平成24年度事業報告 1 建設工事受託事業 2 維持

平成24年度事業報告
1
建設工事受託事業
市町村の下水道管渠工事に係る調査・設計監理及び施工監理の技術支援を行った。
受 託
内
容
市町村数
調査・設計監理
施 工
監
合
理
計
(当初計画)
2
事業費(百万円)
受託料(百万円)
1
31
1
(2)
(46)
(2)
7
2,001
76
(6)
(2,127)
(80)
7
2,032
77
(7)
(2,173)
(82)
維持管理受託事業
(1)流域下水道の維持管理
県から2流域3処理場の維持管理業務を受託した。
項
目
流 域 関 連
市 町 村
現有処理能力
【m3/日】
処理水量
【m3/日】
(前年度)
千曲川流域(下流)
千曲川流域(上流)
犀川安曇野流域
2市1町1村
2市1町
2市
80,000
62,500
42,000
47,252
44,897
21,216
(47,680)
(43,960)
(20,766)
包括的民間委託
包括的民間委託
包括的民間委託
(性能発注・3ヶ年契約) (性能発注・3ヶ年契約) (性能発注・3ヶ年契約)
発注方式
(運転管理業務・
(運転管理業務・
(運転管理業務・
清掃業務等 15 業務・ 清掃業務等 23 業務・ 清掃業務等 14 業務・
薬品(6 品目)の調達)
薬品(6 品目)の調達)
薬品(4 品目)の調達)
受託料(百万円)
700
803
564
(当初計画)
(776)
(924)
(633)
1
(2)公共下水道等の維持管理
①
処理場の維持管理
市町村等から公共下水道終末処理場及び農業集落排水施設の維持管理業務を
受託した。
市町村等数
処理場数
受託料(百万円)
27:5 市 12 町 9 村1組合
43
661
(27:5 市 12 町 9 村1組合)
(43)
(721)
( )は当初計画
②
管渠の維持管理
市町村が設置した公共下水道及び農業集落排水施設の管渠の維持管理業務を
受託した。
市町村数
受託料(百万円)
2:内訳:1市1町
25
(2:【内訳:1市1町】
)
(27)
( )は当初計画
③ 緊急用資機材の備蓄・提供等支援
公共下水道等への有害物質の流入等に対応するための資機材を備蓄し、緊急
時における市町村からの備蓄品の提供依頼と技術者の派遣要請に備えた。
備蓄場所 : 県内7ヶ所
備蓄資材 : オイルフェンス、オイルマット、中和剤等
④ デマンド管理業務
デマンド監視装置を活用した電気料金削減の調査研究を行い、効果があった
ことから、オプション業務として「デマンド管理業務」を確立した。
デマンド管理業務実施状況:3町4処理場
2
3
排水設備工事責任技術者試験及び講習事業等
下水道実施市町村等との協定に基づき、
「排水設備工事責任技術者試験」
「更新講
習」及び「資格試験合格者等の登録事務」を実施した。
協定市町村・組合数 63(19 市 20 町 23 村 1 組合)
項
目
開催回数
更 新 講 習
(当初計画)
受 験 講 習
(当初計画)
7回
1回
修了・合格者数
1,774 人
(2,100)
105 人
(90)
実施時期
備
考
9~11月
9月
受験者数
共 通 試 験
(当初計画)
4
147 人
1回
79 人
責任技術者登録
1,912 人
(当初計画)
(2,175)
10月
(120)
合格率
53.7%
(前年度
50.0%)
調査研究等事業
(1)マンホールポンプの効率的な維持管理と長寿命化に関する共同研究
県・市町村で喫緊の課題としている硫化水素対策を考慮したマンホールポン
プの効率的な維持管理と長寿命化について、平成23年度の県及び(財)下水道
新技術推進機構との共同研究を継続した。
平成24年度はマンホールポンプの維持管理状況を把握するため県内の各市
町村へアンケートを実施、結果を長寿命化計画策定ガイドラインへ反映させ取
りまとめを行った。
