2015年1月15日 小樽市長 中 松 義 治 様 NPO法人かもめ保育園の

2015年1月15日
小樽市長 中 松 義 治 様
NPO法人かもめ保育園の認可についての要望書
NPO法人かもめ保育園 理事長 町 田 幸 作
園 長 藤 原 名美子
NPO法人かもめ保育園は、1986年に子育てサークルとして設立、1993年に保育園と
しての体制を整え、2000年には小樽市初の特定非営利活動法人としての認可を受けることに
なりました。子どもたちを「心も体もたくましく育てる」という保育理念のもとに質の高い保育
サービスを提供し続けてまいりました。1997年以後助成金の交付を受けておりますが、市民
の保育ニーズに対する有用性を小樽市に認めていただいたものと考え、期待に背かない保育実践
をと日々心を新たにしております。
しかしながら、保育園運営は、認可園よりも高額な保育料を保護者が負担する一方で、低賃金
に耐えながら懸命に質の高い保育を行おうとする職員の献身があって、何とか継続できている厳
しい実情にあるため、将来にわたって保育園が継続していくためには、早期の認可園化が不可避
であると考えます。
このたび国が進める「子ども・子育て支援新制度」への移行に当たり、かもめ保育園としては、
「施設型給付」の対象となる「保育所」としての認可を志向していますが、一定水準の経済的基
礎が求められ北海道知事の許認可が必要なことから、経過的な対応として「地域型保育給付」の
対象となる「小規模保育」事業の認可を目指すことを法人理事会において確認しました。
ついては、NPO法人かもめ保育園が「小規模保育」事業の認可申請を行い、平成27年度以
後早期において認可を受けるべく、以下の通り要望いたします。
要望事項
1.「小規模保育」事業の認可を受けるために必要な外形認可基準(設備および運営基準)や認
可申請手続きについての説明を速やかに行ってください。
2.「小樽市子ども・子育て支援事業計画」に小規模認可保育所の設置を盛り込んでください。
3.札幌市に近接している地理的状況から、札幌市に在住する児童の入園希望が相当数あります。
「小規模保育」事業認可後に札幌市からの広域入所を可能にするための対応を行ってください。
4.「小規模保育」事業認可後も既存の認可外保育所として3歳以上児の保育事業を継続するこ
とを、将来の「施設型保育所」認可までの経過的措置として希望します。法的に制限されるこ
とを明らかにし、併設あるいは複合保育園として認められる形態を教えてください。
新制度移行の時期が迫っていることから、以上について速やかな回答をお願いします。