Page 1 Page 2 食物繊維としてペクチンを使用した液体の濃厚流動食品

■ 標準組成
成 分
単 位
エネルギー
2010年日本人の
食事摂取基準
ハイネイーゲル
100kcal
100kcal
300kcal
[125mL] [1袋]
●アミノ酸組成(分析例)
必須アミノ酸 g/100kcal
(70歳以上男性)
400kcal
[1袋]
推奨量 上限量
イソロイシン
0.14
ロイシン
0.26
リシン
0.42
kcal
100
300
400
タンパク質 16 %*1
g
4.0
12.0
16.0
脂 質
g
2.2
6.6
8.8
メチオニン
0.08
飽和脂肪酸
g
0.85
2.6
3.4
シスチン
0.03
MCT
g
0.64
1.9
2.6
フェニルアラニン
0.11
n-6系脂肪酸
g
0.39
1.2
1.6
チロシン
0.07
n-3系脂肪酸
g
0.14
0.4
0.6
スレオニン
0.10
炭水化物
g
16.76
50.3
67.0
トリプトファン
0.04
g
15.38
46.1
61.5
食物繊維
g
1.38
4.1
5.5
水 分
g
110
330
440
ビタミンB1
mg
0.225
0.68
0.90
1.2
ビタミンB2
mg
0.238
0.71
0.95
1.3
ナイアシン
mgNE
2.25
6.8
9.0
13
300
ビタミンB6
mg
0.30
0.9
1.2
1.4
50
葉 酸
μg
30
90
120
240
1300
ビタミンB12
μg
0.30
0.9
1.20
2.4
ビオチン
μg
4.25
12.8
17.0
50*2
パントテン酸
mg
1.25
3.8
5.0
6*2
ビタミンC
mg
52.5
158
210
100
ビタミンA
μgRE
(IU)
20%*1
64%*1
糖質
ビタミン
ビタミンE
mg
ビタミンD
μg
(IU)
ビタミンK
μg
ナトリウム
mg
(mEq)
食塩相当量
*4
g
60
8
*2
19
以上*3
2700
7.0*2
750
7.1
9.5
1.25
(50.0) 3.8
(150) 5.0
(200) 5.5
18.8
*2
166.3
(7.2) 499
(22) 665
(29)
0.422
1.27
1.50
1.69
mg
(mEq)
151.3
(4.3) 454
(13) 605
(17)
カリウム
mg
(mEq)
156.3
(4.0) 469
(12) 625
(16) 2500*2
マグネシウム
mg
(mmol)
22.5
(0.9) 68
(2.8)
カルシウム
mg
(mmol)
58.8
(1.47) 176
(4.4) 235
(5.9) 700
リン
mg
(mmol)
82.5
(2.6) 248
(7.9) 330
(10.5) 1000*2 3000
ミネラル
クロール
90
(3.7) 320
μg
2.88
8.6
11.5
35
モリブデン
μg
5.0
15.0
20.0
25
550
マンガン
mg
0.325
0.98
1.30
4.0*2
11
鉄
mg
0.588
1.76
2.35
7.0
50
銅
mg
0.080
0.24
0.32
0.8
10
亜鉛
mg
1.20
3.6
4.8
1
1
40
セレン
μg
3.25
9.8
13.0
30
260
ヨウ素
μg
13.8
41
55
130
2200
*1:エネルギー比率 *2:目安量 *3:目標量 *4:食塩相当量
(g)
:ナトリウム
(mg)
×2.54/1000
0.25
アラニン
0.21
アスパラギン酸
0.31
グルタミン酸
0.54
グリシン
0.44
プロリン
0.30
セリン
0.15
小計
2.20
合計
3.70
0.41
フィッシャー比
(BCAA/AAA)
4.3
非タンパク熱量
/窒素比(NPC/N)
131
アミノ酸スコア
100
端 数 が 四 捨 五 入 処 理 のため 、小
計、合計に誤差を生じるところがあ
ります。
%
C8:0
カプリル酸
25.2
C10:0
カプリン酸
8.6
C16:0
パルミチン酸
9.9
C18:0
ステアリン酸
1.3
C18:1(n-9) オレイン酸
27.2
C18:2(n-6)リノール酸
20.5
C18:3(n-3)α-リノレン酸
