11号

平成27年度
森山西小学校
№ 11
あ :あいさつのできる子
べ :ベストをつくす子
ま :学ぼうとする子
き :きまりを守る子
穂が出たイネの観察をする5年生
平成27年9月16日
文責 校長 田中加津也
「暑 さ寒さ も彼岸ま で」と いいます が、今年の 9月は、例年
の猛烈 な残暑 はどうし たんだ ろ?そん な感じがし ませんか。し
かも台 風の接 近、関東 ・東北 での水害 、桜島・阿 蘇山の噴火、
東京で は震度 5弱の地 震…。 様々なこ とが起こり ます。災害に
遭われた皆さんへお見舞い申し上げます。
本校 の9月は 順調にスタ ートしまし た。授業参 観・学級懇談
会への 参加あ りがとう ござい ました。 学校と保護 者の皆様が、
互いに 思いを 共有して こそ子 どもの教 育が安定し たものになり
ます 。これからも気になることがあれば担任にご相談ください 。
学校全 体のこ とであれ ば、教 頭・校長 に直接お話 しいただいて
もけっ こうで す。
これから秋本番です。夏休み後の“ならし運転”も終えて、
そろそろエンジン全開!
夏 休 み の 子 ど も た ち の 作 品 を 一 堂 に 集 め て 、「 夏 休 み 作 品
展」 を開催 しまし た。懇 談会の日 を中心 に、多 くの皆さん に
ご来場いただきました。
諫 早市合 併後、 小中科 学展が始 まって 10年 が経過し、 理
科的 な自由 研究が 定番に なったよ うです 。その 分、社会科 関
係( 特に森 山を題 材とし た自由研 究)が 姿を消 したのは、 社
会科好きの私としてはちょっと寂しい感じがするのですが… 。
自由研究が定着したのだから、まあ、いいか。力作も多かったです。特に低学年の工作は、おうちの
人との合作と思われる作品もあり、顔をつきあわせて作品づくりに汗している親子の姿があったとし
たら、それはそれでいいと思います。夏休みの作品ならでは、ですよね。
1年 山本結心 『ピタゴラスイッチ』
2年 中通一馬 『ホタルのせいちょう』
3年 下釜優大 『さらさら土だんご』
4年 宇野愛美 『すたまごの実験』
5年 中山晃提 『結晶をつくろう』
6年 井手香美 『バナナの変色について』
※中通一馬さんの研究は“優秀作品”に選
ばれました。
9月21日(月)から30日までの10日間、
秋の全国交通安全運動が実施されます。
交通安全運動の期間に関係なく、交通事故には
くれぐれも注意しましょう。特に“道路へ飛び出
し ”と 、自 転車 運転 での“ 一時 停止 安全確 認 ”、
“下り坂でのスピードの出し過ぎ”に、ご用心。
期間中は、地域の方が立哨指導をして
くださいます。子どもたちには、感謝の
気持ちを込めて明るい“先手挨拶”を
するよう、家庭でもご指導ください。
“ 百聞 は一 見 に如 かず ”。 教 室で 学ぶだ けが
学習ではありません。見学に行ったり、体験し
たりすることひとつひとつがやがて自分の成長
の肥やしになります。秋は各学年ともに体験学
習が目白押しです。どんなものがあるか紹介し
ます。詳細は各学年でお知らせがあります。
1年:ふれあい牧場体験 昔遊び体験
2年:芋掘り・落花生の収穫体験
3年:社会科見学(まるたか・かまぼこ工場)
4年:社会科見学(諫早の干拓、貞恵翁)
秀峰荘訪問
諫早市小学校音楽会
5年:宿泊体験学習
稲刈り体験
6年:修学旅行
小体連
そのほか、地域行事に出場します。
1・2年生:森山体育祭
3年生:よらんね祭り
4年生:森山芸能大会
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彼岸花が田園風景に彩りを添える季節になりました。夕暮れが早く
なり 、夜明けはずいぶん遅くなってきました 。いわゆる“ 秋の夜長 ”。
読書に最適な季節です。
