センチュリー病院

 札幌センチュリー病院広報誌 第56号
医療法人 菊郷会
札幌センチュリー病院
( 発 行 ) 平成27年 1月15日
福田看護部長から年頭のご挨拶
札幌センチュリー病院 広報委員会
「継続は力!」
皆様におかれましては謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
うえるねす
昨年は電子カルテの導入、診療報酬の改定、臨地実習病院としての調整、愛育病院の法人参加等
があり、当院にとりましては変革の年でありました。 また、一番の課題となっている看護師の定着率を
あげることや夜勤者の確保には、さまざまな働き方ができるようにしていくことが必要であり、引き続き
仕事と育児が両立しやすい環境を作ることが重要です。同時に地域密着型病院として地域の皆様の
「安心と信頼」 にお応えできるように、組織の一部門として看護部ではより一層、常に患者さん中心
*** 「うえるねす」とは心身とも絶好の健康状態・・・をいいます***
札幌センチュリー病院は全ての方の「ウエルネス」を願っています
の看護に努め、〝看護の質〟のサービスを効率よく
提供して行きたいと考えています。
私達はチーム医療を中心とした患者さんのより近い
新年号
理解者としての役割を担えるように、社会情勢に合
未 年 (ひつじ どし)
わせた看護実践能力のレベルアップに向け、看護
師育成に努めていくこと、また柔軟性を持った人材
に成長することができるように、教育プログラムの見
童謡 「メリーさんのひつじ」 は実話
臨地実習 (看護学生の養成)
直しに力を入れていきたいと思います。
最期になりましたが、新しい一年が素晴らしい年となりますように、心よりお祈り申し上げます。
年頭考「健康寿命」について考える
*** シリーズ(Ⅰ) ***
日本人の平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳(平成25年・厚労省発表)。 男女合わせた平均
童謡 「メリーさんのひつじ」 は実話に基づ
いて作られたそうです。 アメリカ・ボストン
郊外の町にメリーという女の子がいました。
彼女の家では羊を飼っていて、メリーさん
が幼稚園に行く時は、いつも羊がついて
きて授業が終わるまで外で待っていた・・・
という可愛いエピソードから生まれたそう
です。
また、発明家のエジソンが作った蓄音器
に最初に録音・再生されたのがこの歌だ
ったという逸話が残されています。
寿命は世界一です。 先人の労苦によって築き上げられてきた〝今〟の繁栄を思うと本当に喜ばしいこと
です。 厚生労働省では「まだ伸びる余地がある」としています。 これは日本の高い教育・経済水準、保健・
医療水準、生活習慣改善によってもたらされたものと言われています。
男性
ところが今、国際的にも平均寿命よりも重要視されているのが
〝健康寿命〟です。 平均寿命と健康寿命の差は、
「健康でない期間(寝たきり・要介護の期間)」であり、
健康生活が制限されるだけでなく、医療や介護費用
の増大も避けられません。
笑顔で年を重ね、長患いをせず、寝たきりにならずに
平均寿命
差
健康寿命
80.2
9.8
70.4
女性
86.6
13.0
73.6
女性の方が差が長いのは、骨粗鬆症や認知
症に関わる率の高さの影響と考えられます
病院理念
1.
2.
3.
4.
