TTPPPP対対策策をを要要望望

大日本水産会の白須敏朗
大 筋 合 意 を 踏 ま え 、「 漁 業
白須会長はTPP交渉の
国民に水産物を安定供給す
の使命は、将来にわたって
の充実・強化――などを要
・養殖業者の経営安定対策
団 体 代 表 は 次 の 通 り 。( 敬
予算要望に同席した業界
水水産産物物安安定定供供給給すするる成成長長産産業業にに
会長は 日、佐藤一雄水産
▽三宅哲夫(漁船保険中央
洋水産システム協会会長)
しよう。
虚たるべし。好例を紹 介
人間、自らの健康に 謙
よ」と注意された。
精密検査をした方がい い
の咳は気になるから一 度
かすると」で、すぐに 大
だ。医者の診断は「も し
りつけの医院に駆け込 ん
ていた友人のS氏だが 、
ろがない」と日頃豪語 し
まらず、検査したら悪 性
うな咳が出て何日間も 止
その人もかつて同じ よ
もなく悪性リンパ腫だ っ
精密検査の結果はまぎ れ
くれた。数日後に行っ た
病院への紹介状を書い て
「俺はどこも悪いと こ
会副会長)▽二川和夫(全
漁連漁政部長)▽橋本牧
(全
リンパ腫だったが、早 期
国いか協専務)▽若林満
(全
国漁港漁場協会会長)
歳で血液のガンとい わ
していかなくてはならな
産物を生み出す成長産業に
ることであり、高品質な水
は「TPP対策については
会会長)
、重義行
(同専務)
、 底連会長)▽中森光征(全
加工連会長)▽富岡啓二
(全
務部長)▽中山嘉昭(全水
期治療だったため
になる。しかし早
れる悪性リンパ腫
は本人次第。
キをモノにするの
たといえるが、ツ
が優れな い 中 、 仕 事
咳が止 ま ら ず 体 調
ていたS氏、パートナ ー
らせた」くらいに軽く み
それまで「風邪をこ じ
て、①生産の担い手(後継
ことだ。
健康に過信は禁物とい う
に聞き入れた点にある 。
パートナーの言葉を素 直
ず、見ず知らずのゴル フ
はどこにあったのか。 S
この運命の岐路
S氏はツイてい
た。
補助金の維持など、水産業
半年の養生で完治
▽時松靖之(全さんま総
界にとって前向きな面はあ
まき専務)▽中前明(海ま
▽白須敏朗(大日本水産
るものの、水産物関税のさ
平井克則(同漁政部次長
できた。
称略、順不同)
庁長官にTPP(環太平洋
与党が対策を詰めていると
き会長)▽加藤久雄(遠ま
これを受けて、佐藤長官
経済連携協定)の大筋合意
い。そのためにTPPは何
き組合長)▽吉田光徳(日
望した。
に伴う予算要望を行った。
らなる引き下げ・撤廃は、
事務局)▽山下 潤 ( 日
同席した水産各団体の代表
か つ 漁 協 組 合 長 )、 土 屋 和
関係のゴ ル フ コ ン ペ
の話を聞いて急に心配 に
者を中心)の自立・定着支
氏が自らの健康を過信 せ
に参加し た 。 偶 々 一
なり、帰宅後すぐにか か
革への取り組み支援②強い
発見早期治療だったの で
緒に回った人から
「そ
強く懸念される。我々漁業
水産業づくり交付金の拡充
向け『浜の活力再生プラン』 援を通じた沿岸漁業構造改
者は、強い水産業づくりに
・強化③構造改革取組期間
たのは偶 然 の 出 来 事
に関する国の政策決定権は
に基づき、自らの改革に全
のコスト安定対策――を挙
快癒できたという。
維持されたが、関税につい
国の浜を挙げて取り組んで
である。
ては一部削減の上に維持さ
いるが、こうした血のにじ
た。
策的なテコ入れが必要」と
015年度全国漁連(府県
JF全漁連・漁済連は2
組合長合同会議を 日都内
漁 協 )・ 信 漁 連 会 長 、 漁 済
会 長 ( 衆 院 議 員 )、 公 明 党
推進議員協議会の鈴木俊一
会議には自民党水産政策
し、①国際競争力のある漁
船漁業の復活に向けた、人
・船・資源の確保②水産加
病気が発見でき
ころであり、これを踏まえ
競合する畜産物の輸入増も
てしっかりと対応してい
見込まれる中で水産経営に
としても乗り越えるべき課
も、それぞれの立場から漁
題」と強調した。
業を取り巻く環境の厳しさ
白須会長は「国際競争力
トロ会長)
多大な悪影響を及ぼす」と
のある水産業の構築に向け
(同常務)▽津端英樹(海
を訴え、強力な対策の実施