(2)市町村下水処理場等の長寿命化計画策定支援に関する調査研究
下水道長寿命化計画策定支援業務のマニュアル(処理場・中継ポンプ場編)
を作成したので、市町村への支援内容、公社委託メリット等をとりまとめ、市
町村への営業活動を行った。
(3)下水処理場における発生汚泥の削減及び省エネ運転に関する研究
下水処理場における維持管理経費削減のため、OD法の処理場における処理
槽内の活性汚泥濃度の違いによる汚泥発生量・電気使用量等の削減に関する研
究を平成23年度に引続き県と共同で行った。
処理槽内の活性汚泥濃度を高めた運転において、汚泥発生量の削減が確認さ
れる時期があったが、データ収集ができない期間が生じたため、調査継続とし
た。
3
(4)環境保全活動の推進
平成23年度までエコアクション21に取組んできた経験を活かし、処理場
の維持管理業務の中で、
「環境活動報告書」を作成しながら自主的な取り組みを
行った。
流域下水道及び公共下水道では、前年度に比べ電力原単位(処理水量1㎥当
たりの使用電力量)を平均で 1.6 %削減した。(ただし、新たな設備が入る等、
条件が大きく変わった処理場は除く)
5
下水道関係職員養成事業
(1)市町村職員を対象とした研修
下水道事業に携わる職員を対象に、下水道に関する知識・技術を習得するため
研修会を開催した。
研 修 名
開催日
参加人員
研
修
内
容
・下水道経営の現状と課
30 人
11 月 20 日(火)
(30)
題について
・新地方公営企業会計と
下水道経営
下水道経営研修
・下水道経営の健全化と
31人
11 月 21 日(水)
(30)
企業会計
・企業会計移行への手順
とポイント
技術職員研修
「下水道事業
業 務 継続計画
85人
2 月5日(火)
(70)
勉強会」
(
災害時の下水道事業
業務継続計画の必要性
や計画策定について
)は当初計画
(2)市町村職員研修の支援
公共下水道の健全経営や職員の資質向上のため、市町村において日本下水道事
業団が主催する研修に職員を参加させる場合の受講料を助成した。
市町村等数:10
受講料負担者:10 人 (10)
4
(
)は当初計画
(3)公社職員の資質向上
下水道公社の自立や職員の資質向上を図るため、各種関連団体が主催する研
修に職員を参加させるとともに、職場内伝達研修により公社の技術向上を図っ
た。また、国家資格取得を促進した。
主 催 者 等
参加者数(人)
日本下水道事業団研修
2
日本下水道協会研修
全日本建設技術協会等研修
国家資格等取得
計
13
16
24
55
(当初計画)
(40)
(4)防災訓練
職員の防災意識を高め、地震や事故等の災害時の適切な対応を図るため、公社
で管理する流域下水道終末処理場や公共下水道処理場において、関係機関と連携
して訓練を実施した。
管 理
事
務
所
南信管理事務所
実
施
日
訓練の内容
12 月 17 日
震度6弱程度の地震が発生したことに伴い、
停電かつ発電機が動作しないことを想定し、緊
急時の初動体制及び連絡体制について訓練を
実施
6 月 19 日
大規模停電が発生し、マンホールポンプ場の
電源が喪失したことを想定し、仮設発電機によ
る電源確保等のための情報伝達及び緊急措置
等について訓練を実施
10 月 12 日
震度6強の地震が発生したことに伴い、故障、
火災が発生し、負傷者が出たことを想定し、情
報伝達及び緊急措置等について訓練を実施
10 月 25 日
震度6強の地震が発生したことに伴い、処理
場の運転停止、消毒用の次亜塩素酸ナトリウム
が漏洩したことを想定し、情報伝達及び緊急措
置等について訓練を実施
12月4日
大規模停電が発生し、マンホールポンプ場の
電源が喪失したことを想定し、仮設発電機によ
る電源確保等のための情報伝達及び緊急措置
等について訓練を実施
11 月 14 日
震度6弱程度の地震が発生したことに伴い、
負傷者が発生、処理場等の主要設備、管路で被
