Ⅱ 地域重点プロジェクト(後志地域) の主な取組事例 2 1-01 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト ホワイトアスパラガス生産振興奨励事業 【実施主体】喜 茂 別 町 背景及び目的 喜茂別町では、従来からホワイトアスパラガスの栽培が盛んであったが、近年、農業人口の減少 及び高齢化に伴い、耕作面積・収量とも減少傾向にあった。 そのため、労働力の負担軽減及び生産性、品質の向上を図るため、遮光シートの購入補助を 実施し、ホワイトアスパラガスの生産振興に取り組む。 これまでの取組概要 ・ 平成 23 年度から喜茂別町内で耕作する農業者を対象に、遮光シートの購入費の2分の1を上限 として補助を実施。 ・ 遮光シートの導入については、従来からの生産者は、労働力の軽減、高い生産性と品質向上及 び規模拡大を目的としており、新規就農者や新たに経営作物として取り組む農業者は、このほか 収穫時に必要とする技術の軽減なども目的としている。 【過去2年間の実績】 H25: 13 個人及び1法人に対し、延べ 60 本 H26: 5個人及び1法人に対し、延べ 12 本 (1本当たり 150m) 取組の主な効果 ・ 収穫回数の減少。 (通常1日に2~3回の 収穫を必要とするところ1回の収穫で収 量を確保。 ) ・ 製品率の向上。 (①表土の保湿により土 壌が固くなりにくく、サビの発生を抑制。 仁木町内に設置したマメコバチファーム ②遮光により変色を抑制。③曲がりの発生 収穫作業風景 を抑制。 ) ・ 作物の成長調整がある程度可能となり、 出荷数の安定につながった。 ホワイトアスパラガス 今後の取組予定 本事業は平成 27 年度で終了となるため、今後のホワイトアスパラガスの生産量の拡大・安定に向 けて新たな取り組みを検討していく予定。 3 1-02 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 桜桃(さくらんぼ)の結実促進による生産の安定化 【実施主体】仁木町桜桃結実促進プロジェクト推進会議 仁木町、JA新おたる、仁木町サクランボ出荷組合、 後志農業改良普及センター北後志支所、道総研中央農業試験場 背景及び目的 異常気象や生産環境の変化に伴い、桜桃の生産を左右する結実(交配)の不良による「不作」が頻 発しているほか、品質の低下や、消費の低迷により販売単価も低迷している。 「とれない」 、 「安い」 、 「儲からない」の悪循環により、桜桃から他の作物への転換が進み、生産者の高齢化も相俟って、 「果実とやすらぎの里」仁木町の経済を支えている桜桃の衰退が顕著になっている。 このことから、 「桜桃の復権」の第一歩として、生産者、関係機関・団体、試験研究機関が連携の 下、結実促進に向けた課題解決に取り組み、桜桃生産の安定化を図る。 これまでの取組概要 ・ 桜桃を結実させる上で、必須となる人工受粉は、人力による人工交配が主流であったが、生産 者の高齢化や労働力不足が進む中、マメコバチの利用が主体となっているものの、全国的にマメ コバチが不足し、必要量の確保が難しくなっており、このことが、結実不良の一因となっている。 ・ このため、マメコバチの安定確保を図るため、大学や試験研究機関における知見を参考に、ナ タネを利用した地域における増殖システムの構築をめざし、平成 25 年度は、全国一のナタネの 作付けを誇る滝川市と連携した実証試験を実施。 ・ 慣行と同等の増殖率が確認されたことから、平成 26 年度は、実用化に向け、町内の耕作放棄地 や、桜桃園地周辺に「ナタネ圃場(マメコバチファーム) 」を設置し、実証試験を実施。 マメコバチの増殖実証試験の結果 区 分 マメコバチファーム設置数 H25 年 H26 年 年次 設置数 備考 ナタネ圃場 2.15 倍 1.91 倍 H25 年 1箇所 滝川市内 慣行(リンゴ園地) 1.97 倍 1.79 倍 H26 年 4箇所 仁木町内 取組の主な効果 ・ 異常気象(低温)や労働力不足であっても、 効果的かつ確実に交配作業が行える「マメ コバチ」を、地元で安価に確保できる仕組み が確立された。 ・ ナタネ圃場(マメコバチファーム)は景観 形成にも役立ち、 新たな観光資源としての活 用も期待される。 仁木町内に設置したマメコバチファーム 今後の取組予定 ・ マメコバチの地域内増殖システムの確立に向けた、実証試験の実施。 ・ マメコバチファームを設置する生産者への指導・支援。 (設置数 20 戸) 4 桜桃生産の 担い手 「マメコバチ」 1-03 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト YES!cleanによる付加価値をつけた直売所運営 【実施主体】ニセコビュープラザ直売会協同組合 背景及び目的 「ニセコビュープラザ直売会協同組合」は、地元農業者が中心となり、旬の新鮮な農産物を販売 するため、 「道の駅ニセコビュープラザ」直売所を運営している。 近年、関心が高まる食の安全安心に対応するため、店内やホームページ上で生産履歴を公表する など情報提供を行うとともに、組合内に研究会を設け、北のクリーン農産物表示制度「YES!clean 表 示制度」に取り組み、環境に調和したクリーン農業を目指す。 これまでの取組概要 ・ 平成 22 年度、組合内にクリーン農業研究会を設置し、YES!clean 基準による農産物の生産に 取り組み、北のクリーン農産物表示制度「YES!clean 表示制度」に新規登録(馬鈴薯、トマト、 ミニトマト、かぼちゃ、キャベツ、大根、メロン、アスパラガスの8品目、9作型) 。 ・ 平成 26 年度、人参2作型を新規登録し、構成員 21 人の延べ作付面積9ha で 6,110tの農産物 を生産、販売。 ・ 「YES!clean 表示制度」の知名度向上を図るため、店内に「YES!clean」コーナーを設けてい るほか、平成 26 年 8 月には、道の駅ニセコビュープラザで、後志総合振興局やニセコ町と連携 し、YES!clean 農産物を販売するなど、イベントを通じて安全安心な農産物の推進活動を実施。 取組の主な効果 ・ ニセコ町は「環境モデル都市」として、 自然を守り、地域資源を活かす取組を進め ている。安全安心な農産物を生産する 「YES!clean」も、町内での減化学肥料・ 減農薬のクリーン農業の推進に結びつき、 さらに環境保全型農業の発展に近づいて いる。 ・ 環境と調和した経済活動の展開と、高品 質な農産物によるブランド化を進めるこ 仁木町内に設置したマメコバチファーム とにより、クリーン農産物の産地として、 農業振興の更なる発展が期待される。 道の駅イベントでのPR状況 今後の取組予定 ・ YES!clean 農産物の登録拡大、生産拡大 ・ YES!clean 農産物PRの推進(PRイベント等) 5 1-04 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 農業青年交流会(らいでん農コン) 【実施主体】共和町農業後継者対策協議会 (共和町、きょうわ農業協同組合) 背景及び目的 農業が基幹産業である共和町では、農業者の高齢化などで後継者不足などの課題に対応するため、 農業の後継者対策として研修費の助成や資格取得支援など様々な施策を講じている。その施策の一 つとして、年に2回、農業後継者の花嫁対策として交流会を実施している。 これまでの取組概要 ・ 昭和 63 年に農業青年交流会として事業を開始し、毎年、ユニークなテーマで交流会を開催して いるが、平成 25 年度から「らいでん農コン」と称して年2回の開催となる。 ・ 農業に関心がある 20 歳から 39 歳の女性を対象に、夏季開催は町特産の「らいでんスイカ」や 「らいでんメロン」などの収穫体験や選果場の見学のほか、地元の野菜を使ったバーベキューな どで交流を深めている。