指摘。その上で「水産業界
農林水産部会の上田勇部会
れた海藻類(のり・こんぶ
むような努力が水泡に帰す
TPPから漁業守れ
長 ( 同 ) も 駆 け 付 け 、「 漁
等)以外は、期間を設けて
った。会議終了後、政府、
く」と応じた。
を求めた。
て、供給面では担い手、漁
で開き、T
業者の不安と懸念を払拭す
撤廃という非常に厳しい結
国会への要請行動を開始し
PP(環太
るよう、政治の場からも全
果となった。さらに牛肉な
会決議に則り、漁業補助金
全漁連の岸宏会長は「国
物消費の減少や価格下落が
消費シフトが加速し、水産
増)
。
るための重点要望事項とし
プラン」をより確実に進め
ついては全漁連の長屋信博
専務が説明した。
策が奏功して増収増益、ウ
バは取扱量増加と輸出促進
なった。ホタテ・カニ・サ
けた販売戦略で増収増益と
特に、畜産品の入庫が好
ナギは適正在庫を確保し着
は国内トッ プ シ ェ ア で 、 特 に エ レ
ない。本社 近 隣 の 3 階 建 て ビ ル を
当然、現 状 の 体 制 で は 追 い つ か
岡 TEL.092(721)0999
船、資源の確保、需要面で
平洋経済連
力 を 尽 く す 」( 鈴 木 氏 ) と
りのための
7億円
(前年比9・3%増)
、 悪化。計画値に大きく未達
調で保管在庫量の押し上げ
実な販路拡大によって減収
ベーター技 術 と コ ン ベ ア 技 術 が 融
らが詰める「テ
クニカルセンタ
ー」を今年3月
に開設した 。 海 外 で は 、 2 0 0 8
豊洲新市場の物流支える
重視。業界に
台 TEL.022(726)5092
は水産物の消費拡大、輸出
携協定)の
所信表明を行った。
決議」を行
営業利益 億7400万円
在庫の処分は収束し、業績
要因となった。タイの連結
畜産品は、全般的に市場
本社は横浜市。「効率と使いやすさ」
取締役会で正式決定する。
年に開設し た 中 国 の 上 海 事 務 所 も
阪 TEL.06(6398)0755
●福
JF全漁連・漁済連が全国合同会議
大筋合意に
げた。
販売され、青森や石川、宮
( 同 5 ・ 6 % 減 )、 経 常 利
回復の途上にある」として
ながらも大幅増益となっ
益 億3900万円(同1
ー2号棟がフル稼働状態に
子会社、タイヨコレイも新
冷蔵倉庫事業は売上高2
設したワンノイ物流センタ
41億円(前期比8・3%
いる。
増)
。
安定相場が続き取扱量を抑
制したため減収減益。
の高値基調が続き、利益率
が悪化したことで増収減
益。
を追い求め て 研 究 開 発 力 を 磨 く 一
西山氏は昭和 年3月1
年。これ
中国の景気 は 悪 い が 、 当 社 の 受 注
「現地にはない技術を売っている。
歳で社 長 に な っ て
は着実に増えている」
。
●大
●下
の抜本的拡大を支援する政
関 し 、「 T
ことのないようにしてほし
PP合意の
どの畜産物の関税が大幅に
い」と訴えた。
崎の生産者も駆けつけ、ホ
TPP合意内容と影響に
引き下げられることになっ
「血のにじむ努力
無駄にしないで」
たことから、魚から肉への
る主婦は子どもにおいしい
タテ、ズワイガニ、キハダ
・ 5 % 減 )、 当 期 純 利 益
影響を乗り
越える強い
魚を食べさせたいと強く思
マグロをそれぞれPR。カ
億1700万円( ・1%
そ の 上 で 岸 会 長 は 、「 浜
水産業づく
っている。このギャップを
ニ汁を振るまったりマグロ
た。
一方の食品販売事業売上
8900万円(同7・5%
一方、エビ・鮭鱒類は不
達し、業績は順調に推移し
高1305億円(前年比9
ている。
億480
増 )、 営 業 利 益
入庫取扱量が約4万600
0 万 円 ( 同 0 ・ 9 % 減 )。
0t増加(前年比3・9%
・ 4 % 増 )、 営 業 利 益
減)
。
億
増 )、 出 庫 取 扱 量 は 約 3 万
t 増 加 ( 同 2 ・ 4 % 増 )、
水産品は、メリハリをつ
平均保管在庫量は約 万1
000t増加(同8・0%
億円から今期(20
横浜冷凍は 日の取締役
購入し、事 務 職 員 や 設 計 ス タ ッ フ
(ス