2300
クロム
アルギニン
脂肪酸
75
25.0
0.08
小計
必須アミノ酸
/全アミノ酸
●脂肪酸組成(分析例)
50
*2
6.25
0.17
0.68
非必須アミノ酸 g/100kcal
67.5
(225) 203
(675) 270
(900) 800
2.38
バリン
ヒスチジン
必須アミノ酸
/非必須アミノ酸
7.3
100
合計
飽和脂肪酸
0.85g/100kcal
(7.7%)
n-6系脂肪酸
0.39g/100kcal
(3.5%)
n-3系脂肪酸
0.14g/100kcal
(1.2%)
( )
:エネルギー比率
3:1
n-6:n-3
■ 性状・物性
pH
5.5∼7.5
粘度(25℃) 約10mPa・s
比重(25℃) 1.07
浸透圧
約360mOsm/L
■ 風味
紅茶風味
■ 包装
ハイネイーゲル 300kcal/375mL×16袋
ハイネイーゲル 400kcal/500mL×12袋
■ 賞味期限
本品は大豆、ゼラチンを含みますので、アレルギーを示す方はご使用にならないで下さい。
製造日より9ヵ月
(賞味期限は容器に記載)
使用上の注意
原材料名
マルトデキストリン、大豆タンパク酵素分解物、コラーゲン加水分解物、植物油、中鎖
脂肪酸トリグリセライド、酵母、コンブエキス、増粘剤(増粘多糖類)、リシン、ピロリン
酸Na、塩化K、酸味料、リン酸Ca、V.C、水酸化K、ロイシン、バリン、メチオニン、イソロ
イシン、結晶セルロース、酸化Mg、トリプトファン、ヒスチジン、香料、V.E、ナイアシン、
ピロリン酸鉄、パントテン酸Ca、V.B 6、V.B1、V.B 2、V.A、葉酸、V.K 2、V.D、V.B12、(原材
料の一部に大豆、ゼラチンを含む)
保存方法
暗所に保存して下さい。常温で保存できますが、なるべく冷所に保存して下さい。凍結
するような場所は避けて下さい。
お取扱い上の注意
販 売 者
販売提携
②静脈内には絶対に投与しないで下さい。
③容器に漏れ、膨張がみられるもの、開封時に内容液の色・味・臭いに異常がみられた
もの、または凝固、分離しているものはご使用にならないで下さい。
④温める場合は開栓せずにお湯に浸け、体温程度を目安として加温して下さい。長時
間加熱、繰り返し加熱はしないで下さい。
⑤果汁などの酸性物質や多量の塩類などの混和は凝固することがありますので避けて下さい。
⑥開封後はすみやかにご使用下さい。全量を使用しない場合の残液は廃棄し、再使用
しないで下さい。
⑦賞味期限内にご使用下さい。
保管・取扱いには十分ご注意下さい。
①この容器は落下・衝撃等により破損しやすいので、
②容器のまま電子レンジや直火にかけないで下さい。
①医師、管理栄養士等の指導によりご使用下さい。本品のみで栄養補給する場合は、
各種栄養素の補給量や水分量に注意してご使用下さい。
*長期に保存した場合、原料由来の成分が沈殿あるいは液表面に浮上し、白くなるこ
とがありますので、よく振ってご使用下さい。栄養上に問題はありません。
ハイネイーゲルに関するお問い合わせは
お客様相談センター
0120-872-873
2015年10月改訂
HNA0515J01
MQ
(8655)
◆
日本人の食事摂取基準(2010年版)
を参考に各種栄養素を調整、 1日あたり1,200∼1,600kcalを標準的な摂取量としています。
◆
大豆ペプチド、
コラーゲンペプチドを使用した消化態の濃厚流動食品です。
◆
食物繊維にペクチン
(100kcalあたり0.9g)
を使用しています。
◆
pHの低下により液体からゲル状に流動性が変化(注)します。
水分補給に配慮し、100kcalあたり摂取できる水分量を
110mLに調整しています。
◆
◆
液体栄養としての操作が可能です。
(注)胃酸の分泌量や酸度の違いによって、ゲル状に変化しない場合が
あります。
®
■ ペクチンを含有する濃厚流動食品「ハイネイーゲル 」
食物繊維としてペクチンを使用した液体の濃厚流動食品です。
pHの低下により液体からゲル状に流動性が変化します。
水分補給に配慮し、100kcalあたり摂取できる水分量を110mLに調整しています。
1袋あたりエネルギー
300
kcal
/375mL
水 分
330
■ 組成の特徴
日本人の食事摂取基準(2010年版)を参考に各種栄養素を調整、