また、冬季開催は「ルスツリゾート」において、スキーやスノーボード、 レザークラフト体験などのイベントを実施。 ・ 平成 26 年度は、夏季・冬季合わせ延べ農業後継者 18 名・女性 14 名が参加。 取組の主な効果 ・ 平成 25 年度は「らいでん農コン」をき っかけに知り合った1組を含む5組のカ ップルが誕生するなど、毎年、若干ではあ るが、交流会をきっかけに知り合いカップ ルが誕生している。 ・ 町の農業を支えていくこれからの若い農 家にとって、この交流会は町の後継者不足 の解消が期待される。 メロン収穫体験の様子 今後の取組予定 今年度も農業青年交流会を夏季と冬季の年2回予定しており、内容に関しては実行委員会で決定 する。 6 1-05 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 蘭越町研修農場の設置 【実施主体】蘭 越 町 背景及び目的 農家個数の減少と農業従事者の高齢化が進む中、安全・安心で高品質な農産物を安定的に供給 し、農地の有効利用と地域コミュニティの確保を目的に、蘭越町での就農を希望する町外からの 新規参入者の受入れを行うため、平成25年4月に「蘭越町研修農場」を設置。 振興作物として作付面積が年々増加し、所得向上が見込まれる「トマト」に着目し、栽培を実 践しながら技術を取得するなどの研修を実施。 これまでの取組概要 〈 研修生の受入状況 〉 ・ 平成 25 年4月から第1期生(4戸)が2年間の研修を受け、平成 27 年3月に無事研修を終了 し、同年4月に本町に就農。 ・ 平成 27 年度からは、毎年2戸の研修生を受入れ、1年目に農家研修、2年目に研修農場での実 践型研修を行うこととしており、現在、第2期生として1戸の研修生を受入れ中。 取組の主な効果 ・ 新規就農者の確保及び担い手の育成 ・ 振興作物(トマト)の作付拡大 ・ 集落の活性化 ・ 定住促進 トマト栽培の研修風景 蘭越町研修農場 今後の取組予定 今後も新規参入者の受入れを継続し、地域の活性化と担い手の確保を図ることとする。 7 1-06 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト ウニ・ナマコ種苗放流事業 【実施主体】東しゃこたん漁業協同組合(古平地区浅海漁業部会) 背景及び目的 【実施主体】ニセコビュープラザ直売会協同組合 古平町の浅海漁業は、ウニやナマコ漁業に依存していることから、これらの人工種苗を放流し、水 産資源の維持・増大に取り組むことにより、漁業経営の安定を図る。 これまでの取組概要 ・ ウニ種苗放流事業(H12~) ウニ人工種苗(5mm)を 200,000 粒購入し、古平漁港内で中間育成したのち外海へ放流。 併せてウニの餌となるコンブが、磯焼けにより減少しているため、コンブ養殖施設を設置し、 餌を供給している。 ・ ナマコ種苗放流事業(H26~) ナマコ人工種苗(10mm)を 20,000 粒購入し、19,600 粒を古平漁港内へ放流。 残り 400 粒については、生残、成長率調査のため、育成カゴ着生させ港内岸壁から垂下し、経 過観察している。 エゾバフンウニ 取組の主な効果 (ウニ人工種苗放流事業) エゾバフンウニの一人当たり漁獲金額 H24 979 千円 H25 997 千円 H26 1,239 千円 ウニ種苗 放流状況 マナマコ (ナマコ人工種苗放流事業) 平成 27 年6月頃に成長率・生残率調査を 行うこととしている。 ナマコ種苗育成カゴ内 【提供】 北海道の漁業図鑑 (北海道水産業改良 普及職員協議会編) 今後の取組予定 ・ ウニ種苗放流事業は、継続実施。 ・ ナマコ種苗放流事業は、継続して調査を行い、その結果をもって今後の事業の方向性を決定。 