国民•取引先等の皆様に向けて コスト縮減 コスト縮減の取り組み ●安全・安心、 品質を確保しながらコスト縮減を着実に進めていきます。 建設コスト縮減の取り組み 首都高の建設費については、民営化時に、2003年以降の残事業費(1兆850億円)に対して10%(1,085億円) のコスト縮減に取り組んでいます。今後もコスト縮減を図りながら、適切な事業費管理を行うと共に中央環状線 機能強化事業を拡充するなど、更なるサービスの水準の向上を図っていきます。 ■首都高で新たに開発した施工技術を活用した事例 ■ 中央環状線大橋JCTでは、当初先行して構築したトン ネルを利用して土留め杭などの仮設物を設置した後に、 ■インハウスVEによる提案事例 ■ 横浜環状北線の新横浜換気所について、必要高さ (収 容する設備に応じた必要な天井高さ)が同じ部屋を同 非開削切開き工法により連結路を構築する計画でした。 一階に集めることで、各階の高さを最小化し、換気所全 された非開削切開き工法を活用することで工法を見直 られました。 しかし、中央環状線山手トンネルの建設に当たり開発 し、連結路をシールドで構築し、非開削切開き工法によ 体の容積を約45%縮小することによりコスト縮減が図 VE検討前 り本線シールドと接続する工法に変更しました。 地上:4階 36,480m3 地下:6階 103,817m3 計: 140,297m3 この結果、仮設構造物の省略や掘削土量の低減等 により工事費の縮減が図られました。 〈当初計画〉 MMST掘削機 大井方向 本線シールド 中間杭 大橋方向 土留め杭 約 連結路シールド (上層) 本線シールド (上層) 連結路シールド (下層) 45 減 % 〈変更後〉 本線シールド (下層) VE検討後 地上:3階 18,166m3 地下:8階 58,600m3 計: 76,766m3 シールド接続部断面図 50 お客様に向けて 管理コスト縮減の取り組み 首都高の管理費については、民営化時に徹底的なコスト縮減を実施し、2005年度までに2002年度比33%の コスト縮減を図りました。引き続き、コスト縮減を図りながら、点検・補修体制の強化など、安全・安心の確保に 努めていきます。 路線ごとに決められた曜日・時間帯における夜間 ■LED機器等の導入 ■ 10号晴海線において、道路照明に高速道路初とな 交通規制で実施していた工事を、昼夜連続一車線規制 る白色LED照明を設置しました。引き続き、八重洲線 規制費を縮減しました。 JCT〜大井JCT間の照明や内照式標識設備にLED灯 により複数の工事を集約化して実施することで、交通 地域 国•際社会に向けて ■高速道路上工事における集中工事方式の実施 ■ 八重洲トンネルや中央環状線山手トンネルの大橋 具を導入するなど、高速道路設備の節電に伴う維持管 理コストの低減について、今後も積極的に取り組んで 国民 取•引先等の 皆様に向けて いきます。 活力あふれる職場に向けて 集中工事(昼) LED照明(10号晴海線) 集中工事(夜) 事業計画 ■料金精算機の導入 ■ 料金所に、お客様ご自身の操作で通行料金をお支払 いいただく料金精算機を導入し、料金収受コストを縮 減しました。 LED照明(八重洲線八重洲トンネル) ■会社経費の縮減 ■ 日常業務においては、光熱水費、通信費、備品、消耗 品等の縮減を図る「ケーヒスマート!プロジェクト」 を実施しています。また、備品、事務用品等の調達コス トの縮減を図るためリバースオークションを採用し 料金精算機本体 料金精算機前面パネル ています。 51
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