大 豆 予報内容 病害虫名 発生時期 紫斑病 - 発生量 ・ 感染量 並 予 報 の 根 拠 (1)前年の発生は平年よりやや少なかった。 (-) (2)8月の気温はほぼ平年並、降水量は平年並か多い予報。 (+) マメシンクイガ - 並 (1)前年の発生は平年並であった。 (±) カメムシ類 - 並 (1)8月の気温はほぼ平年並、降水量は平年並か多い予報。 (±) 記号の説明 (++):重要な多発要因、(+):多発要因、(±):並発要因、(-):少発要因、(- -):重要な少発要因 防除対策 1 防除のポイント ○紫斑病は生育状況を見定めて、適期に防除を行いましょう。 ○マメシンクイガの産卵盛期は県中北部8月第6半旬、県南平坦部9月第1半旬です。最も防除効果が得られ る防除時期は薬剤により異なるので、適期に適剤で防除を行いましょう。 【紫斑病】 (1)若莢期(開花後20日後)~子実肥大期(開花後40日頃)に1~2回、薬剤防除を実施する。 (2)マメシンクイガとの同時防除を行う場合はマメシンクイガの防除時期に合わせることとし、紫斑病の防除 適期と重なるかを確認した上で行う。防除適期が重ならない場合は、それぞれで適期に防除を行う。 【マメシンクイガ】 (1)産卵盛期は、例年年次変動が少なく、県中北部は8月第6半旬、県南平坦部は9月第1半旬である。 (2)薬剤によって最も効果の得られる防除時期は異なる。有機リン剤は産卵盛期、合成ピレスロイド剤は産卵 盛期より1半旬早め、ジアミド薬剤は産卵盛期の1~3半旬早めに散布すると、より高い防除効果が得られ る。なお、ジアミド薬剤はカメムシ類には効果がないので、カメムシ類と同時防除をする場合は薬剤の選択 に注意する。 (3)薬剤が莢に良く付着するように散布する。 【カメムシ類】 (1)開花後期~子実肥大中期に1~2回、薬剤防除を実施する。なお、8月下旬~9月上旬の防除はマメシン クイガにも有効である。 【アブラムシ類】 (1)圃場をよく観察し、増加傾向が認められたら他害虫との同時防除を行う。この際、薬剤が葉裏にも十分付 着するように注意する。 【ウコンノメイガ】 (1)生育量が大きい過繁茂圃場や、葉色の濃い圃場において多発する傾向にある。 (2)7月第6半旬に茎当たり葉巻数が3個以上確認された場合は、8月5日頃までに薬剤防除を実施する。 (3)終齢幼虫に対しては薬剤による防除効果が低下するため、防除時期が遅れないように注意する。 2 防除上の留意事項 (1)養蜂活動が行われている地域で殺虫剤を散布する場合は、養蜂家と協議の上、散布時期を事前に通知する など、ミツバチへの危害防止対策を徹底する。 7月 中旬 大豆の生育ステージ (ナンブシロメ) 下旬 ● 開花期 上旬 8月 中旬 9月 下旬 子実肥大期 若莢期 紫斑病 マメシンクイガ 防除適期 県北部 県南部 カメムシ類 アブラムシ類 ウコンノメイガ 図 大豆病害虫の防除適期(平年の場合) 上旬 中旬
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