トルクアームの設計例

HYPONIC
トルクアームの設計例
ハイポニックの中空軸形（RNYMタイプ）に使用するトルクアームは、お客様にてご準備となります。
トルクアームの設計要領を、以下に示します。
なお、連続運転および始動・停止が少ない用途の場合、オプションのトルクアームもご用意しています。
詳細はJ18頁をご参照ください。
（1）トルクアームの強度チェック計算方法
次の図・計算式をご参照の上、トルクアーム、被動軸の強度及び軸受寿命をチェックしてください。
表 J13
Brg1
Brg2
枠　番
03,07,17
1010,1110,1230,1240
1120,1210,1220,1310,1330,
1340,1430,1440
G
YR
断面B
m
被動軸
Y
技術資料
中空軸・RNYM タイプ資料
トルクアーム
トルクアーム
AG
AR
回転方向
1320,1410,1420,1510,1540
1520,1521,1522,1530,
1531,1640
回転方向
(m)
AG
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
1630,1631,1632,1633,1634 0.30
( 概略値 )
G
自重
R
R
図 J17
T ：出力トルク
〔N・m〕
T+AG･G
1. トルクアーム荷重： R ＝
AR
m(R-G)-YR･R
2. Brg.1 荷重
： B1＝
3. Brg.2 荷重
： B2＝
G ：減速機の自重〔N〕
R ：トルクアーム荷重〔N〕
AG：被動軸中心∼減速機重心までの距離〔m〕
AR ：被動軸中心∼トルクアーム回り止めまでの距離〔m〕
YR ：減速機中心∼トルクアーム回り止めまでの距離〔m〕
m ：減速機中心∼Brg 2までの距離〔m〕
：Brg 1∼Brg 2までの距離〔m〕
Y ：減速機中心∼断面Bまでの距離〔m〕
( +m)(R-G)-YR･R
4. 被動軸の断面Bにおける曲げモーメント
： M ＝ YR･R-Y(R-G) 但し0＜Y≦m
注）出力トルクは、上図回転方向のとき＋、逆方向の時は−となります。
（2）トルクアームの設計寸法（推奨値）　※モータ側に取り付ける場合は、モータとの干渉にご注意ください。
表 J14 トルクアーム設計推奨寸法（形状は表 J15 をご参照ください。）
枠　番
03
07
17
1010
1110
1120
1210
1220
1230,1240
1310
1320
1330,1340
1410
1420
1430,1440
1510
1520,1521,1522
1530,1531,1540
1630,1631,1632,1633,1640
1634
(mm)
トルクアーム長さトルクアーム穴径トルクアーム回り止め部穴径トルクアーム取付ピッチトルクアーム取付穴径
トルクアーム板厚
φH
φD
φd
AR
a
b
c
80
37
6
33
18
48
6
3.2
90
37
7
37
19
55
7
3.2
90
37
7
37
19
55
7
4.5
50
50
9
25
25
―
7
3.2
80
54
9
29
29
―
7
3.2
80
54
9
42
32
―
7
3.2
100
80
11
37
37
―
9
3.2
100
80
11
57
40
―
9
4.5
100
80
9
65
40
―
9
6
120
87
14
44
44
―
11
4.5
120
87
14
62
46
―
11
4.5
130
87
11
79
47
―
11
4.5
140
97
18
55
55
―
11
6
140
97
18
75
57
―
14
6
160
97
14
92
54
―
14
9
150
112
18
65
65
―
11
9
150
112
22
80
70
―
14
9
200
112
18
109
64
―
18
9
280
152
22
145
85
―
22
12
290
142
33
165
20° 60°
14
16
HYPONIC
トルクアーム形状と取付位置
表 J15
1
φH
φD
a
1630
1631
1632
1633
1640
b
c
AR
b
φH
a a
φd
b
b
φd
φH
AR
φD
AR
φD
a
a b
状
1310
1320
1330
1340
φd
φD
φd
1510
1520
1521
1522
1530
1531
1540
φH
a b
形
1210
1220
1230
1240
b
φd
AR
1010
1110
1120
φH
c
AR
17
