第14回 総合防犯設備士資格認定試験問題 A問題模範解答 公益社団

第14回
総合防犯設備士資格認定試験問題
A問題模範解答
公益社団法人 日本防犯設備協会
A 基礎問題 (必須)
問題-1 (セキュリティ概論1)
模範解答
旧来型の発想
今日の発想
緊急事態の発生
重大リスクによる緊急事態は必ず
防げる
重大リスクによる緊急事態は必ず起
きる
対応のタイミング
事件後追い型対応
事件想定予防型対応
いつ発生するかわからない危機
への投資より、直接利益を生む分
野へ投資をし、防犯分野は安心料
として付保することで十分
信用、市場喪失など、保険で対応でき
ないものがあることを認識し、リスク管
理や危機管理を実施する
ハード面の対策のみ
ハード面対策 + ソフト面対策
備えの形態
対策方法
問題-2 (セキュリティ概論2)
模範解答
専門知識
総合的(多角的)判断力、総合的(多角的)応用能力、総合的(多角的)管理能力のいずれでもよ
い。
リスク管理能力、危機管理能力のいずれでもよい。
トップマネジメントへのアドバイス能力、トップマネジメントへの提案能力のいずれでもよい。
ラインマネジメントへの指導能力、ラインマネジメントとのコーディネーション能力、ラインマネジメント
への教育能力のいずれでもよい。
A 基礎問題 (必須)
問題-3 (防犯の理論)
模範解答
要素 1
犯意のある行為者
(犯罪企図者)
要素 2
格好なターゲット
(犯罪の目標物)
要素 3
抑止力のある監視者の不在
(監視者の不在)
前提条件
同一空間、同一時間に揃う
問題-4 (防犯設備の構築1)
模範解答
領 域
防 犯 対 策
外周部
開口部や出入口部の物理的な防御を中心に行い、侵入警報システムに
よって強化する。
共用部
施設、場所などに応じて防犯カメラシステムで監視する。
専用部
出入管理システムで入室者を限定する。
A 基礎問題 (必須)
問題-5 (防犯設備の構築2)
模範解答
実
態
防犯設備による対策
人垣をつくり一人が万引き
防犯カメラやミラーを設置し死角を無くす
おとりを使っての万引き
出入り口に万引き防止装置を設置する
店内を徘徊しての万引き
監視している方向が判らないドームカメラを設置する
従業員の目の届かないところでの
万引き
試着できる商品に自鳴式タグを取り付ける
道具を使っての万引き
陳列商品をセンサーケーブル式警報器で係り止
めする
係り止め出来ない高額商品はショウケースに入
れるか、自鳴式タグを取り付ける
問題-6 (防犯設備の構築3)
模範解答
「撮影対象場所」
通達や条例で指定されている場所、犯罪が発生しやすいと思われる場所、防犯診断の結果脆弱で
あると思われる場所、それ以外にもカメラによる記録が必要な箇所などを対象とする
「設置場所」
撮影対象が的確に撮影でき、撮影に対する妨害やカメラへの破壊工作などにも十分配慮して設置
する
「撮影目的と画角の選定」
日本防犯設備協会の画角の選定に準拠し撮影目的に合った画角を選定する
「防犯カメラの選定」
すべての防犯カメラは RBSS 共通機能を満足する能力を有することが望ましい。
暗い場所や逆光状態への対応、妨害工作への対応など必要な機能を備えたものとする
撮影場所の照度や求める解像度などを満足する性能を有したものとする
「デジタルレコーダーの選定」
撮影目的実現できる記録レート、記録する画質と画像サイズ及び記録時間など実現できる機能・性
能を持ったものとする
A 基礎問題 (必須)
問題-7 (総合防犯監査1)
模範解答
監査技法(監査手法)
内
容
レビュー
(ドキュメントレビュ-法)
・文章、記録などの監査資料を入手し、内容を確認する。
・(関係資料を活用して監査する。)
アンケート
(アンケート法)
・質問書への回答から実態を確認する。
・(関係者のセキュリティ理解・認識度のレベルを掌握するために調
査し、活用して監査する。)
インタビュー
(インタビュー法)
・担当者などに質問し、状況を確認する。
・(関係者への聞き取り調査をし、活用して監査する。)
視察
(現地調査法)
・業務を行っている場所、状況を確認する。
・(現地に足を運び、5W1H を活用した調査をし、それを活用して監
査する。)
(チエックリスト法)
・(監査対象となる防犯目的・防犯設備・対象物件に係わる
チエックリストを作成し、それらを活用して監査する。)
問題-8 (総合防犯監査2)
模範解答
防犯対策の整備・運用方針を決定する組織とその責任者
防犯対策の整備・運用責任を担う組織とその責任者
対象物件・防犯設備に係わる全ての人
A 基礎問題 (必須)
問題-9 (総合防犯1)
模範解答
嫌うこと
予想される事項
人の目
人の目につきやすく見通しの良い場所、エリア内コミュニティが良好
な場所、防犯カメラの設置場所などは犯行をあきらめる
音
ガラスの破壊音、ブザー・サイレン、防犯用玉砂利など犯罪企図者は
音を嫌う
光
光による威嚇機器が設置されている場所、照明が明るい場所などで
は犯行をためらったり、あきらめたりする
時間
侵入に時間がかかるようであれば、犯行をあきらめる
逃走困難
犯行後の逃走が困難と感じれば、犯行をあきらめる
問題-10 (総合防犯2)
模範解答
リ ソ ー ス
ひと(人)
もの(物)
かね(金)
権利
信用
情報
時
独自の文化