ダイキン工業 株式会社

ム
ウェルカ
茨城
Welcome Ibaraki
人と環境に優しい技術と設備で時代の
ニーズに応えた製品を生み出す
グローバル企業
ダイキン工業株式会社
鹿島製作所
鹿島製作所長 吉井 滋幸氏
国内空調メーカーのパイオニア
内24 社、海外165社で展開するコア事業です。世界に
“ここちよさ”を提供するため、家庭用だけでなく、オフィ
ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン工業)は、
スや店舗等の身近な生活空間から、工場や空港等の大型
1924 年(大正13年)
、創業者の山田晁氏が大阪市に合
空間、病院や厨房といった特殊空間に至るまで、幅広い
資会社大阪金属工業所として開業し、
1934年(昭和9年)
用途に対応できる技術と商品のラインナップで、全世界
大阪金属工業株式会社に組織変更、
1963年(昭和38年)
のあらゆる風土に適合した空調ニーズに応えています。
にはダイキン工業株式会社に変更し現在に至っています。
世界のニーズに応えるだけでなく、ダイキン工業では、
創業時は、飛行機用ラジエーターチューブ等の生産
空調をリードする企業の責任を果たすべく、
「ダイキン
を行っていましたが、1933 年(昭和 8 年)フッ素系
だからできる地球環境への貢献」にこだわり、ヒートポ
冷媒の研究に着手、1936 年(昭和 11 年)に日本初
ンプ技術(※)やインバーター技術を駆使した商品開発
のフロン式冷凍機の開発に成功し、ダイキン工業の代
や環境配慮型商品を普及させる努力を続けています。
名詞ともいわれる空調事業が始まりました。1942 年
化学部門では、日本で初めてフッ素化学に取り組ん
(昭和 17 年)エアコン用冷媒のフルオロカーボンガ
できたパイオニアとして、独自の技術でフッ素樹脂、
ス(※)を世界で 2 番目に独自開発し、化学事業をス
ゴム、ガス等、1,800 種類以上のフッ素化合物を世に
タート、1951 年(昭和 26 年)に、日本初のパッケー
送り出しており、フライパンから、工場やビルの遮熱
ジエアコンを発売、1953 年(昭和 28 年)にはフロ
塗料、スマートフォンの指紋付着防止剤等、私たちの
ンガスを原料としたフッ素樹脂を販売する等、空調と
生活において様々な場面で活用されています。
フッ素化学を柱に事業を展開してきました。
その他、マイナス 30℃からプラス 30℃まで幅広い
現在、空調機器と冷媒の両方を自社開発できる唯一
温度ニーズに対応できるコンテナの開発等、世界中の
の企業として、世界 145 か国へ事業展開し、生産拠
コールドチェーンを担う低温部門、業界初の空調に対
点は 82 か所、従業員約 5 万 9 千人(連結)の内、海
する問い合わせや相談に 24 時間 365 日対応するお
外従業員比率は約 80%を占めるグローバル企業へと
客様総合窓口やビルメンテナンス等を担うサービス部
発展しています。
門、パワーショベルやトラクター等の油圧機器を開発
(※)フルオロカーボンガス…メタンやエタンなどのハイド
ロカーボンの水素の一部または全部をフッ素で置き換
えた化合物で、冷媒として使用されている。
する油機部門、防衛関連や在宅酸素医療機器を開発す
世界中の様々な生活を豊かにする技術
ダイキン工業では、世界中の様々な生活を豊かにす
るため、7 部門(空調部門、化学部門、低温部門、サー
ビス部門、油機部門、特機部門、電子システム部門)
で構成されています。
空調部門は、ダイキン工業の売上の80%超を占め、国
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JIR NEWS 2015
鹿島製作所
フッ素化学製品(フッ素樹脂)
フッ素化学製品(指紋付着防止剤)
地域の小学校への出前授業(理科)の様子
る特機部門、IT ソリューションや業務改革支援を行う
機器点検等を実施してきたことで、東日本大震災が発生
電子システム部門があり、ダイキン工業の技術は、世
した際には、事故なく全てのプラントを停止し、安全処
界中のあらゆるシーンで活用されています。
置を適切に行うことができました。また、震災以降、工
ダイキン工業では、環境貢献や人材育成、社会貢献