a a
φD
c
07
4
a a
a a
φD
3
b
03
2
c
枠番
φH
φd
AR
1410
1420
1430
1440
d
d
d
d
H
c
H
b
a
a
D
D
H
AR
AR
b
c
b
c
1634
H
b
c
a
AR
AR
D
D
取付位置
※モータ側に取り付ける場合はモータとの干渉を避ける必要があります。
被動機械側
被動機械側
図 J18
トルクアームは被動機械側に
取付けてください
（トルクアームはケースフラ
ンジ面の左右どちら側にも取
付可能です）
a
技術資料
中空軸・RNYM タイプ資料
トルクアーム
HYPONIC
トルクアーム（オプション部品）
•
•
•
•
トルクアームをオプションとして用意しております。連続運転、および、始動・停止が少ない場合に使用できます。
取付の際は、『RNYMタイプ取り扱い上の注意事項（D23～D25頁）』をご参照ください。
中空軸（ホローシャフト）からモータ側への取付は出来ません。
お客様でトルクアームをご準備する場合、始動・停止が頻繁な場合、およびモータ側にトルクアームを取り付ける場合は、『トルクアーム
の設計例（J16～J17頁）』を参考に設計ください。減速機ケーシングへは4本（枠番1634のみ6本）のボルトで取付けてください。
トルクアーム形状
R11
0
H
Ǿ16
Ǿ
30
H9
R1
220
R3
b
L
30°
5
0
Ǿ14
R4
5
㱢d2
T
図 J19　オプション・トルクアーム（枠番 1634 以外）
30
AR
2-㱢d1
C
26
R2
D
290
445
40
R2
a
図 J20　オプション・トルクアーム（枠番 1634 用）
寸法
表 J16
寸法表
枠　番
03
07,17
1010
1110
1210
1310
1410
1510
1120
1220
1320
1420
1520,1521,1522
1230,1240
1330,1340
1430,1440
1530,1531,1540
1630,1631,1632,1633,1640
1634
a
b
C
33.2
33.2
46.8
36.8
36.8
53.2
25
25
25
29
29
51
37
37
63
44
44
76
55
55
85
65
65
85
42
32
48
57
40
60
62
46
74
75
57
83
80
70
80
65
40
60
79
47
83
92
54
106
109
64
136
145
85
195
図 J20 をご参照ください。
D
–
18.8
25
29
37
44
55
65
32
40
46
57
–
40
47
54
64
85
H
61.8
70.7
45.5
72.5
88.5
108
123
130
69.5
85.5
107
123
127
82.5
110.5
141
181
250
L
78.4
87.6
64
74
92
110
132
154
90
115
132
158
178
123
148
174
209
274
d1
φ6
φ7
φ7
φ7
φ9
φ 11
φ 11
φ 11
φ7
φ9
φ 11
φ 14
φ 14
φ9
φ 11
φ 14
φ 18
φ 22
d2
φ6
φ7
φ9
φ9
φ 11
φ 14
φ 18
φ 22
φ9
φ 11
φ 14
φ 18
φ 22
φ9
φ 11
φ 14
φ 18
φ 22
R1
–
26
26
28
41
44.5
49.5
57
28
41
44.5
49.5
–
41
45
50
60
80
R2
6
7
7
8
9
11
11
12
8
9
12
13
14
9
11
14
18
22
R3
9
10.5
13.5
13.5
16.5
21
27
33
13.5
16.5
21
27
33
13.5
16.5
21
27
33
H
b
D
C
H
AR
b
60°
D
L
L
図 J21　オプション・トルクアーム取付例（枠番 1634 以外）
注）・トルクアームは回り止めだけの機能としてください。
・減速機の軸方向の固定は被動軸にて行ってください。
10ﾟ
a
C
L
b
a
AR
H
C
取付
a
技術資料
中空軸・RNYM タイプ資料
トルクアームオプション
図 J22　オプション・トルクアーム取付例（枠番 1634）
T
3.2
3.2
3.2
3.2
4.5
4.5
6
9
3.2
4.5
4.5
6
9
3.2
6
6
9
12

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