1日あたり1,200kcal∼1,600kcalを標準的な摂取量としています。
エネルギー比率
1袋あたりエネルギー
400
タンパク質
kcal
/500mL
16%
水 分
440
mL
炭水化物(糖質+食物繊維) 16.8g/100kcal
炭水化物
%
エネルギー:0.8kcal/mL
水 分 量:100kcalあたり110mL
ペクチン量:100kcalあたり0.9g
1日あたり
摂取エネルギー
食物繊維
ペクチン その他繊維
(糖質+食物繊維)
20%
吸収効率に配慮した脂肪酸組成
n-6系脂肪酸 : n-3系脂肪酸 = 3:1
MCT(中鎖脂肪酸トリグリセライド)を全脂肪の約34%
脂肪酸の供給源
米油(n-6系脂肪酸)、エゴマ油(n-3系脂肪酸)
タンパク質原料の内訳
100kcalあたり摂取できる水分量を110mLに調整しています。
ハイネイーゲルの組み合わせ
1200kcal
1日あたり
摂取エネルギー
消化吸収に配慮し、低分子ペプチド(大豆ペプチド、コ
ラーゲンペプチド)とアミノ酸を使用した消化態タイ
16%
ハイネイーゲルの組み合わせ
1540mL
プです。
乳タンパク質は使用していません。
大豆ペプチド
48%
コラーゲン
ペプチド
摂取できる水分量
1320mL
タンパク質 4.0g/100kcal
アミノ酸
1400kcal
摂取できる水分量
36%
100kcalあたり
ペクチン の 役 割
1.食物繊維として
ペクチン
リン酸カルシウム
ペクチン
(Pectin:分子量 50,000∼360,000)
消化管内では腸内細菌で分解されますが、消化
機能し、整腸作用やコレステロール低下作用など
を有すると言われています。
2.流動食のゲル化
+
Ca
Ca
2+
2+
Ca
2+
架橋構造に変化
ペクチンはカルシウムイオンとの反応により、
架橋
バッグ内ではイオン化せず、カルシウムはリン酸
カルシウムとして存在します。
pHが酸性(注)に傾くとカルシウムがイオン化し、
ペクチンとの反応により、ハイネイーゲルは液体
からゲル状に変化します。
(注)胃酸の分泌量や酸度の違いによって、
ゲル状に変化しない場合があります。
1.92g
5.76g
7.68g
コラーゲンペプチド
1.44g
4.32g
5.76g
アミノ酸
0.64g
1.92g
2.56g
Ca2+
ペクチン鎖
(多糖) 「エッグボックス※」の形成
カルシウムイオンがペクチンの間に入り込み結合した状態をエッグ
ボックスといい、
三次元の網目構造が形成されゲル化します。
※M.A.V. Axelos and J. ‒F. Thibault:The Chemistry and Technology of Pectin
(Edited by Reginald H.Walter), ACADEMIC PRESS, INC. 1991;p111−113
コラゲナーゼ
膠質浸透圧の維持
蛋白質
コラーゲンの架橋化
内 皮
上 皮
コラーゲンの合成・沈着
鉄
線維芽細胞
酸素の供給
蛋白質・核酸の合成
増殖期
リンパ球
マクロファージ
好中球
NOの基質
炎症期
フィブリン
血小板
血液凝固期
代謝亢進の抑制
銅
組織再構築期
血管新生
アミノ酸 細胞増殖
亜鉛
構造に変化し、
流動食をゲル化します。
ハイネイーゲルに使用したリン酸カルシウムは、
大豆ペプチド
細胞のエネルギー基質
炭水化物
pHが低下
カルシウムイオン
ペクチン
300kcal(袋) 400kcal(袋)
創傷の治癒過程と各種栄養の関与
Ca(PO
3
4)
2
は、
植物の葉、
茎、
果実に含まれる複合多糖類です。
酵素では分解されないことから食物繊維として
0.9g/100kcal
0.5g/100kcal
脂 質 2.2g/100kcal
(その他食物繊維:100kcalあたり0.5g)
水分補給への配慮
マルトデキストリン 15.4g/100kcal
脂 質
64
mL
糖 質
遅延型皮膚
反応増強
幼弱化
エネルギー基質
Bacterial
translocation
の防止
ビタミンC
ビタミンA
ビタミンB
諸酵素のco-factor
蛋白同化作用
成長ホルモン
アルギニン
グルタミン
受傷後の時間経過
深柄 和彦, 他: 別冊「医学のあゆみ」
(監修/玉熊正悦),医歯薬出版1996: p39-44より作成