外国人の扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める

陳晴第
8号
(平 成
27年
7日 受8_l
θ月 ノ
外国人の扶養控除制度の見直 しを求める意見書
の採択を求める陳情
陳情 の要 旨
1・ 国の制度の瑕疵 により、担税力・ 生活実態にそぐわない形で課税の不公平が生 じている。
20厳 格に徴税される日本人 のみの世帯との格差が大きくワーキングプアの一 日 となつている。
3・ 臓 しい地方財政 を窮乏させていくため、国の制度を抜本的に改善すること必要がある。
4・ 地方都市が今後も存縮 して いけるよう、若い世代が希望 を持てるよう本意見書の採択を求める。
陳情 の理 由
国外に親族を持つ外国人、または外国人を配偶者とする者は、日本の扶養制度と無関係な国外扶養親族
を日本人のみの世帯に比較 し無尽蔵に申請できるため、簡単に非課税世帯となつてしまつている。 これは
国の制度の瑕疵であり、地方行政では対策ができない。よつて、国に抜本的な制度改正を求めていく必要
があるため、意見書の採択を求める:
.
外国人の扶養控除制度 の見直 しを求め る意見書 (案
)
海 タトに親 族 の い る 日本 で 働 くタト国人 や タト国人 と結 婚 した 日本 人 の 扶 養 控 除 の 状 況 に つ い て 、 次
養 親 族 が 多 い た め に控 除額 が 非 常 に 多額 とな り、 F F得 税 が課 税 され て い な い 人 が 多数 存 在 して い
ます 。
会 計 検 査 院 の 調 査 に よ る と、 タト国人 と結 婚 した 日本人 や 、 海 タトに 家 族 を残 して 日本 で働 い て い る
外 国人 の うち、 扶 養 控 除 の 額 が 年 間 300万 円 以 上 の 者 の 扶 養 控 除 の 状 況 と して、 扶 奉 家族 の人
数 は 平 均 で 10。 2人 に上 り、 中 に は 26人 が扶 養 家 族 に な って い るケ ー ス もあ りま した。 扶 養
家族 を年 齢 燿1で 見 て み る と、 稼 働 年 齢 層 で あ る 23歳 か ら 60歳 未 満 の 成 人 の 占め る割 合 が 半 数
に上 って い ま した。 さ らに、 扶 養 す る家族 が 多 い ため に扶 養 控 除 の 額 が 非 常 に 多額 とな り結 果 的
に F F得 税 が課 税 され て い な い 人 が 、 調 査対 象 の 6割 近 くに上 って い ます。
そ の 上 、 童 要 な 問題 と して、 海 外 に い るた め に所 在確 認 や F 4得 の 把 握 が難 し く、 日本 国 内 に 家族
が い る場 合 と比 べ て 扶 養親 族 と して確 認 が 不 十 分 、 或 い は実 態 と して は不 可 能 な現 状 に も関 わ ら
ず 認 定 が な され て い る とい う現 状 が あ ります 。 多 くの 控 除 を認 め た結 果、 F F得 税 や住 民税 が 生 活
実 態 に そ ぐわ な い 形 で軽 減 され る の み な らず 、 課 税 額 を算 定 基 礎 とす る国 民健 康 保 険税 や 介 護 保
険、 保 育料 そ の他 各種 有償 の 行 政 サ ー ビス 等 へ 影 響 を与 えて い ます 。 同 じ仕 事 を して 同額 の 賃 金
を受 け取 っ て い る労 働 者 で あ って も、 国外 扶 養 親 族 を 多数 申請 で き る者 は 優 過 措 置 を受 け る こ と
が で き、 そ うで な い 者 との 間 に大 きな可 処 分 F 4得 の 差 が 生 じて い ます 。 担 税 力 を無 視 した状 況 を
放 置す る こ とは 、 国 民 の 間 に強 い 不 公 平 感 を与 え る こ とに な りか ね ませ ん 。
国 の 制 度 と して タト国人 の 扶 養 控 除 の 問題 を放 置 し、扶 養 の 実 態 と差 異 が あ る状 態 で F 4得 税 や 住 民
税 を課 税 され て い な い 人 が 多 数 生 じて い る現 状 を容認 す る こ とは 、 地 方 公 共 団体 の徴 税 権 を侵 す
もの とな りか ね ませ ん 。 さ らに非課 税 とな る こ とで制 度 上 の 優 遇 措 置、 大 幅 な減 免 を受 け る こ と
が で き る た め 、 地 方 公 共 団体 は税 収 減 と支 出増 とい う二 童 の 財 政 負担 を強 い られ て い ます。
こ う した l題 点 が 多数 存 在 す る こ とか ら、 自治体 職 員 に法 定 受託 事 務上 の 過 負荷 をか け るだ け の
国 タト扶 養 親 族 の証 明 の 厳 格 化 の み な らず 、 国 民 を対 象 と した tll度 の 本 旨に 立 ち返 り、 ま た税 負 担
の 公 平 性 を確 保 す る観 点 か ら、 児 童 手 当 こ と 1日 称 子 ど も手 当 と同様 に 国タト扶 養親 族 の 原 則廃 上 な
F・
ど、 扶 養 控 除 制 度 の 抜 本 的 な見 直 しを求 め ます。
以 上 、 地 方 自治 法 第
99条 の 規 定 に よ り意 見 書 を提 出 しま す。
住所
:福 岡県行橋市今井
連絡先 :0承 }5年 18-1937