CaN International Group News letter 2015 年 4 月号(Vol. 9) 本ニュースレターは、CaN International Group の関係者の皆様に、各国における新規トピックス、CaN International Group の連絡事項等についてお知らせ しております。掲載情報に関しまして、当社は細心の注意を払っておりますが、内容についていかなる表明・保証を行うものではありません。 【目次】 Ⅰ 最新の各国動向 ■ⅰ) 拡大する日系人材系企業のアジア事業、現地日系企業が抱える人材に関する課題解決は進むか …P,2 ■ⅱ) JCB、アジア商業銀行とデビットカード発行、ターゲット層を拡大へ …P,2-3 今月の新興国ワード 『恒久的施設(PE)』***新興国にまつわる基礎的キーワードを解説*** …P,3 Ⅱ 諸制度ハイライト ■ⅰ)東南アジアの飲酒規制 …P,4 ■ⅱ) Ⅲ 国外居住の親族に係る扶養控除等の書類の添付義務化 …P,4 出張レポート 第 9 回フィリピン ■ⅰ) 「フィリピンの首都マニラを訪ねて」…P,5-6 ■ⅱ) 「フィリピン第 2 の都市セブシティを訪ねて」…P,6-7 ■ⅲ) 外食ジョリビーが海外展開加速、日本進出も …P,7 Ⅳ CaN からのお知らせ ■ⅰ)JETRO の海外税務にかかわる貿易投資相談に関する情報照会対応業務を受託しました …P,8 ■ⅱ)商工中金様の「メキシコ投資ガイド」の執筆を弊社が担当しました …P,8 ⒸCaN International Group 1 Ⅰ 最新の各国動向 ■ⅰ) むか 拡大する日系人材系企業のアジア事業、現地日系企業が抱える人材に関する課題解決は進 パソナグループは、2015 年 3 月 24 日に、インドネシアの人材サービス会社「PT Dutagriya Sarana」(DGS)の株式の 49.0%を取得し、子会社化する方針を決定した。海外では初のM&A(合併・買収)であり、4 月中の最終合意を目指し ている。 同社によると、近年 ASEAN に進出する日系企業は増加しており、中でも ASEAN 最大の人口と国内市場を有するイン ドネシアにおいては、自動車業界をはじめ日系企業の進出が顕著であり、今後も高い成長力が期待されるとのことで ある。また、本件における株式の取得の理由として、日系企業の人材需要が旺盛であることに加えて、現地における 労務管理、従業員満足度の向上、人材育成など、人材サービスへの要望が多岐に広がっていることを挙げている。 パソナグループは 2012 年 1 月に PT Pasona HR Indonesia を設立して人材紹介と人事コンサルティング事業を既 に展開しており、順調に業績を拡大していた。しかし、人材派遣のほか、現地のマネジメントや従業員を育成するため の教育・研修についても日系企業から強い要望を得ていたが、外資参入規制により早期のサービス提供が困難であっ た。このため、DGS 社の子会社化が顧客ニーズに応える最適な選択肢であると判断した。 DGS 社はホワイトカラーの人材派遣で同国有数の規模を誇り、金融、ITなどの専門分野に強く、現地の銀行、保険会 社、メーカーをはじめとする様々な業界の大手企業を顧客としている。2014 年 12 月期の売上高は約 10 億円。今後、 DGS 社がパソナグループのサービスメニューやノウハウおよびネットワークを活用し、現地企業や日系企業の顧客層 を拡大していくことによって、更なる成長を見込む。パソナグループは、日系企業の人財戦略と成長を支えるパート ナーとして、国内と同水準の人材サービスをインドネシアで展開する狙いだ。 日系現地企業向けの各種人材サービスに対応すべく、アジアにおける事業を拡大しているのはパソナグループだ けではない。リクルートグループ、JAC グループ、テンプグループ等もここ数年アジアにおいて急速にサービスメニュ ー及び陣容を拡大している。 インドネシアに関わらず、東南アジアにおける事業活動において、多くの日系企業が「人材の確保、育成、雇用上の 問題」を最も大きな経営課題の一つとして挙げている。日系人材系企業による現地における支援体制の拡大は、こう した課題を抱える日本企業にとって追い風である。 ■ⅱ) JCB、アジア商業銀行とデビットカード発行、ターゲット層を拡大へ JCBの海外事業子会社JCBインターナショナル(JCBI)は 3 月 23 日、ベトナムの民間大手商業銀行のアジア商業銀 行(ACB)とJCBブランドカードの発行を開始した。同社がベトナムの銀行とカードを発行するのは6行目となる。これ までは主にベトナムの富裕層向けにクレジットカードを発行していたが、今回は中間所得層から富裕層までの幅広い 層が簡単に作れるデビットカードをそろえた。