第 2 回危険物 UN 対応部会(平成 27 年 8 月 24 日開催) 国連危険物

第 2 回危険物 UN 対応部会(平成 27 年 8 月 24 日開催)
国連危険物輸送専門家小委員会第 47 回会合で検討された各国並びに各種団体から提出された提案に
ついて、同会合における審議結果の報告を行った。主な提案の審議結果は次の通りである。
板厚ではなく耐圧能力で破裂板の仕様を規定すると共に、US 及び UK 提案に基づく改良プラ
グの使用を規定する英国提案(15/12)については、英国が引き続き検討を行うと共に、今
後、新たな提案を準備することとなった。
ANE のケーネン試験実施に際し 30 秒以内に破裂が起こらない場合には“negative”と判定
して試験を終了することとする AEISG 及び IME 共同提案(15/2)については、合意されず、
AEISG が今後、新たな提案を行うこととなった。
鋼製チューブの破裂圧力を変更するドイツ提案(15/4)については、ドイツが検討を続け、
次回会合に新たな提案を行うこととなった。
自動車用燃料ガスタンクを燃料が残留した状態のまま輸送するための新たな要件を策定す
るドイツ及びフランスの共同提案(15/5)については、様々な意見や疑問が示され、ドイツ
及びフランスの専門家が次回会合に新たな提案を準備することとなった。
プラスチック製小型容器及び IBC 容器の水圧試験実施温度を規定するドイツ提案(15/15)
が、規定水温で試験を実施しなかった場合の補正係数の導入に関するノルウェー提案
(INF.46)と併せて検討された。これらの提案は、次回提案を待って、更に検討が行われる
こととなった。
また、第 47 回会合に提出された informal document「US 式閃光組成物試験の装置、材質及び判
定基準に関する修正提案(日本:INF.28)
」を提案文書として次回 UN 小委員会へ提出する旨の
説明があった。
…等