Ⅳ 平成 27 年度事業計画書

Ⅳ 平成 27 年度事業計画書
(平成 27 年4月 1 日から平成 28 年3月 31 日まで)
Ⅰ.初めに
航空界は世界的な航空需要が高まる中、在来機の増産に加えヘリコプタを含む新たな技術を持った機体の
開発・製造が行われており、本邦においても LCC の参入拡大等も相俟って航空整備士・技術スタッフ及び
製造技術者の急激な需要の増加が見込まれています。
本協会として、これまで実施してきた航空界の学術及び科学技術の振興及び発展に寄与する活動を継続し
ながら、航空技術に情熱を持ち今後を担う世代の取り込みと育成に向けた活動にも更に力を入れ、広く航空
ならびに航空関連産業の発展に寄与して参ります。
一方で、協会運営の基盤である会員数については減少傾向にあることから、協会ホームページの刷新とそ
の活用、機関誌「航空技術」の閲覧、学科試験の e-learning 化等会員サービスの向上とコミュニケーション
の改善を図り、新規会員獲得に向けた活動について一層努力して行くと共に、将来にわたり安定した運営が
できるための事業、収入基盤についても整備していきます。
Ⅱ. 事業活動
1.公益事業の推進
(1)航空技術・航空安全への普及啓発
① 航空教室
航空教室を中心に今後の航空界を担う若い世代に航空界の魅力を伝えていきます。
(公社)日本航空機
操縦士協会との協力体制を継続する中で、今年度は工場見学を交えた航空教室を開催する等、航空整備
士・グランドハンドリング・メンバーに焦点を当てた取り組みについても工夫を加え今後航空業界を目指
す方々の裾野拡大につなげていきます。
また、航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会の進捗を踏まえ、女性操縦士・女性整備士・女性製造
技術者に焦点を当てた講演会等(対象者は女性限定)についても、航空会社・関係団体等と連携して開催
していきます。
② シンポジウム
「空の日・宇宙の日」記念特別講演会、飛行機シンポジウム、航空安全シンポジウムを開催いたします。
今回刷新した協会ホームページを活用する等、一般の方を含む多くの参加者を募り、広く航空への関心を
高めるとともに航空安全に対する普及啓蒙を図っていきます。
③ キャンペーン・ポスター
飛行機シンポジウム、航空安全シンポジウムのポスターを作成し、航空運送事業会社、整備・製造会社、
空港ターミナル会社、官公庁など航空関係部門の協力を得て掲示し、航空機の安全運航に寄与すると共に
航空の安全安心を更に推進する活動を行っていきます。
(2)航空技術の支援開発
① 講習会
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昨年度下期から試行開始した一般向け講習会及び航空入門講習会を定着させていきます。併せて、IT を
活用したオンライン講習の需要、動向を調査します。
また、航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会の進捗状況も踏まえながら、新たな講習会の開催の可
否を検討するとともに、会員相互に共感が得られるものに拡げていきます。
② 機関誌
図解解説図の掲載を進める等、分かり易く読みやすい機関誌を追求します。また、連載の確保をはじめ
航空技術に関わる現場に即した記事の掲載等内容の充実に努めます。加えて、機関誌「航空技術」の電子
化(PDF 版)や協会ホームページ上での閲覧についても進めていきます。
③ 東京都航空機参入支援事業
賛助会員各社の協力を得る中で、
「課題検討会運営」の受託を継続し、国内における航空関連産業の拡
大に寄与していきます。
④ 航空従事者に関わる支援要請事業
昨年度下期より受託実施している航空専門学校の技能審査員支援要請については、仕組みとして有効
であることが確認できたことから、今年度は運用を定着させるとともに要請ニーズにより拡大を図って
いきます。
また、指定航空従事者養成施設連絡協議会にも参画していきます。
(3)航空技術者の育成と航空界貢献者の表彰
① 協会「会長賞」
協会「会長賞」は、航空業界のみならず賛助会員をはじめ他業界からも広く推薦を募り表彰審議会にて
審査する中で、航空の技術・安全・品質の発展に資する活動及び航空技術者の育成に寄与したと認められ
るものを表彰いたします。
② 「学生奨励金」
、
「卒業生への会長賞」
「学生奨励金」
、
「卒業生への会長賞」については、今後の航空業界を担う学生の向上心を高めてもらう
ことを目的に例年通り支給・授与していきます。
③ 「褒章」
、
「国土交通大臣表彰」
、
「東京・大阪航空局長表彰」
引き続き、国土交通省航空局、東京・大阪航空局からの推薦団体として「褒章」
、
「国土交通大臣表彰」
、
「東京・大阪航空局長表彰」の候補者を推薦していきます。
(4)情報の発信、調査研究 助言・提言事業
① コンサルタント業務(助言)
機関誌「航空技術」
・協会ホームページ・航空教室・シンポジウムを通し広告、広報活動を行う中で、有
償のアドバイス、コンサルタント業務を拡充していきます。
また、航空専門学校の文部科学省「職業実践専門課程」認定取得に向けた支援(教育課程編成委員会及
び学校関係者評価委員会)ならびに取得後の委員会への参画についても継続して実施していきます。
② 航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会
「航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会」の運営を補助し、本協議会の事務局として運営に参画し
ていきます。更に、整備士養成ワーキンググループ・製造技術者ワーキンググループ・裾野拡大ワーキン
ググループの事務局として具体的な取り組み等を進めて参ります。
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また、取り組み等を実施する上で必要な市場調査を行っていきます。
③ 専門委員会
事業計画の遂行にあたり、これまで以上に各専門委員会及び下部組織検討会を機能させ、新たな課題へ
の対応を含め積極的に活動し、確実な成果につなげていきます。
2.収益事業の推進
(1)図書頒布事業
① 図書の改定
基本的には、
「講座本の平準化及び改定検討会」のもとで学校等よりの意見を反映した講座本の改定を
行います。進め方については昨年度の反省を踏まえて取り組んでいきます。
ヘリコプタハンドブック翻訳版、AC43 改定版等、新刊・改定図書の発行と昨年度より実施した図書の
電子化についても、新たなものを選定・作成していきます。
② 図書頒布
販売促進に向けた活動は、これまでの宣伝活動に加え、販路を確立した自衛隊への訪問販売による営業
活動の増強に努めます。また、イベント会場での出展・販売を行っていきます。
昨年度構築した IT 基盤を活用した新たな販売活動についても試行・展開していきます。
3.公益法人事業基盤の整備 / その他
① 構築された IT 基盤の活用
昨年度、長期にわたり改修がなされなかった協会ホームページを一新しました。今年度は、常に新鮮な
情報を反映させる等、利便性の向上を図り、最大限に活用することで会員とのコミュニケーションを充実
させていきます。
また、講習会の周知、図書の宣伝についても SNS と併せて活用すると共に昨年作成した電子図書につ
いても e コマースによる新たな販売を展開していきます。
② 会員数の減少に対する歯止め
本協会の活動を理解、賛同して頂くためのパンフレットの作成や説明会の工夫を行う中で、賛助会員各
社の更なる協力を仰ぎながら、これまで以上に新規会員獲得に向けた活動に力を入れていきます。
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