彼岸花を見ると私は新美南吉作『ごんぎつね』の一場面を思い出し
ます。ごんが、彼岸花の中でお地蔵さんの陰から、兵十のおっかあの
葬列を見送り 、あんなことしなけりゃよかったと後悔するシーンです 。
ごんが兵十に撃たれてしまうクライマックスのシーンが、やりきれなくて切なくて…。
正直に言うと、私は読書好きの少年ではありませんでした。ランドセルを玄関に置きっぱなしにし
て遊びに行く“ アウト・ドア派 ”でしたが 、それでも 、今でも印象深く心に残っている本はあります 。
その中でも 、『十五少年漂流記』の挿絵にあった無人島の地図から私の地図好きは始まりましたし、
そのころ流行った『漫画日本の歴史』は、何度も読み直すぐらいのめり込み、私の社会科好きのきっ
かけになった本です。児童期に本を読むことは、生き方の一部になりうると私は思っています。
秋の夜長、親子で「読書 」・「 読み語り」をするのもいいと思います 。“好きなテレビ番組のない○
曜日の□時と、○曜日の△時は家庭読書タイム”そんなルールを作るとよいかと思います。
『家読ノススメ』をよろしくお願いします。
白塔地区の通学路に新
1日(木)修学旅行(6年 ):~2日まで
しく路側線を引いてもら
祖父母昔遊び交流・給食試食( 1年 )
いました。道路が狭いた
2日(金)秀峰荘訪問(4年生)
め難しいのかなと思って
4日(日)森山体育祭(1・2年生出場有り)
いましたが、ドライバー
6日(火)唐比ふれあい牧場体験(1年)
の皆様に狭い通学路に注
小体連西・東小練習交流(6年)
意を払ってもらうための
7日(水)3年社会科見学(まるたか)
ものです。児童の皆さんの安全を願い、車の運転
給食集金日
がしにくくなるにも関わらす引いていただいた線
9日(金)子どもの安全を守る特別巡回
ですから、事故に気をつけて通りましょう。
11日(日)諫早レディスロードレース
通学路に対するご配慮ありがとうございます。
15日(木)宿泊学習(5年)~16日
19日(月)あおぞら・たんぽぽ学級見学旅行
20日(火)小体連(6年)
21日(水)読み語り会(1~3年)
給食集金日
22日(木)社会科見学(かまぼこ工場)
上 井 牟田 か ら、 新 しい 中 央干 拓 地ま で 歩き
28日(水)読み語り会(4~6年)
ま し た 。も う 、校 区 内に 歩 くと こ ろが 見 つか
29日(木)避難訓練(不審者対応)
り ま せ ん。 そ こで 、 今回 か らは 森 山の 特 徴で
30日(金)たてわり集会
あ る 干 拓に つ いて 、 ずっ と 昔か ら それ ぞ れの
時 代 を 散歩 し てみ た いと 思 いま す 。ま ず は、
干拓が始まる前の森山です。
干拓が始まる前、どこまでが海だったか。そのヒントは地名にあります。尾崎、黒崎、赤崎、
葛 根崎 (か んねざ き )、釜 の鼻 、倉津 、備 後崎、 唐津 、密頭、 それに 、鳥島 、田の 島(棚島 )、
三ツ島… 。“崎”や“鼻”は海に突き出た『岬 』、“津”は船着き場に使われる地名です。そこま
でが海だったのです。森山西小があるところが鳥島。昔は海の中でした。諫早東高近くの小山は
“田の島”ですが、昔は“棚島”と呼ばれていた島原領の島でした。三ツ島はかつて森山からも
ずいぶん沖にある島で島原領でした。森山
と陸続きになった大島ですが、今も雲仙市
で す 。密 頭 は“ 水 頭 ”。 そこ ま で海 水 がき
ていたという意味。そう考えると、諫早湾
沿いの地域にはほとんど広い平地がありま
せんでした。
人々は、裏山に開いた畑を耕しながら、
干潟の海で漁をしながら生活していた“干
潟漁民”だったと考えられています。
干拓が進むにつれて、農業中心の生活に
移っていくのです。
(つづく)
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