7月号

平成27年度
ことばの教室だより
小山城東小学校
6月18日(木)に、栃木県ことばを育む親の会総会・講演会が栃木
中央小で行われました。今回の教育講演会は、「子どもたちの成長を支
えて」
人間関係を育むためのしつけ
という演題で栃木市こ
どもサポートセンターの臨床心理士、佐藤直昭先生がお話してください
ました。大変よいお話でしたので、その中のポイントと思われる部分を
紹介します。
心の健康のために
心の健康に最も大きな影響を与えているのは、睡眠と食事といった生活
習慣です。「最近落ち着きがない。」「いらいらしてすぐにキレる。」といっ
た状態の改善には、十分に眠り、きちんと朝食をとることが大切です。
暑い日が続いています……
プールから、子どもたちの楽しそうな声が響いてくるようになりまし
た。そして1学期も残り約2週間、1年生の入学式がついこの間のよう
に思われるのに、本当に早いものです。
さて、先日「親子ふれあいのつどい」参加者募集のお知らせを配布し
ました。小山市のことばの教室に通級する児童・幼児
およびその家族で、太平少年自然の家に宿泊し、自然
の中で、子ども同士・親同士・双方の交流を楽しみ、
また、キャンプファイヤーや人形劇、マスコット作り
(子どものみ )、保護者の方には「早期からの適切な
支援
二次障害を防ぐために
」という
山内康彦先生の講演を聞く時間も用意してあります。
是非参加をご検討ください。
小学校低学年までの子どもたちにとって大切なこと
・体験をとおして興味関心の幅を広げること
・運動をとおしてバランス感覚(器用さ)を磨くこと
・会話をとおしてことばの力を伸ばすこと
・善悪判断やルール(常識)を身につけること
4年生以降の子どもたちにとって大切なこと
9才以降は抽象思考(頭の中だけで考える力)が、できるようになる時
期。発達の個人差も顕著になってきます。
自他の違いが明確になり、それが自分でも分かるようになる時期なので、
自尊感情や自己肯定感を育むことが大切です。
子どもが悩みを抱えている時
子どもが話をしたくなった時に親がしゃべりすぎると話をしなくなる。
〈聞き方〉
・適切な相づちを打つ
・気持ちをくみ取りフィードバックする(相手の言ったことを確認する)
・できるだけ自分の気持ちを押しつけない(結論を急がない)
〈伝え方〉
・自分の気持ちを率直に伝える
・頭ごなしに批判したり非難したりしない
7月の予 定
2日(木)
15日(水)
会議のため6・7校時休室
1学期の指導終了
子どもがイラついている時
〈子どもの行動に巻き込まれない〉
・もともと思春期は行動がアグレッシブになる時期
〈注意するとき興奮しすぎない〉
・親が興奮したら、子も興奮する
〈言葉を乱発しない〉
・議論に持ち込まない
・命令や皮肉、いやみ、愚痴をやめる
子どもが無気力なとき
〈自分ばかりしゃべりすぎない〉
城東小の保護者の皆様には、日頃なかなかお会いして
話す機会がありませんので、学校の面談に合わせて、
ことばの教室でも希望する方に面談を実施します。
詳細は配布済のお知らせをご覧ください。なお、
他校の方でもご希望がありましたらお申し出ください。
・一方的に話しても伝わるものは少ない
〈あからさまに期待を示しすぎない〉
・特に、思春期頃は親の期待にこたえることを目的にしてはいけない
・焦らせると余計に時間がかかる
ほんの一部分でしたが、いかがでしたか?ことばを育む親の会では、年に3回こうした
研修の機会を設けております。参考になる話が聞けたり、情報交換できたりします。今回
は参加できなかった方も、是非次回はご参加ください。