検針機 金属探知機 導 入 ガイ ド 1509 ダブルゲート検針機 ATTER-900LC2 金属探知機のエキスパート 日本金属探知機製造株式会社 ■大 阪 ■東 京 ■名古屋 〒567-0024 大 阪 府 茨 木 市 三 咲 町 1 − 2 7 TEL.072 (627) 4553 FAX.072 (626) 6967 〒111-0041 東京都台東区元浅草1−17−8 TEL.03 (5828) 6551 FAX.03 (5828) 6450 〒491-0912 愛知県一宮市新生4−4−7−405 TEL.0586 (45) 9153 FAX.0586 (45) 9154 http://www.orb. co.jp/jmdm/ 3 検針機 金属探知機 導入ガイド INSTALLATION GUIDE ダブルゲート検針機の 日本金属探知機製造株式会社 日本金属探知機製造株式会社 【A】コンベヤー式検針機について ■検針機 = ファスナーや金属ボタンなどを無視して、針( 鉄 )などの磁性体を見つけることができます。 【B】コンベヤー式全金属探知機について ■金属探知機 = 非鉄金属を含めて、すべての金属を検出します。ファスナーや金属ボタンも検出します。 鉄のみを検出します。 全ての金属を検出します。また、電気を通す性質をもったもの(導電性のあるもの:カーボン等)に対して センサーゲートの通過高さにより、最小検出能力が変わります。通過高さと、最小検出能力は以下の通りです。 も反応します。 通過高さ100mm = 0.8φ鉄球∼ 通過高さは、50mmから製作可能です。コンベヤー式検針機同様、センサーゲートの通過高さにより、検出 通過高さ120mm = 1.0φ鉄球∼ できる金属の大きさが変わります。 通過高さ150mm = 1.2φ鉄球(ATTER-M08シリーズのみ通過高さ150mmに対応できます) 通過高さ200mm = 2.0φ鉄球(ATTER-M08シリーズのみ対応できます。特注品です) 対応できる通過高さは、 (単位はミリメートル) 80・100・120・150・180・200・230・250・280・300・350・400になります。 主な用途として、アパレルなどの衣料品、その他の縫製品の検針に使用します。 検出信号は「鉄」が最も大きく、 「ステンレス」が最も小さくなります。 設置場所が海外の時は、現地の電圧に対応します。 最小検出能力はセンサーゲートの通過高さで変わります。 概ねの数値は、 ●シングルゲートとダブルゲートの特徴 鉄 = 通過高さの1/100 の大きさの鉄球 ステンレス = 通過高さの1/100×2の大きさのステンレス球 程度になります。 シングルゲートのコンベヤー式検針機では、検出方式の原理上、折れ針の方向により、 「 検出し易い」、 「 検出し 難い、もしくはできない」という特性があります。 例)通過高さが200mmの場合の概ねの検出能力の目安 折れ針がセンサーゲートに対して直角に通過したときに、磁力線の変化が最も大きく電気信号が大きく発生し、 検出し易くなります。 鉄 = 2.0φ鉄球 ステンレス球 = 4.0φステンレス球 一方、センサーゲートに対して平行に折れ針が通過すると、磁気の原理で磁力線の変化が非常に小さくなり、 充分な電気信号が発生しないので、折れ針を見逃す恐れがあります。 対策として、シングルゲートをご使用される場合は、1度検針したものを90° 回転させて、もう一度検針をする という「2回検針」を推奨しています。 ダブルゲート検針機は、搬送ベルトに対して「ハの字」状にA、B 2つのセンサーゲートを設けています。 折れ針が1つ目のセンサーゲートAを通過する時に、発生する電気信号が最も小さくなる角度で混入していて も、2つ目のセンサーゲートBでは、検査品を90° 回転させた時に最も近い、大きな電気信号が発生するように ※最小検出能力を概ねと表示するのは、設置する現場環境や検査する商品の材質などによって、感度の調整 が必要になるので、最小検出能力は多少、上下します。 ※上記の検出能力の概ねの数値は、 センサーゲート内で、最も感度が弱くなる部分での能力を表しています。 最も弱くなる部分は、 ( PC)通過高さの中心ではなく、コンベヤーベルトの下にある、 ( SC)センサーゲート の中心になります。 (PC)通過高さの中心 (SC)センサーゲートの中心 セットしてあります。 A、B のダブルゲートセンサーはあらゆる方向の折れ針を見逃しません。 ( ) センサーゲートA、B の角度は2タイプあります。 50° =ATTER-M08W、ATTER-M08WS 60° =ATTER-900LC2 (P)通過高さ (S)センサーゲートの高さ ダブルゲート検針機の大きな特徴は、 ①「1回通すだけで、方向の違う2回の検針」が正確にできる。 コンベヤーベルト ②シングルゲートで2回検針をするときに発生する、既に90° 廻したのに思い違いで、もう一度廻して元に 戻るという「2度廻し」のミスが発生しない。 ③90° 廻したつもりで廻していないという「廻し忘れ」のミスが発生しない。 全金属探知機のセンサーゲートを正面から見た図 ④2回目の検針を忘れる「飛ばし」のミスが発生しない。 ⑤長さがあるコートなど90° 回転させられない商品に有効。 という5つのメリットがあります。 1 検針機 金属探知機 導入ガイド INSTALLATION GUIDE ●用語解説 “最小検出能力” …… 一番感度の高い状態を言います。 当社では「最高検出能力」ではなく「最小検出能力」と表現しています。 検針機 金属探知機 導入ガイド INSTALLATION GUIDE 2
© Copyright 2024 ExpyDoc