8 1-07 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 【実施主体】 】寿都町漁業協同組合 背景及び目的 かつてニシン漁が盛んであった時代の豊富な海藻は、磯焼けにより 1970 年代から徐々に消失して いったが、藻が生い茂った「海の森」は貝や魚類の住処であり、また餌環境や産卵場として海の生物 にとって最も重要な役割を担っているため、藻場再生への取組により水産資源の生育環境づくりを 進める。 これまでの取組概要 ・ 磯焼け現象の原因は、河川から流入する栄養の減少、温暖化のため海水温上昇による貧栄養化、 海藻を主食とするウニ類の増加に伴う生物相の崩れなどが原因として挙げられている。 ・ 海域に不足した栄養を補うため、平成 19 年度から海域への栄養供給をスタートし、平成 22 年 度から町内水産加工業者からの水産加工残さ及び地域間伐材を用いた木材チップを発酵させた堆 肥の製造を本格的に開始。 ・ 現在では漁船への積み込みが容易なブロック型の堆肥を製造し、町内所要箇所への設置を継続 して実施。 取組の主な効果 ・ 藻場は様々な海の生き物を育む「海のゆ りかご」であるとともに、豊かな漁場でも ある。この豊かな環境を守り、持続的に漁 業を行うため漁業者による藻場の保全活 動が実施されている。 ・ 試験区として設置してきた海域では、海 藻の群落拡大や、ウニの身入り向上が図ら れた事例がある。 堆肥分解性ブロックの設置 今後の取組予定 堆肥分解性ブロックの質の向上及び有効成分の安定化、製造量の増加が課題であり、より良い堆肥 分解性ブロックの設置により、豊かな藻場の再生に向けた効果の検証を進めていく。 9 1-08 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 神恵内村藻場 LAND プロジェクト事業 【実施主体】神 恵 内 村 背景及び目的 磯焼けが続く神恵内村沿岸では、海中緑化を図るため、企業の社会的責任(CSR)を活用し、 企業からの協賛金・寄付金により、地元漁業者が主体に藻場造成を実施する「神恵内村藻場LAN Dプロジェクト事業」を実施し、水産資源の環境づくりに取り組む。 これまでの取組概要 ・ 沿岸域で加速する藻場の減少を止めるため、平成 22 年度から藻場LANDプロジェクト事業を 立ち上げ。この事業では、村、企業及び漁業者が一体となって藻場造成活動に取り組んでおり、主 にウニ類の食害防止対策(食害防止フェンスの設置・ウニの密度管理)とコンブの母藻供給を実 施。 ・ 現在では、約 1.5ha の藻場造成に成功し、周辺海域へコンブの胞子を供給する「核藻場」とし て役割を果たしており、その維持管理に努めている。 取組の主な効果 ・ 藻場形成による生物の蝟集効果 (魚類等の産卵場所・幼稚仔魚の生育場所) ・ ウニの身入り改善 (ウニ・アワビ・ナマコ等のえさ場) ・ 藻場の環境浄化効果 (栄養塩類や炭酸ガスの吸収、酸素供給、 海水の浄化) 藻場造成区内の様子 今後の取組予定 村内の他の海域にも核藻場を増設し、広域藻場として面積拡充を図るとともに、ダイバーが実施 しているウニ密度管理について、船上から実施できる手法を研究し、将来は漁業者自らが密度管理 できる体制を目指す。 10 1-09 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 藻場保全活動 【実施主体】泊村の海を守る会(古宇郡漁業協同組合、泊村) 背景及び目的 大型海藻が沿岸域から消失する磯焼けが見られる泊村沿岸域では、漁業者自らが藻場の保全活動 などに取り組むことにより、海域環境の保全とともに、特に浅海資源の維持増大を図る。 これまでの取組概要 ・ 平成 25 年度から水産多面的機能発揮対策事業(水産庁所管)を活用して、古宇郡漁業協同組合 (泊村在住)の漁業者と泊村が活動組織「泊村の海を守る会」を設立。 ・ 藻場の保全活動と漁村文化の継承活動(水産学習・体験)に取り組んでいる。 