*福島県男女共生センター図書室 『失職女子。 2015年5月* 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』 【分類 2204/ヤ】大和彩 WAVE 出版 2014 年 リストラ、派遣の契約打ち切り、転職活動をするも 100 社ほど落ち続け、 「借金・風俗 勤務・自死のどれにしようかな…」などと極端な 3 択で考えてしまうほど生きることに 絶望していた著者。両親はいわゆる「毒親」で、虐待の中で育った著者には頼れる家族 はいませんでした。しかし、そんな窮地を救った最後の砦、それが生活保護でした。著 者にとって生活保護は「あなたは生きていていい人ですよ」という証だそう。必死の就 職活動から生活保護を受給するまでの辛い期間をユーモラスに描けるのも、生きている 証を得られた今だからなのだと思います。 『おひとりさまの田舎暮らし』 【分類 4201/イ】『いなか暮らしの本』編集部 宝島社 2014 年 元上司からの「織姫・彦星」募集の情報で、織物や田舎暮らしに憧れていた神奈川県出 身の齋藤環さんは早速応募します。3 月の面接時に見た大雪にひるむことなく昭和村の からむし織の織姫となります。高知県黒潮町で楮栽培を復活させた女性は、震災後福島 から移住した紙漉き職人も加えて産地拡大プロジェクトを開始しました。職場の人間関 係に疲れ、千葉県いすみ市の田舎暮らしの体験ツアーに参加した女性は、ブログ発信が きっかけで NPO の仕事を紹介されますが、震災を機に故郷の白河市にもどりまちづくり のスタッフとして働くことになりました。十人十色の田舎暮らしの中に共感できる生き 方がきっとあります。 『女子の人間関係 整理整頓』 【分類 5101/ミ】水島広子 サンクチュアリ出版 2014 年 「女性同士の人間関係って面倒くさい……!」と思ったことはありませんか?すべて の女性に当てはまるわけではありませんが、例えば、すぐに群れたがる・陰口やうわ さ話が好き・裏表がある・感情的である・など、いわゆる「女」の嫌な部分を垣間見 てしまった人も多いのではないでしょうか。そんな女性同士はどのように関わってい き、自分自身はどのような在り方でいればいいのか、本書では新しい生き方を提案し ています。ある“考え方”が鍵となってくるようですが、その“考え方”とは一体… …?読後には自分が癒されていることに気がつくでしょう。
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