セルフシールド材料

セルフシールド材料
.概要
セルフシールドアーク溶接はワイヤに内包するフラックスからシール
ドガスを発生させ、外部からのシールドガスを必要としない溶接法です。
風に強いのが特長で、屋外溶接に適します。ワイヤは、主として交流で
使用するOW系と、直流DC
(−)
で使用するOW-S系があります。
.溶接作業の要点
軟
鋼
∼
MPa
級
鋼
︵
セ
ル
フ
シ
ー
ル
ド
材
料
︶
)溶接装置はセルフシールドアーク溶接用を使用して下さい。止むを
得ず、ガスシールド溶接用を使う場合は、送給系部品(トーチ、コ
ンジットチューブ、送給ローラ)はセルフシールド用に交換して下
さい。
)アーク長が長すぎると、シールド不良からピット・ブローホール発
生の原因となりますので注意して下さい。
)ワイヤの突出し長さが短すぎると、ピット・ブローホール発生の原
因となります。ワイヤ径に応じ、以下の長さに保って下さい。
ワ
イ
ヤ
径
mm
.
., .
ワイヤ突出し長さmm
∼
∼
)タック溶接・補修溶接は低水素系被覆棒を使用して下さい。他の被
覆棒では、ピット、ブローホールの発生や、スラグ剥離が劣化する
場合があります。
)溶接ヒューム発生量が多いので、狭い場所では十分に換気をして下
さい。
)使用前の乾燥は不要ですが、開封後なるべく早く使用して下さい。
)開封後、長期間保管する場合、さび発生防止のため再包装して下さ
い。
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