害が出たことを想定し、緊急時の初動体制及び
連絡体制について訓練を実施
千曲川下流管理事務所
千曲川上流管理事務所
中信管理事務所
5
6
普及啓発事業
(1)ホームページによる普及啓発
下水道に関する普及啓発を図るため、建設工事及び処理場維持管理業務の受
託状況や下水道の普及啓発に係るイベント開催予定等の情報を提供した。
掲載内容:建設工事受託市町村数・受託事業費、維持管理受託市町村・受託
処理場、「夏休み水の研究室」の開催状況
等
(2)「下水道の日」のイベント
下水道事業の啓発のため、県及び関係市町村との共催によりイベントを開催
した。
開催場所
イベント名
開催日
参加者数
イベント内容
(前年度)
千曲川流域下水
施設の見学、下水道管内 TV
‘12 下水道ふれ
道上流処理区
7月29日 カメラによる実演、パネル・マンホー
あいデー
終末処理場
ルトイレの展示他
犀川安曇野流域
下水道終末処理場
2012
アクアピア安曇野
ふれあいデー
9月 8日
合
施設の見学、スタンプラリー、微生
物観察、パネル展示、建設機
械試乗体験 他
520 人
(700)
890 人
(780)
1,410 人
計
(1,480)
千曲川上流欄参加者数の前年度は千曲川下流分(第 12 回 クリーンピア千曲まつり)。
(3)夏休み水の研究室の開催
下水道事業の理解を深めてもらうため、夏休みの期間中に小学生を対象とし
た「夏休み水の研究室」を開催した。
管 理 事 務 所
上流管理事務所
(下流管理事務所 共催)
中信管理事務所
開催日
7 月 29 日
8 月1日
実施内容
参加者数(前年度)
顕微鏡による微生物
の観察、場内見学等
顕微鏡による微生物
の観察、場内見学等
72 人(17)
19 人(36)
(4)流域下水道終末処理場の見学者対応
終末処理場の PR や水処理への理解を深めるため、小学生の社会見学や公民
館活動等としての見学者に対し施設を案内した。
管理事務所
千曲川下流
千曲川上流
見学者数
1,184 人
2,153 人
6
中
信
2,183 人
合 計
5,520 人
(5)市町村の下水道普及啓発イベントに対する支援
下水道の適正使用を促進するため、市町村が開催するイベントで配布するた
めの下水道啓発グッズを無償提供した。
啓発グッズ
:下水道マスコットボールペン、クリアファイル等
支援市町村数:2市
(6)市町村の小学校社会見学に対する支援
下水道の適正使用を促進するため、市町村からの依頼により小学生の社会見
学時に配布するための下水道啓発グッズを無償提供した。
啓発グッズ
:パンフレット、下水道マスコットボールペン等
支援市町村数:4町1村
(7)「2012環境フェア in 佐久」に対する支援
5月5日に佐久市で開催された環境フェアにおいて協賛品を提供した。
パンフレット「地球にやさしい下水道」
(8)第 11回信州環境フェア 2012への参加
8 月 25日、26日に長野市ビッグハットで開催された信州環境フェア 201
2に長野県生活排水広報委員会として参加した。
参加内容:パネル展示(下水道のしくみ・役割)
顕微鏡による活性汚泥内の微生物の観察
処理場の流入水と放流水の比較
(9)「あづみ野環境フェア2012」への出展
10月 6 日、7 日に安曇野市堀金総合体育館で開催された環境フェアに出展
した。
出展内容:パネル展示(下水道のしくみ・役割)
(10)よみがえれ諏訪湖
ふれあいまつり 2012 の後援
9月9日にクリーンレイク諏訪(豊田終末処理場)等で開催された平成24年
度 諏訪湖浄化・環境保全促進イベント“よみがえれ諏訪湖
ふれあいまつり
2012”の後援を行った。
※ 平成24年度事業報告の附属明細書
定款第 9 条第1項第 2 号に定める事業報告の附属明細書については、すべて事業
報告へ記載した。
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