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協 会 報
(10)
今月の
さん
平成27年10月号
能越自動車道の輪島道路(能登空港 IC∼輪島 IC 間、
距離11.5km)の輪島市三井町の建設現場にお邪魔しま
した。
−ここでは何を造っているのですか?
輪島道路の盛土の下を横断する場所打ちコンクリー
トのボックスを造っています。ボックスといっても、
この地帯は山林で木材等を搬出する必要があることか
ら大型トラックでも通行できる大きいものです。
−ここでのあなたの役割は、なんですか?
入社してまだ2年なので、先輩たちのもとで監督見
習として働いています。
−今の会社に入社し土木を選んだ理由を教えて下さい。
羽咋市で育ち羽咋工業高校で土木学科を学んだこと
から、土木の仕事ができる地元の建設業と思い今の会
社を選びました。
小倉建設株式会社
松岡裕也さん
業
種:土木監督見習い
経験年数:2年
年
齢:20歳
−都会等の大きな建設会社という選択はなかったので
すか?
ありません。自分は姉と二人兄弟の長男ですので、
親も私も最初から地元志向でした。
−入社して現場に出た時、何を感じましたか?
わからない専門用語がたくさんあり、測量のやり方
も違いました。何よりも気になったのが先輩に対する
態度や接し方でした。
−続けていけそうですか?
会社に同期生(ライバル)が2名、また羽咋工業高
校卒の先輩もたくさんいますので心配していた先輩にもなじみ、一緒にいる時間のほうが楽しく、問題は
ありません。
−会社は羽咋工業高校の卒業生は多いのですか?
はい、土木部では過半数以上の十数名が羽咋工業高校卒だそうです。
−一大派閥ですね
(笑い)
。聞くところによると30代の中堅が少なく困っているそうですが、あなたはその
担い手として期待されますね。
土木施工管理の2級の学科を高校時代に取得しました。実務経験3年がたちますと資格取得に挑戦し1日
も早く一人立ちできるよう頑張ります。
−大きな体ですがスポーツは何かやっていましたか?
178センチ115キロあります。中学校より弓道をはじめ高校でも続けていました。
−柔道か相撲かと思っていたのですが、意外と繊細なんですね。ところで後輩たちにも言える土木の魅力
を教えてください。
ここへ来る前は、七尾市の大泊地内で能越自動車道の道路造りに従事していました。つきなみですが土
木の喜びとは完成させる達成感、また、その仕事が地域に貢献しているといった満足感だと思います。い
までも完成した大泊の現場を通るたびにそんなことを感じます。また、余談ですが、あの時あの場所で叱
られたんだという自分しかわからない思い出も湧いてきます。
−現場へ出入りする人たちとのコミュニケーションは大丈夫ですか?
下請さんも出入り業者の方もみんなこの地元の人で、年配の人たちばかりです。私が新米と分かってい
ますので、仕事を教わることがほとんどです。休憩時間には、からかわれたり、かばってもらったりとコ
ミュニケーションは大丈夫だと思います。
−最後にあなたの趣味や人生設計を教えてください。
趣味は休日等に友達とドライブなど出かけることです。人生設計としては30歳までには結婚しようと思
っています。
能登に生まれ、能登の人々に育まれ成長し、能登につくし能登で終える。建設業の「メイド・イン・ノ
ト!」に出会った感じです。10年後は良き家庭を持ち職場の中堅として現場に立つ姿が見えてきます。
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けんせつ一番星☆
「-Sunset Express-MOVE」毎月第4火曜日
18 : 00∼18 : 05
エフエム石川で毎回、建設業界で働く業界のホープ「けんせつ一番星☆」の方にインタビューし
建設業界の魅力や仕事への意気込みなどに迫ります。
是非お聞きください。