カード黎明期にターゲット層を広げてブランド浸透を図り、早期にシェア 拡大を目指したい考えだ。 ホーチミン市内のホテルで開催した式典で、JCBIの三宮社長は、「クレジットとデビットの両カードを発行することで、 より幅広いお客様にJCBカードをご利用頂きたい」と話した。 ⒸCaN International Group 2 デビットカードは、ACBに口座を持っていれば 15 分で発行できる手軽さで、クレジットカードを敬遠する消費者や、審 査に通らない消費者などにも売り込んでいく。まだ現金主体のベトナムで、デビットカードを浸透させるとともに、JCB ブランドを広めていきたい考えだ。 日本では利用が進んでいないデビットカードであるが、ベトナムでは長らく現金が主要な決済手段であったこと、 信用情報制度が整備途上であり、銀行が定めるクレジットカード審査が厳しいことから、クレジットカードよりもデビット カードの発行枚数が多い(2009 年時点でクレジットカード市場は 35 万枚、取引額 4.2 兆ドン、デビットカード市場は発行 枚数 2,130 万枚、取引額 53.7 兆ドン)。また、クレジットカードの普及は都市部の富裕層や中間所得層に偏っており、そ れ以外の所得層への普及は限定的である。 利用目的別にみると、クレジットカードは旅行費や余暇商品の支払いに利用されているのに対して、デビットカードは 食料品や洋服品などの日用品の支払いによく利用されている。 ベトナムの現地マーケットへの進出を検討している日系企業におかれては、決済手段としてデビットカードの利用も 検討されたい。 今月の新興国ワード ******新興国にまつわる基礎的キーワードを解説******* 本コーナーでは、新興国を理解するための基礎ワードについて実例を踏まえて 解説していきます。さて今回のキーワードは ・・・? 恒久的施設(Permanent Establishment) 「恒久的施設」とは「PE」(Permanent Establishment)とも呼ばれて、日本企業が海外で事業を行うために設けた支 店・工場など、事業を行う一定の施設等をいいます。国際税務に関する重要な概念であり、外国法人に対する課税の 根拠となるものです。定義の詳細は国によって異なりますが、通常、一国に恒久的施設を有する法人は、当該国にお ける国内源泉所得について課税されます。日本における PE の定義は次の 3 つの種類に区分されています。 (1) 「支店 PE」:支店、出張所、事業所、事務所、工場、倉庫業者の倉庫、鉱山・採石場等天然資源を採取する場所。 (2) 「建設 PE」:建設、据付け、組立て等の建設作業等のための役務の提供で、1 年を超えて行うもの。 (3) 「代理人 PE」:非居住者のためにその事業に関し契約を結ぶ権限のある者で、常にその権限を行使する者や在 庫商品を保有しその出入庫管理を代理で行う者、あるいは注文を受けるための代理人等。 日本国内に恒久的施設を有するかどうかを判定するに当たっては、形式的に行うのではなく機能的な側面を重視 して判定することになります。 自社の事業活動が対象国の恒久的施設に該当した場合、思わぬ税務コストが生じてしまうことがあります。恒久的 施設の概念は各国によって異なるため、十分な留意が必要となります。 ******************************************* ⒸCaN International Group 3 Ⅱ 諸制度ハイライト ■ⅰ)東南アジアの飲酒規制 シンガポールでは、2013 年 12 月に酒に酔った労働者による暴動が発生したことを受けて、週末と祝日における公 共の場での飲酒と酒類販売が暫定措置として禁止されていた。今回、正式に法制化され、2015 年 4 月以降、夜の 22 時 30 分から朝の 7 時まで公共の場における飲酒と小売店における酒類の販売ができなくなる。この法案に関しての FAQ によると、ホーカー(屋台)やコーヒーショップは公共の場所とみなされるものの、酒類販売のライセンスを保持し ている飲食店においては、営業時間中であれば飲酒が可能とされている。この規制には、最大で 2,000 シンガポール ドルの罰金と最大 3 ヵ月の禁固刑という罰則規定もあるため、同地を訪問する場合には留意しなければならない。 このようにシンガポールでは、主に治安の観点から夜間の飲酒を規制しているが、インドネシアでは飲酒を禁じるイ スラム教の教義を重んじて、同じくこの 4 月から小型小売店舗における酒類の販売が禁止される。 酒類に関わるビジネスを展開する企業にあっては、このような飲酒や酒類販売に係る規制の動向にも留意して事 業に取り組む必要がある。 ■ⅱ) 国外居住の親族に係る扶養控除等の書類の添付義務化 多数の国外扶養親族を扶養控除の対象として申告し、多額の扶養控除が適用された結果、所得税の課税がない者 が多数見受けられたという会計検査院の検査結果を受けて、扶養控除に係る書類の添付が義務化された。 具体的には、非居住者である親族に係る扶養控除、配偶者控除、同特別控除、障害者控除の適用を受ける居住者は、 親族関係書類及び送金関係書類を確定申告書に添付、または提出の際に提示しなければならないとするものである。 ただし、年末調整により納税が完結する給与所得者のケースでは、年末調整時において親族関係書類及び送金関係 書類を提出、または提示することになる。 親族関係書類(①又は②のいずれかの書類) ①戸籍の附票の写しその他国又は地方公共団体が発行した書類で、その非居住者がその居住者の親族であるこ とを証するもの及びその親族の旅券の写し ②外国政府又は外国の地方公共団体が発行した書類で、その非居住者がその居住者の親族であることを証する もの(その親族の氏名、住所及び生年月日の記載があるものに限る。) 送金関係書類 その年における以下の①又は②の書類で、その非居住者である親族の生活費又は教育費に充てるためのその居 住者からの支払が、必要の都度、行われたことを明らかにするものである。 ①金融機関が行う為替取引によりその居住者からその親族へ向けた支払が行われたことを明らかにする書類 ②クレジットカード会社が交付したカードを提示してその親族が商品等を購入したこと及びその商品等の購入代金 に相当する額をその居住者から受領したことを明らかにする書類 この改正は、2016 年 1 月 1 日以降に支払われる給与等、及び 2016 年分以降の所得税について適用される。上記内 容に沿った税制改正が行われることになると、年末調整に際して、具体的に準備すべき書類を従業員に通知する事 務負担の増加が予想される。また、親族関係書類及び送金関係書類が外国語により作成されている場合には訳文を 添付することとされているため、事前の十分な周知と準備が必要である。 ⒸCaN International Group 4 Ⅲ 出張レポート第 9 回フィリピン ■ⅰ) 「フィリピンの首都マニラを訪ねて」 公認会計士 中田 浩和 2015 年 2 月にフィリピンのマニラを訪問しました。マニラは、フィリピンの首都でも あり、その中でも特に近年成長著しいメトロ・マニラを今回は訪問しました。メトロ・マ ニラという州自体は存在しませんが、フィリピンの政治、経済、文化、交通及び情報の 中心地であり、マニラや旧首都ケソンを含む 16 市と 1 町により構成される首都圏一帯 のことを指してメトロ・マニラと呼びます。 メトロ・マニラは、ニノイ・アキノ国際空港からタクシーで 30~40 分ほどの場所にあ り、メトロ・マニラの一帯は至る所でビルやコンドミニアムなどの建設が行われていま した。通勤、帰宅時間帯の交通渋滞がひどく、通常、車で 15 分ほどで行ける距離であ っても 1 時間近くかかることも多く、慢性的な交通渋滞に住人は悩まされています。 メトロ・マニラには、グリーンベルト、グ ロリエッタ、SM マカティやモールオブアジ オフィスビルの建築風景 アなどの大規模なショッピング・モールが多数あり、ショッピング・モール内 にいる限りでは、ここが発展途上国のフィリピンであることを感じさせな い雰囲気があります。また、ショッピング・モール内のテナントも一流ブラン ラ ドのお店が軒を連ねており、約 1 万人ほどいると言われるフィリピン富裕者 層や、海外駐在員向けの富裕層向けビジネスは日本と遜色のない印象を 受けました。 高層ビルが立ち並ぶメトロ・マニラ フィリピン、特に、メトロ・マニラでは、フィ リピン人富裕層や海外からの駐在員が多いのですが、一方で、メトロ・マニラを離れて 地方都市に行くと貧富の差を感じます。フィリピンには 1 億人程度の人口がいますが、 メトロ・マニラを中心とした一部の地域のみに富裕者層が集中しており、地方には依 然として貧困層が多く存在し、まだまだ中間層が育っていない印象を受けます。 一方で、フィリピン人の携帯電話の所持率は比較的高く、中国製のスマートフォンを Cherry Mobile、My Phone、Starmobile などの地元メーカーが低価格で販売しています。 また、メトロ・マニラの至る所でフリーWiFi が利用できたりと日本よりも WiFi 環境は進 んでいるようにも感じます。このような背景もあって、フィリピンの Facebook 利用者 は、2015 年 1 月時点で 3,400 万人に上り、日本の Facebook 利用者が 2,200 万人であ ることからすると、CtoC プラットフォーム・ビジネスのマーケットとしての潜在的な魅 フィリピン料理 力も十分に兼ね備えているのではないかと思います。 