一人一人の患者さまに適切な医療を安全に提供できるよう努めます
一人一人の職員が患者さまにお仕えする気持ちを大切にした医療を目指します
一人一人の職員が医療技術の向上と医療に携わる者としての資質の向上に努めます
地域の医療機関、福祉施設との連携を大切にします
過ごしたい・・・という思いは皆なの願いでもあります。
健康寿命を伸ばすために何をすればいいのでしょうか。 俗に「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」と言わ
れています。 テクテク (適度な運動) 、 カミカミ( 規則正しい3度の食事) 、 ニコニコ (心の健康) 、 ドキドキ・
医療法人菊郷会
札幌センチュリー病院
ワクワク (五感を使った感動) を指します。 皆なの願い〝健康寿命を伸ばす〟ために ①何を ②どうしたら
〒003-0825 札幌市白石区菊水元町5条3丁目 いいのか・・・一緒に考えていきたいと思います。 このテーマをシリーズでお伝えします。
(☎) 011-871-1121 (FAX) 011-871-0047 (URL)http://www.s-century.jp/
医療法人菊郷会
医療法人菊郷会 札幌センチュリー病院
理事長
病院長
河 上 純 彦より ご挨拶
有 馬 滋 よりご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年も札幌センチュリー病院をご利用いただき誠に有難うございます。
昨年は、当医療法人が中央区にあります 「愛育病院」 の事業を継承し、昨年6月から岡本
私達は、昨年も皆様にご満足いただける医療を提供できますよう、理念にあります
院長が愛育病院院長として転出し、診療の場を移したため、患者さんには多大なご迷惑を
「患者さまにお仕えする気持ちを大切にした医療」を常に心がけで参りました。
おかけすることとなりました。 改めて紙面を借りてお詫び申し上げます。
将来に対する不安、特に社会保障に対する不安感の増す時代にあって、皆様の
札幌センチュリー病院は、消化器診療と透析治療を中心に、先端医療にも対応すべく設備・
健康をお守りするために、職員一同、今年も昨年以上に努力して参る所存です。
診療体制の充実を図って参りました。 昨年6月には、内科全般診療及び地域連携に造詣
昨年6月には円山にあります愛育病院が、医療法人菊郷会に加わり、当院の院長
が深い西原 攻診療部長を招聘し、高齢化が進む地域医療体制を充実させております。
を長年勤めて参りました岡本宗則先生が愛育病院の院長になり、河上純彦先生が
さらに、昨年10月には小西和哉医師を迎え、乳腺センターを開設しました。 増えている乳
Ver 6
センチュリー病院の新しい院長に就任致しました。
がんの早期発見・鏡視下手術・乳房再建術・化学療法・・・と一貫した乳がん治療ができる
愛育病院はもちろんですが、センチュリー病院も河上院長のもと、新たな気持ちで
体制を整え、かつ消化器外科及びがん治療にも指導的立場から診療にあたっております。
皆様への医療サービスの新しい試み、改善に取り組んで参りました。
本年度も診療体制がさらに充実する予定です。
特に10月には外科部門の強化、若返りのためNTT東札幌病院から小西和哉先生
を外科部長としてお迎えし、〝乳腺外来〟を開設しております。
がんの早期発見・治療、透析医療で重篤患者さんの積極的受け入れ!
関連医療機関の連携で地域の安心医療を実現!
また、電子カルテの導入による情報の共有、医療サービス向上にも努めて参りまし
た。 今年もセンチュリー病院が皆様に喜んでいただけますよう、人的にも設備的に
も更なる充実を図って参りますので、皆様のご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。
平均寿命が延び2人に1人が〝がんに罹患〟し、3人に1人ががんで亡くなる時代、がんの早期
発見は重要です。当院内視鏡センターは内視鏡検査件数も数千件に増え、健診での内視鏡件
数が急速に増えています。併せてがん発見率の増加に伴い、消化器がん診療が増加しています。
愛育病院
☎ 011-563-2211
札幌センチュリー病院
☎ 011-874-1121
白石区菊水元町5-3
石橋胃腸病院と密接に連携し、かつ北海道大学消化器内科と腫瘍外科の 「関連施設」 として、
常に最先端の医療に対応できるように邁進して行く所存でおります。
中央区南4条西25丁目
透析治療は札幌全域から患者さんを紹介いただいており、特に重篤な入院患者さんの治療は、
内科・消化器内科・血液内科
循環器内科・外科・整形外科
図って参ります。 今年度も最先端の医療を皆様に提供できるよう、職員一同一層努力して参りま
札幌市内随一と自負しております。 昨年菊郷会グループに加わった愛育病院とも密接に連携を
すので、宜しくお願い申し上げます。
菊郷会
高度先進医療で一貫したがん治療
関連病院
人工透析センター
石橋胃腸病院
☎ 011-872-5811
白石区川下3条4丁目
内科・消化器内科・循環器内科
人工透析センター
富丘腎クリニック
☎ 011-686-5005
手稲区富丘1条4丁目
人工透析(外来)
無料送迎あり
内視鏡センター
乳腺センター
手術センター
80列マルチスライス
ヘリカルCT