事業計画書 - 公開経営指導協会

平成 27 年度 事業活動計画
平成27年度は、本会の前身・税務経営指導協会設立から数えて65周年という節目の
年にあたります。これまで以上に、
「公開経営」の今日的意義を問い直し、協会の存在意義
と使命について、発信していくスタートの年と位置づけたいと考えております。
その手始めとして、9月には「公開経営65年記念シンポジウム」を開催いたします。
混迷の時代、流通・小売・サービス業の変革を凝視し、明日の商業を展望する場にしたいと
思います。
また、平成27年度は一般社団法人に移行後3年目を迎えますが、新定款に明記された
法人目的のとおり、近代的経営管理の指導教育を通じて、法人・団体等の公開経営 (オープ
ン・マネジメント)を推進し、
その安定と発展を図り、国民生活の安定向上に寄与するために、
諸事業(普及啓発・経営実地指導・従業員の能力開発・検定) を推進してまいります。
公開経営理念の普及とユニバーサルサービスの推進は、上記シンポジウムの開催と月刊
『公開経営』誌上を中心に展開し、事業活動を通して、本会の精神と理念の賛同者である
会員の維持と入会促進を図ってまいります。
事業方針および各部門の主な活動計画は、次の通りです。
〔事業方針〕
● 協会の経営理念を踏まえ、会員企業の「経営改善・人材育成」に貢献していく。
● 教育他団体に無い、独自性の高い教育支援メニューとサービスを構築していく。
● 営業支援システムを見直し、企画・提案能力の向上、管理体制を強化していく。
1.コンサルティング・研修・セミナー事業
① 業態別・規模別のコンサルティングメニューの開発と提案営業の強化、新規顧客を
開拓していく。
② 協力コンサルタントの発掘と組織化を図り、指導体制を整備していく。
③ 通信教育顧客企業への研修提案を強化、ステップアップ型研修においてはリーダー
研修の提案を強化していく。
④ 業種・ジョブグレード別の基礎研修と実務研修から新メニューを開発していく。
⑤ 生鮮(青果・鮮魚・精肉) 惣菜部門の実務研修 (初級編) の実績を積み上げて、「生鮮
技能検定」の立ち上げを検討していく。
⑥ 公開セミナー・講習会等
・販売士3級スクーリング:5 月・12-1 月 全国 13 会場 及び 企業内
・販売士2級スクーリング:8 月 全国 13 会場 及び 企業内
・公開経営65年記念シンポジウム:9 月 11 日 (東京・大手町)
・販売士検定1級合格対策セミナー 10-1 月(全6回)
2.通信教育事業
① 講座体系を見直して、改廃計画を進める。「販売士検定講座」「スーパーマーケット
検定講座」に代わる自社オリジナル講座の再構築を図り、基幹講座へ育成していく。
(仮称) リティルサポート検定に準拠した講座を開発していく。
② 提案営業体制の強化:自己啓発としての通信教育の範疇から、人事制度へリンクし
た提案へと、業態別に積極的に推進していく。
a. 新講座「ビジネスメイク講座( 共同制作:㈻資生堂学園)」は全ての業種業態の女性
従業員の方々を対象に、新講座「金融機関向け高齢者・認知症講座」は金融機関
対象に積極的に提案を図っていく。
③
④
⑤
⑥
⑦
b. スーパーマーケット業界に対しては「スーパーマーケット検定講座」「商品知識
と販売促進講座」「計数講座」「衛生管理者講座」などを中心に提案を図っていく。
c. ドラッグストア業界に対しては、「計数講座」「販売士検定講座」「実力店長講座」
などの基幹講座と共に「管理者講座」を中心に提案を図っていく。
d. その他、全業界・サービス業を対象に、「ユニバーサルサービス講座」
「高齢者・
認知症講座」の提案を積極的に行う。
e. PHP研究所との提携講座(HACCPなど食品メーカー向け講座やコーチング・ホス
ピタリティ・メンタルヘルス・ロジカルシンキングなど全業種向け講座) の提案を積極的
に行っていく。
業界他団体との連携:業界他団体との情報交換、連携をより一層密にし、ニーズの
発掘並びに教材の開発に力を入れていく。
教育団体との業務提携:小売企業の合併やM&Aの動向に注視しつつ、業界の要望
や社内体制などを確認しながら、商品の業務提携には柔軟に対応していく。
総合営業体制の強化:競合他社との差別化と協会の独自性をアピールしていくため
に、研修・検定・コンサルティング部門との共同提案活動をさらに高めていく。
販売士検定普及の一環として、各地の商工会議所と連携して、受験対策セミナー(通
信教育受講者対象スクーリング) を各地で開催していく。
受講生管理:新システムに合わせた業務の見直しとコスト圧縮を進めていく。
3.検定事業
① 各検定の内容や運営体制の見直し・強化をして、受験者増に向けて普及を図って
いく。
a. POP広告クリエイター技能審査試験:専門学校への継続したアプローチと新
規導入に向けた提案、日本POPサミット協会との協力体制を強化して、受験者
増を目指していく。
b. 小売業 計数能力検定試験:人事制度とリンクさせた検定提案、研修と組み合わ
せた計数強化プランの提案を推進していく。
c.サービス・ケア・アテンダント検定試験:実績のある金融機関 (特に地方銀行・
信用金庫) への継続アプローチをする。生協をはじめとした流通・小売業にも提
案を再度徹底していく。
② ユニバーサルサービスの新たな事業展開に向けて、様々な企業体や公共機関との関
係強化を図っていく。
③ 新たな検定 (生鮮技能検定、リテイルサポート検定) の立ち上げに向けて内容の検討を
進めていく。
4. 図書事業
① 既存購入先への継続営業:事務処理作業の明確化を図り、定期購入頂いている企
業・専門学校への取引継続を行っていく。
② 各検定教材の部分改訂を順次行っていく計画を検討、法改正や内容リニューアルに
よる改編作業を進めていく 。
5.その他
① 経理のクラウドシステム本格稼働によって、管理部門の“見える化”を図っていく。
② 行政庁(内閣府) に対して、公益目的支出計画を確実に実施していく。
③ 機関誌内容の充実とホームページの情報発信機能の充実を図っていく。
以
上