日タイ経済連携協定(JTEPA)における農協間協力の取り組み

平成20年9月
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WTO・EPA情報の早わかり解説 第 回
●日タイ経済連携協定(JTEPA)における農協間協力の取り組み●
日本とタイは伝統的に友好関係が続いていますが、2007年は日タイ修好120周年
を迎えるなか、11月に経済連携協定(JTEPA)が発効しました。JTEPAでは、物
品等の関税撤廃に加え、投資・サービス及び人の移動などに関する「協力」につ
いて規定されています。JAグループでは、アジア諸国とのEPA交渉に際して、農
業分野について「品目ごとの事情の検証にもとづく例外措置の確保」及び「自由
化と協力とのバランス」を基本姿勢としてきました。タイとの間では、農業分野
の「協力」に向けた実践として、「タイ農協におけるコミュニティーリーダー育
成計画」がJICA(国際協力機構)プロジェクトとして2007年3月に始まっています。
JAグループ関係者は、プロジェクトの実施に当たって農林水産省の推薦により
JICA専門家として赴任し、人的貢献を行っています。
タイは世界最大の米の輸出国で、昨今の国際米価格の上昇はタイに莫大な利益
をもたらしていますが、利益を享受しているのは主に精米業者や輸出業者などで
生産者は恩恵に浴していません。JAグループでは、JICAプロジェクトを通じて真
に農業者の生活が改善されるよう取り組みを進めています。
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※全中ホームページ「WTO・EPA関係」内でもご覧になれます。アドレスはhttp://www.zenchu-ja.or.jp