ⒸCaN International Group 5 また、最近では、安価で、豊富な労働力を求めて、日系企業のフィリピン への海外進出が非常に多くなっています。フィリピン人の月給は、他の東 南アジア諸国と比べても依然として低く、また、インフレ率が比較的緩や かであることから中期的な生産コストの見込みが立ちやすく、さらに、フィ リピンからの海外輸出を前提とする場合には、PEZA などの投資優遇も受 け ら れ る た め 、 フ ィ リ ピ ン の 生 産 拠 点 と し て の 役 割 が今後益々注目されます。 2015 年 3 月 31 日 オフィスビルの建設風景 ■ⅱ) 「フィリピン第 2 の都市セブシティを訪ねて」 国際税務担当 山岡 靖 2015 年 2 月にフィリピンのセブシティを訪問しました。セブは、フィリピンの首 都マニラから 600Km ほど南にあり、セブ州の州都セブシティは、マニラに次ぐ フィリピン第2の大都市です。美しい珊瑚礁や白い砂浜等、豊かな観光資源に恵 まれたリゾート地域として名高いセブですが、今回私が訪ねたのは商業地域で あるセブシティのラホグ地区にあるアジアタウン IT パークです。アジアタウン IT パークは、マクタン島のセブ国際空港からタクシーで約 30 分ほどの場所にあり、 IT パークへの入居企業は、一定期間の法人税免除をはじめとした PEZA 認定企 業向けの各種優遇措置を受けることができます。今回私が訪問した会社も IT パークのゲート PEZA の投資優遇措置を受けていました。 フィリピンでは近年、コールセンター事業等のビジネス・プロセス・アウト ソーシング産業が大きく成長しており、セブでも同じ状況となっています。 アジアタウン IT パークはコールセンター業務、ソフトウェア制作等を行う 外資企業の集積地となっています。日本人向けのオンライン英会話事業 や、アメリカ、ヨーロッパからのコールセンター事業を行っている企業も多 く、IT パークは 24 時間稼働しています。外資企業の駐在員のランニングコ ースとしても有名なようで、私が訪ねたときも多くの外国人がランニング をしている姿が見られました。IT パーク内はジョリビーとケンタッキー・フ 近代的なビジネス環境が整 ライド・チキンの店舗が隣接しており、外資企業が多いこの地域を象徴し 備されている IT パーク ていると感じました。 ⒸCaN International Group 6 フィリピンは周辺諸国と比較し、高い水準の英語力を持つ人材が豊富に 存在するのですが、セブはマニラよりもミンダナオ島等のフィリピン南部の 島々からの距離が近いため、その分マニラよりも安価な賃金で人材を採用 することが出来るとのことです。また、オフィス等の賃料もマニラよりも低 く、最近は IT を中心とした日本の中小企業の進出も多く見受けられます。一 方、マニラほどではないのですが、セブシティでも交通渋滞が激しくなって おり、また、大気汚染が進んでいるようです。セブシティに駐在する外国人 は、自動車の排気ガスで呼吸器官の疾患を患うことが多いとのことで、セ IT パークには Starbucks 等の飲食店が並ぶ ブといえば自然豊かな環境をイメージしていた私には驚きでした。 アジアタウン IT パークでは継続して商業ビルの建設が進んでおり、東南アジアのオフショア開発地域として益々の 発展が見込まれます。 2015 年 3 月 31 日 ≪フィリピン概況≫ 人口 9,234 万人(2010 年) 国土 約 29.9 万平方キロメートル(日本の約 8 割) 首都 マニラ 時差 1 時間(日本との時差) 気候 熱帯モンスーン気候。高温多雨である。 ただし、国土が南北に細長く、地域によって異なる。 民族 マレー系が主体。ほかに中国系、スペイン系及びこれらとの 混血並びに少数民族がいる。 宗教 カトリック(83%)、その他のキリスト教(10%)、イスラム教 (5%)、その他 主要産業 農林水産業、コールセンター事業等のビジネス・プロセス・ア ウトソーシング(BPO)産業を含めたサービス業 ■ⅱ) 外食ジョリビーが海外展開加速、日本進出も フィリピン外食最大手ジョリビー・フーズは 3 月 24 日、海外展開を強化する意向を表明した。年内にカナダに初進出 し、日本、欧州への出店も検討していることを明らかにした。 同社のイスマエル・バイサ最高財務責任者(CFO)は「2~3年後、我々は日本か欧州に進出しているだろう」と述べ ている。フィリピン政府によると日本では永住者も含め約 24 万人、欧州では約 77 万人のフィリピン人が暮らしており、 同社は「故郷の味」を求める需要が多いと考えている。現在、日本と欧州で出店可能な場所を選定中である。 ジョリビーはフィリピン国内で圧倒的人気を誇るフライドチキンを中心としたファストフードチェーンであり、米国や中 東などフィリピン人が多く住む国には既に進出している。 