場周辺のライフラインが途絶える中で、社員一丸となっ
に積極的な活動を実施しています。環境貢献では、環境
て設備の安全点検・損傷設備の復旧を実施したことによ
配慮型の製品開発だけでなく、インドネシアや知床半島
り、震災発生後18日目、当初計画より2 ∼ 4日前倒し
など、
世界 7か所で森林保全活動などを実施しています。
の3月29日に生産を再開することができました。
人材育成では、従業員一人ひとりが主役となる多様
このように、未曽有の災害が発生しても、迅速な対応
性のある職場づくりや技能オリンピック等による技術
を可能にしたのは、製作所内で働く従業員一人ひとりの
力、自己啓発の向上が図られています。
意識の高さと、日々の努力の成果であると言え、ダイキ
社会貢献では、「環境保全」「教育支援」「地域共生」
を軸にした活動を実施しており、中には、世界の拠点
で盆踊り大会を実施するといったユニークな取り組み
も行われています。
(※)ヒートポンプ技術…空気や水の中にある熱をくみあげ
て移動させることで、冷やしたり暖めたりする技術。
必要なエネルギーは空気の中の熱をくみあげるための
電気エネルギーだけ。投入したエネルギーよりもたく
さんの熱エネルギーを得ることができる省エネ技術
ン工業内部のみならず地域でも高い評価を得ています。
(※)OSHMS…労働安全衛生マネジメントシステムのこと。
継続的な安全衛生管理を自主的に進めることで、労働
災害の防止と労働者の健康増進、快適な職場環境を形
成し、事業場の安全衛生水準の向上を図ることを目的
とした安全衛生管理の仕組み。
地域と共に発展”
鹿島製作所が操業して 32 年になります。製作所内
安心安全なフッ素化学工場“鹿島製作所”
で従事する協力会社社員は、ほぼ全員が地域住民であ
り、地域の貴重な雇用の場となっています。また、地
鹿島製作所は、1983 年(昭和 58 年)
、約 24.7 万
域との共生に向けた取り組みとして、納涼祭、製作所
㎡の広大な敷地にフルオロカーボンガス、フッ素樹脂、
周辺のゴミ拾いによる清掃活動、神栖市の小学校への
有機フッ素化合物等を生産するフッ素化学工場とし
出前授業の実施等を継続して行っています。
て、茨城県鹿島郡波崎町(現、
神栖市)に開設しました。
ダイキン工業の空調とフッ素化学の製品は、私たち
当時の主力生産工場は大阪にある淀川製作所でしたが、
にとって当たり前なほど身近にあり、生活していく上
製品供給の多拠点化(危険分散)
、市場の大きな関東へ
で必要不可欠なものばかりです。これからもグローバ
の生産拠点、土地造成が完了しており原料輸送の便が良
ルな生産拠点のマザー工場として生産性、品質向上に
く、台風や津波の心配がない等といった理由で、日本海側、
取り組みつつ、グローバルな視点で活躍できる人材を
東海地方、関東各地など多くの候補地の中から現在の場
育成していくことで、持続可能な成長と地域や産業の
所が選ばれました。操業開始時は、フルオロカーボンガス
発展に大きく貢献されることを切に願います。
を生産するプラントからスタートし、順次フッ素樹脂や乳
会社概要
化剤、表面機能材を生産するプラント等が建設され業容
が拡大していきました。現在、ダイキン工業の国内におけ
るフッ素化学工場は、淀川製作所と鹿島製作所のみであ
り、鹿島製作所は化学部門の成長の一翼を担っています。
鹿島製作所では、高品質なフッ素化学製品を製造する
だけでなく、職場の安全確保はもとより、地域の信頼を
より確かなものとするために、
「安全を最優先」に万全
の注意を払い活動しています。中央労働災害防止協会に
よる OSHMS(※)認定や定期的な防災訓練、非常用
所
在
地 (本 社)大阪府大阪市北区中崎西二丁目
4 番 12 号梅田センタービル
(鹿島製作所)茨城県神栖市砂山 21 番地
業
種 空調機器・関連機器の開発、製造、販売業
従 業 員 数 59,179 名(連結)
代表取締役社長
兼 C E O 十河 政則
連 絡 先 (本 社)06-6373-4312
(鹿島製作所)0479-46-2441
U R L http://www.daikin.co.jp
JIR NEWS 2015
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