豆乳から豆腐を作ってみよう

豆乳から豆腐を作ってみよう
白くてプルプル、つやつや。豆腐は大豆からできる豆乳で作られているよ。大豆は、
タンパク質がいっぱい入ってて、“畑のお肉”とも言われ、日本の食事には欠かすこ
とのできない穀物なんだよ。さあ、そんな大豆からできる豆腐を身近にあるものを使
って実際に作ってみよう!!
☆ 豆腐の作り方
① 紙コップに、凝固剤としての食酢(市販品)を 6mL 入れる。
② 豆乳(市販品)をなべに入れ、おだやかに加熱して約 90℃に保つ。
③ お玉に投入を取り(約 60mL)、一気に①の紙コップに注ぎこむ。
④ すぐに豆乳の中にもわもわとした凝集物ができてくる。
⑤ 5 分後、この凝固物をガーゼに移し水をきると、豆腐の出来上がり。
◎できた豆腐を水槽に入れて、水にさらすと、酢のにおいと味が薄まるよ。
★酢の代わりに、みょうばんの飽和水溶液を使っても豆腐を作ることができるよ。
その時、みょうばん液は 2mL で十分だよ。
なぜ、豆腐は固まるのかな?
タンパク質はアミノ酸から構成されているよ。アミノ酸は水に溶けると、マイナス
の電荷に帯電するんだ。反対に、凝固剤は水に溶けると、プラスの電荷に帯電するん
だ。プラスとマイナスは互いに引き付け合う性質を持っているから、凝固剤とアミノ
酸は互いにくっついていくんだよ。このようにして、たくさんくっついていって豆腐
ができていくんだね。
SW 2009 in 崎戸
長崎大学教育学部
監修
森下浩史
末成清華(3年) 須原さゆり(3年)