ジョリビ―が日本でも味わえる日に期待したい。 ⒸCaN International Group 7 Ⅳ CaN からのお知らせ ■ⅰ)JETRO の海外税務にかかわる貿易投資相談に関する情報照会対応業務を受託しました CaN International Group は、2015 年度の JETRO の海外税務にかかわる貿易投資相談に関する情報照会対応業務 を受託しました。 https://www.jetro.go.jp/procurement/bid/item/20150129533result.html 本入札にあたっては、大手監査法人や中堅会計事務所も多数入札した中で、最終的 に弊社グループの実績と海外実務対応力が評価され、選考される結果となりました。今 後とも日系企業の海外進出支援業務に注力していく所存でございます。 ■ⅱ)商工中金様の「メキシコ投資ガイド」の執筆を弊社が担当しました 2015 年 2 月 28 日にされた発行された商工中金様の「メキシコ投資ガイド」の執筆を 弊社が担当しました。昨今、日系企業の進出先として、東南アジア市場と並んで中南米 市場が注目されております。メキシコの進出を検討される企業様におかれましては、メ キシコ投資環境の基礎情報の取得にご利用頂ければ幸いです。 ⒸCaN International Group 8 CaN International Group Contact ◆Tokyo 03-6280-3660 [email protected] ◆Singapore yamaoka @caninternational.co ◆China / Hong Kong [email protected] ◆Thailand [email protected] ◆Vietnam [email protected] Our Services クロスボーダーに係るコンサルティング業務 1.海外進出コンサルティング 2.クロスボーダーM&A コンサルティング 3.国際税務コンサルティング 4.地域統括拠点コンサルティング 5.海外コンプライアンス業務 6.各種国内税務業務(CaN International 税理士法人) 大久保 昭平 CaN International Group 代表 公認会計士/税理士 立命館大学卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(ファイナンス)。2003 年、新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所。監 査業務、コンサルティング業務経験の後、2010 年、シンガポールにて SCS Global Group に参画。2011 年、SCS Global Financial Advisory Pte. Ltd.設立、代表取締役就任。クロスボーダーM&A、シンガポール IPO、国際税務、海外進出、事業戦略等に係るコンサルティングを 行う。2012 年、日本に帰国し CaN International Group 設立、代表に就任。 清水 厚 CaN Accounting Advisory(株) 代表 公認会計士/公認内部監査人 一橋大学商学部経営学科卒業。監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)、Deloitte & Touche LLP トロント事務所駐在を経 て、株式会社清水国際経営研究所を設立、代表取締役に就任。2013 年 5 月 CaN International に参画、パートナーに就任。 星野 海 CaN International China 代表 公認会計士/社団法人日本証券アナリスト協会検定会員 東京大学文学部歴史文化学科卒業。三井物産、KPMG、シンガポールでの資産運用会社設立、 NAC 名南を経て、2013 年 CaN International グループに参画、中国を中心に星海財務コンサルティング集団を設立し、執行董事・総経理に就任。 安藤 崇 CaN International Vietnam 代表 南山大学法学部卒業。一般事業会社、NAC 国際会計グループなどを経て、日系企業のベトナム進出プロジェクトにて現地法人の設立 及び立ち上げ業務を経験。その後、NAC 国際会計 Group の現地法人代表としてベトナム事業の立ち上げを行う。2014 年、CaN International のベトナム拠点代表として各種コンサルティング業務に従事。 ⒸCaN International Group 9
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