ぬ糸 極きわみ」
など 品。 の「子持ち樺太ししゃも
日生まれ。横浜銀行理事・
まで拡大する見込みだ。
会で、吉川俊雄社長が代表
合した垂直 自 動 搬 送 機 「 マ ッ ク リ
ーパージャンボ)
」
が受賞。
町田支店長から平成 年横
場長、同執行役員九州水産
まで積み上 げ て き た 技 術 力 と ノ ウ
ハウを前提 に す る な ら 、 さ ら な る
海外展開に 目 を 向 け て 当 然 だ が 、
むしろ今は 「 次 に 誰 が 社 長 に な っ
てもびくと も し な い 、 盤 石 な 体 制
を作り上げ る 」 こ と を 優 先 し 、 そ
こに最大の心血を注いでいる。
FAX03-3458-4557
工業者の経営改善・安定化
に向けた施設整備、原料調
達、保管、商品開発などへ
の支援③水産物の消費拡大
と輸出の抜本的拡大④浜の
活力再生プランに基づく構
造改革の取り組みへの支援
⑤燃油コスト安定対策、セ
埋めるのがプライドフィッ
の解体ショーも行った。
冷蔵倉庫事業は、前期か
ら新設した4物流センター
が順調に稼働。減価償却費
の大幅増加を概ね吸収した
ものの、当初の計画には若
食品販売事業は、急激な
干の未達となった。
り、意外に も 「 冷 蔵 倉 庫 は 全 体 の
ありとあら ゆ る 分 野 に 広 が っ て お
工場、銀行 、 商 社 、 建 設 会 社 と 、
まらず、官 庁 、 病 院 、 電 力 会 社 、
範囲は冷蔵 倉 庫 、 普 通 倉 庫 に と ど
フター」で 知 ら れ る 。 だ が 、 事 業
!"""!"""!"""!"""!"""!"""!"""!"""!"""!
守谷輸送機工業㈱
代表取締役社長
貞夫 氏
特に、新 市 場 移 転 も あ っ て 昨 年
守谷
信頼の輪を 広 げ て き た 。 今 回 は 、
から今年に か け て 仕 事 が 急 増 。 年
5%程度に過ぎない」
。
「信頼と 誠 実 」 を 社 是 と す る 輸
築地市場の 移 転 と い う 「 天 下 の 引
商は前年の
っ越し」を 機 に 、 長 年 の 経 験 を 生
かして荷物 搬 送 用 エ レ ベ ー タ ー で
16年3月 期 ) は 1 0 0 億 円 近 く
月に
ー工事の大半を請け負った。
開業する豊 洲 新 市 場 の エ レ ベ ー タ
送機械専業 メ ー カ ー 。 来 年
下支えする。
取締役会長、後任社長を西
方、安全と 快 適 さ を 提 供 す る た め
「乗る人 と 運 ぶ 物 に や さ し く 」
の 「 あ じ 開 き 」、 カ ナ ダ 大
山敏彦取締役九州ブロック
のメンテナン
主婦大賞はワイケイ水産
など5品、若者大賞はまる
事業部長、同九州ブロック
冷凍・冷 蔵 倉 庫 用 エ レ ベ ー タ ー
使館公使賞に谷藤水産(茨
長とする人事を内定した。
スも最大限に
特別賞は、ノルウェー王
(宮城県牡鹿郡女川町)の
賀県唐津
か食品(広島県尾道市)の
長を歴任。【4面に人事】
を第一に掲 げ 、 1 9 4 9 年 創 業 。
は に ん べ ん い ち( 茨 城 県 東
持 か ら ふ と し し ゃ も 」、 ア
「子
す(ア ラ イ ッ ペ デ ザ イ ン )」 城県東茨城郡大洗町)の
茨城郡大洗町)
の
「大洗しら
イスランド共和国大使賞に
月 日の定時株主総会・
国大使賞
など 品、全国水産加工業
協同組合連合会会長賞は和
ヤマジン(大分県佐伯市)
に松浦漬
市)の
「焼
「イカ天瀬戸内れもん味」
本舗(佐 「女川・さんま味付すり身」 浜冷凍入社。取締役子安工
さば黒糖
前9月期は冷蔵・
今回の出品数は749
など5品が支持を得た。
品、特別賞は 品。表彰式
食品とも増収減益
み り ん
漬 」、 オ
ランダ王
横浜冷凍の平成 年9月
食品販売事業ともに増収減
期決算は、冷蔵倉庫事業・
益となった。売上高154
は来年1月 日、審査会場
と同じ東京・銀座のホテル
国大使賞
2)で行われる。
モントレ銀座(銀 座 2
●名古屋 TEL.052(681)0106
関 TEL.083(222)3471
ーフティーネット事業、「積
シュプロジェクト。しっか
