【研究室名】 微細素子科学研究室 【担当教員】 教授 冬木 隆、助教 畑山 智亮、矢野 裕司 【教育目的】 半導体を基盤として、ナノメートルレベルで制御された極微構造を有する電子材料 の創成と、量子物性の発現、制御を目指す。さらに、高効率光電エネルギー変換や超 低損失電力制御デバイスなど、持続的発展社会を支えるシステムの要素となる機能的 エネルギーエレクトロニクスデバイスへの応用に展開する。これらの研究を支え推進 する若手技術者・研究者の育成を目的に、基礎から応用に係わる系統的な教育を行う。 【指導方針】 “ものづくり”を基盤として、電子材料作製や物性制御、微細加工の実験的研究を 重視して教育を行う。材料物性の解明やデバイスの設計、試作、機能評価など、実験 データを自ら取得、解析する中から、必要とする学術的知識を積極的に獲得し体系化 できるように指導する。 【ゼミナール】 主要研究テーマ別に構成するグループ単位で、教育、研究を進める。毎週開かれる 定例のミーティングで、研究進捗状況の報告、議論を行う。さらに、2 ヶ月に1回程 度開かれる研究室内研究会において、個々の研究成果を全体に報告、討議する中から、 研究の位置づけ、研究業績を自ら認識し、研究マネージメント能力を培う。併せて、 日常的に雑誌会、輪講会などを開き、広い分野の知識と最新の情報の収集に努める。 【参考書】 松波弘之著「半導体工学」昭晃堂 阿部正紀著「電子物性概論 量子論の基礎」培風館 “Physics of Semiconductor Devices” “Introduction to Solid State Physics” S.M.Sze, Wiley-Interscience Charles Kittel, Wiley 【修士学位取得条件】 与えられた大きなテーマの中で、重要な課題を抽出し、それを解決するための研究 計画を教員とともに立案する。自ら積極的にその課題に取り組み、成果としてまとめ ていく能力を有する。 【博士学位取得条件】 自らが興味を抱くテーマの中で、重要な学術的課題を抽出し、それを解決する研究 計画を自ら立案遂行する能力を持つ。科学的に独創的な物性発現、解明や、従来に無 い新しい工学的機能を発揮するデバイス開発などを行い、世界に発信できる研究実力 を有する。
© Copyright 2024 ExpyDoc