取組の主な効果 ・ これまでの取組により、大規模な藻場 の回復は見られないがものの、対象海域 での海藻群落の繁茂が確認されている。 ・ 継続して藻場を確保することで海藻の 遊走子の供給源としての機能が期待され る。 食害生物(ウニ)の除去作業 と海藻の繁茂状況 今後の取組予定 今後も漁業者を主体として、多くの水産生物の生息場として重要な藻場環境の保全活動に継続的 に取り組み、水産資源の維持増大に取り組んでいく。 11 1-10 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト トド被害防止強化網導入事業 【実施主体】島牧漁業協同組合 背景及び目的 毎年、北海道周辺に来遊するトドの沿岸漁業に与える被害は、甚大なものとなっており、さらに 被害が集中する時期には漁具を敷設できない状況にあるため、漁業経営を圧迫している。 一方、国際的には希少な種として、外国では採捕が禁止されているなど、漁業とトドとの共存を 前提とした対策が望まれている。 このため、駆除以外の手法も取り入れ、国際的にも貢献しながら漁業被害防止対策を行うため、 より強度の高い漁網の導入に取り組み、漁業経営の安定を図る。 これまでの取組概要 島牧地先沿岸に出没するトドによる、魚族資源の食害及び魚網・漁具に対する被害を防止する ため、平成 24 年度から従来のハイゼックス網より強度のある強化繊維を用いた高強度魚網ベクト ランの導入を進めている。 [ 平成 24~25 年度 小型定置網・底建網用強化網(27m×12m×10.5m) 各年度1溜 ] 取組の主な効果 ・ 強化網の導入により、魚網の被害及び入 網した魚類等の食害防止に効果があり、漁 家収入の安定につながった。 今後の取組予定 今後も、漁協の財源が確保でき次第、実施 小型定置網・底建網用強化網 していく予定である。 12 1-11 活力ある“しりべし”農水産業 振興プロジェクト 漁業就業者研修支援事業 【実施主体】寿都町地域漁業就業者対策協議会 (寿都町、寿都町漁協、関係漁業者) 背景及び目的 全国的な漁業後継者不足は寿都町においても喫緊の課題であり、高齢化も顕著な状況から、地域 の基幹産業としての基盤を支えるため、意欲ある担い手確保・育成が重要な課題となっている。 このため、地元関係者による受入れ体制づくりを進め、新規漁業就業者の確保を促進する。 これまでの取組概要 ・ 平成 24 年6月、町や漁協、中核的漁業者で構成する「寿都町地域漁業就業者対策協議会」を 設置。 ・ 北海道漁業就業支援協議会(事務局(一社)北海道水産会)が毎年主催する「北海道漁業就業 支援フェア」へ出展し、寿都町の漁業の紹介や、補助制度について説明。 ・ 北海道漁業就業支援協議会と合同で「漁業就業体験教室 in 寿都」を開催し、漁業就業希望者 を対象に、漁業作業の見学を通して、仕事への理解を深め、漁師としての適正・自己判断をして もらう機会を設けている。 ・ 北海道漁業就業者確保・育成対策事業(長期研修)前の候補者を対象に、寿都町漁業就業者研修 支援事業により1ヶ月間の短期研修実施に係る経費を補助することにより、漁業技術の向上と、 長期研修へのスムーズな移行を支援。 おります。 取組の主な効果 ・ 地域の漁業者は、新規担い手の確保・育 成に意欲をもっており、就業支援フェアへ の積極的な出展による担い手確保に積極 的に取り組んでいる。 ・ 新規漁業者を受入れたことにより、地域 人口減少の抑制や、漁業者の年齢構成に若 返りが図られている。 ・ 地域内で若い漁業者の交流が盛んにな り、浜の活性化に繋がっている。 漁業就業体験教室 in 寿都 今後の取組予定 北海道漁業就業支援協議会との連携を密にし、新規漁業就業者の受入について、支援制度の活用や 漁業者との連絡調整を図っていく。 13
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