平成24年10月号 - イースリーパートナーズ

税理士法人イースリーパートナーズ
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定期借地権の評価
定期借地権は一般の借地権とは異なり借地期間に一定の定めのあるものを言います。
一般定期借地権、建物譲渡特約付借地権及び事業用定期借地権とがあります。
一般定期借地権は50年以上で定期の契約、建物譲渡特約付借地権は30年以後に地主が建物を買取る権
利を有する契約、事業用定期借地権は10年以上~50年未満の定期で事業用として利用することを目的
とする契約です。いずれも期間終了後の延長はなく公正証書を作成します。
通常の借地権は土地の更地価格に路線価図に示された借地権割合を乗じて計算します。
しかし、定期借地権は以下の算式により計算します。
残存期間の年数に応ずる基準年利率
更地価格×
経済的利益の総額(※)
通常の取引価格(更地価格÷80%)
×
による複利年金現価率
設定期間の年数に応ずる基準年利率
による複利年金現価率
※経済的利益の総額は次の合計額
① 地主に返還義務のない権利金等
② 保証金の額 ― 保証金の額 ×
基準年利率未満の約定利
設定期 間に応 ずる基 準年
利率による複利現価率
-
率(保証金に利息が付く場合)×設
定期間に応ずる基準年利
率による複利年金現価率
③
地代が低額の場合
差額地代×設定期間に応ずる基準年利率による複利年金現価率
基準年利率、複利現価率、複利年金現価率はいずれも国税庁HPに掲載されております。
借地権と定期借地権は全く別の概念ですね。
資産税部長
今月の一言!!
★バックナンバーはE3P資産税HPに掲載しております
税理士 田中