超精密加工技術をベースに医療関連製品を開発へ

公益財団法人東北活性化研究センター2015年1月作成
超精密加工技術をベースに医療関連製品を開発へ
林精器製造株式会社(福島県須賀川市)
企業の将来像
■精密加工分野において、主力のウォッチケースは伝統的な職人技術と最先端のデジタル
加工技術を組み合わせた鏡面加工手法の確立など、さらなる技術向上に努めていく。
■次代を担う新規分野の開拓も積極的に進め、その一つとして将来的な成長が期待できる
医療機器分野へ事業展開を図るため、医療機器製造業許可を取得。今後、東北大学大学
院歯学研究科や日本大学工学部などと連携し、次世代の歯周病治療機器や非接触で輸液
チューブの流量を計測する装置の開発等に取り組む。また、ロボットによる介護や医療
補助具関連の製品開発も目指す。
■これからも、設計から製造、表面処理、組付け完成までの一貫した対応を強みとして、
顧客へ幅広いサービスを提供すると共に、自社ブランド商品の提供を視野に入れた事業
展開を図る。
会社概要
本社:福島県須賀川市字森宿字日向 45 番地
設立:大正 10 年 4 月 15 日
資本金:9,000 万円
代表者:林 明博
従業員:327 名 電話番号:0248-75-3151 新事業・新商品開発可能性
URL:http://www.hayashiseiki .co.jp 会社外観
いま見えている姿
さらなる広がり
企業紹介
■1921 年東京で創業し、1943 年に福島県須賀川市に疎開。現在は、創業
以来の主力であるウォッチケース製造や、それをベースとした設計技術
及び精密加工・組み立て技術により、電子部品機器製造、装飾・機能め
っき処理、省力機械等の設計・製造を行う。
■東日本大震災では、本社須賀川工場の約 7 割が倒壊または損傷するとい
う過去に例を見ない大きな被害を受けたが、数多くの方々の支援と社員
の奮闘により、比較的早期に復旧でき,全工程の生産再開を果たすこと
ができた。ここからが本当の復興への挑戦と考えている。
水産養殖業
光学機械器具、
レンズ製造業
・精密金属部品
医療機械器具
製造業
電子装置、
電子部品製造業
金属製品塗装、
メッキ、
表面処理業
高級時計ケース
・表面処理
測定機、分析機器
各種メッキ
試験機製造業
イオンプレー
・分析検査機器
ティング
アルマイト処理
福祉機械器具
製造業
・介護用パワーアシスト機器
高齢者用の介護、サポート、
リハビリ機器の開発と製作
精密機械
分析機器
理化学機械製造業
飲食・ホテル
・旅館業
・半導体部品搬送装置
・飲食物精算システム
の治工具
・微 細 部 品 組 み
飲食店で使用される食
耐食性や硬度を求め
立て装置
器や配膳にアドホック
られる部分に使用
超精密部品や
型通信システムを組み
・摺動部材
装置の組み立
込み精算を自動的に行
ベアリング や 軸 受 な
て装置を製造
うシステムを提供
ど耐食性や耐摩耗性
が求められる部材に
使用
・バルブ
洋上風力発電装置の部品
などバルブの耐食性や硬度
機械部品
(バルブ、軸受、ネジ等) を求められる部分に使用
製造業
知的財産(主な特許・ノウハウ・ライセンスなど)
■ノウハウ
【表面処理事業】
・腕時計・金属部品めっき、アクセサリーなどへの加飾、理美容器具
等へのイオンプレーティング処理、金属材料だけでなく自動車部品
プラスチックめっきなど幅広い表面処理に対応。
金属部品、製品、
工具製造業
・整形外科用術具
事業・商品の概要
・ミクロン単位での加工やチタンなどの難削材の加工など、広範囲な
金属加工技術と最新の設計・加工設備を駆使し、ウォッチケースの
ほか、インプラントなどの医療関係部品やプリンタ関係部品、カメ
ラ関係部品などを製造。
・技術的難度が高く熟練を要するザラツ研磨を施した機械式グランド
セイコーのウォッチケース生産を手掛ける。
貴金属製造業
・ウォッチケース
・半導体製造装置
集束イオン
ビーム装置
【精器事業】
・魚介類のトレーサビリティタグ
今後重要になる、
トレーサビリティ
タグの製作
各種めっき製品
・超耐摩耗アルミ特殊陽極酸化処理
・テーパーワイヤー加工技術
・三次元形状曲面鏡面研磨技術
■ライセンス
・ステンレス鋼加圧窒素吸収処理技術(ピュアブライト処理)
・厚膜イオンプレーティング技術(HIC-r 処理)
【メカトロ事業】
・収束イオンビーム装置などの半導体製造装置・部品、分析検査機器
等の医療機器・部品、研磨加工機などの省力機器を設計・製造。
また、介護・医療補助的な分野を想定したロボット SI にも取り組
んでいる。
■資格・認定
・ISO14001:2004、ISO9001:2008、
ISO13485
・医療機器製造業許可(許可番号 07B7200024)
産業用ロボットシステム
■表彰・受賞歴
・第 4 回ものづくり日本大賞/特別賞(2012 年)
※「新事業・新商品開発可能性」はシステム・インテグレーション株式会社の監修による。