と な っ た 。 た だ 、「 不 採 算
りPRして消費を拡大させ
たい」とあいさつした。
画部長は
「魚には旬がある。
25
●仙
幌 TEL.011(261)3103
●札
38
円安で輸入商材の利益率が
47
37
40
田久(東京都江東区)の「き
西山新社長
立ぷらす」などによる漁業
毎月 日、
本州・四国の全店舗で
イオンリテール食品商品
漁師お墨付きの魚がプライ
企画本部の松本金蔵水産企
出席した全漁連の大森敏
店舗認定式を行った。
弘常務は「水産物の消費は
イオンは「プライドフィ
ッシュ」と呼ばれる各地の
売るプロがタ
魚を本州・四国の全店舗で
ッグを組み、
ドフィッシュ。獲るプロと
消費者におい
減少する一方で、子育てす
シュはJF全漁連が進める
したい」と述
べた。
取扱店舗認
定を記念し
て、品川シー
サイド店では
全国のプライ
ドフィッシュ
を代表して8
地域 魚種が
24
販売する。プライドフィッ
取り組みで、産地が一押し
品 、東 京 都 知 事 賞 は
しい魚を提供
する自慢の旬の魚をアピー
ルし水産物の消費回復を目
指すもの。イオンは販売策
の一環で、毎月 日を地域
の食材を取り上げる「じも
のの日」としており、今後
は毎月この日にプライドフ
これに先立ち、全漁連は
ィッシュを販売する。
東京・品川のイオン品川シ
ーサイド店で 日、イオン
とプライドフィッシュ取扱
など
杉長水産
(静岡県沼津市)
の
「無添加竹炭干しあじ」
など
5 品 、大 日 本 水 産 会 会 長 賞
11
TEL03-3458-4548
アピールする岸会長
(壇上)
横浜冷凍
佐藤水産庁長官(右から6人目)に要望した
「プライドフィッシュ」
販売
イオン
産大臣賞には「真あじ干物」
決まった。最高賞の農林水
合品質審査会の受賞製品が
第 回全国水産加工品総
水水
産産加加工工品品総総合合品品質質審審査査会会
国国
全全
15
12
吉川社長は代表取締役会長
15
(五十嵐水産、静岡県沼津
市)
、
「駿河湾産 釜あげ桜
13
に橘水産
33
えび」( 静 岡 市 )、「 ぶ り ス
71
取扱店登録証を松本部長
に手渡す大森常務(右)
(静岡県
-
沼津市)
もりや・さだお 昭和15年、神戸市
生まれ。滋賀大学経済学部を卒業後、
神戸製鋼を経て守谷輸送機工業へ。読
書家で、
主に国際経済に関する書を好む。
22
10
15
13
11
42
テ ー キ 照 り 焼 き 」( マ ル カ
サフーズ、富山県氷見市)
、
「 鰹 ま ぶ し 」( 山 福 水 産 、
静岡県焼津市)
、
「牡蠣の潮
煮 」( 宮 城 県 石 巻 市 ) の 5
社長に西山取締役
12
10
13
28
27
38
15
品 を 選 ん だ 。( 4 面 に 受 賞
商品一覧)
水産庁長官賞には、ちき
り清水商店(静岡県焼津市)
の「乾逸品 糸削り g」
厳正な審査の上で各賞を選定
品川シーサイド店のプライドフィッシュ売り場
〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-20
(天王洲郵船ビル)
13
農水大臣賞に
な
「真あじ干物」
ど5品
=
△
毎週月曜日発行
70
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10
ホームページ http : // www. suisantimes. co. jp /
E メ ー ル suisan @suisantimes. co. jp
TPP対策を要望
水
産
業界団体
20
10
〒1
0
8―0
0
1
4
株式会社 水 産 タ イ ム ズ 社
東京都港区芝5―9―6
電話 03(3456)
1411
1416
FAX 03(3456)
年間購読料27,600円(税別)
(月)
11月16日
,%&'(DHA国際シンポ特集
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2面
26
購読申込みは
$"#&+.)*$'+/
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